J-AC TOP40 　2021年5月22日付けチャート

2021年5月22日付けチャートを振り返っていきます。

今週のチャート

　

ニューエントリー

今週のニューエントリーは4曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は4曲中2曲でした（2曲当てたのは久しぶりです。少し盛り返したか）。

　


40位　なないろ / BUMP OF CHICKEN　　　　　 　 　　　 　　

初登場予想：×

　　
　最近は初登場40位が非常に多いですね。4/24、5/1、5/15、5/22ですか。過去5週中4週で初登場が40位です。「1週後に入ってくると思っていた曲が、最下位付近に滑り込み」最近はそんなパターンが続きます。この曲もそうで、入ってくるのは来週だと思っていました。BUMP OF CHICKENが5月18日（今週火曜日）にリリースした新曲で、朝ドラ「おかえりモネ」の主題歌。...そう、半年に1回のビッグタイアップ、「朝ドラ主題歌」のお出ましです。皆さんご存じの通り、朝ドラ主題歌はもれなく大ヒットになります。1つ前の「泣き笑いのエピソード」と3つ前の「フレア」は年間トップ3レベル。4つ前の「優しいあの子」は年間5位、2つ前の「星影のエール」は年間8位ということで、最近は特に大ヒットが続いていますね。この曲も、よほどのことがない限りはロングヒットになるでしょう。これからのチャートの主役になる1曲だと思われます。

　ただ、1位を獲れるかどうかは分かりません。ここ最近の朝ドラ主題歌は全て1位を獲得していますが、この曲は非常にライバルが多い。後から書きますが、あいみょん・Official髭男dism・星野源・back number・米津玄師が5~6月に新曲をリリースします。いやあ、強い......。強すぎる面子です。朝ドラ主題歌のこの曲は、非常に強いライバルたちに打ち勝ち、1位を獲得できるのか。これはチャートの大きな見どころになるでしょう。

39位　sha・la・la・la /　宮本浩次　　　　 　 　　　 　　

初登場予想：〇

　　
　先週は40位・39位・38位が初登場。そして今週は40位・39位が初登場。最近は本当に下位固め打ちの傾向が目立ちます。チャート記録マンとしては、オープニングから非常に忙しくて困るんですよ笑
　しかし、こちらは予想通り！昨年8月の「P.S. I Love you」以来9ヶ月ぶり、今年になってからは初めてとなる宮本浩次さんです。昨年は「P.S. I Love you」が年間16位、「ハレルヤ」が年間25位となんと2曲が年間入り。エレカシ時代はそこまで飛びぬけて強くはありませんでしたが、ソロになってから飛躍的に成績が向上しています。ロングエントリー曲が多いのも特徴で、最近入った曲はどの曲も印象に残るチャートアクションをしていますね。

　こちらの新曲は、6月16日にリリースされるCDシングル。5月13日から先行配信され、そのポイントで早くも入ってきました。先行配信で入ってきたので、またしてもロングエントリーになりそうな予感がしますね。玉木宏さん主演、ドラマ「桜の塔」主題歌。私も見ていますが、警視総監を巡る濃密な権力争いが非常に面白い。最終回に向けて目が離せないドラマです。

34位　1995 /　平井堅　　　　 　 　　　 　　

初登場予想：〇

　　
　5月12日に通算10枚目となるニューアルバム「あなたになりたかった」をリリースした平井堅さん。鉄板のシングルと、攻めたアルバム曲のバランスが非常によく、「アルバム」のよさを感じさせてくれる力強い1枚です。こちらはアルバムに収録されている新曲であり、リード曲。平井堅さんが、自身のデビュー年である1995年を独自に解釈。MVも話題となっている注目の1曲です。オンエア数が多かったので、アルバム曲ですが入ってくると予想しました。予想通りエントリーし、そして今日は予想通りアルバム特集もありましたね。ダブルでうれしかったです。エントリーは昨年2月にリリースしたあいみょんとのコラボ曲「怪物さん」（年間15位）以来ですね。

　曲が単体で消費されるこの時代に、「アルバム」の存在価値を問い直したという平井堅さん。渾身の1作であるこのアルバムは、その価値を確信できる1枚になっていると思います。非常に濃密なので、最初から最後までどっぷりと聴けるんです。皆さんも、ぜひアルバム1枚を通して聴いてみてください。アーティスト・平井堅の真骨頂を感じられること間違いありません。

29位　ANSWER...SHADOW / φMI 　　　　　 　 　　　 　　

初登場予想：×

　　
　先週コメントゲストだったφMI（オミ）さん。三代目、登坂広臣さんによるソロプロジェクトですね。LDH（EXILE）系列は最近ほとんど入らず、エントリーの可能性は低いと見ていました。しかし、コメントゲストの影響があったようで見事エントリーとなりました。ソロとしてはこれが初エントリーということで、おめでとうございます。

　5月12日に収録されたソロ1stEPに収録されたタイトルトラック。おそらく、セールスポイントが多くを占めていると思われるので、来週以降どこまで頑張れるか。まずは来週、なんとしてもランクアップを成し遂げたいところです。

今週のチャートアクション

★THIS WEEK'S No.1★

ついにやった！万歳！！

　素晴らしいことが起こりました。今月のマンスリーピックアップであるYUKIの「Baby, it's you」がエントリー10週目で1位を獲得！28→20→12→8→6→5→7→6→4位と来て、エントリー10週目での1位獲得となりました。2ケタ10週目になっての1位獲得というのは極めて「遅咲き」で、このサイトに掲載している2016年以降ではなんと最も遅い記録になります（9週目での1位は多いんですが、10週目となると1曲もないようです）。もう一つ珍しいのが、いったん7位まで順位を下げた曲が1位を獲得したということです。7週目に7位まで下げてしまったとき、私は「1位争いからは脱落」とはっきり書いてしまいました（これまで、7位まで下げてから巻き返した曲はなかったと思うからです）。しかし、そこから6位→4位→1位とうなぎ上りに急上昇。先月にリリースしたアルバムのリリース効果と、今月のマンスリーピックアップ効果があってのことでしょう。「10週目」「7位からの巻き返し」。2つの点で、この1位は非常に珍しく、そして価値のあるものになったと思います（もちろん、全く予想していませんでした。予想できない）。YUKIさん、本当におめでとうございます！

　YUKIさんの1位となると、一体いつ以来になるのでしょうか。私は2016年以降のチャートは全て記録し終えましたが、2016年以降は1曲もありません。2015年以前に1位を獲得したことはあったのでしょうか？知っている方がおられたら、情報提供をお願いします。
　


★WELCOME TO TOP10★

　あいみょんと藤井風がトップ10入り。あいみょんの「愛を知るまでは」は意外と控えめで9位。トップ10入りは10曲連続、通算では12曲目です。今週は9位と控えめでしたが、近いうちの1位は揺るがないでしょう。
藤井風の「きらり」はエントリー3週目でのトップ10入り。トップ10入りは「旅路」以来2か月ぶりで、通算4曲連続で4曲目。昨年「優しさ」で初めてチャートインしましたが、トップ10率は驚異の100％です。30位→18位→10位という豪快な上げっぷりも見事ですね。最近は一気に上げる曲が少なく、10位台で止まる傾向があるので、このように一気に上げてくるのはやはり非常に勢いがあるということだと思います。
　


最も順位を上げた曲

　
最も順位を下げた曲

最長エントリー

　

トップ10落ち

　

チャート詳細

31-40位

　


　30位台ですが、特に大きな動きはありません。先週38位に初登場したHomecomingsは、じわり2ランクアップ。今月はスマッシュブレイクで、さすがにもう少し順位を伸ばすと思っていました。36位ということで、圏外になってしまわないか心配な位置となっています。ぜひともここから盛り上がりを見せてほしいですね。
　その他は全てダウン曲。大ダウンはなく、そこまで激しい動きはありません。7ランクと大きめに下げたのがAimer×VaundyとUVERworld。しかし、2組ともこれまで書いてきたように健闘しています。UVERworldは2ケタ10週目で最近の曲では1番の成績。Aimer×Vaundyは31位で踏みとどまり9週目。来週もう1週踏みとどまれば、2ケタのエントリーを達成です。アルバム曲で10週に乗せればかなり健闘のイメージがあります。来週はぜひ残ってほしいものですね。ドラマ主題歌の松たか子さんは1ランクダウンにとどめたものの37位。元気がなく、このまま圏外も覚悟しなくてはいけません。再エントリーの東京事変も力なく下げ38位。通算は13週目であり、ロングエントリーに乗せていますが、今回の再エントリー分（5週）は全く元気がありません。これでは盛り上がらないですね。
　ロングエントリー組が2曲。長い間頑張っていた2曲も、ついに30位台です。ヨルシカの「春泥棒」は3ランクダウンにとどめ35位。これで19週目であり、来週は大台の20週目。ぜひ、有終の美を飾ってほしいところですね。秦基博の「泣き笑いのエピソード」は4ランクダウンで33位。相変わらず、「春泥棒」との距離が近い。この2曲は常に近い順位にランクインしており、最後までいいライバル関係ですね。秦基博さんとしては、朝ドラが終了し、次の主題歌「なないろ」もエントリー。逆風が強いですが、来週はなんとか耐えられるでしょうか。


　

21-30位

　まずはジャンプアップから。先週40位初登場のTWICEは12ランクのジャンプアップで28位。うーん、一応ジャンプアップではありますが、40位スタートと考えるとこれは低調と言わざるを得ません。今週はセールス反映週。いつものTWICEなら、トップ10前後にはエントリーしています。そう考えると28位はかなり低いですね。それもそのはず、セールスがかなり下がっているんですね。この曲の初週売上は7.5万枚。この時代に立派な数字ではありますが、TWICEのシングルの中ではかなり低調です。累計30万枚台が多かったTWICEですが、初週7.5万枚はかなり寂しい。アーティストパワーの減退？かなり気になる数字ですね。
　YOASOBIの「もう少しだけ」は9ランクアップの22位。こちらは極めて順調といえます。10位台までは間違いなく行くでしょう。今後激戦が予想されるトップ10に果たして食い込めるか？真価の問われる1曲になりそうです。ジャンプアップではありませんが、上げてきたのが2曲。髭男の「Cry Baby」はエントリー3週目で24位。普通のアーティストなら「順調」と書くところですが、彼らにしてはかなり控えめです。いきなり10位台に入ってきて、そのまま上位に定着する曲ばかりでしたからね。「Universe」に頭を押さえ付けられているのか、思ったような上昇ができません。自分たちの曲に邪魔をされるとは、これも強者の宿命でしょうか。一方、フレッシュな新勢力、Adoの「踊」は元気いっぱいの21位。最近はエントリーしてもすぐに消えてしまう新顔が多い中、21位まで上げてきたのは明らかに他とは違う勢いがあります。来週は10位台を狙う週であり、さらに上げてくるような本格的に面白くなるでしょう。
　ダウン曲は3曲。健闘しているのは3曲です。星野源と藤井風はダブルエントリーの影響を感じさせず、非常に安定しています。どちらもわずか3ランクのダウンにとどめ、年間入りは確実。星野源の「創造」はロングエントリーの13週に乗せ、堅調なヒットになりました（この後、「不思議」がもっと大きなヒットになりそうですね）。緑黄色社会の「たとえたとえ」も20位台で踏みとどまり9週目。2ケタの10週目はほぼ確実となり、非常に頑張っていると思います。
　ダウン曲のうち、残念なのは2曲。BTSの「Film out」は力なく下げ25位。「1位候補」なんて書いたことが悔やまれます。新曲「Butter」がリリースになりましたが、こちらは日本シングルではないので恐らく入りません。世界的アーティストになりましたが、J-ACでは逆に成績を下げるという残念なことになりましたね。そのBTSを上回り、もっとも残念なのはWANIMA。「Chilly Chili Sauce」が7ランクダウンで上位争いから脱落しています。先週熱いメッセージとプレゼントを寄せてくれたアーティストにこの仕打ち、鬼のような厳しさですね。先週も書きましたが、入れる曲を間違えてしまったようにしか見えません。

11-20位

　


　まずは何といっても東京事変。緑酒が21位から20位に再・再浮上。そう、これは2度目の再浮上です。「永遠の不在証明」もエントリーしており、条件的には不利なはずですが、そんな条件をはねのけし、2度も再浮上しているのは素晴らしい。昨年は5週くらいであっけなく消えてしまうことが多かった東京事変ですが、今作は非常に頑張っています。久しぶりの2ケタエントリーも十分に狙えそうですね。この素晴らしい頑張りを心からたたえたいと思います。
　「再・再浮上」の経験曲がもう1曲ありますね。そう、Awesome City Clubの「勿忘」です。今週はさすがにダウンしましたが、堅調に18位をキープ。トップ10入りがないのに、ポイントはすごいことになっています。年間チャートが本当に楽しみです。aikoの「磁石」は抜群の安定感で、5週連続の10位台。トップ10から外れた後も崩れず、非常に大きな粘りです。あいみょんの「桜が降る夜は」はほとんど下がらず16位。新曲がトップ10入りしましたが、全く崩れませんね。文句を言いたくもなりますが、もっと異常な曲が1つありますから（「〇niverse」）、そこまでの怒りはありません。
　その他上位争いです。NiziUの「Take a picture」は痛恨の1ランクダウン。8週目で初めてのダウンで、トップ10を前に跳ね返される結果になりました。残念ながら、先週予想した通りの展開ですね。西川貴教さんは3ランクダウンですが15位と健闘。10位台に3週とかなり頑張っています。13位は星野源の「不思議」。今週は「ご祝儀」でトップ10入りもあるかもと思いましたが、意外と大人しく13位でした。あれだけ大量のリクエストが入れば、普通はトップ10入りするはずです。それが13位ですから、何らかの調整（トップ10入りを遅らせる調整）は入っていると思いますね。私としては、こういう調整は大歓迎ですね（いろいろな曲にトップ10入りしてほしいから）。
　[Alexandros]の「閃光」が11ランクのジャンプアップで17位！2週連続のジャンプアップで、素晴らしい上昇を見せています。最近は振るわなかったアレキですが、心機一転、これはトップ10を目指せるかもしれません。髭男の「Cry Baby」と同じ週のエントリーで、順位も近かったわけですが、「Cry Baby」が1度もジャンプアップできず、この曲が2週連続でジャンプアップするとは思いませんでした。久しぶりに気を吐いていると思います。
　トップ10落ちは2曲。久しぶり（8週ぶり？）の2枚替えです。しかし、そのうちの1曲はマカロニえんぴつ。先週10位から惜しくも1ランクダウンとなってしまいました。非常に残念ですが、まだまだ駆け出しのアーティスト。トップ10の家賃は少々高かったようですね。今後は10位台での粘りを期待したいと思います。もう1曲は手嶌葵の「ただいま」。3ランクダウンの12位ですが、こちらはトップ10内に8週とビッグヒットになりました。16年の「明日への手紙」以来のエントリーでしたが、「明日への手紙」に続く年間入りは確実。順位もかなりいいところまで行きそうです。

トップ10

　トップ10予想は2週連続の全外し。あいみょんと藤井風のトップ10入りは的中しましたが、思ったより順位が上がらず9位と10位。最近は、一気に上位まで上がる曲が本当に少なくなりました。いきなりトップ5に食い込んだ曲は相当少ないのではないでしょうか。10-FEETの「アオ」が12位から4位に上がったことがありましたが、もしかするとそれ以来ないかもしれませんね。「ポニーテイル」や「Universe」も、下から少しずつ上がっていった曲ですからね。あいみょんや星野源、髭男もその傾向になりそう。となると、「急上昇」タイプの曲が見当たらないんですよ。
　ビッケブランカの「ポニーテイル」はついに引きずり降ろされ2位。連覇記録は5週、通算では7週でいったんストップです。リクエストの数は相変わらず多いようですが、さすがに他のポイントが枯れてきているでしょう。とはいえ、YUKIも絶対王者とはいえず、来週は最後となる1位のチャンスがありそうです。くるりのアルバム曲「I Love You」はやはり1位は獲れず1ランクダウン。しかし、トップ10は5週目と健闘しています。新曲を頭から押さえつけ、全く衰えない「Universe」が4位、ワンオクの新曲「Renegades」が5位をキープと、トップ5の顔触れは変わりません。
　驚いたのはスピッツ。「紫の夜を越えて」がなんと2ランクの再浮上で6位！先週8位まで下げてしまい、今週はトップ10落ちを予想していました（すみません）。この巻き返しは非常に大きく、トップ10内に6週目、年間入りはほぼ確実となりました。7位と8位は「元・4強」。宇多田ヒカルと10-FEETがそれぞれ1ランクのダウンにとどめています。「4強」とは、髭男・ビッケブランカ・10-FEET・宇多田ヒカルのことで、少し前までトップ4を独占していた人たちです。今も全曲トップ10をキープしているわけで、やはり非常に強い。うち2曲は、いまだに2位と4位ですからね。異常に強いです。この4組の中で、最後までトップ10に残るのは誰でしょうか。おそらく「ポニーテイル」と「Universe」の争いですが、一体この2曲はどこまで頑張り続けるのでしょうか。

　

さよならトップ40

先週39位「夜は仄か」Eve　
IN【1】TOP10【0】HIGH【39】

　先週「1週で圏外の危険もあり」と書いていた曲ですが、完全にフラグになってしまいました。予想通りになってしまい、ばつが悪いです。まあ、「1週遅れで39位」という、出だしからかなり条件の悪い曲ではありました。2週目に残れるだけの力がなかったようです。3曲目のエントリーはほろ苦いものとなったものとなったEveさんですが、落ち込むことはありません。最近は「そもそもエントリーしない」曲も非常に多いですからね。初登場予想に実力のあるアーティストの名前を書いても、入ってこないことが増えました。そんな状況の中で、エントリーすること自体が立派なのです。

先週37位「タカラモノ」平井大　
IN【7】TOP10【0】HIGH【17】

　長きにわたり、30位台で低迷して平井大さんですが、この曲では久しぶりに健闘。最高17位まで上昇し、10位台を2週記録。トータルポイントは久しぶりの3ケタです（112ポイント）。4月17日に18位を記録しましたが、これはなんと約2年ぶりの10位台でした。約2年もの間、ずっと30位台で低迷していたわけですから、忸怩たる思いがあったと思います。トータル7週は好記録とはいえませんが、久しぶりに意地を見せることはできたでしょう。5月9日には新曲「Hero」をリリース。ちょっと遅めになっていますが、来週あたり入れ替わりで入ってくるかもしれません。

先週35位「開幕宣言」Novelbright　
IN【1】TOP10【0】HIGH【35】

　開幕即閉幕かよ。　開幕宣言は閉幕宣言でもあったという、全く笑えない展開になってしまいました。先週、期待感を高めるような書き方をしてしまいましたが、これでは期待も何もあったものではない。本当に残念なことになってしまいました。

　最近は1~2週でのチャートアウトが多く、今週は圏外になった4曲のうち2曲が1週曲でした。最近はこんなことが続いており、驚きもなくなりました。要するに、チャートの最下位付近で曲をちょこちょこと入れ替えているだけです。上位の曲にはほとんど変動が生じていません。上位に上がっていく曲は、いつものメンバーばかり。非常に問題のある傾向だと思いますね。

先週33位「ヘビースモーク」にしな　
IN【5】TOP10【0】HIGH【26】

　先月のスマッシュブレイク。月が変わるとオンエアがほぼなくなるので、順位を落としていくのがいつものパターンです。5月に入ってからも3週エントリーしており、初登場が遅かった割には頑張った部類だと思います。チャートアクションを見ても、26位が1回（最高位）、28位が2回と、中位でよく頑張ったのではないでしょうか。最近は1~2週が本当に多いので、5週というのが随分立派な数字に見えるようになりました。
　

来週の展望

トップ10予想

　
　来週も期待を込めて2枚替えを予想です。「元・4強」の10-FEETと宇多田ヒカルがトップ10落ちするという予想になっています。2組ともだいぶ弱っており、下の曲からはそろそろ突き上げが欲しいところ。新たなトップ10には、今週13位の星野源と17位の[Alexandros]を予想しました。星野源は、CDシングルのリリースは6月23日とまだまだ先ですが、早めのトップ10入りは固いでしょう。リクエストも多く稼いでいるようで、かなりの追い風を感じます。とはいえ、最近は「少しずつ上げる」傾向が強いので、今週のあいみょんと同じ9位に予想しました。39位→28位→17位と勢いよく上げてきた[Alexandros]はもう1伸びあればトップ10が目指せる位置に付けました。2019年の「あまりにも素敵な夜だから」以来となるトップ10を期待したいと思います。「元・4強」の粘りと、下からの突き上げ。その対決にご注目ください。
　1位予想ですが、本当ならあいみょんの「愛を知るまでは」を来週の1位予想にするつもりでした。早くから入ってきたので、あっという間に1位を獲得するのかと思いきや、先週は11位、今週は9位と意外と縮こまっています（ぶちぎれた私が馬鹿みたいじゃないですか）。来週はリリース週で、さらなるランクアップは確実ですが、さすがに9位から一気の1位は考えにくいでしょう。とはいえ、このあたりでブーストがかかりそうな予感はあります。そのあたりのバランスを考え、3位まで上がる予想にしました。ということで、1位はYUKIの「Baby, it's you」が2連覇という予想になりました。来週はマンスリーピックアップの最終週で、そこを1位で締めることができれば非常にきれいな流れになります。「ポニーテイル」の1位復帰もないことはなさそうですが、さすがに分が悪いでしょうか。
　4位～7位は全て1ランクダウン。最近の保守的なチャートに影響され、私の予想も随分保守的になりました。今週10位に入った藤井風が急上昇すれば面白いですが、藤井風さんはこれまでのトップ10が全て6位以下の「下位専」。勢いは素晴らしいのですが、実はトップ5に入ったこともないのです。今回はそれを打ち破れるでしょうか。私はあまり自信が持てなかったので、8位という控えめな予想になりました。彼が「風」を巻き起こしてくれればチャートも面白くなります。それを期待したいところですね。

　

初登場曲予想（5/29）

　back numberが「エメラルド」以来となる新曲「怪盗」をリリース。あいみょんや星野源らと激しく1位を争う1曲となりそうです。3曲目に挙げたのはLiSAさん。今週コメントゲストで登場しておられましたね。オンエアされた楽曲「Another Great Day!!」はすごくかっこいい曲で、それもそのはず、B'zの松本さんとのコラボ曲になっています。1回聴いただけですごく気に入ったので、ぜひエントリーしてほしいです。

　それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう！