J-AC TOP40  2021年6月12日付けチャート

Last-modified: 2021-06-13 (日) 13:01:56

2021年6月12日付けチャートを振り返っていきます。


今週のチャート

20210612.png




 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは4曲、再登場は1曲でした。
ちなみに、登場予想が的中した曲は5曲中3曲でした。

 



37位 PINK BLOOD / 宇多田ヒカル                

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初登場予想:〇


  
 「One Last Kiss」がトップ10に10週も入る大ヒットになった宇多田ヒカルさん。その「One Last Kiss」以来3か月ぶり、そしてこれでダブルエントリーとなりました。非常にリズムがよく、今年は宇多田さんの存在感が高まっていますね。6月2日配信リリース、Eテレ系アニメ「不滅のあなたへ」のオープニングテーマに起用された1曲です。意外なことに、宇多田さんがテレビアニメシリーズの主題歌を手掛けるのは初めて。意外過ぎるほど意外で驚きますね。

 曲調は哀愁感と沈み込んでいくような感じがたまらないR&B。最近の楽曲「ともだち」「誰にも言わない」との類似性が指摘されているそうです。最近の宇多田さんの得意な曲調の1つになっているのかもしれませんね。これから「One Last Kiss」と入れ替わっていくでしょうから、ダブルエントリーの影響はそんなに考慮しなくてもいいでしょう。連続トップ10入りと、「One Last Kiss」につづく2曲目の年間入りを狙います。


34位 八月の陽炎 / マカロニえんぴつ                 

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初登場予想:×


  
 おっと、これは2週前の初登場予想に挙げていた曲ですね。5月28日リリースの配信シングルで、1週遅れでのエントリーとなります。最近、様々なメディアで露出が高まっているマカロニえんぴつ。現在は「はしりがき」がエントリーしており、新曲は入ってこないのかなと思っていたのですが、1週遅れとはいえ見事に入れてきました。昨年の初エントリーからエントリーが止まらず、これで5曲目。1年もたたずにあっという間に5曲ですから、素晴らしい勢いですね。「はしりがき」では初のトップ10入りも果たしており、充実ぶりが光っています。

 大正製薬『コパトーン』の新CMソング。タイトル通り、8月のゆらめく陽炎の雰囲気を感じさせる1曲。うだるような歌唱が心地よく、どこかノスタルジーな雰囲気も感じさせるのが彼ららしいと思います。1週遅れのうえ、今のところ配信のみであり、条件的にはかなり悪いです。しかし、勢いが出てきたところであり、この曲にはなるべく頑張ってほしいところ。9週エントリーすれば、タイトルにある「八月」まで残ることができます。そうなってほしいものですね。



32位 3分29秒 / ヒトリエ                 

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初登場予想:×


  
 ヒトリエが6月2日にリリースしたCDシングル。5月から配信はされていましたが、CDシングルのセールスを稼いでエントリーしてきました。過去の記録を調べてみましたが、2016年以降では初エントリー。もしかしたらそれ以前にエントリーしていたのかもしれませんが、そうならばかなり久しぶりのエントリーということになります。

 「新体制」になってからは間違いなく初めてのエントリーです。なぜならば、この曲は新体制になって初めて制作された曲だから。2019年に前のボーカルwowokaさんが急逝したヒトリエは、3人体制となりこの度新たなスタートを切りました。ギターのシノダさんが新たにボーカルになり、今年2月には新体制となって初めてのフルアルバム「REAMP」をリリースしたところ。新たなバンドの旅立ちを祝したいと思います。

 「安心しなよ、僕達みんな終わるまでやることは同じさ」この歌詞にグッときますね。バンドの魂は、引き継がれていくべきものだと思います。個人的には、先日惜しまれつつ解散した私の大好きなバンド、「赤い公園」のことを思い出さずにいられませんでした。ヒトリエは新たに出発する道を選んだわけであり、本当に頑張ってほしいなあ。



28位 NAMELY / UVERworld                 

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初登場予想:〇


  
 「HOURGLASS」以来3か月ぶりのエントリー。「HOURGLASS」はトップ10内4週と健闘し、5月22日までエントリーしていましたから、記憶に新しい方も多いでしょう。わずか半月で新曲が入ってきたわけですから、非常に流れがよいです。6月2日リリースのCDシングルで、アニメ「七つの大罪 憤怒の審判」第2クールエンディングテーマ。前回の「HOURGLASS」もいい曲でしたが、今回も実にいいですね。UVERworld、すごく大人な音楽になったなあ。私の中で急激に好感度が上がっています。アニメの世界観に合わせて仕上げられたというミディアムロックナンバー。ぜひ聴いてみてください。

 ここ最近は、10位台で初登場→すぐにトップ10入りという流れが鉄板になっていたUVER。今作は久しぶりに20位台からの登場になりました。一気に上げていくのか、少しずつ上げていくのか。いずれにしても、今作でも連続トップ10入りをぜひ継続してもらいたいものです。



25位 Re Shake&Shake / sumika                 

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初登場予想:〇


  
 リエントリー。これは十分に予想できたことで、驚きはないとはいえ、やはりリエントリーは相当珍しく、テンションが上がりますね!リエントリーは4月24日に東京事変の「永遠の不在証明」が記録して以来2か月ぶり。東京事変は「1年ぶり」という劇的なリエントリーでしたが、こちらはそんなに空いておりません。5月1日に1週のみ(40位)エントリーし、すぐに圏外となっていましたが、6週ぶりにチャートに舞い戻ってきました。リエントリーの要因は言うまでもなくCDシングル。前回は配信のポイントしかなく、1週でチャートから消えてしまいましたが、6月2日に「ナイトウォーカー」との両A面でCDシングルがリリースされ、セールスポイントを稼いでのリエントリーとなりました。40位1週のみで終わっていたらあんまりな扱いでしたが、1位の経験もあるsumikaがそんな成績で終わるわけがありませんね。6週ぶりのリエントリーは見事だと思います。

 アニメ「美少年探偵団」のオープニングテーマ。sumikaらしい爽快で軽快なナンバーで、思わず体が揺れるような1曲になっています。前回は40位1週のみというまさかの「アクシデント」に見舞われましたが、今度はCDセールスがあるためそんなことにはならないでしょう。「仕切り直し」で上昇は間違いなし。トップ10は堅いと予想しています。


今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

愛を知るまではあいみょん↑1v17週目


 あいみょんの「愛を知るまでは」がエントリー7週目で1位を獲得しました。1位は3月20日の「桜が降る夜は」以来3か月ぶり、通算6曲目。そして通算16週目の1位となりました。ここ最近は毎回のように1位を獲得しており、今回も両A面シングル「愛を知るまでは/ 桜が降る夜は」の両方が1位を獲得することになりました。素晴らしい活躍をたたえたいと思います(過去にボロクソに書いたことは水に流していく...)。

 この曲は必ずしも順風満帆だったわけではなく、3週目は11位に止められ、4週目には9位までしか上がれず、5週目にはなんと10位にダウンしてしまうという波乱の展開をたどりました。すぐにでも1位を取るかと思いましたが、意外にも回り道があり、そのため私の「怒り」も浄化されていきました笑 「桜が降る夜は」もまだエントリーしており、冷静に見れば異常に強いことには変わりありませんが、途中でダウンするなど、順風満帆ではなかったことが印象を良くしています。

 「桜が降る夜は」は一週天下ですが、この曲はどうなるでしょうか。ライバルは星野源&米津玄師です。まずは来週、星野源相手に1位を守れるか、そして米津玄師相手にどこまで立ち向かえるか。来週から真価を問われることになるでしょう。
 


WELCOME TO TOP10

9位Cry BabyOfficial髭男dism↑76週目
10位もう少しだけYOASOBI↑15週目


 先週はAdoとNiziU。初顔2組がトップ10入りする、衝撃の展開になりました。今週は一転、常連の2組がトップ10入りしていますね。
 Official髭男dismの「Cry Baby」はエントリー7週目でトップ10入り。こちらも、あいみょんと同じく途中はかなり苦しみました。原因は前の曲「Universe」が強すぎたことと、この曲の曲調がかなり攻めていたことでしょう。これまで当たり前のようにトップ10入りしていた彼らからは信じられないくらい苦しんでおり、先週も18位→16位と2ランクしか上げていませんでした。しかし、今週は鬱憤を晴らすように7ランクアップ!見事にトップ10入りを決めています。「Universe」が代わりに12位まで急落しており、ポイントを吸い取ったような形に見えますね。何はともあれ、これで2018年の「Stand by you」から10作連続のトップ10入りになるかと思います。連続トップ10入りが継続する、非常に意味のあるトップ10入りになりました。
 もう1曲はYOASOBIの「もう少しだけ」。こちらはエントリー5週目でのトップ10入り、通算では「群青」以来4作連続、4作目のトップ10入りとなります。昨年「たぶん」で初エントリーして、これが5曲目。2作目の「群青」からは連続でトップ10入りを続けており、すっかり一流のアーティストに成長しましたね。しかし、14位→11位→10位とここ2週の伸びが控えめです。配信限定ですので、そろそろ頭打ちになる可能性もあり、まずは来週、トップ10に残留なるかが見どころです。
 


最も順位を上げた曲

21位Pale Blue米津玄師↑122週目



 
最も順位を下げた曲

39位ANSWER...SHADOWφMI↓84週目


最長エントリー

23週目12位UniverseOfficial髭男dism↓5
18週目26位勿忘Awesome City Club↓3
18週目30位桜が降る夜はあいみょん↓6


トップ10落ち

12位UniverseOfficial髭男dism↓523週目20週
14位I Love Youくるり↓512週目7週

 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31Eden through the rough西川貴教↓67w
323分29秒ヒトリエnew1w
33Film outBTS↓710w
34八月の陽炎マカロニえんぴつnew1w
35磁石aiko↓516w
36HereHomecomings↓25w
37PINK BLOOD宇多田ヒカルnew1w
38Chilly Chili SauceWANIMA↓68w
39ANSWER...SHADOWφMI↓84w
40Another Great Day!!LiSA↓33w

 


 初登場以外は全てダウン曲。私は、今週「大量入れ替え」を予想していましたが、圏外が危ぶまれたアーティストが最下位付近で踏みとどまる展開になりました。
 36位、そして38位~40位はよく踏みとどまりましたね。LiSAのアルバム曲「Another Great Day!!」は40位の崖っぷちで耐え、最後に意地を見せました。34位からの「即落ち」、3週目でこの位置は寂しい限りですが、今週残ったことには意味があると思います。リクエストを送った方が2人おられ、おそらくそのポイントで踏みとどまったのだと思いますね。
 φMIの「ANSWER...SHADOW」は大ダウンで39位。しかし、エントリー4週目であり、最近の1~2週で消える傾向を思えば大健闘です。CDシングルながら全く振るわなかったWANIMAは今週も6ランク下げて38位。チャートに残ったことだけが唯一の救いという感じです。36位はHomecomings。こちらはアルバム曲で、浮上こそできませんでしたが、今週もチャートにとどまりました。これで5週のエントリー。メジャーデビュー作品ということを考えれば寂しい成績ですが、同じアルバム曲で比較すればLiSAや平井堅より長く入っていることになり、健闘の部類でしょう。これからも、少しずつ支持を広げていってほしいバンドです。
 他にもダウン曲がずらり。アルバム曲でも「格が違う」のはaikoさん。しかし「磁石」はついに35位まで来てしまいました。今週でエントリー16週目、すでに大ヒットですが、来週は残留を懸けた週になりそうです。25位付近で頑張っていたBTSは7ランクダウンと崩れ33位。2ケタの10週目に乗せましたが、一気に首元が寒くなってしまいました。最後に31位は西川貴教さん。前半は10位台で頑張っていましたが、2週連続の6ランクダウンであっという間に30位台。2ケタのエントリーは難しい情勢となっています。


 

21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21Pale Blue米津玄師↑122w
22Broken Heart of GoldONE OK ROCK↑52w
23愛しい人SUPER BEAVER↓23w
24はしりがきマカロニえんぴつ↓49w
25Shake&ShakesumikaRe2w(1+1)
26勿忘Awesome City Club↓318w
27ディスタンスflumpool↑22w
28NAMELYUVERworldnew1w
29緑酒東京事変↓111w
30桜が降る夜はあいみょん↓618w



 先週初登場した3曲が全てこのブロックに集まっています。先週29位のflumpool「ディスタンス」はおっと、わずか2ランクアップ。CDシングルでこの伸びはかなり元気がなく、先行きが不安になってきました。ONE OK ROCKの「Broken Heart of Gold」は5ランク上げて22位。それなりに順調ではありますが、ダウンしてくる「Renegades」を抜かせておらず、やや控えめでしょうか。来週はさすがに順位入れ替えとなるでしょうが、どこまで浮上できるかが注目となります。控えめな2曲を尻目に、12ランクもジャンプアップをしたのは米津玄師。新曲「Pale Blue」が2週目で21位の好位置に付けています。こちらは来週がリリース週、再来週はセールスが加算ということで、再来週にはかなり上位にいることが間違いありません。早ければ来週のトップ10入りもありそうで、それを期待させるロケットスタートとなりました。
 ダウン曲たちも非常に頑張っています。あいみょんの「桜が降る夜は」とAwesome City Clubの「勿忘」は18週目。あいみょんはダブルエントリーにもかかわらず大ダウンがなく、Awesome City Clubにいたっては毎週2~3ランクのダウンにとどめています。秦基博がチャートアウトしたため、両曲がロングエントリーの2位となりましたね。大台の20週に向け、(特にあいみょんは)非常に踏ん張りどころ。あと2週、耐えることができるでしょうか。
 今週はアルバム特集&マンスリーピックアップが東京事変。「東京事変祭り」の1日となりましたが、チャートにエントリーしている「緑酒」もそれを祝うかのように頑張りました。1ランクダウンにとどめ11週目。いよいよロングエントリーの13週も見えてきており、マンスリーピックアップ効果でこちらも「あと2週」頑張りたいところです。今週ダブルエントリーを決めたマカロニえんぴつは「はしりがき」が踏ん張り24位。ダブルエントリーの影響で大ダウンを心配しましたが、この位置でとどめたことは素晴らしいです。これで2ケタのエントリーはほぼ確実。マカロニえんぴつにとっては初の2ケタがあと一歩まで来ています。
 この中で唯一「負け」となってしまったのはSUPER BEAVER。シングル「愛しい人」がなんとエントリー3週目で早くもダウンを喫してしまいました。うーん、CDシングルでこれは寂しいぞSUPER BEAVER...。昨年からの悪い流れを断ち切れておらず、なんとしても再浮上を掴みとってほしいと思います。
 

11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11Kura KuraTWICE↑15w
12UniverseOfficial髭男dism↓523w
13怪盗back number↑93w
14I Love Youくるり↓512w
15なないろBUMP OF CHICKEN↑34w
16One Last Kiss宇多田ヒカル↓213w
17閃光[Alexandros]↑26w
18アオ10-FEET↓317w
19RenegadesONE OK ROCK↓68w
20ただいま手嶌葵↓316w

 


 2曲がトップ10落ち。アルバム曲ながら2位まで行く活躍を見せたくるりの「I Love You」は5ランクダウンで14位。残念ながらトップ10落ちですが、トップ10内に7週、最高2位の成績はアルバム曲にしては破格といえます。地元バンドが久しぶりに大きな結果を残しましたね。そして、こちらは衝撃。浮沈艦隊、相当崩れないと思われたOfficial髭男dismの「Universe」が先週7位からまさかの急失速。なんと、5ランクダウンで12位まで下がってしまいました。これは非常に痛く、連続トップ10が20週でストップしました。何が痛いかというと、昨年一番長くトップ10入りした曲が、あいみょんの「裸の心」で「21週」だったからです。「Universe」は、あと1週入れば昨年のあいみょんに並ぶというところで、それは確実に思われました。しかし、新曲「Cry Baby」に痛いパンチを食らい、まさかのトップ10落ち。7位からのトップ10落ちという幕切れに終わりましたが、その原因が「自分たちの新曲」というのは凄い。ある意味、彼らの強さを物語った出来事になりました。
 トップ10を狙う曲たちを見ていきます。back numberの「怪盗」は2週連続のジャンプアップで13位。順当な上げ方で、こちらは来週のトップ10入りをほぼ確実にしました。先週まで2週連続で11ランクのジャンプアップ、破竹の勢いで上げていたBUMP OF CHICKENの「なないろ」はいったん小休止。3ランクアップの15位で途中下車となっています。こちらは米津さんと2枠目のトップ10入りを争いそうな情勢です。驚いたのはTWICE。先週12位に付けた「Kura Kura」が11位。なんと、確実と思われたトップ10入りを逃す結果になってしまいました。これまで日本シングルでは安定してトップ10入りしていたTWICE。私はその実績を買い、今週は6位に予想していました。しかし、蓋を開けてみれば、「NiziUに敗れてトップ10入りできない」という痛恨の結果が待っていましたね。それもそのはず、売り上げはかなり厳しいみたいです(あまり情報が出てこないくらい...)。これはもしかしたら、「時代が変わっていく瞬間」を見ているのかもしれないなあ...。まだトップ10入りが消えたわけではありませんので、来週は何とか意地を見せてほしいところです。
 「元4強」の宇多田ヒカル、10-FEETは今週も崩れずそれぞれ16位、18位。10位台に入っても強いのはさすがで、特に宇多田ヒカルはダブルエントリーながら見事な安定感です。今週は「Universe」も12位ですから、「元4強」のうち3曲がこのブロックに集中していますね。4強に次いで強かったといえば「手嶌葵」。彼女もさすがで、トップ10落ち後もこれで4週連続の10位台です。このあたりの曲は、やはり年間チャートでも相当上に行きそうですね。宇多田ヒカルと同じくダブルエントリーになったのはONE OK ROCKの「Renegades」。こちらはダブルエントリーの影響を受け、6ランクと大きく下げています。来週も新曲が上がってくるでしょうから、かなり厳しい戦いを強いられそうです。
 最後に17位は[Alexandros]。先週19位まで落とされ、失意の底に沈んだ彼らでしたが、今週は2ランク再浮上する意地をみせています。あのまま下がっていったらさすがに寂しかったですからね。さすがにトップ10は厳しいですが、再浮上の頑張りをみせ、今後は順位を落とさずどれだけ粘れるかが見どころです。
 


トップ10


順位曲名アーティスト推移IN(うちトップ10)予想結果
1愛を知るまではあいみょん↑17w(4)1
2不思議星野源↓17w(3)2
3きらり藤井風↑16w(4)3
4ポニーテイルビッケブランカ↓117w(16)4
5紫の夜を越えてスピッツ↑111w(9)7
6Baby, it's youYUKI↓113w(10)8
7Take a pictureNiziU↑311w(2)×
8Ado6w(2)5
9Cry BabyOfficial髭男dism↑76w(1)×
10もう少しだけYOASOBI↑15w(1)10



 今週のトップ10予想は5枚抜き!中でも1位から4位までは全的中ということで、久しぶりに好調でした。しかし、9位は「Universe」と「Cry Baby」を読み違えましたね。そして、TWICEとNiziUの対決も読み違えてしまいました。収穫と課題が残るトップ10予想になっています。
 1位と2位は一騎打ちという感じで、3位以下とは恐らく大きく離れているでしょう。星野源の「不思議」はあいみょんの前に首位を守れず2位にダウン。最近は1週天下の曲が多く、この曲もその流れに吞まれてしまった感じです。しかし、最近は1位天下と同じくらい、「返り咲き」も多い。恐らく、来週以降も上位をキープし、6月23日のCDリリース以降はブーストをかけてくるでしょう。最大のライバルは、6月16日にCDをリリースする米津玄師です。逆にいえば、今週1位に上り詰めたあいみょんは何とかそれまでは1位をキープしたいところですね。
 藤井風の「きらり」は1ランク再浮上でトップ3に返り咲き。「ポニーテイル」がさすがに弱ってきたところをまくり、2度目の自己最高位をマークしました。さらに最高位を更新したいところですが、あいみょんと星野源の2枚看板は非常に強力で、来週はもう一歩突き抜けられるでしょうか。ビッケブランカの「ポニーテイル」はさすがにリクエストポイントだけでは持たず4位に後退。しかし、今週「Universe」がトップ10圏外になりましたから、この曲が「元4強」最後の生き残りになりました。ちなみに、「元4強」のトップ10記録を比べると、髭男が20週、宇多田ヒカルと10-FEETが10週になっています。「ポニーテイル」は今週でトップ10内16週目ですが、さて、どこまで頑張れるでしょうか。「Universe」まではあと4週、そしてもう1週伸ばせば「裸の心」です。
 5位と6位は順位入れ替わり。今週はどの曲が5位に上がるか注目していましたが、なんとスピッツの「紫の夜を越えて」がエントリー11週目で5位に返り咲きました。8位まで下げた後、6位を3週連続でキープ。さすがに下がるかと思いきや、なんと再びトップ5に返り咲きました。トップ5は5週ぶりで驚異の記録。先週も書きましたが、この曲は7月にCDシングルが発売されますからね?もしこのまま上位をキープし続けたら...?その時はとんでもないポイントになりそうです。YUKIの「Baby, it's you」はさすがに減速気味ですが1ランクダウンにとどめ6位。トップ10内は2ケタの10週となりましたね。この2曲も今や「4強」レベルの強さ。いやはや、年間チャートが楽しみです。
 7位、8位は先週奇跡的なトップ10入りを果たした2組でした。NiziUの「Take a pictute」はエントリー11週目でさらに上げ7位。いやあ、さらに上げますか。11週目ですよ、11週目。最初は地味な動きだったこの曲が、ここ2週で急伸してなんと7位まで来ました。これ、年間入りますね。ビックリです。最後に8位はAdo。先週8位から順位変わらずキープとなっています。期待も込めて5位に予想しましたが、上位の壁は固かったようです。しかし、トップ10内のキープは立派でしょう。来週はトップ10残留を懸けて熾烈な争いが予想されます。back number、BUMP、米津と強敵揃い。さて、Adoのガードは決まるでしょうか?



 

さよならトップ40


先週40位「たとえたとえ」緑黄色社会 
IN【11】TOP10【0】HIGH【13】



 通算3曲目だった緑黄色社会。「夏を生きる」が7週、「結証」が9週と来て、この曲は11週エントリーしました。2週ずつ伸ばして初の2ケタエントリーを記録。トップ10入りこそなりませんでしたが、堅調に力を付けていることがよく分かりますね。10位台で4週頑張り、その後も2週連続で22位を記録していました。地味ながら力強く、それが2ケタエントリーにつながっています。
 7、9、11と来れば、次はロングエントリーの「13」です。期待が高まりますね。そんな緑黄色社会ですが、6月4日に新曲「ずっとずっとずっと」を配信リリース。今週は残念ながら入りませんでしたが、来週はもう1回期待できそうです。ぜひエントリーしてきてほしいと思います。 


先週39位「創造」星野源 
IN【15】TOP10【5】HIGH【4】



 星野源が2月17日にリリースした配信シングル。18位に初登場すると、翌週はすぐさま6位とトップ10入りしました。配信シングルのため、トップ10内では地味な動きで、最高位は4位。しかし、5週にわたりトップ10をキープし、さすがの安定感だったと思います。素晴らしいのは、次の曲「不思議」が入ってきても崩れなかったこと。「不思議」とは6週に渡りダブルエントリーしており、最後までしっかりチャートに残ったことが分かります。その結果、トータルはロングヒットの15週。トップ10落ちした後も4週10位台をキープし、9週チャートに残りました。非常に印象がよく、「強い」と思わせた曲です。今年の年間チャートはレベルが高く、激しい争いが見込まれますが、さすがにこのレベルの曲なら大丈夫です。星野源ファンの皆さんはどうぞご安心ください。


先週38位「泣き笑いのエピソード」秦基博 
IN【24】TOP10【11】HIGH【1】



 お疲れさまでした。いやあ、強かった。強いことは分かっていたが、本当に強かったです。
 昨年の最終週、12月26日に29位で初登場。翌週は一気に12位まで伸ばし、3週目にはトップ3入り。年末年始のチャートを駆け上がり、6週目には順当に1位を獲得しました。1位はv2と意外に少ない印象ですが、トップ10内には11週エントリーし、そのうち8週がトップ3と上位で長く活躍したことも分かります。トップ10落ち後も安定した成績を記録し、5週にわたり10位台をキープ。強い曲は最後まで強いということを示しました。ヨルシカの「春泥棒」との熱い順位争いも非常に見ごたえがありましたね。最後は「春泥棒」より2週長くチャートに残り、トータルは半年近い24週。さすが秦基博、そして朝ドラ主題歌。文句の付け所のない成績だったと思います。年間チャートはトップ5レベルの成績が予想され、半年後の結果が本当に楽しみです。
 なお、この曲のチャートアウトにより、2020年から年をまたいでエントリーしていた曲が消滅しました。これでチャートに残っているのは全て2021年の曲になりましたね。しかし、6月まで残っていたというのは凄いことです。改めて、本当に素晴らしい活躍でした。ちなみに、現在の最長エントリーは「Universe」の23週(1月9日エントリー)となっています。


先週36位「1995」平井堅 
IN【3】TOP10【0】HIGH【28】



 ちょっと、言葉がないですね。アルバム曲だから仕方ないという一面もありますが、年間チャートの常連、平井堅がこの成績ではいけません。厳しいですが、「惨敗」と書くしかありません。2週目に28位に上げるものの、3週目には早くも大ダウン。36位からそのまま圏外という、目の当てられない成績になってしまいました。α-stationでのオンエアは非常に好調で、かなり上位まで行くものと予想していただけに、この結果は信じられません(しかも、アルバム特集まで組まれていますからね)。一体、何が足りなかったのでしょうか。


先週35位「STOP FOR NOTHING」FANTASTICS from EXILE TRIBE 
IN【2】TOP10【0】HIGH【35】



 最近のLDH系は2~3週のエントリーが多く、前例をなぞる結果になりました。シングルセールスポイント「しか」ないと思われ、どうしてもこのような結果になってしまいます。昨年はTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの「FEARS」という曲がエントリーしていますが、成績は37位→36位→35位→圏外のトータル3週でした。1週多いだけで、ほとんど同じような成績です。





来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1愛を知るまではあいみょん
2不思議星野源
3きらり藤井風
4怪盗back number↑9
5ポニーテイルビッケブランカ↓1
6紫の夜を越えてスピッツ↓1
7Cry babyOfficial髭男dism↑2
8Take a pictureNiziU↓1
9Baby, it's youYUKI↓3
10Pale Blue米津玄師↑11

 
 来週の予想は難しいです。難しいのはトップ10の入れ替わりの部分ですね。トップ10入り待機組を見ると、可能性が高い順に「back number、米津玄師、TWICE、BUMP OF CHICKEN」になると思います。皆さんトップ10は常連中の常連ですが、残念ながらトップ10に4つも枠は空きそうにありません。ということで、大激戦です。
 トップ10入りが確実なのはback number。2週連続のジャンプアップで13位に付けており、途中で止まるイメージはありません。配信シングルとはいえ、相当強いことは間違いありませんので、4位という高い予想にしました。13位→4位というのは星野源の「不思議」と同じ推移で、同じくらいの勢いはありそうという読みです。
 来週の最大の見どころは、「米津玄師が一気にトップ10入りできるか」です。昔は20位台からのトップ10入りは当たり前のように見られましたが、最近の傾向として10位台でいったん途中下車させるというものがあります。20位台からのトップ10入りとなると、3月6日にaikoの「磁石」が記録したのが最後でしょうか(24位→8位)。「Pale Blue」は来週がリリース週。1位に向けて一気に来るかどうかが見どころで、私は10位とトップ10入りを予想しました。代わりにYOASOBIの「もう少しだけ」を1週でトップ10から外しています。配信シングルで、伸びが鈍いことからこういった予想をしました。もちろん、予想を裏切ってくれても構いませんし、YOASOBIにも頑張ってほしい思いがあります。
 トップ3は無風を予想。あいみょんvs星野源は先にCDをリリースしているあいみょんに分がありそう。藤井風は、1位は厳しいですが2位ならばあるいは狙えそう(星野源はまだ配信しかないですから)。白熱の争いが期待できそうです。ビッケブランカの「ポニーテイル」は、岩盤のように固いリクエストがあり、大崩れはないでしょう。同じく安定しているスピッツの「紫の夜を越えて」がこれに続き、5位・6位に予想します。「Universe」がついに崩れ、上から押さえつけるものがなくなった髭男の「Cry Baby」はさすがに順位を上げたいところ。これまでの曲より勢いがなく、1位は厳しいと思いますが、トップ5くらいには食い込みたいところ。快進撃の続くNiziUが上位安定の8位、最後にYUKIさんがトップ10を死守して9位という予想です。もちろん、トップ10予想から漏れたTWICE、BUMP、そしてトップ10落ちと予想したAdo、YOASOBIにもそれなりに勢いはあります。この4組の中に強い曲があれば、私のトップ10予想は大きくかき乱されるでしょう笑

 

初登場曲予想(6/19)


「INTO THE DEEP」MAN WITH A MISSION6/9リリースのCDシングル
「カナリア泣いた頃に」WANDS6/9リリースのCDシングル
「足跡」the peggies6/9リリースのCDシングル
「又三郎」ヨルシカ6/7リリースの配信シングル
「ずっとずっとずっと」緑黄色社会6/4リリースの配信シングル
「君といれば」Little Glee Monster6/9リリースの配信シングル

 CDシングル、配信シングル3曲ずつを配置。CD組のメインはMAN WITH A MISSION。去年10月~今年2月まで怒涛のリリースが続きましたが、一拍置いて次なる新曲をリリースです。3組目のthe peggiesは昨年「センチメートル」が最高17位の8週とそれなりに健闘。常連化への道を歩みたいところです。
 配信組では、ヨルシカが「春泥棒」以来となる新曲をリリース。宮沢賢治の「風の又三郎」をモチーフにした力強い1曲です。その他、最近急速に力を付けてきているリトグリ、そして何度も触れている緑黄色社会というラインナップにしました。最近は初登場予想が多めに当たっているので、いい流れを継続したいところです。

 
 それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう!