J-AC TOP40  2021年6月19日付けチャート

Last-modified: 2021-06-20 (日) 13:28:50

2021年6月19日付けチャートを振り返っていきます。


今週のチャート

20210619 (2).png

訂正 37位「PINK BLOOD」宇多田ヒカル の順位推移 誤)new 正)→ 訂正してお詫びします




 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは4曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は4曲中2曲でした。

 



35位 Goodbye to Rommance / ROTTENGRAFFTY                 

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初登場予想:×


  
 先週のコメントゲスト、ROTTENGRAFFTYが入ってきました。「ロットン」ことROTTENGRAFFTYは、1999年に京都で結成されたロックバンドで、J-ACではおなじみの「地元枠」です。常連組でしたが、エントリーは実は久しぶり。2019年12月21日の「ハレルヤ」(最高4位、10週)以来、1年半ぶりのエントリーになると思います。「ハレルヤ」はトップ10も長く(5週)、見事な活躍でしたね。ロットンはトップ10も普通にあり、(さすがに10-FEETほどではありませんが)それなりに強いです。アルバム曲ですから、あまり伸びはないかもしれませんが、まずはエントリーしたことがおめでたいです。

 そんな今作ですが、なんと初めてのアコースティック作品(!)。ゴリゴリのロックバンドというイメージしかないので、これはかなり驚きですね。染み入るように聴かせる、哀愁感のあるメロディーが特徴で、新たなバンドの姿に出会わせてくれること間違いありません。6月9日発売のミニアルバム『Goodbye to Romance』からのリード曲。



31位 又三郎 / ヨルシカ                 

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初登場予想:〇


  
 今やすっかり「一線級」。大型新人、ヨルシカの登場です。先日まで大ヒットしていた「春泥棒」は記憶に新しいですが、その「春泥棒」以来5か月ぶり、通算では6曲目となるエントリーです。タイトル宮沢賢治の作品「風の又三郎」をモチーフにしており、「現代社会の閉塞感を風の子に打ち壊してほしい」という想いが込められています。コンセプトどおり、suisさんの力強い歌声が印象的な仕上がりですね。リリース日は6月7日で配信限定シングル。比較対象は、昨年エントリーした配信シングル「風を食む」(最高12位、8週)になると思います。「風を食む」を上回り、トップ10に入ったり、2ケタのエントリーを記録するようなら健闘と呼べるでしょう。わずか1年と少しで一気に力を付けたヨルシカ。その成長ぶりを、今作でも見せることはできるでしょうか。

 今日のオンエアで出た言葉を借りれば、ヨルシカはすごく「京都的」なのだと思います。何をもって「京都的」かと言われると言語化が難しいですが、繊細でセンチメンタルな音楽がそう思わせるのだと思います。文学的な歌詞も素晴らしいですよね。改めて、令和のJ-ACチャートを背負っていってほしいアーティストの1組です。

 



29位 Buddy / 平井大                 

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初登場予想:×


  
 今年4曲目。いやあ、去年が5曲で、今年がすでに4曲。この方は量産体制がすごいですねえ笑 少し前までは、成績が全く伴わず(オール30位台)、残念でしたが、4月にリリースした前の曲「タカラモノ」ではついにそこから脱却。最高17位まで行き、7週エントリーするというにわかな活躍をみせました。今作も初登場29位ですから、いきなり30位台を飛び越えています。「ちょっと勢いが付いてきたか?」と思わせる動きです。「タカラモノ」で作ったいい流れを引き継げるか、それとも元通りになってしまうのか、今作は非常に大事な分岐点といえそうです。

 今年は「3週に1度」のリリースを続けている平井大さん。こちらはその第4弾で、5月30日リリースです。5月30日ですから、1週遅れ。ちょっと不安になりますが、頑張ってもらいたいものです。連続配信シングルは全4曲ありますが、そのうちの第1弾と第4弾がエントリー。どういう基準で入っているのか、よく分からないですね。曲が重ならないように、適度に調整しているのでしょうか?笑




26位 INTO THE DEEP / MAN WITH A MISSION                 

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初登場予想:〇


  
 平井大さんに負けじとばかり、最近エントリーしまくっているのはMAN WITH A MISSION。昨年11月から今年2月まで、4か月連続で4曲がエントリーしました。なかなか見られない、すごい記録だと思いますね。3か月連続の配信シングルと、それら+新曲をまとめたEPをリリースしたら、その全部がエントリーした!「さすがマンウィズ」そんな風に思わせる出来事でした。

 一息ついて、4か月ぶりとなる新曲がエントリーしてきました。6月9日にリリースされた13枚目のCDシングルで、セールスポイントを稼いでエントリーしてきました。東宝配給映画『ゴジラvsコング』主題歌。ゴジラvsコング、そしてオオカミですか笑 怪獣同士がスクリーンで激突する迫力の映画にふさわしい、壮大な広がりを感じさせる1曲になっています。MVにはゴジラも出演しており、まさに夢の共演という感じ。今作はCDシングルですから、最近の配信シングルよりはいい成績が期待できるでしょう(マンウィズは、CDシングルならトップ10常連のバンドです)。「ゴジラパワー」で、「Change the World」以来5作ぶりとなるトップ10入りはなるでしょうか!?


今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

愛を知るまではあいみょんv28週目


 あいみょんの「愛を知るまでは」が連覇を達成しました。藤井風の「きらり」は配信のみで、星野源の「不思議」はCDがまだという状況。というわけで、比較的1位は守りやすい状況にありましたね。前の曲「桜が降る夜は」はたった1週で1位からダウンしてしまい、ずいぶん短い印象が残ったものですが、この曲ではまずはしっかり連覇を決めました。
 とはいえ、米津玄師がやってきます。今週は12位でしたが、来週にはセールスポイントが加算されます。大きく順位を上げてくることは間違いなく、あいみょんにとっては目下最大のライバルとなりそうです。昨年「裸の心」でv7&年間1位を達成した強豪、今回はどこまで1位を続けられるでしょうか。
 


WELCOME TO TOP10

8位怪盗back number↑54週目



 back numberの「怪盗」がエントリー4週目でトップ10入り。11ランク、9ランクと上げていましたから順当な動きで、もはやトップ10入りぐらいで「おめでとうございます」と言うようなアーティストではありません。トップ10は2015年から12作連続(100%!)と驚異の強さ。しかし、昨年10月24日の「エメラルド」以来ですから意外と久しぶりということになります。
 主題歌になっていたドラマ「恋はDeepに」は残念ながら視聴率が振るわず、盛り上がりを欠きました。それがこの曲にも影響するかどうかですが、恐らくほとんど影響しないと思います。あいみょんと同じく、年間1位経験者であるback number。配信シングルとはいえ、まだまだ上昇していけると思います。
 


最も順位を上げた曲

12位Pale Blue米津玄師↑93週目

2週連続の最大アップ獲得



 
最も順位を下げた曲

38位緑酒東京事変↓912週目


最長エントリー

24週目14位UniverseOfficial髭男dism↓2
19週目30位勿忘Awesome City Club↓4
19週目32位桜が降る夜はあいみょん↓2


トップ10落ち

13位もう少しだけYOASOBI↓36週目1週

 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31又三郎ヨルシカnew1w
32桜が降る夜はあいみょん↓219w
33八月の陽炎マカロニえんぴつ↑12w
34Film outBTS↓111w
35Goodbye to RommanceROTTENGRAFFTYnew1w
363分29秒ヒトリエ↓42w
37PINK BLOOD宇多田ヒカル2w
38緑酒東京事変↓912w
39Eden through the rough西川貴教↓88w
40磁石aiko↓517w

 


 aikoの「磁石」が40位でしっかり踏みとどまり17週目。強い曲は最後まで強いという典型で、最後まできっちり残ったのはさすがです。38位、39位は大ダウン組。西川貴教さんの「Eden through the rough」は下がりだした後に止まらずあっという間の39位。トータルは8週と、出だしが強かった割にはいつも通りの成績に収まりました。再浮上などで頑張っていたのは東京事変の「緑酒」ですが、今週はあまりにも痛すぎる9ランクダウン。来週とどまればロングエントリーの13週ですが、一気に厳しくなってしまいました。ここまで頑張ってきた曲ですから、来週はなんとしても残ってほしいのです(このサイトにも、ロングエントリーで名前を残せますからね)。果たしてどうなるでしょうか。
 本日アルバム特集だったBTSの「Film out」は1ランクダウンとしっかり残し11週目。いい粘りで、こちらもロングエントリーへの可能性を残しました。あと2週で、後ろはあと6つです。あいみょんの「桜が降る夜は」は圧倒的な強さで安定しています。ダブルエントリーの影響は微塵も感じさせず、桜を飛び越え梅雨の季節までエントリーしているのは驚異的ですね。
 先週の初登場組ですが、これがどうもピリッとしません。マカロニえんぴつの「八月の陽炎」は33位へと1ランク上げたのみ(ダブルエントリーもあるし仕方ないですが...)。ヒトリエの「3分29秒」は即落ちの36位。そして最大の驚きは宇多田ヒカル。先週37位初登場の「PINK BLOOD」が、なんと1ランクも上げられませんでした。えええ!?という感じの動きですね。いきなり高いところから入ってきたのなら分かりますが、最下位付近でステイというのは驚きです。この曲は、勢いがないのか、それとも来週以降に遅れてジャンプアップするのか、ちょっと読めない状況です。宇多田さんですから、さすがに上がると思いたいものですが。
 


 

21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21NAMELYUVERworld↑72w
22RenegadesONE OK ROCK↓39w
23ただいま手嶌葵↓317w
24アオ10-FEET↓618w
25愛しい人SUPER BEAVER↓24w
26INTO THE DEEPMAN WITH A MISSIONnew1w
27はしりがきマカロニえんぴつ↓310w
28ディスタンスflumpool↓13w
29Buddy平井大new1w
30勿忘Awesome City Club↓419w



 ジャンプアップも大ダウンもない、静かなブロックになっています。 一人気を吐いたのはUVERworld。先週28位でエントリーした「NAMELY」が7ランクアップとまずは堅調に伸ばしました。CDシングルは安定してトップ10入りしているUVERですからこれくらいは当然。問題はトップ10入りがなるかというところで、これはライバルも非常に強力なため、来週以降が激戦となりそうです。
 初登場2曲、アップが1曲で、残りの7曲はなんと全てがダウン曲。上位で長く頑張っていた曲が目立ちますね。トップ10はないものの、驚異のロングエントリーを続けているAwesome City Clubの「勿忘」は今週も崩れず30位。19週目となり、大台の20週がかなり有力となりました。手嶌葵の「ただいま」、ONE OK ROCKの「Renegades」はそれぞれ3ランクダウンにとどめました。特にONE OK ROCKは新曲とダブルエントリーしていることを考えると立派です。一方、少し崩してしまったのは「元・4強」の10-FEET。今週は6ランクとやや大きく下げてしまい、少し苦しめの雰囲気。トップ10に10週という大ヒットですが、この後はどこまで踏ん張れるでしょうか。27位はマカロニえんぴつの「はしりがき」。ダブルエントリーしているのに3ランクしか下げておらず、ONE OK ROCKと同じく非常に頑張っている。これで2ケタの10週を達成。いやあ、やりましたね!トップ10入り&2ケタということで、見栄えが非常によい。大きな実績を残しました。これに満足せず、ぜひあと3週踏ん張り、ロングエントリーを達成してもらいたいです。
 ダウン組でも、非常に残念なのが2組。28位のflumpoolは3週目で早くもダウン。SUPER BEAVERは4週目で早くも続落の25位。どちらにも共通しているのは、CDシングルをリリースしたのに3週目で早くもダウンという点です。それなりの実力者である2組が弾き返されており、実に厳しいですね。
 

11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11なないろBUMP OF CHICKEN↑45w
12Pale Blue米津玄師↑93w
13もう少しだけYOASOBI↓36w
14UniverseOfficial髭男dism↓224w
15Kura KuraTWICE↓46w
16閃光[Alexandros]↑17w
17Broken Heart of GoldONE OK ROCK↑53w
18Shake&Shakesumika↑73w(1+2)
19One Last Kiss宇多田ヒカル↓314w
20I Love Youくるり↓613w

 


 トップ10争いから見ていきます。Adoの「踊」が踏ん張ったため、入れ替えは1組のみ。朝ドラ主題歌、BUMP OF CHICKENの「なないろ」は11位でいったんストップ。10位台に3週目と意外にまごついていますが、あまり心配することはないでしょう。12位は米津玄師の「Pale Blue」。先週21位からのトップ10入りなるかが注目されましたが、直前で止まり12位という結果でした。最近は「20位台以下からのトップ10入り」がなく、この曲に期待しましたが、米津玄師ですら12位で止まるという結果になりました。3月6日のaiko「磁石」以来、20位台以下からいきなりのトップ10入りはありません。一体誰がこの流れを打ち破るのか、ちょっと今は想像がつかないですね。とはいえ、11位のBUMPと12位の米津玄師は完全に「トップ10待機組」。ここで止まる2組ではなく、来週は順当にトップ10入りとなるでしょう。
 18位まで上げてきたのはsumikaの「Shake&Shake」。先週6週ぶりのリエントリーで25位に顔を出しましたが、今週は7ランクアップとなりました。やはりCDシングルがリリースされたので前とは勢いが違います。こちらはトップ10入り候補3番手ということになるでしょう。17位はONE OK ROCKの「Broken Heart of Gold」。ダブルエントリーの影響もあり上昇は控えめですが、3週目で17位に付けました。ライバルが非常に強力(BUMP、米津、sumika)ですが、こちらも連続トップ10入りを目指していきたいところです。
 唯一のトップ10落ちはYOASOBIの「もう少しだけ」。先週10位でトップ10入りしましたが、今週はトップ10を守れず、よくある「思い出トップ10(10位1週のみ)」となってしまいました。14位→11位→10位といまいち伸びを欠いていたことから、残念ながらこれは予想される結果でした。上位陣が強いので仕方ない、と言いたいところですが、そうも言えません。初のトップ10入りをしたNiziUやAdoが3週間トップ10に残っているからです。「新顔」に負けて1週でのトップ10落ち。YOASOBIにとっては厳しい結果といえるでしょう。YOASOBIよりもさらに厳しい結果に終わったのはTWICE。「Kura Kura」がなんと15位にダウン。これまで日本シングルで安定してトップ10入りしていたことを考えると、これは惨敗です。巻き返す可能性もないことはないですが、極めて厳しいでしょう。NiziUがトップ10をキープしているというのがまた残酷すぎて、音楽界の厳しさを噛みしめています。
 元トップ10組です。最長エントリー曲、髭男の「Universe」は14位と安定。大崩れしそうな雰囲気はなく、今週で24週目。これは「裸の心」を超える30週のエントリーもあるいは十分に狙えそうです。宇多田ヒカルの「One Last Kiss」はさすがの強さで19位にとどめ14週目。トップ10から下がってもしっかりしています。一方、くるりの「I Love You」はやや崩れ6ランクダウン。こちらは10位→14位→20位とやや下降が早く、この後踏みとどまれるかが心配です。
 先週17位に再浮上した[Alexandros]の「閃光」は、さらに戻し16位。12位から19位まで一気に叩きつけられた時はショックでしたが、2週かけて16位まで戻したのは立派です。今週で7週目。この頑張りが生きて、2ケタエントリーには届きそうな状況になっています。


トップ10


順位曲名アーティスト推移IN(うちトップ10)予想結果
1愛を知るまではあいみょん8w(5)1
2きらり藤井風↑17w(5)3
3不思議星野源↓18w(4)2
4ポニーテイルビッケブランカ18w(17)5
5Cry BabyOfficial髭男dism↑47w(2)7
6紫の夜を越えてスピッツ↓112w(10)6
7Take a pictureNiziU12w(3)8
8怪盗back number↑54w(1)4
9Baby,it's youYUKI↓314w(11)9
10Ado↓27w(3)×



 1位から4位までの顔触れは変わりませんでした。しかし、藤井風の「きらり」が星野源の「不思議」をかわし2位に浮上。自己最高位をさらに更新する大きな浮上となりました。配信曲でこの活躍は素晴らしい。配信の成績が非常に好調で、ここまで伸びるのも十分に納得できますね。「きらり」どころではない、まばゆいばかりの輝きになっています。星野源の「不思議」は早々と1位を獲得しましたが、2位、3位と後退し非常に嫌な流れ。とはいえ、あまり心配することはなく、来週23日にいよいよCDがリリースされます。2週後にはセールスが加わりますので、また1位争いに加わってくるでしょう。要するに、早く上がりすぎたのです。
 「最後の元・4強」、ビッケブランカの「ポニーテイル」は4位をキープ。「元・4強」と書きましたが、よく考えたらまだ4位であり、今も4強なわけですね。いやあ、強いなあ。トップ10内は17週目で、「Universe」まではあと3週、「裸の心」まではあと4週。こうなったら、行けるところまで頑張ってください。
 トップ5唯一の入れ替わりは髭男でした。「Universe」の押さえ蓋がなくなったことで、「Cry Baby」が5位まで浮上してきました。7週目でのトップ10入りは、彼らにしては随分遅かったですが、それでもしっかりトップ5入りしてくることがさすがです。心配していたこの曲ですが、どうやらそれなりのヒットにはまとめてきそうですね。
 スピッツの「紫の夜を越えて」は安定の6位。この5週の推移は「6→6→6→5→6」となっています。上がりもせず、下がりもせず、毎週ほぼ同じ時間にオンエア。不気味になるくらいの強さでポイントを伸ばしていますね。ちなみに、これと似た動きをしていたのは手嶌葵の「ただいま」。振り返ると、「6→5→5→6→6」というほぼ同じ動きをしていました。スピッツは一体どこまで頑張るのか、これも大きな注目ポイントです。7位にステイとなったのはNiziU。まさかのダウンを喫したTWICEを尻目に、こちらはトップ10内に安定という強さになりました。気付けば12週目でトップ10に3週目。どうやら、最初はありえないと思っていた年間入りがかなり有力な状況です。
 YUKIさんの「Baby, it's you」はさすがに息切れで9位。しかし、トップ10を11週に伸ばし、恐らく自己最高レベルのヒット。1位も獲得し、トップ10でやり残したことはなさそうです。10位に踏みとどまったのはAdo。エントリー7週目で初のダウンとなりました。8位→8位→10位となっており、さすがにトップ5の最上位層にはガードを食らってしまいましたね。しかし、今週もトップ10をキープし、3週目のトップ10入りを決めたことは立派です。何しろ初エントリーでこの成績ですから、十分すぎるくらいの活躍です。



 

さよならトップ40


先週40位「Another Great Day!!」LiSA 
IN【3】TOP10【0】HIGH【34】



 LiSAさんが5月12日にリリースしたミニアルバムからの1曲。B'zの松本さんとのコラボで、ギターサウンドが最高にかっこいい曲でした。エントリーした時にも書きましたが、一回聴いただけで惚れましたね。それくらいのいい曲だったこともあり、見事ミニアルバムからのエントリーを決めました。しかし、結果は34位からの即落ち3w。初登場の時、「5週は入ってほしい」と書きましたが、完全に悪い方へのフラグになってしまいましたね(余計なことを書いて申し訳ないです)。
 昨年12月から今年1月にかけ、「炎」で8連覇を達成したアーティストがこの成績です。J-ACはシングル中心のチャートですからこれは予想できたことですが、それにしても厳しい。先週は平井堅、今週はLiSAがわずか3週でチャートを去っていくわけですから、なんというか憮然とした気持ちになりますね。


先週39位「ANSWER...SHADOW」φMI 
IN【4】TOP10【0】HIGH【27】



 最近のLDH系は2~3週のエントリーが多く、おおよそ前例をなぞる結果になりました。シングルセールスポイント「しか」ないと思われ、どうしてもこのような結果になってしまいます。しかし初登場が29位とやや高めで、20位台を2週記録しました。コメントゲストの影響もあったと思われ、それなりの健闘ではあったと思います。


先週38位「Chilly Chili Sauce」WANIMA 
IN【8】TOP10【0】HIGH【14】



 これはひどかった。かわいそうになるくらいひどかったです。WANIMAはコメントゲストに登場し、番組にプレゼントも寄せてくれていました。プレゼントはキヨピーさんも絶賛する熱いメッセージ入りで、それを受け、熱いコメントを寄せた人が当選するという企画で盛り上がっていましたね。しかし、コメントゲストやプレゼントでプッシュされたのは、4月28日に配信リリースされた「旅立ちの前に」。なんと、この曲ではありませんでした(なんじゃそりゃ)。プッシュされている曲と、チャートにエントリーしている曲が違う。前代未聞の状態で、いわば「見捨てられた」この曲は元気なく順位を下げていきました。4月14日にリリースされたCDシングルでしたが、トップ10入りもできないという痛恨の結果に終わりました。しかし、この結果はある意味当然です。ラジオでオンエアが多かったのも、WANIMAがコメントゲストでアピールしたのも、プレゼントを提供したのも、全部「旅立ちの前に」ですからね。この曲には、上がる要素がなかったです。結局、この曲は中途半端、そてい「旅立ちの前に」はエントリーすらできないという最悪の結果になりました。
 この成績を見ると、正直「入れる曲を間違えた」と思わざるを得ません。


先週36位「Here」Homecomings 
IN【5】TOP10【0】HIGH【34】



 5月のスマッシュブレイク。地元京都のバンド、Homecomingsがついにメジャーデビュー。こちらはそのアルバムからの1曲でした。インディーズの頃から応援していたα-stationでは、レギュラープラグラムの開始、スマッシュブレイクへの起用、そしてこの番組でもアルバム特集と、これ以上ないくらいの「花道」を準備した感じがします。
 それにふさわしいような活躍をしてほしいところでしたが、残念ながらオール30位台の5週という成績に終わってしまいました。Homecomingsはトップ10入りの経験もありますので、いくらアルバムとはいえ、この成績は寂しい。とはいえ、(何度も書いていますが)平井堅とLiSAが3週ということを思えば、この曲はそれなりに頑張ったということになるのでしょうか。
 真の実力が期待できるのは、次にCDシングルをリリースした時になると思います。トップ10入りした「Cakes」を上回るような活躍をしてくれる日を期待しています。





来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1愛を知るまではあいみょん
2きらり藤井風
3Pale Blue米津玄師↑9
4不思議星野源↓1
5怪盗back number↑3
6ポニーテイルビッケブランカ↓2
7Cry BabyOfficial髭男dism↓2
8紫の夜を越えてスピッツ↓2
9Take a pictureNiziU↓2
10なないろBUMP OF CHICKEN↑1

 来週の最大の見どころは米津玄師。6月16日にリリースされた「Pale Blue」にシングルセールスポイントが加算され、ランクアップが確実です。トップ10入りはもはや議論の余地もなく、問題はどこまで上がるか。もし、今週トップ10に入っていたら私は1位に予想するつもりでした。しかし、12位でいったん止まったので方針転換、3位という予想になっています。最近は一気に上がる曲が少ないですが、さすがに米津玄師のCDシングルとなれば話は別ではないでしょうか。再来週は1位候補と思われ、それに向けて大きく上げてくると思います。1位、2位は変わらずと予想。藤井風の「きらり」は1位を取るとしたら来週がラストチャンスでしょう(今後は米津、星野にCDセールスが加わるから)。私としてはなんとしても1位を獲得してほしいところですが、CDセールスを稼いでいるあいみょん相手にはさすがに分が悪いでしょうか。しかし、ファンなので奇跡を期待したいと思います。
 5位争いは激戦。おそらく、5位~7位に予想した3組の三つ巴だと思います。今週トップ10入りしたback numberの新曲に、ようやく5位まで上げてきた髭男、そしてまだまだ粘り強いビッケブランカの3組で、予想は非常に難しいです。迷いましたが、実績十分のback numberの勢いを買いました。前の配信シングル「エメラルド」も2位まで行っていますし、トップ10の下位で止まっているようでは困ります。
 6位から9位は、全て2ランクダウンという予想になりました。え、手を抜いたように見えるって?抜いてませんよ笑 米津玄師とback numberの2組が上がってきた結果、現在の上位陣が2つずつ下がるという熟考のすえの予想です。まあ、当たったらほめてください笑
 最後に10位はBUMPのトップ10入りを予想。この曲は、ここ数週の動きを見るに、少しずつ上げていき息の長いタイプの曲になりそうです(朝ドラ主題歌ですし、そうなりやすい)。最高何位まで行くかは分かりませんが、朝ドラは放送期間も長いので、あまり焦ることはないと思います。トップ10入りは米津玄師とBUMP OF CHICKENでほぼ確定。3枠目を狙えそうなのはsumikaで、こちらは恐らくNiziUとの争いですが、来週はNiziUが守り切ると予想しています。トップ10内でも安定していますからね。

 

初登場曲予想(6/26)


「Sha・la・la・la」※リエントリー宮本浩次6/16リリースのCDシングル
「アイボリー」SCANDAL6/16リリースのCDシングル
「ずっとずっとずっと」緑黄色社会6/4リリースの配信シングル
「color」Hakubi6/18リリースの配信シングル
「Balmy Life」Kroi6月のスマッシュブレイク、6/23アルバム

 同じ曲を3週連続で初登場予想するのは史上初です。緑黄色社会の「ずっとずっとずっと」ですが、どれだけあきらめきれないんだよという笑 今週はMステのパフォーマンスもあり、MVも公開。一応、エントリーする目は残っていると思います。とはいえ、6月4日リリースと大分日が経っており、さすがに来週がラストチャンスでしょうか。私が初登場予想に推すとダメになるんですかね?笑 それは悲しいので、なんとしてもエントリーを期待したいです。すごくいい曲なんですよ、入れない手はないと思うんだがなあ。

 その他、最大の注目は宮本浩次さんの「Sha・la・la・la」です。5月22日に1週だけエントリーしたこの曲ですが、ようやくCDシングルがリリースされました。リエントリーするかどうかが注目ですが、先週sumikaという「前例」があったばかりなので、リエントリーの可能性は「大」だと思います。
 
 それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう!