J-AC TOP40  2021年8月7日付けチャート

Last-modified: 2021-08-08 (日) 11:24:03

2021年8月7日付けチャートを振り返っていきます。


今週のチャート

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ニューエントリー

今週のニューエントリーは2曲でした(今年最少!)。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は2曲中1曲でした(たった2曲でもパーフェクトを達成できない管理人...)。

 



32位 Jasmine / sumika                     

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初登場予想:〇


  
 前の曲「Shake&Shake」で初めての「敗北」を知ってしまったsumika。トップ10も、ロングエントリーもストップする散々な目に遭ってしまいましたが、たった中1週でチャートに戻ってきました。こちらは7月30日にリリースされた配信限定シングルで、フジテレビ「バイキングMORE」の主題歌。「本音」「Shake&Shake」に続く今年3曲目のエントリーとなります。

 「Jasmine」というタイトルどおり、爽やかな香りを運んでくれるサマーチューン。彼ららしいポップの要素も全開で、サマー・キラーチューンといった感じです。中1週しか空けずにチャートに戻ってきたので、「Shake&Shake」の不調をこの曲で払しょくしたいところ。まさに「仕切り直し」の1曲になりますね。配信シングルという点は若干不利ですが、セールス週に32位という出だしでそこまで悪くはありません。まずは2作ぶりのトップ10、そして同じく2作ぶりの2ケタエントリーが目標になってくるでしょう。




29位 ワールドイズマイン / ハンブレッダーズ                     

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初登場予想:×


  
 7月21日にCDリリースされたメジャー2枚目のシングル。1月30日の「COLORS」以来半年ぶり、通算では「ユースレスマシン」「ライブハウスで会おうぜ」「COLORS」につづく4曲目ですね(4曲溜まったので彼らのページを作成したいと思います...!)。前作「COLORS」はメジャーデビューシングルで、今作は2枚目。両方とも入ってきたわけですから、これは極めて優秀で、J-ACの常連になったと見て間違いないと思います。

 ただし、7月21日リリースですから1週遅れですね(本来なら、先週入ってくる曲)。私も先週の初登場予想には書いていたんですが、入ってこなかったので今週はあきらめて書いていませんでした。1週遅れとなりましたが、エントリーは立派。私の予想は外れましたが、これは嬉しい誤算というやつです。

 ハンブレッダーズ、すごくいいバンドですよね。私は最近のバンドの中ではマカロニえんぴつと彼らがすごくお気に入りです。2組には共通点があるような気がして、すごくワクワクさせるロック(ポップ)をやっている、そんな感じを受けませんか?リリースのたびに、「今度はどんな曲になるんだろう」という期待を感じるんです。マカロニえんぴつは前の曲(「はしりがき」)がすごく好調でしたね。彼らにも、それに負けないくらいの活躍をしてほしいし、一緒にJ-ACチャートを盛り上げていってほしいものです。



今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

Pale Blue米津玄師v610週目



 米津玄師さん、申し訳ありませんでした

 いやあ、強かったっす。7月を完全制覇して5連覇。さすがにここで交代かと思いきや、8月1週目も1位をキープ。桑田佳祐とビッケブランカを押さえ付け、圧巻の6連覇を達成しました。正直、今週1位の可能性は5%もないと思っていましたが、私は米津さんを見くびっていましたね。思ったよりCDのセールスポイントががっつり入っていたということかもしれません。

 これで6連覇となったわけですが、これは今年最長となります。LiSAの「炎」は8連覇していますが、年をまたいだため2021年の記録は4連覇。ビッケブランカの「ポニーテイル」も8回1位を獲得していますが、v2+5+1なので最高は5連覇。というわけで、2021年の単独記録としてはこの曲が最長になりました。ちなみに、昨年の最高記録はあいみょんの「裸の心」で7連覇となります。というわけで、来週はこの記録に挑むことになりますね。
 


WELCOME TO TOP10

7位Umillennium parade×Belle↑54週目



 大ヒット中の映画「竜とそばかすの姫」のメインテーマ、「U」がエントリー4週目で1位を獲得!39位で初登場してから、26位、12位と凄まじい伸びで一気にトップ10争いに名乗り出ると、勢いそのままにトップ10入りを決めました。活躍は予想していたのですが、まさかここまで早くトップ10入りするとは...!!私の予想をはるかに上回る勢いでしたが、世間での大ヒットを考えるとこれも納得ですね。何よりすごくかっこいい。よく聞くJ-POPからは(いい意味で)かけ離れていて、そのスケールに圧倒されますよね。イントロから心を鷲掴みにして離しませんね!

 ミレパことmillennium paradeは「Fly with me」以来の2曲目でこれが初めてのトップ10入り。中村佳穂(Belle)さんは2018年の「きっとね!」以来2曲目だと思いますが、こちらも初のトップ10入り。というわけで、2組そろって初のトップ10入りを決めたということになります。両者、本当におめでとうございます!
 


最も順位を上げた曲

18位少年少女銀杏BOYZ↑132週目



 
最も順位を下げた曲

26位アオ10-FEET↓1025週目


最長エントリー

25週目10位ポニーテイルビッケブランカ↓1
25週目26位アオ10-FEET↓10
24週目37位ただいま手嶌葵↓4

 

トップ10落ち

19位愛を知るまではあいみょん↓915週目11週

 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31Ado↓914w
32Jasminesumikanew1w
33閃光[Alexandros]↓314w
34告白MY FIRST STORY↓83w
35Merry-Go-RoundMAN WITH A MISSION↑42w
36Perfect WorldTWICE↓45w
37ただいま手嶌葵↓424w
38花占いVaundy↓94w
39ライフスコールNovelbright↓32w
40Pegasus布袋寅泰↓65w

 


 30位台を振り返ります。初登場が1曲ということで、最近の中ではかなり静かでしたね。いつも14時台は初登場が多くて忙しいのですが、これくらいだとゆっくり聴けてありがたいです笑
 とはいえ、大ダウンが3曲あり、それなりに動いてはいます。先週29位まで上昇、浮上のきっかけをつかんだと思われたVaundyの「花占い」は9ランクの急降下。やはりまだまだ上位に壁があるようで、跳ね返される結果となりました。とはいえ、今年入った「融解sink」と「しわあわせ」はたった2週でしたから、その倍も入っています。前進はしていると思いますね。
 MY FIRST STORYの「告白」は3週目で8ランクの急降下。34位まで来てしまっては早くも崖っぷちです。今週はこのサイトにマイファスのページをオープンさせました。だいたい5~6週という成績が続いていますが、この急落ではそれも下回りそう。非常に残念ですね。続いて、31位はAdo。トップ10入りも記録し、暴れまわったこの曲でしたが、今週はついに踊り疲れです。初めての大ダウンで31位ですが、来週の「夏フェス」までは何とか残れそうでしょうか。来週の夏フェスではコロナを吹き飛ばすような大暴れを期待したいですね!
 ダウン曲は5曲です。魔の「7月10日組」、布袋寅泰さんは6ランクダウンで40位。22位まで上げた後は見せ場がなくダウン一直線。非常に寂しい成績となっています。39位は先週初登場のNovelbright。2週目で即落ちを食らってしまい非常に厳しい。ただ、初エントリーだった前の曲「開幕宣言」はたった1週で消えていますからね。2週目というのは最高記録。こちらもVaundyと同じく少しずつ進歩はしているのではないでしょうか。ロングエントリー3位、手嶌葵さんは4ランクダウンにとどめ37位。何とか京都ライブに間に合ったようですね。この夏のヒーリングミュージックとしてチャートを彩ってくれたこの曲。来週は有終の美を飾れるでしょうか。TWICEの1曲目、「Perfect World」は力なく4ランクダウン。こちらはアルバム曲で、入ってくるのが早かったので期待しましたが、残念ながら典型的なアルバム曲推移となりそうです。そして33位は[Alexandros]の「閃光」。先週ロングエントリーを達成しましたが、今週も崩れず33位と粘りました。充実のチャートアクションが続いており、本当に素晴らしいです。
 アップ曲は1曲のみで、先週39位初登場のMAN WITH A MISSION「Merry-Go-Round」が順調に4ランクアップを決めました。CDリリースは9月ですから、上げていくとしても少しずつということになるでしょう。大体予想通りの動きで、これから9月に向けて順調に上げていけるか、それが大事になってきます。
 
 


 

21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21Sha・la・la・la宮本浩次8w(1+7)
22あいつら全員同窓会ずっと真夜中でいいのに。↓86w
23又三郎ヨルシカ↓68w
24INTO THE DEEPMAN WITH A MISSION↓58w
25サンシャインガールケツメイシ↑32w
26アオ10-FEET↓1025w
27MIRROR MIRROR平井大↑82w
28アカリGReeeeN↑92w
29ワールドイズマインハンブレッダーズnew1w
30Kura KuraTWICE↓713w



 20位台です。まずは景気のいいジャンプ曲から。先週初登場の2曲が大きく伸ばしていますね。日曜劇場の主題歌、GReeeeNの「アカリ」は9ランクのジャンプアップ。ここ最近不調続きのGReeeeNですが、出足は好調です。CDリリースは9月8日で1か月も先。それなのにいきなりのジャンプアップですから...これは好調どころかかなりのロケットスタートですね!久しぶりのトップ10入りも十分に期待できそうで、さあ楽しみな1曲になりました。続いて27位は平井大。おっ...おおっ!やるじゃないですか!!!私は正直エントリーできるかも微妙と思っていましたが(すみません)、出足は非常に好調となりました。「タカラモノ」3作ぶりの20位台で、少なくとも前2作は完全に上回りました。来週は3週目、この勢いを持続してもらいたいところですね。この方の場合、毎週新曲をリリースしているので、最大の障壁は「自分の新曲」です。次の新曲が入ってこなければ、ある程度の成績にはなると思いますね。
 大ダウンも2曲。先週トップ10落ちのずとまよ。は10位台で粘れず、8ランクダウンの22位。トップ10に3週は立派でしたが、落ちた後に歯止めがかかっていない状況です。26位は10-FEETの「アオ」。23位からの再浮上で16位まで戻していましたが、奇跡のリバイバルは16位でストップ。今週はついに跳ね返される結果になりました。しかしこれで25週目。半年(26週)に王手をかけており、どうやらたどり着けそうな状況です。
 TWICEのもう1曲、「Kura Kura」は7ランクの30位ですが、これでロングエントリーに到達!いやあ、トップ10も逃しかなり不調だった曲がここまで来るとは。さすがTWICEで、締めるところはしっかり締めてきますね。23位はヨルシカの「又三郎」。先週は再浮上で17位まで戻していましたが、今週6ランクダウンで逆戻り。これで8週目ですから、2ケタ10週目を目指してもらいたいです。ダブルエントリーとなっているのはマンウィズ。「INTO THE DEEP」の方は5ランクダウンで、「Merry-Go-Round」が上がった分だけ下がったという感じです。思ったよりは安定していましたね。
 じわり3ランクアップしてきたのはケツメイシ。サマーチューンの「サンシャインガール」が25位に付け、チャート中位で夏らしさを演出しています。最後に21位は宮本浩次さんの「Sha・la・la・la」。先週と順位変わらず、これでこの3週は20→21→21位とほとんど動いていません。しっかり立て直してきたのはさすが宮本浩次さんで、これで8週目(1+7)。いったん圏外に落ちていますが、リエントリー分だけでも2ケタに届きそうな勢いですね。
 


 

11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11名前を呼ぶよSUPER BEAVER↑26w
12なないろBUMP OF CHICKEN↑612w
13怪盗back number↓211w
14Curtain Call feat.TAKA清水翔太↑113w
15シャッター優里↑94w
16TWILIGHTRADWIMPS↑112w
17紫の夜を越えてスピッツ↓219w
18少年少女銀杏BOYZ↑132w
19愛を知るまではあいみょん↓915w(11)
20もう少しだけYOASOBI13w

 


 悲喜こもごもの10位台となりました。
 まずは喜んだ人たち。なんと、ジャンプアップ曲がこのブロックだけで4曲!他も合わせると今週は6曲がジャンプアップで、今週は随分ド派手なことになりました。先週の10位台が弱っていた分、一気にチャートが動いた感じですね。
 14位は清水翔太。おおお!ワンオクのTAKAさんをフィーチャーした「Curtain Call」が11ランクアップの大躍進!初登場34位から、2週で20ランクも上げる急上昇となりました。皆さん、これ「アルバム曲」ですからね?最近はアルバム曲が入っても低い順位で終わり、というパターンばかりでしたが、久しぶりに急上昇したアルバム曲となりました。私はこの曲、すごくいいと思いますし、アルバム「HOPE」も素晴らしい出来栄えだと思います。いい曲が正当に評価された感じで、すごくうれしいですね。来週はトップ10入りを狙いますが、十分にあり得そうです。
 15位は優里の「シャッター」。ええ...ええっ!?これはぶったまげました。先週は24位にダウンしていたこの曲。なんと、急にブーストがかかり、9ランクのジャンプアップとなりました。優里はこれが3曲目。これまでは、20位前半まで上げてダウンというパターンでした。今作も22位→24位。「ああ、また同じパターンか」と思いきや、まさかまさかの急上昇。CDのセールスが加わったわけでもなく、私的には完全に謎の急上昇です。
 13ランクアップで18位に上げたのは銀杏BOYZ!久しぶりのエントリーだったので勢いを測りかねていたのですが、随分と上昇しましたね。トップ10も十分に狙えそうなところで、こちらも頑張ってもらいたいです。ジャンプアップの最後はRADWIMPSの「TWILIGHT」。タイアップがよいこともあり、11ランクのジャンプアップとなりました。前作「鋼の羽根」は軽々と超え、こちらもトップ10昇格圏内。ただ、菅田将暉とのコラボ曲がリリースされており、こちらも強そう。兼ね合いがどうなるかといったところです。
 10位台は大荒れでしたが、堅調に頑張っている曲もあります。YOASOBIの「もう少しだけ」は20位をキープし、素晴らしい頑張りでロングエントリーに到達。トップ10は10位1週のみですが、ここ2週は20位をキープ。これが非常に大きく(21×2=42ポイント)、この頑張りでどうやら年間も見えてきそうですね。13位と17位はそれぞれ夏フェス組、back numberとスピッツが2ランクダウンにとどめ10位台をキープしました。今週は夏フェス組の急落が目立ちましたが、この2組は締めるところを締めてきたという感じです。
 トップ10落ちは1組であいみょんの「愛を知るまでは」。なんと、9ランクも下げてしまい19位まで急降下しました。この曲、先々週は5位ですからね?なんと、トップ5から2週間で14ランクの急降下。ここまでの急落はなかなかなく、しかもJ-AC最強格のあいみょんがこの結果ですから心底驚きました。トップ10は11週と非常に立派ですが、前作「桜が降る夜は」を下回る結果になりました。いろいろとボロクソに書いてきたこの曲ですが、ここまで急落するとさすがに不憫になります。一体何があったのでしょうか。ダブルエントリーしたわけでもなく...。
 最後に、11位、12位はアップ曲でした。11位はSUPER BEAVERの「名前を呼ぶよ」。私は3週連続でトップ10入りを予想しましたが、3週連続でダメでした。13位→11位→13位→11位。トップ10の目前で寸止めを食らい、今週は頑張って再浮上しましたがそれでもダメ。トップ10の壁はあまりにも高く、涙を飲む結果になっています。来週は、といいたいところですが、10位台に勢いのある曲が多いので恐らく難しそうです。いやあ、悲しいなあ...。12位はBUMP OF CHICKENの「なないろ」。...先週18位まで下げて、さすがにダメかと思ったらまた上げました。この5週の推移は、12→14→12→18→12位。上げては下げ、上げては下げ、上げても12位で止まり、もうよく分かりません笑 これでなんと10週連続の10位台(トップ10は1週もなし)。強いのか弱いのかよく分かりませんが、「朝ドラ曲なのにトップ10に1週も入れないのか」と思う人の方が多いでしょうね。来週は、もう何度目か分かりませんが、トップ10入りに挑みます。10度目くらい?笑

トップ10


順位曲名アーティスト推移IN(うちトップ10)予想結果
1Pale Blue米津玄師10w(7)3
2SMILE~晴れ渡る空のように~桑田佳祐↑23w(2)2
3蒼天のヴァンパイアビッケブランカ4w(2)1
4不思議星野源↓215w(11)4
5きらり藤井風↑114w(12)7
6三原色YOASOBI↓15w(4)5
7Umillennium parade×Belle↑54w(1)6
8この新しい朝に浜田省吾6w(3)8
9Cry BabyOfficial髭男dism↓214w(9)9
10ポニーテイルビッケブランカ↓125w(24)×



 「1位候補」と思われた2曲は2位、3位に収まりました。桑田佳祐さんの「SMILE~晴れ渡る空のように~」は2ランクアップで2位。オリンピックウィークで一気に1位!とはなりませんでしたが、3週目で早くも2位ですから抜群に早いことには違いありません。来週は米津さんに挑み、1位奪取候補の1番手ということになるでしょう。3位はビッケブランカで「蒼天のヴァンパイア」。先週と順位変わらず、大人しかったですが、この原因は言うまでもなく「ポニーテイル」です。「ポニーテイル」が勢い衰えず10位にとどまったため、ポイント割れの影響でこの曲は3位にとどまったのでしょう。これで2週連続で2曲がトップ10入り。1位を取るよりも、この記録の価値が大きいかもしれません。限られた10曲の中に2曲を送り込むわけですから、これは本当にすごいことです。
 星野源の「不思議」は予想どおり4位。2ランクダウンでまた1位目前での交代ですが、生きのいい2曲が上がってきただけに仕方がありません。5位は藤井風の「きらり」が再浮上。先週トップ5から下がり、このまま下がっていくかと思いきやもう一度5位に戻しました。粘り腰が素晴らしく、これは年間チャートでも相当上が期待できそうですね。ちなみに、「不思議」と「きらり」はポイントが非常に近いことを以前に紹介しましたが、それは今も変わりません。何しろ、毎週ほとんど同じ順位で競り合っていますからね。ポイントはほぼ同点、非常に熱いです!
 YOASOBIの「三原色」は1ランクダウンの6位でトップ5から後退。リリースから時間のたっている藤井風に抜かされたのはちょっと弱く思えますが、こちらもトップ10に4週目ですから悪くありません。それに、前の曲「もう少しだけ」が20位で粘っているという事情もあります。ダブルエントリーでこの頑張りは立派です。
 浜田省吾さんの「この新しい朝に」は8位をキープ。順位の上昇は止まりましたがこれでトップ10は3週目。2019年の「凱旋門」(2週)を上回り、見事なヒットになっています。若い人が多い中、桑田さんと浜田さんがトップ10で頑張っているのは素晴らしく、胸が熱くなりますね。最後に9位はOfficial髭男dismの「Cry Baby」。さすがに下げ曲線に入っていますが、今週も2ランクダウンにとどめ、トップ10をキープ。これでトップ10は9週目になりました。「Universe」を見ているから目がおかしくなりますが、これでもかなりの大ヒットです。2曲目の年間入りが確定していることは言うまでもありません。



 

さよならトップ40




先週40位「Take a picture」NiziU 
IN【18】TOP10【4】HIGH【7】



 先週チャートアウトした「Super Summer」に続き、2週連続でチャートアウトとなったのはNiziU。しかし、初エントリーのこの曲は素晴らしい大ヒットになりました。初登場は4月3日。大ヒットした1stシングル「Step and a step」ではエントリーせず、2作目のこのシングルが初エントリーでした。ヒット曲がエントリーせず、「次の曲」がエントリーした形ですが、これはJ-ACでは非常によく見られる動きです。LiSA(×「紅蓮華」→〇「炎」)、優里(×「ドライフラワー」→〇「インフィニティ」)、Ado(×「うっせえわ」→〇「踊」)などなど、非常に多い。世間の大ヒットを受けて、J-ACにも少し遅れてエントリーしてくるという流れが鉄板になっていますね。
 話を戻しましょう。入ってきた直後は弱く、そこまで急上昇はありませんでした。じわじわと上げ、7週目には13位。しかし、8週目には14位とダウンしてしまい、普通はこれでダメとしたものです。しかし、17位まで下げてからまさかの大逆転!10週目にしてトップ10入りを決める非常に遅咲きの曲になりました。遅咲きで不利でしたが、トップ10内では4週とそれなりに健闘。7月になると次のデジタルシングル「Super Summer」が入ってきて大ピンチでしたが、新曲はまさかの爆死。一方この曲は最後まで頑張り、トータルは17週でフィニッシュしました。
 初エントリーにして17週の大ヒット。満点と言えるような成績で、これからのJ-ACを盛り立てていくアーティストになりそうです。個人的には、(毎週煽っていましたが)先輩のTWICEとの熱いチャートバトルも非常に楽しみです。
 



先週38位「Film out」BTS 
IN【17】TOP10【0】HIGH【13】



 昨年は「Dynamite」、今年は「Butter」「Permission to Dance」が世界的大ヒット。一気に世界を代表するアーティストに成長したのはBTSです。ただ、その大ヒットした3曲はJ-ACにエントリーしていません。J-ACには基本、日本語の曲しかエントリーしませんからね笑
 代わりに(?)エントリーしたのはこの曲。日本で大人気のback numberとのコラボで、映画主題歌。日本の曲だったため、J-ACにもエントリー。「Stay Gold」以来9ヶ月ぶりのエントリーでしたが、その間にBTSの人気は急上昇。前述のとおり、一気に世界的アーティストになったわけですから、J-ACでの成績も注目されました。最初にエントリーした時、私は「1位を取れる」と豪語しましたね笑。
 結局、1位どころかトップ10にも届かず、最高位は4週目の13位。そこからはズルズルと下げていき、このままでは何の見どころもない曲になるところでした。11週目には34位。崖っぷちでしたが、ここでBTSの日本版ベストがリリースされたことにより再浮上!3週連続で再浮上し、22位まで順位を戻す活躍を見せました。その結果、トータルは17週のロングヒット。トップ10入りこそなりませんでしたが、何というか、それなりに格好の付いた成績になったのではないでしょうか。
 この曲の頑張りはよかったのですが、大ヒットしている「Butter」などがエントリーしないのはちょっと違和感が出てきましたね。日本曲以外は入れないというルールがあるのかな、と思ったら、「J-AC TOP100」では「Dynamite」がエントリーしました。このあたり、正直よく分かりません笑



来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1SMILE~晴れ渡る空のように~桑田佳祐↑1
2蒼天のヴァンパイアビッケブランカ↑1
3Pale Blue米津玄師↓2
4不思議星野源
5Umillennium parade×Belle↑2
6きらり藤井風↓1
7三原色YOASOBI↓1
8Curtain Call feat.Taka清水翔太↑6
9なないろBUMP OF CHICKEN↑3
10この新しい朝に浜田省吾↓2

 
 来週の1位争いですが、引き続き今週のトップ3による「3択」に絞られそうです。この中で一番有力そうなのは桑田佳祐さん。3週目で2位まで上げているのは最近では抜群に早く、勢いは随一と言うことができるでしょう。もちろん、過去の1位曲も多数で実績は折り紙付き。東京オリンピックは今週で閉会しますが、来週はその「残り香」のオンエアも期待されるところで、1位を獲得する可能性が大と見ます。動きが読めないのはビッケブランカ。「蒼天のヴァンパイア」は、もし「この曲しか入っていないなら」迷わず1位予想にしていたでしょう。しかし、ビッケブランカは「ポニーテイル」もまだトップ10にエントリーしているうえ、8月2日にはさらなる新作EPもリリース。3曲エントリーの可能性もあり、ポイントの分散が予想されます。というわけで、わずかに1位に届かないのではないか、というのが私の予想。今週10位だった「ポニーテイル」はさすがにトップ10から外れ、その代わりという感じで新曲が入ってくるのではないかと考えています。
 トップ5に食い込んできそうなのはmillennium parade×Belle。今週7位で初のトップ10入りを果たした両者ですが、大ヒット中の映画主題歌であり、ここで止まる感じはしません。来週はトップ5入りを予想します。星野源、藤井風との争いになると思いますが、星野源は4位を死守、この曲が藤井風をわずかにかわして5位に飛び込むという予想です。今週6位のYOASOBIは、押し出されるように1ランクダウンの7位となりそう。「もう少しだけ」が予想以上に頑張っているため、こちらもポイント割れ効果で再浮上は厳しいのではないでしょうか。
 トップ10入りは1~2組(もしかすると3組)を予想します。トップ10入り候補で一番有力そうなのは、今週14位の清水翔太さんではないでしょうか。アルバム曲とはいえ、かなりヒットしており、ここまでの上げ方もかなりいいからです(34→25→14位)。最近アルバム曲で上位進出した曲はかなり少なく、aikoさんの「磁石」までさかのぼらないといけないでしょうか。この曲には久しぶりに上位進出してほしいです。清水翔太さんは、もしトップ10入りすれば2018年以来とかなり久しぶり。この点でも期待が高まります。もう1組はBUMP OF CHICKENの「なないろ」を予想。18位に落ちた時点で一度は完全に切ったこの曲ですが、今週6ランクも上げて12位に戻してきました。非常に悩ましいことをしてくれますね笑 トップ10予想に入れるのはもう5回目くらいでしょうか?今までは全部外してきたわけですが、今度こそはお願いしたいと思います。もしトップ10入りしたらなんと「13週目」。かなりの遅咲き記録であり、こちらも注目です。この2曲が8位と9位に飛び込み、今週8位の浜田省吾さんが辛くも10位でトップ10を死守する予想としました。
 どうしても触れなければいけないのはSUPER BEAVERの「名前を呼ぶよ」。私は3週連続トップ10入り予想し、3回とも外しました。4週連続で予想するか迷いましたが、今週は断腸の思いで切らせていただきました。11位まで上げてきており、可能性はないわけではないのですが、何せここまでの印象が悪すぎる(13→11→13→11位)。予想は単純で「13位」。もしトップ10入りした全力で謝ります。他に、今週15位の優里と18位の銀杏BOYZは注目。しかし、未知数のため来週は様子見とします。今週16位のRADWIMPSは実績も十分でかなり有力ですが、今週菅田将暉との新曲をリリースするのでそちらの方が強そう。新曲との兼ね合いでトップ10予想からは外しました。
 
 

初登場曲予想(8/14)


「Ordinary days」milet8/4リリースのEPより
「エンパシー」ASIAN KUNG-FU GENERATION8/4リリースのCDシングル
「夢醒めSunset」ビッケブランカ8/2リリースのEPより
「うたかた歌」RADWIMPS feat.菅田将暉8/6リリースの配信シングル
「Midnight」大森元貴8/6リリースの配信EP
「宇宙の季節」Lenndo feat.Eve,suis(fromヨルシカ)7/26リリースの配信シングル

 私がここに何回も書いてきたmiletの「Ordinary days」はついにCDがリリース。先行配信では結局入りませんでしたが、EPのセールスポイントが加わればエントリーはかなり有力です。アジカンは8月4日にシングル「エンパシー」をリリース。前作「ダイアローグ」以来で、こちらもエントリーは堅いでしょう。そして散々紹介しているビッケブランカの配信EPより「夢醒めSunset」。普通は有り得ない3曲目ですが、今のビッケブランカなら入る可能性の方が大きいです。この3曲はエントリー可能性「大」とみます。

 他に、本文中でも紹介したRADを菅田将暉のコラボ曲、そしてMrs.GREEEN APPLEのボーカル大森元貴さんの配信2ndEPをラインナップ(1stはエントリーしましたね)。最後はボカロPのぬゆり(Lenndo)。楽曲「宇宙の季節」に参加したのはEveとヨルシカのsuisさん。そう、今年の2月に「平行線」でエントリーしたコンビですね。非常に豪華な顔ぶれですが、来週は皆さんご存じのとおりJ-ACの「夏フェス」がオンエアされます。通常チャートは短縮バージョンが確実で、一体何曲オンエアされるかというところ。せめて、初登場曲は全てかけてほしいなあ。
 
 それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう!