J-AC TOP40  2023年12月9日付けチャート

Last-modified: 2023-12-10 (日) 16:51:11

2023年12月9日付けのチャートを振り返ります。
今週は急用が入ったため、チャートはショートバージョンでお送りします。


今週のチャート

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ニューエントリー



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今週のニューエントリーは2曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は2曲中0曲でした。
(穴場週で難しかったですね。...痛恨。)

各指標について
CD…CDシングルの売り上げ枚数(枚)、初週順位 SS…サブスク。Spotifyでの再生回数(万回)
OA…週間オンエア(土~金)◎3回~ 〇2回 △1回 ×なし REQ…リクエスト読み上げ ◎3人~ 〇2人 △1人 ×なし



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 SKY-Hi×Nissy / SUPER IDOL                                                             

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初登場予想:×


 

RELEASE12/4リリースの配信シングル
ENTRY(SKY-HI)2017年10月の「タイムトラベリング」以来6年2か月ぶりのエントリー
ENTRY(Nissy)「I Need You」以来1年5か月ぶり、今年初、通算4曲目のエントリー
CD-
SS22.1
OA15
REQ



 「アイドルソング」といえば、今年を代表する曲になったYOASOBIの「アイドル」。この曲で衆目が一致するところでしょう。そんな今年の師走、従来の「アイドル観」を破壊するような強烈なアイドルソングが殴り込みをかけてきました。
 12月4日にリリースされたSKY-HIとNissyによるコラボシングル。昨年3曲がエントリーし、すっかり「御用達アーティスト」となっていたNissyですが、昨年7月の「I Need You」以来ぱったりとエントリーが止まっていました。見放されたのかと心配していましたが、今回1年5か月ぶりのチャート復帰ということになりました。他方のSKY-HIですが、こちらはもっと久しぶり。BE:FIRSTやMAZZELのプロデュースにより、「バック」では大活躍していた彼ですが、自身の名義としては2017年10月の「タイムトラベリング」以来実に6年2か月ぶりのエントリーとなります。当週15回という、スマッシュブレイクをも上回る破格のオンエアを獲得し、これがエントリーの要因です。
 日本のダンス&ボーカルシーンをけん引し続けてきた二人が、これまでの価値観を破壊し創造する、異質にして究極のアイドルソングになっているとのこと。たしかに、既存のアイドル観を根底から覆すような挑戦的な歌詞が並んでいます。YOASOBIの「アイドル」は完璧で究極のアイドル、いわば「Mainstream」を突き進んだ曲でしたが、この曲は非常に挑戦的な、自ら道を切り開くような楽曲になっています。こういう挑戦は非常に気概があると思いますね。MVではSKY-HIとNissyが圧巻のダンスパフォーマンスを披露。こちらにも注目です。
 スタッフの「ゴッリー」さんも久々のエントリーに喜んでいらっしゃるのかしら笑 そんなことを思いましたが、師走のチャートでどこまでのパフォーマンスを見せてくれるか、お手並み拝見と行きましょう。オンエアが多い分、それなりに期待はできそうです。
 



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 想望 /  福山雅治                                                            

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初登場予想:×


 

RELEASE12/4リリースの配信シングル
ENTRY「妖」以来1年ぶり、今年2曲目、2015年以降では8曲目のエントリー
CD-
SS10.7
OA1
REQ



 12月4日にリリースされた配信シングルで、8日から公開となった映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」主題歌。福山さんが、映画の主人公である特攻隊員の視点で書き下ろした「いま、日々を生きていることの幸せ」を描いたバラードソングです。月曜リリースの楽曲ですが、各種配信チャートでは次々と首位を獲得。配信が好調で、リリース週のエントリーを決めてきました。来週以降のジャンプアップも狙えそうな好スタートですね。
 「あの花が...」は、福原遥さんが主演の映画ですね。女子高生が1945年にタイムスリップし、そこで出会った男性に惹かれるのですが、彼は特攻隊員だった_という物語です。あらすじを聞いただけで胸が詰まるような内容で、世代を問わず「泣ける」と話題になっています。若者が命を全うすることができない、国に捧げなければいけないというのは、絶対的に間違っていると思います。福山さんは、素直な歌詞でそんな悲劇の時代に思いを馳せていきます。「帰らぬ旅」「永遠の旅」「僕が決めたこの道」特攻を思わせるフレーズが胸を締め付けます。しかし、楽曲全体を聴いた時に印象に残るのは「生」への強烈な欲求です。皮肉な話ですが、「死」を前にした時にこそ、「生」はもっとも輝くのだということを思わされました。福山さんは、作品を素直に解釈した楽曲が多く、安心して身を預けられるというか、そういった良さがあります。今作も、作品に寄り添った名バラードだと思いますね。
 エントリーは、1年前にエントリーした「妖」以来ぴったり1年ぶり。2年連続で年末のこの時期に入ってきたことになります。「妖」はドラマ主題歌という好タイアップながら冷遇を受け、最高36位の6週という成績に終わりました(上がることもなく、かといって消えることもなく最下位付近で6週エントリーしたという謎推移です)。6週も粘ったのはさすがですが、最高36位というのは本来の福山さんの力とは全くかけ離れたものだったでしょう。今作では、まず30位台から早く脱出し、久しぶりの上位を目指していきたいところだと思います。



今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

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SPECIALZKing Gnu↑1v4(3+1)13週目
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 1位はKing Gnuの「SPECIALZ」。10月14日に初となる1位を獲得。その後3連覇を記録しました。その後は1位から遠ざかっていましたが、なんと今週、10月28日付けチャート以来6週ぶりの1位返り咲きということになりました。通算では4週目(v3+1)の1位となり、これは昨年の「カメレオン」と並んで自己最長タイ。大きな、大きな返り咲きとなりましたね。
 返り咲きの要因としては、11月29日にリリースされたアルバム「THE GREATEST UNKNOWN」のリリース効果によるところが大きいでしょう。私は新曲「阿修羅」のエントリーを予想していましたが、新曲がエントリーせず、この曲に注力という格好になったのもプラスに働きましたね。首位からの降下後も4週連続で3位と安定しており、虎視眈々と返り咲きを狙えるだけの勢いは保っていましたから、そこにアルバムリリースが重なり、見事返り咲きとなりました。この度は誠におめでとうございます。
 アルバム「THE GREATEST UNKNOWN」、素晴らしかったですね。これまでのシングル曲がアルバム用にリアレンジされ、生まれ変わっているんですよ。アルバム用に最適化された楽曲たちが素晴らしくて、1枚を通してあっという間に聴けてしまう、圧巻の1枚になっています。師走になろうかという時にリリースされたアルバムですが、今年一の名盤に挙げる人も多いでしょうし、それだけの評価をされてしかるべき1枚だと思います。この度、この素晴らしいアルバムへの評価として「1位返り咲き」という勲章が得られ、よかったです。



WELCOME TO TOP10



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星の降る日にaiko↑93週目2か月連続8曲連続19曲目
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 トップ10入りはaikoさんの「星の降る日に」。トップ10入りどころか、いきなりのトップ5、いや、トップ3入りとなりました。トップ10入りでいきなりトップ3に飛び込んできた曲はいつ以来でしょうか。圧巻の上昇ということになりましたね。
 11月22日にリリースされたCDシングル。リリース週に29位で初登場すると、セールスの反映された先週は17ランクの特大ジャンプアップで12位。今週はさらに9ランクも上げ、エントリー3週目でのトップ3入りを決めています。初登場29位から2週で26ランクアップですからね。それだけでも凄いのですが、配信シングルの「ラジオ」がランクインしていながらこの状況です。「ラジオ」は今週、順位を下げながらもしっかりとトップ10に残留。これにより、「トップ10内2曲」という超難易度の高い離れ業を決めたのも見事でした。aikoさん強し、そう印象付けた週になったと思います。
 さて、一気に3位まで上昇してきたことで、この曲はにわかに「首位候補」に躍り出てきた気がします。aikoさんは、前のシングル「果てしない二人」では1位を逃していましたが、それ以前はCDシングルで連続して1位を獲得してきましたからね。CDシングルをリリースすれば1位候補になる、そういった強さはあるわけです。CDシングル2作ぶりの1位となるか、注目です。



最も順位を上げた曲

21位Kissin' Christmas(クリスマスだからじゃない)2023桑田佳祐&松任谷由実↑172週目



 
最も順位を下げた曲

29位地球儀米津玄師↓621週目


最長エントリー

21週目29位地球儀米津玄師↓6
16週目23位生命体星野源↓2
15週目28位Snakeビッケブランカ↓3

 

トップ10落ち

12位日常Official髭男dism↓212週目10週

 

チャート詳細



トップ10


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順位曲名アーティスト推移IN(うちトップ10)予想結果
1SPECIALZKing Gnu↑113w(12)3
2藤井風↓18w(7)1
3星の降る日にaiko↑93w(1)8
4花になって緑黄色社会↓15w(4)2
5Bitterビッケブランカ↓110w(7)5
6Ado↓113w(11)6
7ハッピー☆ブギ中納良恵,さかいゆう,趣里↑13w(2)7
8Biri BiriYOASOBI↓23w(2)4
9最高到達点SEKAI NO OWARI12w(5)×
10ラジオaiko↓35w(3)9


25連覇ならず。CDシングルがリリースされた緑黄色社会ではなく、話題沸騰のアルバムをリリースしたアーティストにまくられた
4「サマータイムシンデレラ」を見送り、再浮上したいところだったが痛恨の後退。夢の頂点までの道は容易でない
5トップ5を堅持しつつ、トータルも2ケタの10週に乗せた。かなり地味目だが、なんだかんだの大ヒット水準である
68週キープしたトップ10からダウンだが、ビルボードのポイントはトップ10内でも独走状態。まだまだ上位キープはできそうか
7CDシングルのセールスが限定的なため、伸びが鈍化してこの位置。今からCDセールスの爆増は望めず、後は朝ドラの盛り上がり頼み
8Dame Dame。「アイドル」や「勇者」に比べて再生回数が少ないことを突かれ、痛恨の3週目ダウン。小粒な曲となりそうだ
9先週急落していたこともあり、心配されたが1週耐えた。トップ10内5週のスマッシュヒットとし、遅咲き曲ながら立派だ
10シングル「星の降る日に」がトップ10入りしたためダウン。しかし、しぶとく残留しトップ10内に2曲というのはさすがだ


さよならトップ40



goodbye.png

 


先週40位「サマータイムシンデレラ」緑黄色社会 
IN【19】TOP10【3】HIGH【8】



 NiziUの「COCONUT」、山下達郎の「Sync Of Summer」と並び、今年の三大サマーソングと言ってもよいでしょう。今年の夏を代表する1曲、そして緑黄色社会を代表する曲にもなりそうな大ヒットナンバーが、ついにチャートを去りました。チャートインは実に19週。夏を越え、秋を越え、冬も深まろうかという12月までエントリー。堂々のロングランになりましたね。
 月9ドラマ「真夏のシンデレラ」主題歌。久しぶりに恋愛模様全開、月9らしさに回帰した作品として話題になりました。CDシングルのリリースは9月6日でしたが、7月末から先行配信されており、ドラマの盛り上がりもあって7月29日に39位で早々とエントリー。翌週は配信オンリーながら一気に22位まで伸ばし、ロケットスタートを決めました。3週目も17位と順調でしたが、当時は配信オンリーだったこともあり、ここで一回頭打ちとなりました。4週目からは伸びが鈍化し、17→16→13→11→11位という推移。順位を下げることはありませんでしたが、なんと10位台には5週もとどめられていました。2週連続の11位など、特に焦らされた印象です。普通、こうやって10位台に長くとどめられた曲は、勢いを失い、力尽きて下げていくのが常道ですが、この曲は違いました。9月6日にリリースされたCDセールスが加算されたことによりさらに上昇。エントリー8週目、3ランクアップの8位でついにトップ10入りを果たしました。いわゆる「遅咲き型」「大器晩成型」の曲ということになります。こういう曲の運命ともいうべきか、トップ10入りは短くなりました。9週目は10位に下げてしまい、翌週も10位で粘るものの、トップ10はここまで。トップ10内は最高8位の3週とそこまで伸ばせませんでした。しかし、この曲はその後も大崩れしません。12週目にトップ10落ちした後も、さらに4週にわたって10位台にランクインしていました。季節は秋に差し掛かり、普通は厳しくなる局面ですが、それでもなお粘っていたのは見事で、かなり強かったという印象です。しかも、緑黄色社会はこの曲のほかにカップリングの「マジックアワー」までエントリーさせていましたからね。「マジックアワー」の成績は最高25位の5週と平凡だったものの、シングルのB面曲が入ってくること自体異例中の異例ですし、ダブルエントリーという厳しい状況でなお粘っていたこの曲の強さというのは計り知れません。最近、安定してトップ10に入るようになり、実力を高めていた緑黄色社会ですが、この曲と「マジックアワー」のヒットで一皮むけたことを確信しましたね。いわゆる「覚醒」というやつです。事実、新曲の「花になって」はあっという間に2位まで上昇し、これまでの自己最高位だった4位を軽々と更新しました。緑黄色社会が次のフェーズに進んだことが顕著に現れていいます。
 トータルは19週で、「LITMUS」の16週を上回り自己最長。トップ10は3週と短めですが、その他に10位台に計9週もランクインしており、ポイント的には十分。2年前、「LITMUS」が惜しくも年間に届かなかった(46位)彼らですが、今回は満を持して、初となる年間入りが確実です。



先週37位「愛の花」あいみょん 
IN【34】TOP10【26】HIGH【1】



 今日の圏外曲はたったの2曲しかありませんが、エントリーは2曲合わせて「53週」ともの凄いことになっています。普通、5曲が圏外になっても53週というのはなかなか難しいでしょう。2曲で53週というのは、いかにこの2曲がヒットしたのかを物語っています。緑黄色社会の19週も十分立派ですが、こちらはそれをはるかにしのぎ、歴代でもトップクラスとなる34週エントリーしたレジェンドソング。朝ドラ「らんまん」の主題歌に起用されていたあいみょんの「愛の花」です。
 CDシングルのリリースは6月7日でしたが、朝ドラの放送開始直後に先行配信され、4月15日に配信オンリーながら17位でエントリー。翌週は一気に上げて8位、3週目はさらに伸ばして3位とトップ3入り。破格のロケットスタートとなりました。上昇が早すぎたのか、4週目は4位に下げ、早くも初のダウン。少し先行きが危ぶまれますが、ここからは配信の安定した成績でトップ5をキープしていました。3~5位を行ったり来たりし、6週もキープすると、そうしているうちにCDがリリース。10週目に2位に付け、翌11週目に初となる1位を獲得しました。この頃はこの曲とYOASOBIの「アイドル」が頂点付近で超ハイレベルな争いを繰り広げており、YOASOBIの2連覇を食い止めたのがあいみょんでした。しかし、YOASOBIもこれでは終わらず、翌週にはすかさず奪取。この曲は屈辱の1週天下に追い落とされました。ここからYOASOBIは4連覇と独走態勢に入りますが、この曲も振り落とされません。YOASOBIが4連覇をしているあいだ、ぴったりと2位で追走し(!)、エントリー16週目、なんとまたしても「アイドル」から首位を奪うことに成功。中4週、ぴったりと2位に付けた状態からの返り咲きは圧巻でした。YOASOBIとの1位争いは本当にハイレベルで見応えがありましたね。この2曲は、今年の年間チャートでも最上位で争いを繰り広げます(もはや隠すこともないでしょう)。最終的な順位は年間チャートを楽しみに待ちましょう。
 2度目の1位を長くキープするだけの力は残っておらず、今度は米津さんの「地球儀」に奪われてまたしても1週天下。1位は1+1の2週となり、全体の成績から見ると意外過ぎるほど少ないですが、それは「アイドル」に阻まれたがゆえ。「アイドル」に阻まれている間はずっと2位でしたから、長期にわたって2位以上をキープしていたことが分かります。トップ10の後ろに下げっても安定感があり、2週連続の6位から3週連続の7位という驚異的な粘りを披露。まさに「もう一花」を咲かせていました。新曲の「ノット・オーケー」がエントリーしたことによりついに息切れ。28週目に8位から14位まで急落してトップ10落ちしますが、トップ10はぴったり半年、26週という大記録になりました。トップ10内に26週は、2015年以降では星野源さんの「恋」(34週)に次いで単独2位となります。「恋」が化け物すぎるのは置いておいて、この曲も相当なヒットであったということです。
 トップ10落ち後は、「ノット・オーケー」のトップ10入り、それに新曲の「あのね」のエントリーと厳しい条件が重なり、エントリーは7週という平凡な数字になりました。それでも、トータルは34週という大記録です。これは、昨年から年をまたいでエントリーした10-FEETの「第ゼロ感」(41週)には及ばないものの、今年の楽曲では1位、また昨年の年間1位である「ミックスナッツ」に並ぶ記録ということにもなります。年間チャートの順位は、ぜひこのあたりの情報から推測してみてください。
 最後に、あいみょん自身の楽曲と比較してみましょう。これまでの最長は、「裸の心」「ハート」がいずれも29週でしたが、今回はこれを5週も上回り、ぶっちぎりの最長エントリー。トータルポイントも、「裸の心」「ハート」がそれぞれ900ポイント台という驚異的な数字を叩き出していましたが、今回はそれを上回りました(...ということは...?)。これまで、「裸の心」「ハート」というメガヒットが2曲ありましたが、今回はそれをさらに上回る、メガ・レジェンドヒットが誕生したということです。


来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1星の降る日にaiko↑2
2SPECIALZKing Gnu↓1
3花になって緑黄色社会↑1
4藤井風↓2
5ハッピー☆ブギ中納良恵 さかいゆう 趣里↑2
6Bitterビッケブランカ↓1
7あのねあいみょん↑6
8Ado↓2
9Kissin' Christmas(クリスマスだからじゃない)2023桑田佳祐&松任谷由実↑12
10UP TO ME!Little Glee Monster↑5

<トップ10落ち>
YOASOBI(8)SEKAI NO OWARI(9)aiko(10)



1位争い

1aiko(3)40%
2King Gnu(1)30%
3緑黄色社会(4)20%
4藤井風(2)10%

 今週の1~4位による4つ巴です。1番上でも40%の激戦だと思います。
 1位予想にはaikoさんの「星の降る日に」。前のシングル「果てしない二人」は最高7位に終わり、シングルの連続1位記録がストップしましたが、それ以前はシングルで1位を獲り続けていた超強豪です。一気に3位まで駆け上がり、1位候補に躍り出たと思います。CDセールスに加え、オンエアが多いのも好材料です(当週6回!)。
 アルバムがリリースされたKing Gnuは、返り咲きで連覇する可能性もそれなりにはあるでしょう。ただし、aikoさんよりはやや低く30%程度か。緑黄色社会の「花になって」はいよいよ待望のCDセールスが加算されます。再浮上でトップ3は確実、1位はあるかもしれません(20%)。藤井風さんは周囲が強くなってきたため厳しめになりそうです(10%)。
 


トップ10入り

1あいみょん(13)90%
2桑田佳祐&松任谷由実(21)60%
3Little Glee Monster(15)50%
4THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(11)30%

 トップ10入り候補は4曲。うち何曲が入ってくるかというところです。私は豪華3枚替え予想としました。
 まずはあいみょんの「あのね」。来週はCDセールスが加算されるため、今週13位からのトップ10入りは何を差し置いても確実です。順位は7位を予想。いつもより控えめな上げ方をしているため、様子見の順位としました。2番手は桑田さんとユーミンによるクリスマスソング。今週21位ですが、抜群のオンエアに加え、配信も絶好調。ビルボードでは15位に付けています(ベテランアーティストは配信が弱い傾向にあり、ビルボードの上位に伸ばすことは異例です)。それに、こういう季節ものの曲はクリスマスに向けて一気に上げてくる傾向があるんですよね。2週後の23日付けチャートにピークがあると思われ、そこまでは一気に上げていくでしょう。3番手にはリトグリ。彼女たちは過去に最高10位が2曲、11位が1曲で、「10位前後」がボーダーラインです。今作はどうなるでしょうか。新体制になってからは一番好調で、初の10位台までやってきました。ということで、期待も込めて10位に予想しています。ただし、YOASOBIの「Biri Biri」が残す可能性も十分にあるでしょう。YOASOBIとの勝負です。最後はRAMPAGE。再浮上で11位は立派ですが、2度目の11位だからなあ...。いかにも11位で止められそうな雰囲気が拭えません(30%)。
 



その他
 
 上位4曲の顔触れは変わらないでしょう。順番は分かりませんが、楽曲は変わらないと思います。となると注目は「5位争い」。現在は「Bitter」ですが、さすがに旬は過ぎてきたかと思われます。5位に上げてきそうなのは「ハッピー☆ブギ」ですかね。ただし、オンエア減少傾向&CDセールス現象のため、過度な期待はできません。正直、消去法的なところはあります。「ハッピー☆ブギ」に元気がなければ、「Bitter」の5位残留、またはあいみょんの「あのね」が一気にトップ5入りしてくる展開になると思います。


初登場曲予想(12/9)


白色蜉蝣(Re)Aimer12/6リリースのCDシングル ※ドラマ主題歌
るろうの形代(Re)菅田将暉×東京スカパラダイスオーケストラ12/6リリースのCDシングル ※ドラマ主題歌OA△1
):阿修羅:(King Gnu11/29リリースのアルバムより
へっぽこまんSaucy Dog12/8リリースのEPよりOA△1
生きていけプッシュプルポット12/13リリースのミニアルバムより ※今月のスマッシュブレイクよりOA◎11



 来週はもしかするとリエントリーが2曲...なんてことになるかもしれません。10月21日から2週(36→39位)エントリーしたAimerと、同じく10月21日に1週だけ(32位)エントリーした菅田将暉×東京スカパラダイスオーケストラ。いずれもCDシングルがリリースされ、リエントリーのチャンスです。特に、1週で終わってしまった菅田将暉×スカパラは何としても汚名を返上したいところでしょう。
 配信からは、2週連続の予想となるKing Gnuの「阿修羅」と、Saucy DogのニューEPからの楽曲「へっぽこまん」。Saucy Dogは最近エントリーがなく、寂しいですよね。今回のボーカルはコーラスのせとさん(女性)!とてもかわいらしいボーカルで、惚れ込んでしまいましたのでリストアップです。
 最後に書いたプッシュプルポットは今月12月のスマッシュブレイクです。
 今回は書きませんでしたが、先週書いた矢井田瞳さんの「アイノロイ」はエントリーしてもおかしくないと思います。今週もオンエアが好調なことに加え、来週は特番の出演が予定されているからです。これだけプッシュされているなら、チャートの方にも入ってきてほしいですね。