J-AC TOP40  2023年10月21日付けチャート

Last-modified: 2023-10-21 (土) 23:32:21

2023年10月21日付けのチャートを振り返ります。


今週のチャート

20231021.png





 

ニューエントリー



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今週のニューエントリーは6曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は6曲中3曲でした。

各指標について
CD…CDシングルの売り上げ枚数(枚)、初週順位 SS…サブスク。Spotifyでの再生回数(万回)
OA…週間オンエア(土~金)◎3回~ 〇2回 △1回 ×なし REQ…リクエスト読み上げ ◎3人~ 〇2人 △1人 ×なし



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夜を待つよ / Midnight Grand Orchestra                                                             

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初登場予想:×


 

RELEASE10月のスマッシュブレイク
ENTRY初エントリー
CD-
SS38.6
OA11+11
REQ3



 まずエントリーしてきたのは今月10月のスマッシュブレイク。Midnight Grand Orchestraで「夜を待つよ」です。ホロライブ所属のVTuber星街すいせいと、サウンドプロデューサーTAKU INOUEによる音楽プロジェクトで、本作は9月8日にリリースされた配信シングル。先週、今週ともに11回と抜群のオンエアを稼ぎ、見事初エントリーとなりました。
 思わず踊りだしたくなるような、中毒性抜群の楽曲となっており、レトロフィーチャー感にも溢れています。シティポップみのあるサウンドとなっており、冒頭からタイトルの「夜を待つよ」のリフレインが印象的に展開されていきます。懐かしくも新しい、そんな新感覚のサウンドという感じがしますね。ボーカルの星街すいせいさんの声はよく通りますね。このチャートの常連でいえば、ヨルシカ(suisさん)やずっと真夜中でいいのに。(ACAねさん)が近いでしょうか。2人とも「夜」に関わるアーティストですね。そして、この曲のタイトルも「夜を待つよ」ときたものです。私の中で、「夜」=こういった女性ボーカルの楽曲というイメージが非常に強くなってきました。
 10月3週目で39位ですから、スマッシュブレイクとしては平均的、またはやや下のスタートです。来週、再来週までオンエア効果が見込めますから、そこで順位を上げることができるかに注目です。



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月光浴 / ヨルシカ                                                             

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初登場予想:〇


 

RELEASE10/13リリースの配信シングル ※アニメ映画主題歌
ENTRY「斜陽」以来5か月ぶり、今年5曲目、通算16曲目のエントリー
CD-
SS70.3
OA3+1
REQ2



 噂をすれば、という感じですね。こちらはヨルシカの新曲です。10月13日にリリースとなった配信シングルで、アニメ映画「大雪海のカイナ」主題歌。ヨルシカはこの映画のアニメ版にも主題歌「テレパス」を提供していました。アニメに引き続いてのコラボということになります。また、今年はこれで5曲目のエントリー。2か月に1曲は入れている計算になり、その中でも「アルジャーノン」は年間クラスのヒットになりました。非常に充実した1年という感じがしますね。
 楽曲ですが、これから秋の夜長に相応しいしっぽりとしたチル・サウンドです(アニメの方は「雪の世界」を描いており季節は真冬ですが...)。Aメロ、Bメロは優しく穏やかに展開されるのですが、サビでは一気に激情的な曲へと変貌し、劇場版にふさわしくなかなかのスケールがあります。サビはほとんど歌詞がなく、suisさんの伸びやかな歌声が気持ちよく展開されていますね。タイトルの「月光浴」ですが、普通は「月光」と聞けば「月(Moon)」のことだと思うことでしょう。しかし、なんとこれは「月(Month)」を意味しているというのです。n-bunaさんは、「僕たちは常に月(Month)の中にいます。その中で過ごす時間を月光浴を言い換えてもいいのではないでしょうか」とコメント。なるほど、さすがn-bunaさんという深みですね。Moonではなく、Monthの光を浴びているのかあ。日々はあっという間に過ぎていき、時の流れは光のように速いと感じることがあります。ですが、そんな日々の中で「一瞬の煌めき」を見つけられたら、人生は輝きを帯びるのではないでしょうか。...ふふふ、秋は無性にポエムなことを言いたくなりますね。ヨルシカのしっとりとした秋ソングに触れ、分かったような分からないようなことをつぶやいてしまいました。
 アニメ版の主題歌「テレパス」は残念ながらたった1週(36位)のエントリーに沈みました。この曲には、最低でも来週残留をしてもらい、ここから深まる秋のチャートを盛り立ててほしいものです。前の曲「斜陽」は最高14位の8週とそこそこでした。配信オンリーのため、このあたりがまずは目標になってくるでしょう。



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白色蜻蛉 / Aimer                                                             

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初登場予想:×


 

RELEASE12/6リリースのCDシングルより、10/4先行配信 ※ドラマ主題歌
ENTRY「あてもなく」以来5か月ぶり、今年5曲目、2016年以降では20曲目のエントリー
CD
SS60.5
OA1+0
REQ



 男女逆転した世界を描く話題のNHKドラマ「大奥」。この曲はそのSeason2主題歌に起用されている楽曲です。1期の主題歌は幾田りらさんの「蒲公英」でしたよね。そして、2期を担当するのはAimerさん。幾田さんとAimerさんということで、「おもかげ」の2人によるバトンということになりました。2人とも、勢いを感じさせる女性アーティストですし、「大奥」主題歌としてはこれ以上ないくらい相応しいのではないでしょうか。ちょっと気が早いですが、NHKドラマということで「紅白」でパフォーマンスがあるかどうかにも期待が高まります。
 楽曲の方は、Aimerさんが得意とする切なくシリアスなバラードナンバー。ジャケットは白を基調にしており、楽曲の方も思わず息を呑むような、雪原のような凛とした世界観が展開されています。大奥は女性の強さやしなやかさを描いた作品ですからね。幾田さんの「蒲公英」然り、こういう凛とした楽曲になるのだと思います。いつも以上に力強い感じがして、非常にいいと思いますね。Aimerさんは、「大切なものを守りたい、と切に願う気持ちは人が人である限り、きっといつの世も変わらずこうしてそれぞれの心に生まれ出でるものなんだろう、と改めて思い耽りました」とコメント。「大奥」との共鳴により、また1つ名バラードが生まれたようです。
 なお、この曲ですが、CDのリリースが12月6日に控えています。10月4日から先行配信がスタートしたわけですが、それにしてもCDリリースの1か月半前という非常に早いタイミングで入ってきたことになります。ここからCDリリースまで勢いを保つことができれば...これは相当なヒットが見込めそうです。最近はCDリリース前にいったん姿を消してしまう曲も多くなりました。CDリリースまでどういった推移を繰り広げるか、勢いを保つことができるか。それが注目となってくるでしょう。
 ヨルシカ、Aimer、幾田りらと続きました。3人とも今年5曲目のエントリーであり、多彩な楽曲でチャートを盛り立ててくれています(特に幾田さんは、これに加えてYOASOBIの楽曲もありますから、チャートへの貢献は計り知れません)。今週はそんな3組が同時エントリー。さながら「秋の三重奏」とばかりにしっとりとしたバラードが3曲並びましたが、さて、ここから最もヒットするのはどの楽曲でしょうか。そんな楽しみも出てきました。



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With /  幾田りら                                                            

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初登場予想:〇


 

RELEASE10/4リリースの配信シングル
ENTRY「P.S.」以来5か月ぶり、今年5曲目、通算10曲目のエントリー
CD-
SS64.0
OA-
REQ



 噂をすれば、という感じですね。こちらは幾田りらの新曲です。今日は女性ボーカルが続いており、これで4曲連続ですね。曲調もどこか共通しており、しっとりと聴かせてくる感じがあります。秋らしさを感じさせる非常にいい並びとなりましたね。
 さて、こちらは映画「アナログ」のインスパイアソングです。「アナログ」はビートたけしさんの小説が原作で、二宮和也さんが主演、波瑠さんがヒロインを務めています。携帯を持たない、まさに「アナログ」な女性が登場するんですね。携帯を持たない女性...最近は携帯が当たり前すぎて考えることもなくなっていましたが、そんな人がいたらどうやって連絡を取るのだろうと思います。会うのが大変、だからこそ「大切な人に会える」という喜びをかみしめる、そんなストーリーになっているようです。
 映画を主題歌で彩る幾田りらさん。冒頭のハミングが美しく幻想的で、まずもってぐっと心を掴まれます。数々の名バラードを歌ってきた幾田さんですが、この曲はその中でも最も透明感があり、美しい作品ではないでしょうか。楽曲のプロデュースはandropの内澤さん。この名前を見て大いに納得するところがありました。内澤さんのアレンジは壮大かつ幻想的で、女性ボーカルの楽曲をよりいっそう引き立ててくれる感じがします。有名なところでいえば、先程初登場したAimerさんに提供した「カタオモイ」がありますよね。最近、andropはチャートインしなくなりましたが、私はandropの楽曲も大好きです(2018年に年間入りした「Koi」は珠玉の名曲ですよね)。今回はアレンジに内澤さんの良さを、そしてボーカルに幾田さんの良さを感じることができる、非常に豪華な1曲だと思いました。



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るろうの形代 / 菅田将暉×東京スカパラダイスオーケストラ                                                             

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初登場予想:×


 

RELEASE10/6リリースの配信シングル ※アニメ主題歌
ENTRY(菅田将暉)「ユアーズ」以来2か月ぶり、今年3曲目、通算12曲目のエントリー
ENTRY(東京スカパラダイスオーケストラ)「青い春のエチュード」以来7か月ぶり、今年2曲目、2015年以降では16曲目のエントリー
CD-
SS49.2
OA-
REQ4



 しっとりとした女性ボーカルが続いていましたが、ここでガツンと雰囲気が一変。燃えるように男臭い、そんな楽曲が入ってきました。あるようでなかった、そんなコラボではないでしょうか。菅田将暉×東京スカパラダイスオーケストラ。両アーティストによるコラボで、アニメ「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」第2クールのOPテーマです。先日までエントリーしていた「飛天」からのバトンということになりますね。菅田将暉は12曲目、スカパラは2015年以降で16曲目のエントリーです。なお、コラボ曲が非常に多いことで知られる菅田さん。この曲もコラボ楽曲であり、これで通算12曲中6曲がコラボ楽曲ということにもなりました。
 今回のコラボは、菅田さんからのオファーで実現したそうです。作詞はスカパラの川上さん、作曲は同じくスカパラの谷中さんが担当しており、編曲はバンド全体で行ったということで、まさに「オール・スカパラ」で菅田さんを支える楽曲となっています。菅田さんは、スカパラについて、「まさに逆刃刀のように優しく鋭利な演奏で支えて下さり、気がついたら真っ直ぐ前を向いて歌えていました」とコメント。バックにスカパラの演奏があるというのはこの上なく頼もしいでしょうね。「真っ直ぐ前を向いて」という言葉がありましたが、スカパラの楽曲はどの曲も前を向けるようなパワーがありますよね。スカパラとコラボするとどのアーティストもアグレッシブになることはいつも指摘していますが、この曲の菅田さんもまた然り。いつも以上に伸び伸びと、力強い印象を受けます。
 スカパラは、昨年豪華ボーカルとのコラボ楽曲3曲をリリースしましたが、いずれもトップ10入りできず振るわない結果に終わりました(どれも最高位11位~12位ではあったんですけどねえ)。一方の菅田さんも、ここ3曲は5週、5週、3週とからっきしです。ということで、最近はいずれもやや伸び切らない両者ですが、今回は「相乗効果」でヒットをつかむことができるでしょうか。



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花 /  藤井風                                                          

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初登場予想:〇


 

RELEASE10/13リリースの配信シングル ※ドラマ主題歌
ENTRY「Workin' Hard」から2か月連続、今年3曲目、通算10曲目のエントリー
CD-
SS242.2
OA1+7
REQ



 藤井風さんが10月13日にリリースした配信シングルで、フジテレビ系木曜劇場「いちばんすきな花」主題歌。9月の「Workin’ Hard」から2か月連続のエントリーですが、作風は大きく異なり、こちらは非常に穏やかで優しい、そんなナンバーとなっています。今週は7回のオンエアを稼ぎ、貫録の2曲連続10位台エントリーとなりました。
 藤井風さんが最近度々口にしている「脱力」というワードが存分に感じられるナンバーで、程よい脱力感が心地いいですよね。サウンド面では、低音のピアノがズンズンと、それでいて優しく私たちの耳を癒してくれます。プロデューサーには、イギリスのA. G. Cookを迎えています。A. G. Cookといえば、名前に聞き覚えのある方も多いでしょう。そう、宇多田ヒカルさんの「君に夢中」や「One Last Kiss」、それに「Gold~また逢う日まで~」をプロデュースした方ですね。たしかに、この楽曲からは宇多田さんの3曲と似た雰囲気を感じます。どこか湿り気を帯びつつも優しい、低音のズンとした響きが本当にいいと思いますね。宇多田さんの3曲がどれも好きだった私、もれなくこの曲も大好きでございます。
 歌詞を見てみると、これは「grace」「Workin’ Hard」から脈を同じくする、いわば「肯定歌」になっていますね。藤井風さんは、私たちひとりひとりの人間を、温かく、柔らかく包み込むように肯定してくれます。この曲の歌詞を見てみましょう。「みんな儚い みんな尊い」そう語り掛け、サビの最後には「咲かせにいくよ 内なる花を」と歌います。私たちはみな、内にそれぞれの花を咲かせることができる。そう歌ってくれているように思います。このメッセージは、SMAPが歌う国民的ヒット曲、「世界に一つだけの花」と大いに重なる部分がありますよね。「そうさ僕らは 世界に一つだけの花」。あの曲のメッセージが、時を超えて再び花を咲かせたような。私にはそんな風にも思えました。この曲も、これからたくさんの水がやられ、いつかもっと大きな花を咲かせるのでしょう。愛される名曲になってほしいと思います。
 「Workin’Hard」はすでにトップ10落ちしており、やや早いトップ10落ちで寂しかったですが、この曲にとってはむしろ好材料です。2曲が削り合う展開はほぼなくなり、この曲には大ヒットが期待できると思います。今から上位に定着しても年間入りできるかどうかは極めて微妙ですが、逆にいうとギリギリ間に合う時期に入ってきたと捉えることもできます(11月、12月に全てトップ10をキープするくらいの強さなら年間入りの可能性があります)。ぜひ、年間に滑り込むくらいの勢いでヒットを期待したいものですね。



今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

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SPECIALZKing Gnuv26週目


 King Gnuの「SPECIALZ」が2連覇を達成。今週は羊文学の「more than words」がトップ10入りし、これで「呪術廻戦」は2期OPとEDがトップ10にそろい踏みということになりました。1期の時もキタニタツヤさんと崎山蒼志がそろい踏みしており、しかもその2曲は今もなおエントリーしていますからね。いかにこのアニメが強いかということが分かります。なお、これが通算3曲目の1位となるKing Gnuですが、2連覇以上はこれで3曲連続。最長は「カメレオン」のv4ということで、これを目指す戦いになります。
 さて、King Gnuの4年ぶりとなるニューアルバム「𝙏𝙃𝙀 𝙂𝙍𝙀𝘼𝙏𝙀𝙎𝙏 𝙐𝙉𝙆𝙉𝙊𝙒𝙉」が11月29日にリリースされることが発表されました。全収録曲も発表されていますね。4年ぶりということで、これがもうべらぼうに豪華です。現在エントリーしている「SPECIALZ」「硝子窓」はもちろん、「一途」「逆夢」「千両役者」「STARDOM」「雨燦々」「BOY」「三文小説」...いやあ、すごいです。本当に楽しみな1枚ですね。このアルバムがリリースされる頃まで勢いを持続できれば、あるいは「SPECIALZ」はもの凄いレベルのヒットになるかもしれません。
 



WELCOME TO TOP10

 
 



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ノット・オーケーあいみょん↑152週目6か月ぶり16曲連続18曲目
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 あいみょんが10月3日にリリースした配信シングル。事前の告知がなく、サプライズリリースとなりました。朝ドラ主題歌だった「愛の花」が大役を終えたところでドカンと来た嬉しいサプライズでしたね。
 半年ぶり、待望の新曲ということで非常に好調な出足となりました。初登場25位から15ランクの特大ジャンプアップでトップ10入り。20位台からのトップ10入りは非常に難易度が高く、「愛の花」が上位にいる状況でしたからほぼないと見ていましたが、予想を上回る伸びでトップ10に持ってきたのは見事です。なお、その代償は大きく、「愛の花」は14位まで急落してのトップ10落ち。この曲にごっそりとポイントが移った格好です。もう1~2週かけて2曲が入れ替わると予想していましたから、まさかまさかの「1週入れ替わり」となりましたね。それだけ、新曲が渇望されていたということでしょう。
 トップ10入りは16曲連続、18曲目。ノンタイアップの配信シングルでも悠々とトップ10入りし、今年同じ状況でつまづいたback numberには格の違いを見せつけた格好です。私は「スーパーカー」程度の強さかと予想していましたが、いきなりトップ10に飛び込んできたあたり、あるいはそれ以上があるかもしれません。



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more than words羊文学↑73週目
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 アニメ「呪術廻戦」EDテーマとして大ヒットしている羊文学の楽曲。9月27日にCDシングルがリリースされると、初週5,000枚近いセールスを記録。これまで実績がほとんどないに等しかった彼女たちにとっては破格のセールスでした。これに加え、アニメ主題歌ということで配信も抜群に強く、こうなると勢いが止まりません。先々週31位で初登場すると、先週は目の覚めるような上昇で一気に14位へ。そして、勢いそのままに今週は7位まで上げてきました。見事な上昇で初のトップ10入り、本当におめでとうございます。
 2020年2月に「人間だった」で初エントリーした羊文学。これまで、4曲がエントリーしましたが、最高でも5週、23位とトップ10にはかすりもしない状況でした。それが今回、このように劇的な伸びとなりました。これはもちろん、アニメ「呪術廻戦」の絶大な人気が要因であることは言うまでもありませんが、それ以外に私は羊文学の力も大きかったと思っています。これまで4曲、成績は伸びませんでしたが、それでも細々とエントリーを続けていたということは大きな実績です。その実績があったからこそ今回、人気に火を付けることができたのでしょう。私は初エントリーした時から大好きなバンドでしたから、今回こうやって報われてくれて本当にうれしいです。
 トップ10の喜びもつかの間、この曲にはさらに上を目指してほしいと思います。「呪術廻戦」主題歌は、King Gnuが最高1位、崎山蒼志が最高2位、キタニタツヤさんが最高3位まで行っています。つまり、2期までの主題歌で先3曲は全てトップ3入りしているということです。この曲はトップ3まで4ランク。ぜひ、そこに続いてほしいと思います。



最も順位を上げた曲

16位クラクラAdo↑162週目



 
最も順位を下げた曲

40位STARSB'z↓1016週目


最長エントリー

28週目14位愛の花あいみょん↓6
26週目28位アイドルYOASOBI↓5
20週目37位会いにいこうUA↓2

 

トップ10落ち

11位生命体星野源↓29週目5週
14位愛の花あいみょん↓628週目16週

 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31青のすみかキタニタツヤ↓515w
32るろうの形代菅田将暉×東京スカパラダイスオーケストラnew1w
33With幾田りらnew1w
34崎山蒼志↓615w
35硝子窓King Gnu↓45w
36白色蜉蝣Aimernew1w
37会いに行こうUA↓220w
38月光浴ヨルシカnew1w
39夜を待つよMidnight Grand Orchestranew1w
40STARSB'z↓1016w


31崎山蒼志と足並みを揃えるように、こちらも15週目で30位台に突入。どちらが長く残るか、もうすぐ勝負が決しそうだ
34やや大きめの下げで30位台へ。燈もさすがに薄ぼんやりとしてきたが、来週は有終の美を飾る残留となるか
35映画は5連覇と絶好調だが、チャートの方は「SPECIALZ」に頭を押さえ付けられ全く振るわず。残留で精いっぱいだ
3730位後半でもまだ粘る。強豪曲に相応しい力強い足取りをたどり、最高の形で大台20週に到達だ
40最後は2週で17ランクダウンの大崩れ。しかし、日本の音楽シーンを代表するスターが久々に躍動した16週だった


21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21MoonPerfume↓48w
22心音中島みゆき↓45w
23All Ever Wanted feat.GULF KANAWUTBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE↑102w
24ChessboardOfficial髭男dism↓510w
25命日ちゃんみな↓410w
26Whatever ComesTM NETORK↓67w
27向日葵Ado↓514w
28アイドルYOASOBI↓526w
29最高到達点SEKAI NO OWARI↓25w
30うれしくていきものがかり↓14w


21トップ20落ち。10位台は5週だった。それなりの長さだが、PerfumeのCDシングルがこのレベルでは寂しい
22トップ20落ち。10位台は3週とかなり控えめ。「倶に」で目が肥えているだけに、寂しく思えてしまうところだ
232ケタ10ランクのジャンプアップと大躍進!いきなり自身最高位タイとなり、順当なら10位台も狙えそうな勢いだ
242ケタ10週に到達。「日常」の影響でトップ10は4週とやや短め。年間入りは当落線上といった感じの推移だ
25普通の下げにとどめ、2ケタ10週に到達。ここまで頗る順調で、このままなら初のロングエントリーも夢ではない
26トップ20落ち。6ランクとやや大きめで、ややお疲れモードだ。ここからは2ケタ10週の確保を目指す
27「クラクラ」も入ったことにより、さすがにやや大きめの下げ。しかし、この曲に関してはまだ残留していることが驚異だ
28「勇者」の影響か、トップ10落ち後でもっとも大きな下げ。節目の半年エントリーだが、ここからが残留の最終戦線だ
2927位と29位を2回ずつ往復、煮え切らない動きだ。今週は大量12回のオンエアを獲得。ここから大化けはあるか
30今週は動きの大きいチャートだったが、しっかりと20位台をキープ。低いなりに4週頑張り、せめてもの意地を見せる


11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11生命体星野源↓29w(5)
12Relay~杜の詩サザンオールスターズ4w
13Workin' Hard藤井風↓28w
14愛の花あいみょん↓628w(26)
15Bitterビッケブランカ↑93w
16クラクラAdo↑162w
17サマータイムシンデレラ緑黄色社会↓113w
18COCONUTNiziU↓516w
19藤井風new1w
20Sync Of Summer山下達郎↓512w


119位で粘っていたが、ついに土俵を割った。なお、この曲には年間入りの継続が懸かっており、まだまだ粘ることが求められる
12先週、まさかの思い出トップ10に終わったサザンだが、傷を癒すステイ。せめて「盆ギリ」超えは果たしてほしいところだ
13ダブルエントリーになったが、10位台を堅持しめっちゃ頑張っとる。年間入りにはもうひとWorkin' Hard欲しいところだ
14新曲のエントリーは思った以上に激痛だったもよう。これまでが嘘のような急降下で、トップ10は26週で打ち止め
15「Snake」の影響をほとんど感じさせない順調な伸びでトップ10手前。「Snake」とトップ10揃い踏みはあるか
16「SPY×FAMILY」から強力な追い風を受け、圧巻の16ランク特大ジャンプアップ!上位にいる「唱」を猛追する
17強い強い!「マジックアワー」を見送り、自身は悠々と10位台を堅持。年間入りはどうやら確定的な情勢だ
18さすがに肌寒くなり、1週でほぼ先々週の位置に逆戻り。とはいえ、再浮上で1週(実質2週)稼いだことは非常に大きい
20これで初登場から12週連続のトップ20。自身の楽曲でも随一の強さで、年間でもそれなりにいい順位が期待できそうだ



トップ10


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順位曲名アーティスト推移IN(うちトップ10)予想結果
1SPECIALZKing Gnu6w(5)1
2MainstreamBE:FIRST↑16w(4)3
3日常Official髭男dism↓15w(4)2
4勇者YOASOBI↑33w(2)4
5Ado6w(4)5
6Snakeビッケブランカ↓28w(6)7
7more than words羊文学↑73w(1)9
8地球儀米津玄師↓214w(13)6
9いけないfool logicUNISON SQUARE GARDEN↑13w(2)8
10ノット・オーケーあいみょん↑152w(1)×


2一歩ずつ、だが確実な王道の歩みは続く。このまま来週も一歩進むととんでもないことになるが、さあどうだろうか...
31週天下からじわじわと後退。「Chessboard」の残滓に影響されてか粘り切れない。年間入りにはさらなる上位キープが条件だ
4堅調な上げだが、CDシングル勢が強く予想どおりの順位。「アイドル」のように勢いでこの壁を突破できるか
5配信では圧倒的な1位だが伸び切らず。原因は言うまでもなく新曲の「クラクラ」。2曲ともヒットしているので極めてややこしい
6微下げでトップ5落ち。普通なら今後もトップ10をキープしそうだが、この曲の場合は「Bitter」という影が迫る...
8じりっと2ランク下げ、後ろが寒くなってきた。圧巻の7連覇を記録したが、首位を譲った後はやや下げが早いか
9トップ10をキープ。最近はトップ10下位にとどまる曲が多く、その壁を超えられるか。しかし、今週の10位台はかなり強い


さよならトップ40



goodbye.png

 


先週40位「マジックアワー」緑黄色社会 
IN【5】TOP10【0】HIGH【25】



 緑黄色社会が9月6日にリリースしたシングル「サマータイムシンデレラ」に収録されているカップリング。「サマータイムシンデレラ」はドラマ「真夏のシンデレラ」主題歌でしたが、こちらは挿入歌となっていました。
 9月16日に35位で初登場。CDシングルのカップリング曲がエントリーしてくるのは極めて異例で、近年では初めてに近かったかもしれません。ドラマ「真夏のシンデレラ」がヒットしていた勢いもあったのでしょうが、それにしても見事なダブルエントリーでした。翌週は10ランクの特大ジャンプアップで25位。カップリング曲らしからぬいい伸びを見せましたが、まだ上位に「サマータイムシンデレラ」が残っていたこともあり、さすがにこれ以上の上昇はありませんでした。3週目は順位変わらず25位。4週目には9ランクの大ダウンを喫してしまい、さすがに上がり目は絶たれました。先週は40位できっちり粘り、有終の美を飾りましたね。トータルは5週で、最高25位(2回)という成績でした。成績自体は平凡なものですが、とにもかくにも、カップリング曲をエントリーさせたという実績は大きく、価値のあるものです。メインの「サマータイムシンデレラ」は、この曲が入ってきてもあまり調子を落とさず、年間入りを狙えそうなくらいに頑張っています。2曲をエントリーさせ、そのうえこの好成績というのは素晴らしいです。この5週間は、緑黄色社会の充実ぶりをしめすような、そんな期間だったのではないでしょうか。私の中で、彼らの「格」はぐっと上がりましたね。



先週39位「Summer Riot~熱帯夜~」THE RAMPAGE from EXILE TRIBE 
IN【10】TOP10【4】HIGH【3】



 THE RAMPAGE from EXILE TRIBEが8月20日にリリースしたシングルで、ドラマ主題歌。初週20万枚以上のセールスを獲得し、記念すべき20枚目のシングルで初となるオリコン1位を獲得しました(おめでとうございます!)オリコン1位獲得による「ご祝儀」効果はこのチャートでも絶大でしたね。2022年の「THE POWER」から4作連続で最高位が10位台前半を記録。安定した成績を残しながら、トップ10にはあと一歩届いていなかったRAMPAGEでしたが、この曲ではついにトップ10の壁を突破!オリコン1位獲得の名に相応しい大ヒット曲となりました。
 8月12日に18位で初登場。CDセールスを獲得し高めの位置に入ってくるのは定番の動きですが、2週目が素晴らしかったですね。2週目は8ランクのアップで10位に上昇!これまで何度も跳ね返されたトップ10の壁をすんなりと突破しました。宇多田さんの「Gold」に打ち勝ってのトップ10入りでもありましたよね。そういう意味でも非常に価値の大きいものでした。こうなるともう勢いは止まりません。オリコン1位を錦の御旗に、チャートをグングンと上昇。3週目は5位、4週目は3位と昇り竜の勢いを見せ、初のトップ10入りどころか一気にトップ3まで上り詰めました。5週目も5位と引き続き好調でしたが、真夏ソング、CDセールス頼みということで勢いを持続させるのは厳しかったようです。6週目は5位から11位まで転落してしまい、トップ10は4週で打ち止めとなりました。それでも、初のトップ10入りで3位まで食い込んだのは万々歳で、満点に近いアクションだったでしょう。
 トップ10落ちした後はすっかり季節も秋に移り変わっており、それに連動するように大きめに順位を下げました。トップ10落ち後は5週とやや短めですが、トップ10入りしたことが大きく、トータルは10週となりました。「ROUND UP」に並ぶ自己最長タイであり、トータルポイントではもちろんこの曲が最高成績です。2020年に「FEARS」で初エントリーし、じわじわと力を付けていたTHE RAMPAGE。今回はその力を見事に解き放ったヒットだったといえるでしょう。彼らに限らず、10位台で止められることが非常に多いLDH勢ですが、本当に勢いのある曲はこうやってトップ10の壁を突破できるんですね。昨年はGENERATIONSの「チカラノカギリ」、そして今年はこの曲が魅せてくれました。



先週38位「Sweet Rain」WOLF HOWL HARMONY 
IN【4】TOP10【0】HIGH【33】



 1つ上のRAMPAGEに続き、こちらもEXILE TRIBEの一員であり、こちらはこの曲で初エントリーした新鋭です。「一匹狼の遠吠えのようなメンバーが運命的に集まった」という非常に惹きつけるコンセプトで、付いた名前は「WOLF HOWL HARMONY」です。
 α-stationでは先月9月のスマッシュブレイクに起用され、9月に大量のオンエアを稼ぎました。これにより、9月23日に33位で初登場しました。初登場の順位はそれなりでしたが、翌週は34位にダウン。オンエアがまだ大量にあった状態での即落ちは残念です。しかし、3週目は力を振り絞って33位に再浮上。やや良いところを見せました。4週目になると、オンエアが激減してしまったため38位にダウン。トータルは最高33位、オール30位台の4週という成績でした。スマッシュブレイクとしては極めて平均的な水準の成績ですが、まあ「顔見世」としてはよかったのではないでしょうか。この曲のCDがリリースされたのは8月23日で、スマッシュブレイクよりも早いタイミングでした。もしもスマッシュブレイクと同時期にCDもリリースされていたら、あるいはMAZZELのように大化けしていた展開もあったかもしれないですね。まあ、仮定の話をしても仕方ないので、ヒットは次回作に期待いたしましょう。



先週37位「夏暁」WANIMA 
IN【4】TOP10【0】HIGH【32】



 WANIMAが9月7日にリリースした配信シングル。ネトフリ映画「GAMERA-Rebirth-」主題歌です。リリース直後に大量のオンエアを稼ぎ、これによりWANIMAは実に2年以上ぶりのエントリーということになりました。そして、WANIMAは10月11日にアルバム「Catch Up」をリリース。このアルバムは番組で特集され、WANIMAは先週コメントゲストに登場してくださいましたね!久しぶりにチャートを賑わせてくれた嬉しい出来事となりました。
 久しぶりにエントリーしたことはよかったのですが、何分季節感がよくなかったかもしれません。夏も終わりそうな季節に「夏暁」ときたものですから、どうにも苦しい戦いを強いられました。初登場は32位でしたが、翌週はまさかの即落ちで36位。3週目はなんとか36位で粘り、コメントゲストで登場した4週目は37位。温情(プッシュポイント)もあったのでしょうか、ギリギリのところで土俵を割らずに頑張っていました。しかし、スタートが32位からの即落ちではどうしようもありません。アルバム特集が終了した今週はさすがに圏外となってしまい、トータルは4週、オール30位台に終わりました。
 2016年から2020年まで、7作連続で2ケタ以上のヒットを記録していたWANIMAですが、2020年の「Milk」以降は5曲連続で1ケタ。トップ10も4曲連続で逃しており、はっきりと勢いの減退が見て取れます。今回、久々のエントリーとコメントゲストで盛り立ててくれましたが、それでもオール30位台の4週ですから、置かれている立場は極めて厳しいと言わざるをえません。



先週36位「Anytime Anywhere」milet 
IN【1】TOP10【0】HIGH【36】



 2週入るのも難しいですか。

 呆れ果てています。8月の「Living My Life」、9月の「Hey Song」がいずれもオール30位台の2週に終わったmilet。今作は大人気アニメ「葬送のフリーレン」のEDに起用された有力曲でした。さすがに前2曲くらいは超えてくるだろう...と思いきや、なんと結果はこのとおり。前2曲以下です。1週圏外です。2週→2週と来て、さらにそれを下回りますか。ちょっと信じられないですね。言い訳不要、この後リエントリーすれば評価を変えますが、そうでなければ論外です。フォローのしようがない。
 昨年「Walk'in In My Lane」「Always You」がヒットしたこと。今年に入って「絆ノ奇跡」がヒットしたこと。全部おじゃんです。これではお話になりません。



先週34位「ケモノミチ」Mr.Children 
IN【3】TOP10【0】HIGH【27】



 今週、アルバム特集だったんですが...

 今週、アルバム「miss you」がアルバム特集に選ばれたミスチル。リリース週は地元アーティストのくるり、先週はコメントゲストのWANIMAに枠を奪われ、リリースから2週遅れという不遇な扱いになりました。そんなアルバム「miss you」からの先行配信シングルがこの曲ですが、こちらもまた、不遇に不遇を極める結果になりました。
 9月30日に29位で初登場しますが、翌週はじりっと27位に上げるのみ。ひどかったのが先週で、アルバムリリース効果が期待されたにも関わらず、7ランクも大きく下げての34位でした。今週はアルバム特集の週であり、多少なりとも再浮上するのだと信じて疑いませんでしたが、チャートにその名前がありません。最高27位、わずか3週での圏外となりました。今週はアルバム特集だったのですが、その裏でこの曲が圏外になっているようでは目も当てられません。いやあ、「ガチ」とはいえ、えげつないことをしてくれるチャートです。
 2014年の「足音」以降、悪くても10週、2ケタ以上という堅実なチャートアクションを続けていたミスチルですが、今作は見たことのないような大暴落を喫し、恐らく自身最低成績になったのかもしれません。アルバム曲はセールスが加算されないとはいえ、ここまで沈みますかね。前のアルバムからの「Brand New Planet」はトップ10内5週で15週もエントリーしていましたからね。この曲と同じく配信限定だった昨年の「永遠」でも15週エントリーしました。それが一気にここまで沈みますかね...。ミスチルは人生とともにあるようなバンドなので、この結果はショックでなりません。こんな成績になるなら、正直エントリーしない方がよほどましでした。


来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1SPECIALZKing Gnu
2MainstreamBE:FIRST↑1
3勇者YOASOBI↑1
4日常Official髭男dism↓1
5more than words羊文学↑2
6ノット・オーケーあいみょん↑4
7Bitterビッケブランカ↑8
8Ado↓3
9クラクラAdo↑7
10藤井風↑9

<トップ10落ち>
ビッケブランカ(6)米津玄師(8)UNISON SQUARE GARDEN(9)



1位争い

1King Gnu(1)50%
2BE:FIRST(2)30%
3Offcial髭男dism(3)10%
3YOASOBI(4)10%

 King Gnuの3連覇を予想します。しかし、確率は50%とかなり低めに付けました。私が脅威に感じているのは2位のBE:FIRST「Mainstream」です。5→4→3→2位と地味ながら一歩ずつ上げてきており、堅実な強さがあります。最新シングルチャートを見ると、King Gnuは現在50位圏外でしたが、BE:FIRSTは47位にしぶとく残っています(900枚)。つまり、CDセールスはBE:FIRSTが上回っている状況です。これに加え、リクエストでもBE:FIRSTが上回れば...これは十分BE:FIRSTの1位があり得るということになってきます。これまで1位の実績がなく、なかなか強い数字は付けられませんが、30%程度は可能性があると思います。
 


トップ10入り

1藤井風(19)80%
2ビッケブランカ(15)70%
2Ado(16)70%
4BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE(23)10%

 トップ10争いは非常にややこしいことになっています。というのも、Adoとビッケブランカに「トップ10内ダブルエントリー」の可能性があるからです。
 1番手は藤井風さんの「花」。すでに「Workin' Hard」がトップ10落ちしており、ポイント割れの心配が少ないことが好材料です。今週のオンエアは7回とすこぶる多く、順当にトップ10入りしてくると思います。
 問題は2番手以降。15位のビッケブランカ「Bitter」、16位のAdo「クラクラ」は普通なら間違いなくトップ10入りしてくることでしょう。しかし、ビッケブランカは「Snake」が6位、Adoにいたっては「唱」がまだ5位をキープしています。ということで、この2組はポイントの配分ということが非常に難しくなってきます。「Snake」や「唱」は普通なら残留できるレベルであり、まだまだ強いです。私は迷った末にビッケブランカの「Snake」をトップ10落ち、残りの3曲(「Bitter」「唱」「クラクラ」)をトップ10入りで予想します。ビッケブランカのリクエストポイントが「Bitter」の方に傾くとみてこのような予想にしました。しかし、4曲全てがトップ10入りする可能性、あるいはAdoの2曲でどちらかがトップ10入りに失敗する可能性もあると思います。要するに、何も分からないということです(私の予想、どうせ当たらないし笑)。



その他
 
 注目は何といっても羊文学の「more than words」。破竹の勢いで今週7位とトップ10入りしてきました。来週はさらに順位を伸ばせるか、注目どころです。配信が尻上がりに伸びてきているのがストロングポイントで、ここからさらに上位を狙うには十分だと思います。私の予想では2ランクのアップで5位です。
 今週15ランクアップと気を吐き、一気に「愛の花」を抜かしたあいみょんの「ノット・オーケー」はどうでしょうか。配信限定、ノンタイアップということで普通はそこまで強く出ないはずです。とはいえ、「スーパーガール」でも最高6位まで行っていますし、今のあいみょんは当時よりさらに強いでしょうから、トップ5くらいは食い込んでくるんですかね。私の予想は6位で、5~7位あたりに収まるのではないかと見ています。

 


初登場曲予想(10/28)


「Re方程式」10-FEET10/20リリースの配信シングルOA△1
「Carnival」MAZZEL10/18リリースのCDシングルOA◎12
「トドメの一撃feat.Cory Wong」Vaundy10/8リリースの配信シングル
「パレットは透明」yama10/18リリースの配信シングル
「聖徳太子」水曜日のカンパネラ10/18リリースの配信シングル



 昨年冬にリリースした「第ゼロ感」が社会現象的ヒットになり、ここJ-ACでも41週のエントリーという金字塔を打ち立てた10-FEET。ますます存在感を高めた彼らが、今度はドラマ主題歌で帰ってきます。TBS金曜ドラマ「フェルマーの定理」主題歌のRe方程式ですね!今週の金曜に解禁になったばかりであり、まだOAは1回ですが、おそらく来週は爆発的にオンエアを稼ぎ、さっそくエントリーしてくるでしょう。地元京都の誇りですよね!本当に楽しみです。
 CDシングルでは、デビューシングルの「Vivid」がいきなりトップ10入りのブレイクを果たしたMAZZEL。2ndシングルである「Carnival」が発売になりました。CDシングルのセールスに加え、大量のオンエアもあったため、エントリーはほぼ間違いないでしょう。
 配信では、Vaundyとyama、それに水曜日のカンパネラ。「SPY×FAMILY」のEDであるVaundyは2週続けての予想です。yamaの「パレットは透明」は今週のほっかほかでもオンエアされましたね。優しい歌声が心地よかったです。参加型楽曲制作プロジェクトのテーマソングになっています。今年「赤ずきん」と「マーメイド」がエントリーし、プチブレイクの気配がある水曜日のカンパネラは新曲「聖徳太子」をリリース。初期を彷彿とさせる久々の「人名シリーズ」で、「10人の話を一度に聞く」というエピソードをモチーフにした本当に面白い楽曲です。これが個人的に1番の期待ソング。エントリーしますように!