J-AC TOP40  2021年7月24日付けチャート

Last-modified: 2021-07-25 (日) 12:29:15

2021年7月24日付けチャートを振り返っていきます。


今週のチャート

20210724.png




 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは3曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は3曲中2曲でした(清水翔太を書いていれば史上初の全的中でした。悔しいなあ)

 



34位 Curtain Call feat.TAKA / 清水翔太                    

loading...

初登場予想:×


  
 7月21日にリリースされた清水翔太さん9枚目のアルバム「HOPE」に収録されたリード曲で、ONE OK ROCKのTAKAさんをフィーチャーした1曲です。この曲は、先週の初登場に予想していましたが、今週は初登場予想に入れていませんでした。あきらめずに初登場予想しておけばよかったですね。

 アルバム曲がリリース週に入ってきたわけですが、好調なスタートといえそうです。実際、Spotifyではすでに100万再生超え、YouTubeでも急上昇の音楽にランクインしており、かなり勢いがあるといえます。清水翔太さんは、昨年4月の「416」以来1年3か月ぶりのエントリー。一方のワンオクTAKAさんは、この間までエントリーしていた2曲が2曲とも急落してしまったところですが、間髪入れずコラボ曲をエントリーさせたということになります。なかなか浮かばないというか、面白いコラボレーションですね。

 このアルバム「HOPE」ですが、さっそく聴いてみたところ非常にいい1枚でした。いい意味で、肩の力を抜いて聴けるような心地よい曲が多くて、自然に時間が流れていく感じです。この曲のほかに、Aimerさんとのコラボ曲も収録されており、非常に豪華でした。また、アルバムの最後には、名曲「花束の代わりにメロディーを」のTHE FIRST TAKEバージョンも収録されており、非常に聴きごたえがありました。来週はぜひこちらのアルバムを特集してもらいたいですね。




29位 告白 / MY FIRST STORY                   

loading...

初登場予想:〇


  
 7月14日にリリースされたCDシングル。マイファスはCDシングルでは安定のエントリーを続けており、今回も順当にエントリーを決めました。エントリーは昨年7月の「1,000,000 TIMES feat.chelly」(最高22位、6週)以来ちょうど1年ぶり。リリースとしても1年ぶりです。
 ハードなロックが印象的な彼らですが、今作はバラード。胸が痛くなるような真っ直ぐなラブソングに仕上がっています。カップリングには、昨年大ヒットしたEveの楽曲「廻廻忌憚」のカバーも収録。こちらもすっかり彼らの楽曲へと様変わりしており必聴です。各種ストリーミングサービスなどで聴けますのでぜひ聴いてみてください。成績的には、5週~6週、最高位は20位台~30位台が多い彼らですが、今作はどうでしょうか。20位台から入ってきており、今作では10位台を狙いたいところでしょう。まずは来週の上げ幅に注目といったところでしょうか。




14位 SMILE~晴れ渡る空のように~ /桑田佳祐                   

loading...

初登場予想:〇


  
 高い。高いなあ。こんなに高く入ってきた曲は久しぶりですね。いやあ、興奮します。トップ10の目前、14位で初登場してきたのは桑田佳祐さん。エントリーは予想しており、桑田さんのページまで作って準備万端でしたが、ここまで高いとは思いませんでした。オリンピックも始まって一気に跳ねた感じですね。貫録を見せつけるような初登場です。

 こちらは7月12日にリリースされた1作目の配信シングル(配信シングルは初めてなんですね)。楽曲自体は聴いたことのある方が多いでしょう。昨年2020年に発表済みであり、民放5系列による東京オリンピック2020合同企画「一緒にやろう2020」の応援ソングに起用された1曲です。普段は競合している民放各局でこの楽曲が一斉に流れるという、滅多に見られないような光景が非常に印象的でした。リリースから1年後、延期された東京オリンピックが開催されることになり、この曲が満を持してリリースされたというわけです。今年のオリンピック関連のオンエアはこの曲に集中すると思われます(NHKは嵐の楽曲ですが、J-ACにジャニーズはエントリーしませんから)。いよいよオリンピックが開催され、この曲は急上昇していくことに間違いありません。

 ご存じの通り、東京オリンピックは新型コロナウイルスの感染拡大や差別を巡る様々な問題から、開催への賛否が分かれ、その存在意義すら揺らぐような事態になっています。オリンピックが「分断」の象徴のようになっているのは大変悲しい出来事です。しかし、この曲のコンセプトは分断とは対極にあります。民放各局が「一緒にやろう」と手を携え、一つになったことを象徴する1曲ですからね。この曲が、この国に生まれた分断を埋めるような一曲になることを願います。音楽にはそのような力がある、そう信じたいものですね。そんな意味も込め、この夏一番の注目曲。



今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

Pale Blue米津玄師v48週目



 「Pale Blue」が1位をキープしこれで4連覇となりました。4回目の1位は昨年の「感電」と同じですが、あの曲はv1+3で計4回の1位でした。今回は4連覇なので、連覇記録では「感電」を上回ったことになります。米津玄師さん、おめでとうございます。
 
 ライバルの星野源「不思議」が久しぶりに2位に付け、いよいよ来週はこの曲に挑もうかというところ。そして、3位には6ランクアップでYOASOBIの「三原色」が急浮上してきました。YOASOBIはまだ1位の経験がありませんが、今作は非常に勢いがよく、要注目の存在になってきました。来週は5連覇をかけ、この2曲との争いになりそうです。
 


WELCOME TO TOP10

9位この新しい朝に浜田省吾↑64週目



 浜田省吾さんの「この新しい朝に」がエントリー4週目でトップ10入りを決めました。先週は15位でいったんストップ。トップ10入りに黄信号が灯りましたが、今週は6ランクアップの活躍で、見事トップ10を仕留めました。浜田さんのトップ10入りは、2019年9月14日付の「凱旋門」以来1年10か月ぶり。「凱旋門」は最高位10位でしたから、今作はそれを更新したことになります。

 浜田さんのような大ベテランがトップ10に食い込んでくるのは非常にうれしいです。9位が浜田省吾、8位がずっと真夜中でいいのに。こんな並びを見られるチャートは、日本でもここくらいですよ笑 新勢力とベテランがバランスよくせめぎ合っており、素晴らしいチャートだと思います。来週は10位台から一気に何曲も上がってきそうであり、この曲にとってはさっそく踏ん張りどころ。トップ10キープはなるでしょうか。
 


最も順位を上げた曲

16位蒼天のヴァンパイアビッケブランカ↑162週目



 
最も順位を下げた曲

36位Shake&Shakesumika↓98週目(1+7)
38位New EraDragon Ash↓93週目
39位tearsSEKAI NO OWARI↓93週目


最長エントリー

23週目6位ポニーテイルビッケブランカ↓1
23週目18位アオ10-FEET
22週目28位ただいま手嶌葵↓2

 

トップ10落ち

13位INTO THE DEEPMAN WITH A MISSION↓36週目3週

 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31BLUE WINGSTUBE↓63w
32Film outBTS↓816w
33花占いVaundy↑12w
34Curtain Call feat.TAKA清水翔太new1w
35Super SummerNiziU↓73w
36Shake&Shakesumika↓98w(1+7)
37ポリゴンウェイヴPerfume↓22w
38New EraDragon Ash↓93w
39tearsSEKAI NO OWARI↓93w
40One Last Kiss宇多田ヒカル↓419w

 


 初登場は1曲のみで、その分大ダウン曲が多数。意外な曲が大ダウンしており、今週も荒れ模様となりました。先々週にエントリーしたばかり、今週で3週目の曲たちがひどいことになっていますね。これからどんどん上がっていくと思っていたら、3週目で早くも叩き落される。そんな衝撃的な展開になっています。
 一番驚いたのはSEKAI NO OWARI。今週はアルバム特集、そしてマンスリーピックアップ。アルバム曲の「tears」は普通ならぐんぐん上がっていくと予想するところです。それが、まさかの9ランクダウンで39位。ええ...。これでは、ただの弱いアルバム曲じゃないですか。さすがにピックアップアーティストがこの扱いとは予想がつきません。もしかすると、違う曲と入れ替わりがあるのでしょうか。
 2018年以来のエントリーだったDragon Ash「New Era」も大爆死。3週目にして9ランクの大ダウン、あっという間に土俵際です。CDシングルでこの扱いはあまりにも寂しい。再浮上を期待したいところですが、かなり厳しいです。その他、大ダウンではありませんが痛恨のダウンをしたのはTUBEとNiziU。TUBEの「BLUE WINGS」は6ランク下げて早くも30位台と元気がありません。セカオワと同じくらい驚いたのはNiziUの「Super Summer」。こちらは、「Take a picture」と入れ替わっていくものかと思いきや、なんと痛恨の7ランクダウン。一緒に下がってどうする...。いやあ、飛ぶ鳥を落とす勢いで来ていたNiziUですが、ここに来て急ブレーキ。この曲には、「Take a picture」ほどのヒットは期待できそうにもありません。というわけで、エントリー3週目がそろいもそろってボロボロです。
 エントリー16週目、驚異の再浮上を見せていたBTSの「Film Out」ですが、今週は8ランクの大ダウン。ベストアルバムは売れに売れまくっていますが、J-AC的にはついにポイント切れというところでしょうか。その他の曲もあまり元気がありません。エントリー3週目がひどかったですが、2週目も振るわず。先週初登場のPerfumeの「ポリゴンウェイヴ」はなんと初登場35位のダウンで37位。このまま圏外となってもおかしくなく、年間常連のアーティストとは思わない大暴落です。先週初登場34位のVaundy「花占い」はなんとか1ランク上げて33位。アップをつかみましたが、前の2曲は2週でチャートアウトしており、油断はなりません。来週残れるかどうかに注目で、来週もアップするようなら面白くなってきます。
 最下位の40位で踏みとどまったのは宇多田ヒカルさん。今週は、髭男の「Universe」とこの曲が40位の残留争いになると見ていました。どちらも「元・4強」で、激しい残留争いでしたね。私的には、「Universe」が踏みとどまり、有終の美を飾るかと思っていたのですが、最後の競り合いを制したのは宇多田さんの方だったようです。最後に底力を見せ、エントリーを19週に伸ばしました。 
 


 

21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21Kura KuraTWICE11w
22シャッター優里↑92w
23閃光[Alexandros]↓312w
24もう少しだけYOASOBI↓511w
25Perfect WorldTWICE↑73w
26Umillenium parade×Belle↑132w
27Pegasus布袋寅泰↓53w
28ただいま手嶌葵↓222w
29告白MY FIRST STORYnew1w
30Take a pictureNiziU↓717w



 TWICEとNiziUで完全に明暗が分かれましたね。このところ、ずっとNiziUがTWICEを上回るという状況が続いていました。それがどうでしょうか。今週のNiziUは、「Take a picture」と新曲の両方が7ランクダウンという「大負け」。2曲合わせて「-14」です。一方のTWICE。早くから入ってきたアルバム曲の「Perfect World」が思いのほか好調で7ランクアップの25位。そして「Kura Kura」の方も崩れず、21位をキープ。2曲合わせて「7」ですから、今週の動きを見るとTWICEが21ランクも上回りました。先輩グループとして、まだまだ負けていられないとばかりの巻き返しですね。夏に負けず、この2組の争いが本当に熱いです。「Kura Kura」はダブルエントリーになってからも見事な頑張りで11週目。一時は絶望的だったロングエントリーの13週も十分見えてきました。
 その他を見ていきます。13ランクの大ジャンプアップで26位に付けたのはmillenium parade×Belleの「U」。いやあ、すごい上げっぷりじゃないですか!細田守監督の映画主題歌ということもあり、大きく上げるかもと予想していましたが、私の想像以上に上げてきました。ミレパも中村佳穂さんも当代屈指の実力派ですからね。いやあ、この曲は本当に楽しみです。
 ミレパに負けず9ランクのアップを果たしたのは優里さんの「シャッター」。先週31位から22位まで伸ばし、こちらも非常に好調です。優里さんはこれが3曲目。22位は「インフィニティ」に並び早くも最高位です。まだ10位台へのエントリーがないのですが、これは大チャンス。今回は3度目の正直で10位台に挑みます。
 新曲がトップ10入りしたYOASOBI。「もう少しだけ」はさすがにお疲れで5ランクダウン。こちらは「Kura Kura」と同じく11週目であり、ロングエントリーを目指します。9週に渡り10位台をキープした[Alexandros]の「閃光」はついにダウン。しかし、今週も大崩れはしていませんから本当に立派です。こちらはこれで12週目。ロングエントリーは間違いないでしょう。
 8月にライブが控えている手嶌葵さんの「ただいま」は今週も全く崩れません。先週私が書いたとおり、ライブまではこの安定が続くでしょう。そして、「Universe」のチャートアウトによりこの曲がロングエントリー3位に躍り出ました。押しも押されぬ大ヒットですね。
 先週22位から5ランクダウンを喫してしまったのは布袋寅泰さんの「Pegasus」。10位台の目前で弾き返され痛恨の結果となりました。ちなみにこちらも「3週目」。今週はエントリー3週目がとにかくボロボロですねえ。


 

11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11名前を呼ぶよSUPER BEAVER↑24w
12なないろBUMP OF CHICKEN↑210w
13INTO THE DEEPMAN WITH A MISSION↓36w(3)
14SMILE~晴れ渡る空のように~桑田佳祐new1w
15紫の夜を越えてスピッツ↓417w
16蒼天のヴァンパイアビッケブランカ↑172w
17Ado↓512w
18アオ10-FEET23w
19又三郎ヨルシカ↓36w
20Sha・la・la・la宮本浩次↓36w(1+5)

 


 19位、20位はそれぞれ先週から3ランクダウンでヨルシカ、宮本浩次。ともに6週目で、10位台には踏みとどまっているものの、トップ10に入れなかったのは寂しい限りです。先週トップ10落ちしたスピッツとAdoはそれぞれ15位、17位に下げました。スピッツとAdoは8月14日に開催されることになったJ-ACの「夏フェス」にもエントリーが決定。こちらの「夏フェス」も非常に楽しみですね(後述)。
 10-FEETの「アオ」は今週も18位をキープ。手嶌さんのところでも述べましたが、今週は「Universe」がチャートアウト。この曲は「ポニーテイル」と並び最長エントリー曲になりました。「ポニーテイル」が強すぎますが、この曲も再浮上して18位をキープ。素晴らしい健闘が続いています。
 トップ10落ちは1組で、MAN WITH A MISSIONの「INTO THE DEEP」。トップ10入りは3週で、最高位は7位でした(8→7→10位)。トップ10への長期エントリーはなりませんでしたが、1年ぶりにトップ10入りし、それなりにトップ10をキープしたのは立派です。今後は2ケタ10週を目指す戦いになると思います。
 さあ、ここからはトップ10入りを狙う争いです。今週トップ10を射止めたのは浜田省吾さんですが、その他も非常に熱い。14位で初登場した桑田佳祐さんが最有力になると思いますが、その他の曲も厚い火花を散らしています。11位で「寸止め」を食らったのはSUPER BEAVER。うーん、先週13位からのトップ10入りは確実と思っていましたが、思いのほか伸びなかったですね。まだ4週目と若く、トップ10入りのチャンスはいまだに高いですが、ライバルも非常に強くなってきました。来週は確実にトップ10入りを決めたいところです。12位はBUMP OF CHICKENの「なないろ」。今週「朝ドラの割に下がるのが早い」と露骨すぎるメッセージを読まれていましたね。メッセージを送ったのは私じゃないですからね笑 とにかく、そんな風に言われるくらい情けなかったこの曲でしたが、発破が効いたのか、今週は2ランクの再浮上を決めました。来週は「何度目の正直」か分からないトップ10入りに挑みます。
 最後に16位はビッケブランカの「蒼天のヴァンパイア」。先週初登場33位から、なんとなんと17ランクのスーパージャンプアップです。いやあ、「ポニーテイル」がまだトップ10にいるのにとんでもない強さですね。大量のリクエストに配信EPのセールスポイントもどっさり加わったものと思われます。こちらも来週はトップ10の有力候補です。

トップ10


順位曲名アーティスト推移IN(うちトップ10)予想結果
1Pale Blue米津玄師8w(5)1
2不思議星野源↑113w(9)2
3三原色YOASOBI↑63w(2)5
4きらり藤井風↓212w(10)3
5愛を知るまではあいみょん↑113w(10)6
6ポニーテイルビッケブランカ↓123w(22)8
7Cry BabyOfficial髭男dism↓312w(7)4
8あいつら全員同窓会ずっと真夜中でいいのに。5w(3)10
9この新しい朝に浜田省吾↑64w(1)×
10怪盗back number↓39w(6)9



 星野源の「不思議」が2位に再浮上。2位まで戻したのはなんと6週ぶりです。ここ5週は3位と4位の往復が続いており、安定感がありながらも突き抜けるものがありませんでした。しかし、6週ぶりの2位ということで、いよいよ1位返り咲きに期待が高まります。ちなみに、1位を獲得したのはなんと7週前。来週もし1位を獲得すれば、8週ぶり、14週目の1位ということでどちらもかなり珍しい記録になります。果たして1位に返り咲くことはできるのでしょうか。
 3位に急上昇してきたのはYOASOBI。先週9位でトップ10入りしたばかりですが、6ランクも伸ばし一気にトップ3入りを果たしました。前作「もう少しだけ」は10位台前半で安定していましたが、今作は全く違う勢いを感じます。ちなみに、YOASOBIのこれまでの最高位は「ハルカ」で記録した3位で、今作は一気に最高位に並んだことになります。さあ、初めての1位はなるかというところで、これだけの勢いなら可能性は十分にありそうです。
 3週連続で2位をキープしていた藤井風の「きらり」は4位にダウンし、トップ3をYOASOBIに譲りました。しかし、こちらは9週連続で4位以上をキープしており、抜群の安定感。「青春病」を上回る自己最高成績は間違いありません。トップ10も2ケタの10週と大記録になりました。5位に戻したのはあいみょんの「愛を知るまでは」。先週はまさかの急落で6位まで下げましたが、「下げすぎてごめんなさい」とばかりに5位に戻りましたね。あいみょんはこういった再浮上が多く、腰の入った粘りはさすが。この曲は藤井風の「きらり」と同時にトップ10入りをしていました。ということで、今週は仲良くトップ10に10週目。互いに譲らず、非常に強いですね。
 トップ5争いから陥落したのはOfficial髭男dismの「Cry Baby」。今週は「Universe」が圏外となり、これからこの曲が頑張りたいところでしたが、まさかのこの曲もダウンという痛い結果に終わりました。7位までの後退はかなり厳しく、トップ5への返り咲きどころか、来週はトップ10落ちを心配しなければいけないかもしれません(10位台が非常に強いため)。
 ずっと真夜中でいいのに。の「あいつら全員同窓会」は3週連続で8位をキープ。初めてのトップ10入りで堂々たる結果を残しています。2曲目でこの活躍ですから、満点に近いと思います。さらなる上位を狙いたいところですが、今週は10位台が非常に強い。髭男と同じく、来週は残留争いになるでしょう。最後に10位はback numberの「怪盗」。先週7位からの3ランクダウンで、トップ10内では力尽きてしまった感じ。こちらの残留は限りなく厳しいでしょう。しかし、先週も書きましたが、先週7位に再浮上したことが非常に大きかったです。これでトップ10に6週目。再浮上により、年間レベルの成績に持ってきていますからね。



 

さよならトップ40




先週40位「Broken Heart of Gold」ONE OK ROCK 
IN【7】TOP10【0】HIGH【17】



 前作「Renegades」と同じく、こちらも劇場版るろうに剣心最終章の主題歌。打って変わって、ピアノでしっとりと聴かせるミディアム・バラードになりましたね。「Renegades」がまだ上位にエントリーしていた6月5日に27位で初登場し、ダブルエントリーとなりました。連続でのトップ10入りを狙いましたが、やはりダブルエントリー効果もあったのでしょう。そう上手く事は運ばず、3週目の17位でストップしました。そこからはダウンしてしまいました。6週目からは急落し、8ランク、10ランクの続落であっという間に40位へ。トータル7週で10位台が1週のみという寂しい成績で、残念ながらポイントは「Renegades」の半分以下です。今週は清水翔太さんとのフィーチャリングナンバー「Curtain Call」もエントリーしてきたところですし、気を取り直してそちらに期待でしょう。




先週38位「NAMELY」UVERworld 
IN【6】TOP10【0】HIGH【16】



 こちらも、ワンオクと同じパターンですね。「前作はヒットしたが、連続ヒットを逃した」というパターンです。前作「HOURGLASS」に続く今年2曲目のシングルで、6月12日に28位で初登場。「HOURGLASS」はトップ10内に4週食い込むヒットとなり、連続でのトップ10入りを狙いましたが、3週目の16位でストップ。その後はあっけなくダウンしてしまいました。6週目には11ランクの大ダウンをしてしまいもはやこれまで。トータルは1ケタの6週、10位台が1週のみと全く振るいませんでした。こうやって並べてみると分かりますが、ワンオクの「Broken Heart of Gold」とほぼ同じ推移で、連続ヒットを逃したという点も共通しています。一つ違うのは、ダブルエントリーはしていないということです。この曲は、「HOURGLASS」とは重なっていませんが、それでもヒットにはなりませんでした。やはり、短期間に連続で曲を送り込んでもヒットにつなげるのは難しいということでしょうか。



先週37位「Universe」Official髭男dism 
IN【28】TOP10【20】HIGH【1】



 上半期1位、今年を代表する大ヒットがついにチャートを去りました。初エントリーは2021年が始まったばかりの1月9日。CDは2月24日リリースとだいぶ先でしたが、配信のポイントだけで早々と上昇。3週目には10位とトップ10入りしました。トップ10内では少しずつ上昇。配信のみのため、地味な動きでしたが、1度も順位を下げていない点がさすがです。CDのセールスも加わったことにより、エントリー9週目にようやく1位を獲得。2連覇を達成しました。これだけエントリーしているのに2連覇というのは随分少ない数字に思えますが、この曲は下げた後も強かった。11週目に1位からダウンしますが、4位以上をキープし、16週目には2位まで再浮上。1位から下がった後、トップ5に何週残っていたと思いますか?なんと、11週です。これがこの曲の一番の強さ。この結果、トップ10は20週と大台に乗せ、彼ら史上最高成績の楽曲になりました。「I LOVE...」で記録した年間4位を更新することはほぼ間違いないでしょう。
 ただ、年間1位を獲得できるかは極めて微妙な情勢です。ロングエントリーを続けていたのに、最後に25位→37位→圏外というとんでもない消え方をしてしまいました。一般的に、こういったロングエントリー曲は最後までしっかり残り、40位でフィニッシュすることが多いです。しかし、この曲は25位から突然崩れて消えてしまい、非常に違和感を覚える消え方でしたね。一方、今のところ年間2位の「ポニーテイル」が、現在もポイントを伸ばし、この曲に迫り続けています。私は性格が悪いので、「ビッケブランカに年間1位を取らせるための動きかな?」と邪推してしまいますね。さて、年間チャートの順位はどうなるでしょうか。


来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1不思議星野源↑1
2Pale Blue米津玄師↓1
3三原色YOASOBI
4SMILE~晴れ渡る空のように~桑田佳祐↑10
5きらり藤井風↓1
6愛を知るまではあいみょん↓1
7名前を呼ぶよSUPER BEAVER↑4
8蒼天のヴァンパイアビッケブランカ↑8
9ポニーテイルビッケブランカ↓3
10この新しい朝に浜田省吾↓1

 最近はトップ10の入れ替わりが少なく、1枠が続いていましたが、来週は大きく動いてきそうです。活発な10位台を見ると、最低でも2枠、3枠すらあり得そうに思えます。ということで、期待も込めて3枠予想です。
 1位は星野源の「不思議」を予想しました。根拠は、ガッキーと結婚しておいて1位が1回のみではあまりにも寂しいからです。......というのは冗談で、今週2位まで上げたことから上がり目はあると見ます。4連覇の米津さんにもそろそろ夏バテがきそうで、1位を取るなら来週がラストチャンスでしょう。先程も書きましたが、もし実現すれば8週ぶり、14週目の1位ですか。かなり珍しい記録で、それを期待したいという思いもあります。3位は順位変わらずYOASOBIを予想。私は順位変わらずとの予想ですが、2位以上で自己最高を更新する可能性も十分、そしてもちろん、1位の可能性もあります。上位2曲の夏バテ具合とこの勢いにかかっているでしょうね。
 来週の注目は桑田佳祐さんの「SMILE~晴れ渡る空のように~」です。今週14位と極めて高い位置で初登場しており、トップ10の入れ替わりの中でもこの曲は確実。さて、どこまで上がるかというところです。この曲は初の配信シングルですが、オリンピックブースト、そして桑田佳祐さんの実績を考えれば1位も十分にありそう。正直、私は再来週の1位も十分にあると思っています。というわけで、来週は1位を狙える位置まで一気に上がってくるのではないでしょうか。10ランクアップの4位を予想。おそらく、トップ5入りの可能性が大だと思います。
 5位&6位は桑田さんに押し出される形で藤井風、あいみょんがそれぞれ1ランクダウンを予想。まだまだ勢いはありそうですが、下から上がってくる曲によってはもう少し下がる可能性もあります。問題は、その下から上がってくる曲は何か。私は、今週11位のSUPER BEAVER「名前を呼ぶよ」と、16位のビッケブランカ「蒼天のヴァンパイア」をそれぞれトップ10入り、7位と8位に予想していました。SUPER BEAVERはここ1年、何度も期待を裏切っていますが、そろそろ報われてほしいところ。11位からのダウンなんて、そんな悲しい光景は見たくありません。今週17ランクも上げたビッケブランカさんは、来週のトップ10入りがかなり有力。ただし、現在もトップ10入りしている「ポニーテイル」との兼ね合いが気になるところです。私はどちらもトップ10入りを予想し、トップ10内での連続オンエア(8位&9位)を予想してみましたが、どちらかがトップ10入りを逃す可能性も十分にあります。そうなると、今週12位のBUMP OF CHICKEN「なないろ」にも十分チャンスがありそうです。もう何度トップ10入りを逃したか分かりませんが、朝ドラ主題歌がトップ10なしでは格好がつきません。来週は、なんとしてもトップ10をつかみたいところでしょう。最後に10位は浜田省吾さん。激しい争いですが、トップ10を死守するものとみます。
 いずれにせよ、来週は大きく動きそうなので、トップ10入り予想すら大外れということもありえます。あまり触れていないですが、最近私のトップ10入り予想、ひどすぎますからね。よくここまで外すなと自分でも思いますよ笑 来週は笑い者にならないことを願っております。
 
 
 

初登場曲予想(7/31)


「踊りの合図」Lucky Kilimanjaro7/21リリースのCDシングル
「ワールドイズマイン」ハンブレッダーズ7/21リリースのCDシングル
「少年少女」銀杏BOYZ7/21リリースのCDシングル
「Good One」平井大7/18リリースの配信シングル
「3分12秒」TAKU INOUE,星街すいせい7/14リリースの配信シングル 7月のスマッシュブレイク
「Ordinary days」milet8/4リリースのCDシングル、7/14先行配信

 CDシングルではラッキリ、ハンブレッダーズ、銀杏BOYZ。ラッキリは最近音沙汰がありませんが、昨年は2曲同時エントリーをするなど活躍が目立ちました。久しぶりに戻ってきてほしいですね。ハンブレッダーズは1月の「colors」につづく2ndシングルで連続エントリーを狙います。銀杏BOYZは、入ったら2017年以来?かもしれません。
 今週の下位を見ると、6~7曲の入れ替わりもありえそうです。今週入りませんでしたが、miletさんのドラマ主題歌は非常にいいので早めのエントリーを期待。あとは、7月11日から毎週日曜日にリリースを始めたあのお方もいますね。2週に1度、3週に1度の次は「毎週リリース」だそうです。7週連続リリースするそうですよ。はははっ。こうなったら、前人未到の年間10曲エントリーを目指してほしいですね。
 
 
 それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう!