J-AC TOP40  2021年5月8日付けチャート

Last-modified: 2021-05-11 (火) 08:19:59

2021年5月8日付けチャートを振り返っていきます。


今週のチャート

20210508.png




 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは4曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は4曲中1曲でした。



39位 閃光 / [Alexandros]           

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初登場予想:×


 
 昨年12月の「風になって(1 Half ver.)」以来5か月ぶりのエントリー。3月17日にはベストアルバムをリリースした[Alexandros]の最新楽曲で、5月5日にリリースされたCDシングルです。今週はリリース週でしたが、すでに先行配信もされており、そのポイントでランクインしてきたのでしょう。まずは好調な滑り出しだと思います。彼ららしい疾走感のあるロックチューンで、こういう曲を書かせたら本当にかっこいい。いわゆる「鉄板」の1曲だと思いますね。5月7日に公開となった映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の主題歌に起用されており、ヒットの期待が高まります。

 [Alexandros]は、昨年3曲がエントリーしたものの、いずれも振るいませんでした。特に「Beast」「風になって」は散々な成績で、トップ10どころかトップ20にも絡めませんでした。2019年は「あまりにも素敵な夜だから」が年間レベルのヒットとなりましたが、それ以来振るわない成績が続いています。今作は久しぶりに巻き返し、J-ACチャートに閃光を放ってほしいところです。



37位 Cry Baby / Official髭男dism            

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初登場予想:〇


 
 予想通り入ってきました。Official髭男dismが5月7日(きのう)リリースした配信シングル。リリースしか1日しかたっていませんが、当然のごとくエントリーしています。エントリーは「Universe」以来ちょうど4か月ぶり。その「Universe」はまだ2位にいるわけですから、いかに異常なレベルのヒットになっているかがよく分かります。TVアニメ『東京リベンジャーズ』オープニング主題歌の主題歌として書き下ろされ、ミュージックビデオも公開されています。最近の曲には珍しく、シリアスな曲調が特徴で、藤原さんの歌声には拳を振り下ろすようなパワーを感じますね。

 え、この曲には怒らないのかって?...怒りません。リリース翌日のエントリーと大変早いですが、これはまだまともなチャートアクションです。同じ5月7日リリースで、すでに先週エントリーしている「異常曲」に比べれば、はるかにまともであり、納得がいきます(逆に言うと、「異常曲」には今も怒りが収まりません)。あの曲が1位を獲るくらいなら、この曲が1位を獲るほうがまだましです。

 2019年から、J-ACのチャートは大きく様変わりしました。彼ら、Official髭男dismと、先週「異常曲」をエントリーさせたあいみょん。この2組が大ヒットを連発するようになり、年間チャートの上位を占領する事態になっています。前の曲がまだトップ10にいるのに、すぐさま次の曲が入ってくる。そして、隙間なく入れ替わっていく。そんな現象が、ここ最近続いています。今回も、5月7日に2組が仲良くそろって新曲をリリースしました。これからまた、当たり前のように1位を争っていくのでしょう。この風潮に、私は正直うんざりしています。どこを切り取っても同じ。金太郎飴みたいなチャートは見たくないのです。もっと、いろいろなアーティストに上位を争ってほしいし、いい曲はしっかりと上昇してほしい。「Cry Baby」とは言いますが、泣きたい気分なのはこっちです。




34位 踊 / Ado            

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初登場予想:×


 
 これは素晴らしい!世間で話題になっている流れを捉え、見事初エントリーとなりました。こういうエントリーは大歓迎ですし、もっと増やしてほしいと思います。Adoさん、初エントリーおめでとうございます!

 デビュー曲「うっせえわ」が大きな話題となった現役高校生シンガー、Adoさん。本作は4月27日にリリースされた配信シングルです。ビルボードのHOT BUZZ SONGでは星野源を抑えて1位を獲得し、過去の曲もチャート上位にランクインしています。今ノリに乗っているアーティストであり、J-ACにもその影響力が及ぶことになりました。紛れもなく、「世間で流行っている」曲ですから、エントリーしてくるのも納得です。こういう曲が入ってくると、チャートが活性化される。全力で応援していきたいと思いますね。

 大ヒットした「うっせえわ」は、歌詞が物議を呼びました。正直、おっさんの私には「きっついわ」という感じでしたが笑、曲自体はすごくかっこいいですよね。この曲は、洗練されてさらにかっこよくなっていると感じます。踊れるキラーチューンになっていますね。歌詞は相変わらず強烈で、冒頭から「半端ならK.O」とぶん殴ってきます。その若さとパワーで、J-ACチャートにも「殴り込み」を期待します。



30位 きらり / 藤井風            

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初登場予想:×


 
 勢いが止まりません。現在「旅路」がランクイン中の藤井風さんですが、早くも新曲がエントリーしてきました。「旅路」からはわずか2か月ぶりで、通算4曲目のエントリー。過去の3曲は全てトップ10入りしており、しかも全てトップ10に4週以上と安定。もはや「新人」とは呼べません。J-ACの強豪アーティストです。本作は5月3日にリリースされた配信シングルで、HONDA「VEZEL e:HEV」のCMソングに起用されています。リリース週に入ってくるのはもはや当然といった貫録があります。CMの「グルーヴ感」から着想を得た1曲で、非常にグルーヴィーな仕上がりになっていますすね。何度も繰り返しリピートし、病みつきになるような心地よさがあります。

 安定感のあるヒットを飛ばしており、次に欲しいのはトップ10入りと年間入りです。過去最高位は6位であり、トップ10は多いですが全て下半分という珍しいアーティスト。さらなる上位に進出し、定着できるようならば、初となる年間入りも見えてくるでしょう。
 



今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

ポニーテイルビッケブランカv6(2+4)12週目



 ビッケブランカの「ポニーテイル」が4連覇で通算6度目の1位。相変わらず、下から勢いよく上がってくる曲がないのでフリーパス状態です。「1位争い」が全く機能していない。私がこの番組を聴き始めてから一番つまらない状態です。
 


WELCOME TO TOP10

トップ10入れ替わりなし
もう滅茶苦茶だよこのチャート...



 
 


最も順位を上げた曲

26位不思議星野源↑132週目



 
最も順位を下げた曲

25位旅路藤井風↓1010週目


最長エントリー

20週目27位泣き笑いのエピソード秦基博↓3
18週目3位UniverseOfficial髭男dism↓1
17週目24位春泥棒ヨルシカ↓1

 

トップ10落ち

トップ10入れ替わりなし
もう滅茶苦茶だよこのチャート...
 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31永遠の不在証明東京事変↓411w(8+3)
32Presence I(feat.KID FRESINO)STUTS&松たか子with3exes↓13w
335月のシンフォニー堀込泰行↑32w
34Adonew1w
35四季クリープハイプ↓75w
36Backwards三浦大知↑28w
37Cry BabyOfficila髭男dismnew1w
38Dream on the streetDA PUMP↓66w
39閃光[Alexandros]new1w
40鋼の羽根RADWIMPS↓75w

 


 初登場は3曲。その他の30位台をチェックしていきます。まずはなんといっても36位。三浦大知の「Backwards」が再浮上を決めました!!先週は38位であり、誰もが「このまま圏外」と思ったところでしょう。2ランクとはいえ、再浮上は素晴らしい粘りで、8週目のエントリーを決めました。要因は4月21日にCDシングルをリリースしたことです。ジャンプアップとはなりませんでしたが、多少のポイントはあったのでしょう。最下位付近から息を吹き返した粘りをたたえたいと思います。
 手痛いダウン曲が目立ちます。40位には7ランクダウンでRADWIMPS。オール30位台の5週と信じられないレベルの不調になっています。38位は6週目のDA PUMP。3週目に21位まで行きましたが、その後跳ね返されています。奇跡の再登場を果たした東京事変の「永遠の不在証明」ですが、再登場3週目で早くもダウン。前回は8週エントリーしましたが、この調子ではかなり苦しくなりました。3週目でダウンと言えば松たか子さん。先週「ドラマ主題歌だからもっと上がる」と書いたばかりでこれは厳しい。上位進出は一気に難しくなりました。そして、一番痛かったのはクリープハイプでしょう。3週連続でランクアップしていましたが、今週は7ランクダウンと大きく後退。配信シングルとはいえ、この推移は悲しいです。2019年に「愛す」が大ヒットしましたが、2曲連続とはなりませんでしたね。
 数少ないアップ曲は堀込泰行さん。「5月のシンフォニー」が2ランクアップで33位に付けています。先週は曲を間違えられるというハプニングがありましたが、今週はさすがにちゃんとオンエア笑。アルバム曲ですが頑張ってもらいたいですね。


 

21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21地球儀 withVaundyAimer↑87w
22たとえたとえ緑黄色社会↓47w
23創造星野源↓411w
24春泥棒ヨルシカ↓117w
25旅路藤井風↓10w
26不思議星野源↑132w
27泣き笑いのエピソード秦基博↓320w
28ヘビースモークにしな↓24w
29タカラモノ平井大↓76w
30きらり藤井風new1w



 なんと、ここでも再浮上が!AimerとVaundyのコラボ曲「地球儀」が8ランクの再浮上!3週ぶりの再浮上であり、再び20位付近まで戻しました。Aimerが4月14日にリリースしたアルバムが好調で、支持を集めているのではないかと思います。それにしても、再浮上でジャンプアップ(8ランク以上)とは相当珍しいのではないでしょうか。しかも、アルバム曲ですからね!?先週までは寂しい推移でしたが、これで一気に面白くなり、健闘曲になりました。こういう予想のできない再浮上はたまらないですね。今週のチャートは非常に面白いです。
 星野源の「不思議」は13ランクの大ジャンプアップ!先週が初登場39位と低かったですから、これくらいはやってもらわないと困ります。星野さんは最近意外と1位から遠ざかっており、今作は久しぶりの1位を目指します。曲自体もすごくよくて、体を自然に揺らしたくなるトラックですね。星野さんの良さが詰まっている1曲だと思います。ぜひ、あいみょん&髭男に打ち勝ってほしい。心から応援したいと思います。
 その他7曲はダウン曲となりました。星野源さんのもう1曲「創造」は4ランクダウンで23位。ダブルエントリーを考えるとよく頑張った推移だと思います。年間入りも濃厚なラインになってきました。反対に、明暗が分かれてしまったのは藤井風。上位に安定していた「旅路」ですが、今週はダブルエントリーの影響で10ランクも下げてしまいました。今週も安定すれば年間は確実だったのですが、10ランクも下げては一気に厳しくなりました。新曲が入ってきたとはいえ、残念な急落です。緑黄色社会の「たとえたとえ」は4ランクダウン。急落はしておらず、中位での粘りを期待します。先月スマッシュブレイクのにしなはやはり月が変わってランクダウン。来週はなんとか踏みとどまりたいところです。平井大の「タカラモノ」は6週目でついに崩れ7ランクダウン。29位は非常に縁起の悪い(そのまま圏外になりやすい)順位であり、こちらも来週は踏ん張りどころです。
 最後にロングエントリー組。秦基博の「泣き笑いのエピソード」はついに大台の20週に乗せました。今週は3ランクダウンと踏みとどまり、素晴らしいと思います。朝ドラ「おちょやん」はいよいよ来週が最終週。この曲は朝ドラ期間を完走することがほぼ確定です。そして、もっと素晴らしいのはヨルシカ。「春泥棒」はなんと1ランクしか下げず、秦基博以上の粘りを見せています。今週で「花に亡霊」に並ぶ17週目であり、これはいよいよ20週も目指せそうなロングランになってきました。凄いぞ、ヨルシカ!

11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11Eden throuhg the rough西川貴教↑102w
12はしりがきマカロニえんぴつ↑54w
13勿忘Awesome City Club↑313w
14Chilly Chili SauceWANIMA3w
15磁石aiko↓411w
16Take a pictureNiziU↑46w
17HOURGLASSUVERworld↓58w
18緑酒東京事変↑76w
19Film outBTS↓65w
20愛を知るまではあいみょん↑102w

 


 J-AC初夏の再浮上祭り。なんと、再浮上がさらに2曲も登場。今週は驚きが止まらない、凄いチャートになりました。
 東京事変の「緑酒」はエントリー6週目、3週ぶりの再浮上です。「永遠の不在証明」がエントリーし、先にエントリーしていたこの曲は順位を下げていました。しかし、今週は「永遠の不在証明」がダウンしこの曲が息を吹き返すという謎の展開に。いやあ、トリッキーですね。7ランクアップと非常に元気よく、最高位を一つ更新して18位まで上げています。そしてもう1曲、Awesome City Clubの「勿忘」が再び13位まで戻しました。この曲は、なんと2度目の再浮上になりました。11位まで上がり、2週連続で11位。跳ね返されて、また戻ってきた!素晴らしいじゃないですか。そして、ネタバレになって申し訳ありませんが、この曲のポイントは今日で「300」となりました。これが何を意味するか...。チャート通の方なら分かると思いますが、年間入り確実です。1回もトップ10入りしたことのないこの曲が年間確定レベルまで来ました。ものすごいことが起こっています。今後のチャートアクションにも大注目です。
 先週初登場の西川貴教さんが10ランクアップで11位まで上昇!これは驚きました。最近トップ10から遠ざかっており、トップ10入りは厳しいと思っていたからです。11位まで上げ、一躍トップ10争いに名乗りを上げてきました。ここまでの上昇は久しぶりでしょう。来週はぜひ、トップ10入りを決めてもらいたいと思います。私が猛烈に推しているマカロニえんぴつの「はしりがき」は5ランクアップの12位。トップ10入りも十分あると思いましたが...実に惜しい。「溶けない」の13位を上回り、これで自己最高位になったのは立派ですが、最高位が13位から12位になったところで何も嬉しくはないでしょう。トップ10入りに向け、来週が大勝負になります。WANIMAの「Chilly Chili Sauce」はトップ10入りならず14位にステイ。これは予想通りでした。しかし、新曲がエントリーしていない...?新曲がエントリーしていないのに、この曲はアップできない。WANIMAにとっては散々な結果になっています。
 韓国勢2組は明暗が分かれました。BTSの「Film out」は6ランクダウンで19位。っておいおい...。かつては「1位候補」と書き、今週はトップ10入りが確実と予想していましたが、ここに来て大暴落はさすがに予想できません。これまで安定してトップ10入りしていたBTSが、大ブレイクした途端にトップ10を逃す。しかも、back numberの清水さんと共作した鉄板曲でこの爆死。お天道様でも分かるまいといった感じではないでしょうか。しかし、この曲のダウンはある程度納得できる点もあります。ビルボードの成績やMVの再生数が振るっていないからです。悲しいですが、日本語で歌ってもあまり伸びないみたいですねえ...。一方、頑張っているのはNiziU。最初の伸びは鈍かったものの、「Take a picture」が5週連続のランクアップ。ついに16位まで上昇し、大分見栄えのよい成績になってきました。NiziUがBTSを抜かすとは、さすがに予想がつかなかったです。
 aikoの「磁石」が15位、UVERworldの「HOURGLASS」が17位で10位台をキープ。下からの突き上げも激しくなっていますが、2曲はよく頑張っています。これでaikoは10週連続、UVERworldは8週連続の10位台以上と立派です。

トップ10


順位曲名アーティスト推移IN予想結果
1ポニーテイルビッケブランカ12w1
2One Last Kiss宇多田ヒカル↑18w4
3UniverseOfficial髭男dism↓118w2
4紫の夜を越えてスピッツ↑16w3
5I Love Youくるり↑57w×
6Baby, it's youYUKI↑18w8
7アオ10-FEET↓312w6
8RenegadesONE OK ROCK↑13w5
9ただいま手嶌葵↓311w7
10桜が降る夜はあいみょん↓213w×(激怒)



 先週まで、5週連続でトップ10の入れ替わりが1曲しかありませんでした。今週はどうなるかと思いきや、まさかの「入れ替わりなし」。まさかさらに悪化するとは...。乾いた笑いしか出ませんでした。下から上がってくる曲に本当に元気がありません。正直、今は「暗黒期」ですね。
 あいみょんの「桜が降る夜は」が10位。.........こんなことがあってもいいのでしょうか。新曲が早すぎるタイミングで入ってきて、今週は10ランクアップ。それにもかかわらず、前の曲であるこの曲が未だにトップ10に残っている。トップ10の貴重な1枠がこの曲に使われたことが悔しくてなりません。今週でトップ10は12週目。もう、嫌というほど入ったでしょうに。

 愚痴はここまでにして、その他のトップ10を見ていきます。長きに渡り上位を独占していた「4強」ですが、ついに一角が崩れました。10-FEETの「アオ」が7位までダウン。代わりにスピッツの「紫の夜を越えて」が4位とついにトップ4に食い込みました。スピッツは実に地味な上昇ですが、1度もダウンがなく、6週目で4位まで持ってきたのは立派です。これで、昨年の「猫ちぐら」の最高位に並びましたね。この後はトップ3入りを目指します。髭男の「Universe」と宇多田ヒカルの「One Last Kiss」は崩れず、順位が入れ替わっただけです。宇多田さんの「One Last Kiss」はエントリー8週目、トップ10入り7週目でついに2位まで来ました。4位まで下げた時はこのまま下げるだけかと思いましたが、じりじりと順位を戻し、ついに最高位を2位をマーク。こうなったら、来週は1位を獲ってほしいという思いがあります。「ポニーテイル」があまりにも無風で1位を獲っており、そろそろ他の曲に一矢報いてもらいたいのです。

 今週は「J-AC 初夏の再浮上祭り」!なんと、トップ10にも2曲再浮上がありました。YUKIの「Baby, it's you」はエントリー8週目での再浮上。6位と持ち直したのは大きく、年間入りの可能性が一気に高まりました。そして、くるりの「I Love You」は5位まで再浮上!再浮上といいますか、こちらは最高位を大きく更新してのトップ5入りです。9位→10位→5位という珍しい動きですが、先週のアルバム特集の影響があったものと思われます。地元バンドのくるりは久しぶりのトップ5入り。昨年はトップ10にも入れなかったので、活躍はうれしい限りです。

 先週トップ10入りしたONE OK ROCKの「Renegades」はわずか1ランクの上昇で8位。下から上がってくる曲に本当に元気がありません。手嶌葵の「ただいま」は3ランクダウンで9位。トップ10内は7週目のビッグヒットですが、さすがに年貢の納め時でしょうか。



 

さよならトップ40


先週40位「Shake&Shake」sumika 
IN【1】TOP10【0】HIGH【40】



 1位候補と書いていたら、1週で圏外になりました。ありがとうございました

 これまで常に13週以上、安定してエントリーしていたsumikaがまさかの1週で圏外。とんでもないことが起こってしまいました。sumikaが6月2日にリリースしたシングルで、先行配信のポイントでエントリー。6月に向けて上げていくのかと思いきや、なんとそのまま圏外になってしまいました。今週は大ジャンプアップするとしか思っていませんでした。こんなことは逆立ちしても予想できませんし、頬を張り倒されたような衝撃です。40位が2週連続で初登場曲でしたが、2曲とも1週で圏外になってしまうという事態になりました。初エントリーだった佐藤千亜妃さんはある程度仕方ないとはいえ、まさかsumikaが1週で圏外になるとは...。いまだに信じられない思いですね。
 この曲については、さすがに再登場があるのではないかと思っています。6月にCDシングルが発売されるので、少なくともその時には再登場...しますよね? 


先週37位「シュフノミチ」打首獄門同好会 
IN【1】TOP10【0】HIGH【37】



 こちらも1週で打ち首。先週の初登場曲が2曲も圏外です。先週も合わせると、2週で3曲がたった1週で圏外になっています。上位の曲はほとんど動かない(動かさない)割に、下位の曲は1週で圏外にしてしまう。まさに「弱肉強食」の傾向が強まっています。1週で圏外にするような雑な曲の扱い方を、私は非常に残念に思います。見どころも何もない。

先週35位「美人」ちゃんみな 
IN【2】TOP10【0】HIGH【35】



 こちらもわずか2週。昨年最高11位と健闘した「Angel」以来のエントリーでしたが、「Angel」とは比べるべくもない成績になってしまいました。38位→35位→圏外。最近は、2週目に上げて、そのまま圏外というパターンも多く、これも非常に「雑」だと思います。年間チャートの最下位付近に、こういった成績の曲が大量に転がっている事態となっています。本当に、どうにかしてほしいものです。

先週34位「希望前線」ドラマストア 
IN【4】TOP10【0】HIGH【24】



 今週圏外になった4曲の中で、最も長くエントリーした曲です。この曲もわずか「4週」なんですが、それで最長とは...。最近は本当にひどいので、4週入っただけでも「健闘」と書きたくなってしまいます。ドラマストアが3月31日にリリースした3枚目のシングルで、2週目には9ランクアップと大きく上昇しましたが、すぐに下降。新人アーティストにありがちな推移となってしまいました。しかし、2週目に最大アップを獲得しており、見どころがあっただけまだましです。同じく圏外になった他の3曲には、見どころも何もありませんでしたから。


来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1One Last Kiss宇多田ヒカル↑1
2ポニーテイルビッケブランカ↓1
3紫の夜を越えてスピッツ↑1
4I Love Youくるり↑1
5UniverseOfficial髭男dism↓2
6Baby, it's youYUKI
7RenegadesONE OK ROCK↑1
8はしりがきマカロニえんぴつ↑4
9Eden through the rough西川貴教↑2
10アオ10-FEET↓3

 今週は再浮上曲が大量にあり、非常に見ごたえのあるチャートでしたね。しかし、下位の曲が一瞬で圏外になっていること、上位の曲が相変わらず全然動かないことは残念です。トップ10が刺激的になればもっと面白いチャートになると思います。そういった願望も込めて予想をしていきます(予想というより、もはや「私が見たいチャート」になっていますが...)。
 1位は宇多田ヒカルの「One Last Kiss」を予想。今週自己最高位の2位まで上げた勢いを買い、1位に予想しました。2019年の「Face my fears」以来の1位をぜひ目指してもらいたいと思います。来週で9週目とだいぶ時間はたっていますが、9週目で1位というのはそこまで珍しくありません。昨年は、あいみょんの「裸の心」、ビッケブランカの「ミラージュ」が9週目で1位を獲得しています。普通に「あり得る」レベルの話です。スピッツの「紫の夜を越えて」がトップ3入りと予想。髭男の「Universe」は新曲がエントリーしたのでさすがに落とすでしょう。底力はみせ、5位くらいにとどまるだろうという予想です。
 4月28日にアルバムをリリースしたYUKIとくるりは、どちらの勢いが勝るのか非常に読みづらいです。今週はYUKIが6位、くるりが5位でした。私の予想では、YUKIを変わらず6位、くるりを4位に置いています。しかし、YUKIさんは今週アルバム特集があったので、その効果で上げてくるかもしれません。この2組は順位が逆になってもおかしくはないですね。まさに「蓋を開けてみないと分からない」状態です。今週1ランクアップにとどまったONE OK ROCKはあまり伸ばせないと予想。さすがにまだダウンはしないと思っているので、6位~7位あたりではないでしょうか。今回の予想では7位です。
 トップ10の入れ替わりは2枚替えを予想。今週は1組も変わらない散々な状態でした。さすがに入れ替えてください。ため息が出るようなチャートはもう勘弁です。トップ10入りですが、11位の西川貴教さん、12位のマカロニえんぴつが順当にトップ10入りと予想しました。西川さんは、前の曲「As a route of ray」が30位台2週という散々な成績でしたから、私の中では完全に「ノーマーク」でした。しかし、11位まで上げてくる凄い勢いでしたから、何としてもトップ10を掴んで欲しいところ。順調に上げてきたマカロニえんぴつも、ここで止まっては意味がない。この2組にとっては、来週が大勝負です。なぜなら、下位にあいみょん・星野源・髭男が控えているからです。彼ら3組は、2週か3週後には間違いなくトップ10入りしているでしょう。つまり、西川さんとマカロニえんぴつにとっては来週が事実上の「ラストチャンス」(あいみょん、星野源、髭男に勝てるとは思えませんから)。来週に全てが懸かっています。私の予想では、10-FEETの「アオ」を10位にとどめていますが、もしかすると3曲目の入れ替わりがあるかもしれません。あるとすれば20位のあいみょんでしょう(死んでも応援したくないですが)。Awesome City Clubの「勿忘」が14週目でトップ10入りしたら最高に面白いんですが、さすがに厳しいかなあ...。
 
 

初登場曲予想(5/15)


「1995」平井堅5/12リリースのアルバムから、5/5先行配信
「暴露」tricot5/5リリースの配信シングル
「愛しい人」SUPER BEAVER5/19リリースのCDシングル 5/2先行配信
「HERE」Homecomings5/12発売のアルバムより、5月のスマッシュブレイク
「checkmate」milet4/29リリースの配信シングル

 5月12日に平井堅とHomecomingsのアルバムが発売されます。来週のアルバム特集はさすがに平井堅だと思いますが、地元バンドのHomecomingsがついにメジャーデビューアルバムを発売するので、こちらもぜひ特集してほしいと思いますね。あと、sumikaの1週での再登場はあり得ます。表には入れませんでしたが、これも大きな見どころです。

 それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう!