J-AC TOP40  2023年7月8日付けチャート

Last-modified: 2023-07-09 (日) 16:33:29

2023年7月8日付けのチャートを振り返ります。
今週は所用のため、ショートバージョンでお届けします。


今週のチャート

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ニューエントリー



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今週のニューエントリーは4曲でした。
ちなみに、登場予想が的中した曲は4曲中2曲でした。

各指標について
CD…CDシングルの売り上げ枚数(枚)、初週順位 MV…YouTubeのMV再生回数(万回)SS…サブスク。Spotifyでの再生回数(万回)
OA…週間オンエア(土~金)◎3回~ 〇2回 △1回 ×なし REQ…リクエスト読み上げ ◎3人~ 〇2人 △1人 ×なし



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SUBWAY / ゆず                                                        

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初登場予想:〇


 

RELEASE6/21リリースの配信シングル
ENTRY「公私混同」以来2年11か月ぶりのエントリー(アーティストページ編集中)
CD-
SS17.5
OA4.0
REQ



 ゆずが 6 月 21 日に配信したニューシングル。ゆずの楽曲がエントリーしたのは 2020 年 8 月の「公私混同」以来なんと 2 年 11 ヶ月ぶりとなります。ここ数年、新曲を出してもエントリーしないことが続いていたゆずでしたが。今作でようやくチャートに戻ってくることができました。先週、先々週と母屋が好調だったので、オンエアによりエントリーできたのでしょう。まずは久しぶりのエントリーを祝福したいと思います。
 今作は昨年デビュー 25 周年を迎えより円熟したゆずの新たなアプローチが垣間見える楽曲となっています。ゆずの素朴なギターとハーモニカ。そして二人のデュオによるコーラスが懐かしくて、何だか胸がいっぱいになります。歌詞は自分自身を見つめる内省的な内容になっています。ゆずの北川さんは、「誰のためでもない自分自身に向けて創造の原点を感じながら自由に制作しました」とコメント。自分を見つめ、新たな地平へと踏み出していく。力強い内容の歌詞となっています。
 ミュージックビデオも大変印象的です。無人の駅で撮影され、最初はモノクロの映像と二人の弾き語りによりスタート、そこからバンドを加えた重厚感のあるサウンドに展開していきます。楽曲にますます迫力を加えており、素晴らしいビデオだと思いました。こちらも是非合わせてご覧ください。
 約 3 年ぶりのエントリーとなったゆず、これだけの期間が空いてしまったため、現在の実力は全くの未知数ですが、少しでもいい成績を期待したいと思います。最下位の 40位、まさに地下鉄、サブウェイからのスタートですが、ここから地上に上昇していけるでしょうか?
 



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STARS / B'z                                                        

初登場予想:×(2週早い)


 

RELEASE7/12リリースのCDシングル
ENTRY「SLEEPLESS」以来1年ぶり、今年初、2015年以降では6曲目のエントリー
CD
SS-
OA
REQ-



 今日は大物バンドのエントリーが続きます。40位のゆずに続き、39位はビーズ。これまで一番と言っていいような重厚な布陣です。こちらは昨年7 月の「SLEEPLESS」以来、ちょうど 1 年ぶりのエントリー。CD シングルとしてはなんと約6年ぶり(!)、54 作目のシングルとして7 月12 日にリリースされます。来週がリリース週ですから、リリース週の1週前、通常より2週も早いタイミングで入ってきたことになります。B'zは過去2作がトータル2週とかなりの低成績に終わっていますが、今作は6年ぶりのCDシングルで入ってきたタイミングも早いため、久しぶりの好成績が期待されそうです。先日、稲葉さんのソロ曲「Stray Hearts」のエントリーを期待しましたが、入ってこなくてガッカリしていた私としては、いよいよここで「真打ち」登場かという感じがします。本当に楽しみです。
 今年デビュー 35周年のメモリアルイヤーを迎えたB'z。こちらは今年開催されるライブツアーのタイトルにもなっており。メモリアルイヤーを象徴する表題曲となっています。サビの稲葉さんのシャウトが気持ちよく、爽快で雄大に広がるロックナンバーに仕上がっています。オールスターズ、というのはまさにB'zそのものであり。彼らの輝かしい実績が凝縮されたようなナンバーに思います。CD シングルには他に映画主題歌に起用されている「Dark Rainbow」など全4曲入り。豪華な1枚となっており、これから出てくるであろうCDセールスでも好成績を期待したいと思います。
 2週後にCDセールスが反映されますから、まずはそれに向けてしっかりとチャートに残留し、再来週のチャートでジャンプアップを掴み取ることができれば最高の流れです。CD シングルとしては 2017 年の「声明」以来6年ぶり。「声明」以前は3作連続で1位を取るなど抜群に強かったB'zですから、今作でもそれに迫るような成績、少なくともトップ 10 は期待したいと思います。



32.png
COCONUT / NiziU                                                        

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初登場予想:×


 

RELEASE7/19リリースのアルバムより、7/5リリースの先行配信シングル
ENTRY「Paradise」以来4か月ぶり、今年3曲目、通算8曲目のエントリー
CD-(AL)
SS54.1
OA-
REQ



 先週、「Paradise」が奇跡のカムバックを果たしたNiziU。残念ながらカムバックは1週きりとなってしまいましたが、今週は新曲のエントリーという嬉しい出来事が待っていました。こちらは7月19日にリリースされる待望の2ndアルバム「COCONUT」に収録されているタイトルトラック。今週5日にから先行配信が始まっており、リリース週である今週にすかさずエントリーを決めてきました。恐らく、ファンの方からの熱心なリクエストがあったのでしょう。ここ2曲、「Blue Moon」「Paradise」と抜群の好成績を残しているNiziU。そのいい流れを持続させたままアルバム曲のこの曲もエントリーさせたわけであり、ますます勢いづいていくような気がします。今やJ-ACを代表するアーティストに成長したといってもいいのではないかと思いますね。ちなみに、昨年11月26日の「Blue Moon」からこれで8か月連続のエントリーが続いています。この記録がどこまで続くのかにも注目です。
 優しい歌声で聴かせた「Paradise」とは異なり、こちらは夏全開のキュートでポップなナンバー。まず「COCONUT」という言葉自体の語感がかわいいですよね。その語感を生かし、「coco coco coconut」とリズムに乗せて歌っているのが最高にかわいいです。歌詞には夏らしいワードも随所にと散りばめられており、今年を代表するサマーチューンになるのではないかと思います。個人的には「ミンミン蝉」が歌詞に出てきたのが最高だと思いますね。また、この語感が最高にはまっているんですよ。あと、「今年は一緒に飲もう」という歌詞も好きです。夏は生ビールがうまいです笑
 NiziUの新曲といえば、もう1曲話題の曲があります。日テレの水曜ドラマ「こっち向いてよ向井くん」の主題歌に起用されている「LOOK AT ME」ですね。こちらはNiziUにとって初めてのドラマ主題歌ということで、「COCONUT」と合わせて注目の楽曲です(正直、どちらの曲がエントリーするか迷っていたんですよね。まさかの両方エントリーという可能性も残っています)このドラマですが、私の好きな藤原さくらさんが出演されていますので、この場を借りて合わせて宣伝させていただきます。



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Lime&Lemon / 東方神起                                                        

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初登場予想:〇


 

RELEASE6/28リリースのCDシングル
ENTRY「PARALLEL PARALLEL」以来5か月ぶり、今年2曲目、2015年以降では9曲目のエントリー
CD2位(+34,000)
SS17.8
OA1+0
REQ-



 今週の初登場最上位は東方神起。6月28日にリリースされたCDシングルで、タイトルは「Lime&Lemon」。先程のNiziUに続き、こちらも夏らしさ全開のサマーチューンです。クリープハイプの「青梅」の時にも書きましたが、夏は酸っぱいものが恋しくなりますよね。クエン酸全開であります笑
 コロナ禍を経て今年こそは「特別な夏へ」というテーマが込められたこの曲。開放的で圧倒的な夏感、洗練されたダンスとビジュアルが交差した楽曲、そして映像に仕上がっています。いい意味でサクサクとした軽い曲調がいいですよね。「Lime&Lemon」の語感が非常によく、ついつい一緒に口ずさみたくなります。また、ジャケットも黄色と緑があしらわれ、爽やかなパッケージが目を引きますね。チャートが夏っぽくなっていく感じがして非常にいいと思います。
 CDシングルですが、初週3.4万枚という素晴らしい売り上げを叩き出し、初登場2位を記録しました。ちなみに前作「PARALLEL PARALLEL」は初週2.8万枚でしたから、そこから6,000枚も増えています。季節感満載のキレのある楽曲といううことで、ファンの掴みも非常にいいのではないでしょうか。東方神起ですが、前前作「UTSUROI」と前作「PARALLEL PARALLEL」は2作連続でトップ10を逃しています。さすがに新興アーティストに勢いは押され気味ですが、それでもこの2曲はトータル8~9週とそれなりの成績にまとめており、まだまだ地力は十分に残っていると思います。今作はCDセールスがいい数字を記録しましたから、これが評価され、ぜひ3作ぶり、念願のトップ10に届いてもらいたいものです。


今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

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アイドルYOASOBIv4(2+2)11週目


 YOASOBIの「アイドル」が連覇を達成。通算では4週目の1位となりました。配信回数が化け物のように多いこの曲。そこにCDシングルまでリリースされたのですから、もう手が付けられません。おそらく、「危なげなく」という感じの1位だったと思います。朝ドラ主題歌で安定した人気を誇るあいみょんも、さすがに歯が立たなかった格好です。
 これで4週目の1位となったこの曲ですが、前回はあいみょんに阻まれ2連覇止まりでした。来週は通算5週目の1位、そして前回は成し遂げられなかった「3連覇」に挑みます。



 



WELCOME TO TOP10



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月を見ていた米津玄師↑142週目3か月ぶり18曲連続20曲目
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 6月26日にリリースされた配信シングルで、「FF16」のテーマソングに起用されている米津玄師さんの楽曲です。先週、リリース週に24位で初登場すると、今週は14ランクの特大ジャンプアップ。エントリー2週目でいきなりのトップ10入りを決めました。このチャートでは、トップ10内デビューはほぼ絶滅しましたから、リリース週に初登場→翌週トップ10入りというのは事実上の「最速」といえるでしょう。さすが米津さんです。20位台からのトップ10入りですが、最近は髭男の「TATTOO」(25→9位)、ミセスの「Magic」(21→8位)がありましたから、この曲が決めてきたことにそこまでの驚きはありません。強い曲は10位台を一気に飛び越えていくのだということが分かりますね。
 米津さんのトップ10入りですが、4月の「LADY」以来3か月ぶり。そして2016年の「LOSER」以来18曲連続となります。私は現在、2015年以降のチャートデータを集計していますが、2015年以降の獲得ポイントで、米津さんは堂々の1位です。つまり、「J-AC最強アーティスト」というわけであり、このくらいの上昇は当然だと思いますね。



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会いにいこうUA↑35週目1年3か月ぶり2曲連続2曲目
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 20年も使用されたTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」からバトンを受け、東海道新海線の車内チャイムに起用されることになったUAさんの楽曲です。6月10日に32位で初登場。α-stationでは圧倒的なオンエアを稼ぎ、翌週は17位までジャンプアップしました。その後、14位、11位と「途中下車」の推移が続いていましたが、エントリー5週目の今週に無事トップ10入り。17→14→11→8位と綺麗に3ランクずつのアップが続いています。
 UAさんのトップ10入りですが、これは昨年4月の「微熱」以来1年3か月ぶり。「微熱」はトップ10内に9週、年間チャートでも20位という大ヒットになりましたが、この曲はどうでしょうか。α-stationにゆかりの深いUAさんですから、この曲にも期待したいですね。2年連続で年間入りとなれば最高です。
 



最も順位を上げた曲

15位儚くないSUPER BEAVER↑182週目



 
最も順位を下げた曲

21位VividMAZZEL↓79週目
29位グラデーションSUPER BEAVER↓712週目


最長エントリー

34週目20位第ゼロ感10-FEET↓2
18週目13位ParadiseNiziU↓3
15週目9位革命ビッケブランカ↓3
15週目36位LADY米津玄師↓6

 

トップ10落ち

11位TATTOOOfficial髭男dism↓211週目9週
13位ParadiseNiziU↓318週目13週(12+1)

 

チャート詳細


28位


順位曲名アーティスト推移IN
28鋼の騎士QTHE ALFEE↑17w


287週目で念願の再浮上!これで20位台は連続6週目。リクエスト効果もあり、地味ながらよく粘っている

ショートバージョンの時は全曲コメントを省略しているのですが、この曲だけは書き残しておきます。「お客様」がおられますので笑
毎週のサイト訪問、ありがとうございます。そして今週は再浮上ということでおめでとうございます!
「鋼の騎士Q」の今後のチャート推移に期待したいと思います。


トップ10


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順位曲名アーティスト推移IN(うちトップ10)予想結果
1アイドルYOASOBI11w(10)1
2愛の花あいみょん13w(12)2
3絆ノ奇跡MAN WITH A MISSION×milet↑112w(3)3
4心得Uru↓19w(7)4
5MagicMrs.GREEN APPLE↑33w(2)5
6美しい鰭スピッツ↓112w(11)6
7Hare HareTWICE8w(4)8
8会いにいこうUA↑35w(1)9
9革命ビッケブランカ↓315w(14)7
10月を見ていた米津玄師↑142w(1)×


2YOASOBIに頭を押さえ付けられ、2週連続で悔しい2位止まり。このままでは一週天下で終わってしまう。復権はあるか
3超遅咲きのこの曲が、エントリー12週目でついにトップ3に到達!一時は絶望的だった年間入りもこれでほぼ確定的な状況だ
4マンウィズ×miletにまくられ、トップ3から外れる。自己最高位が3位のUru。今回もその壁が厳しく立ちはだかっている
521→8→5位と急上昇でトップ5入り。ここまでは「ケセラセラ」と同じ流れ。自己最高位の4位を超えられるか、ここからが見どころだ
6トップ10入り以来、10週連続でキープしていたトップ5からダウン。しかし「ときめきpart1」と合わせ2曲が堅調で、さすがの安定感だ
78→7→7位と微妙に伸び切らない。これより上位には、CD、配信ともに強い曲がずらりと並んでおり、エントリーの時期が悪かったか
9驚異の安定感でトップ10をキープしていたが、ついに牙城が崩れたか。トップ10の崖っぷちに追い込まれ、来週は熾烈な残留争いへ



 2週連続でトップ10予想を全外ししていた管理人ですが、今週は1位から6位が全的中。何とか面子は保たれました。「〇」が並ぶと気持ちがいいものですね。
 今週は「アメとムチ」の「アメ」週だったようです笑

さよならトップ40



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先週40位「happy ending」eill 
IN【1】TOP10【0】HIGH【40】



 どこか「happy ending」だよ...。曲名が空しく響きます。
 先週初登場したeillの配信シングルですが、またしても1週での圏外。この曲が通算6曲目のエントリーですが、うち半分の3曲が1週曲。初エントリーの「花のように」はそこそこ健闘しましたが、2曲目以降はオール30位台。それどころか、5曲中4曲は「オール39位以下」ともはや目が当てられません。現在J-ACに定期的にエントリーしているアーティストの中で、もっとも成績が低いのは残念ながら彼女です。
 ここまで成績が低いと、ちょっとあまりにもかわいそうというか、不憫になりますね。定期的にエントリーしますし、「ほっかほか」でオンエアされることも多いですから、番組的には結構買われているのでしょう。ただ、ほぼ全てが配信シングルなので、ちょっと上がり目に欠けるのだと思います。大きなタイアップが付くなどして、いつかヒットに恵まれてほしいと思いますね。



先週39位「夜明けの君へ」TOMOO 
IN【2】TOP10【0】HIGH【39】



 昨年「オセロ」がスマッシュブレイクに起用されたTOMOOさん。それ以来、2曲目のエントリーでした。しかし、オンエアが少ない分、スマッシュブレイクより厳しめの成績となりましたね。39位→39位と最下位付近での低空飛行に終わり、トータルは2週となっています。
 成績は振るいませんでしたが、これは非常に価値のあるエントリーだったと思います。まず、スマッシュブレイクではなくいわば「自力」で戻ってきたということが大きい。次に、1週で終わらず、(39位とはいえ)2週目も粘ったことが大きい。そして、これが最も大きいことですが、TOMOOさんのことはリスナーにも確実に浸透しています。先週、「ラジオでこの曲を初めて知り、いい曲だったのでリクエストしました」というリクエストが読まれていましたよね。私はすごくうれしかったですし、これこそがラジオの醍醐味だと思いました。こうやって露出の機会が増えることで、確実に彼女の魅力は広まっていくと思います。私は「3曲目」が必ずあると信じています。



先週35位「サラバ」SEKAI NO OWARI 
IN【9】TOP10【0】HIGH【16】



 SEKAI NO OWARIが6月28日にリリースしたトリプルA面シングル「サラバ/ターコイズ/バタフライエフェクト」に収録されている1曲。今週はCDのセールスが反映され、本来なら急上昇しなければいけない週でしたが、残酷にもこの曲は圏外となってしまいました。理由は火を見るよりも明らかで、CDシングルのメインを「ターコイズ」に奪われてしまったからです。今週、「ターコイズ」が10ランクの急上昇をしているのを見ると、その裏でこの曲が圏外になっているというのは本当に残酷なことだと思いました(私はどちらかというとこの曲の方が好きなんだよなあ...)。
 5月6日に28位で初登場。じわじわと上げていき、4週目に16位を記録。翌週もステイし、2週連続で記録していました。CDシングルのリリースに向け上位をキープしておきたいところでしたが、「ターコイズ」もエントリーしたことで上がり目を逃しました。6週目からは力なく下げてしまい、トータルは先週までの9週。2ケタに届かず、ポイントも約150ポイントということで、実に中途半端な成績に終わってしまいました。とにもかくにも、「ターコイズ」に運命を狂わされてしまった曲と言えるでしょう。
 CDシングルのメイン争いといえば、先日はUruも同じような状況がありましたね(紙一重/心得)。Uruとセカオワで似たような状況が続きましたが、メイン曲争いに勝利したのはいずれも後発の曲でした(心得/ターコイズ)。先に入った曲は飽きられやすく、どうしても不利になるんですかね。今後、似たような状況があったときには予想の参考にしたいと思います。



先週32位「窓の中から」BUMP OF CHICKEN 
IN【12】TOP10【5】HIGH【6】



 現在、30位台には「粘りの曲」が3曲も残っています。具体的には「W●RK」「Slash」「Knock Out」の3曲ですね。この3曲は、30位台に下がってからも粘りに粘り、エントリーを伸ばしています。こういう曲が出てくると、その裏で割りを食って圏外に飛ばされる曲が出てしまうんですよね。それがこの曲であり、先週32位から無念のドボン。「W●RK」「Slash」「Knock Out」の粘りに勝てなかった、非常に残念な圏外です。
 BUMPが4月5日にリリースしたトリプルA面シングル「SOUBENIR/クロノスタシス/窓の中から」に収録された1曲。前の2曲がすでにエントリーしてため、今回エントリーしてきたのは「3番手」のこの曲でした。NHK「18祭」のテーマソングに起用され、20年以上も第一線で活躍するBUMPが今の18歳とコラボするというのは胸が熱くなるものがありましたね。
 CDシングルのセールスを稼ぎ、4月15日に15位で初登場。翌週に10位とさっそくトップ10入りしました。3週目は6位まで上昇し、トップ5を窺いましたが、残念ながらここが最高位。トップ10入りは5週とそれなりですが、全てが6位以下とこのあたりは「3曲目」の弱さが出てしまったように思います。とはいえ、この曲のトップ10入りによりトリプルA面シングルは全てがトップ10入りしたことになり、驚異的な記録です。また、この曲は「クロノスタシス」より長くトップ10に入っていましたから、3曲目としては十分な健闘でしょう。
 トップ10入りはやや残念な推移でした。11→12位と粘りをみせていましたが、そこから18→25位と急落してしまい、終盤は踏ん張りがききませんでしたね。最後も32位から圏外になってしまい、トータルは12週でロングエントリーに及びませんでした。チャート後半の失速は本当に残念で、次回以降の課題でしょう。気になる年間入りですが、まさに「当落線上」と言った感じの成績です。昔なら30位台後半で年間入りしていたでしょうが、最近はボーダーが上がっており、今年もその傾向が続くなら厳しいということになります。答え合わせは年間チャートですることにしましょう。32位から圏外となり、心象的にはかなり悪いですが、可能性がないわけではありません。


来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1アイドルYOASOBI
2絆ノ奇跡MAN WITH A MISSON×milet↑1
3愛の花あいみょん↓1
4MagicMrs.GREEN APPLE↑1
5月を見ていた米津玄師↑5
6心得Uru↓2
7美しい鰭スピッツ↓1
8会いにいこうUA
9儚くないSUPER BEAVER↑6
10Hare HareTWICE↓3

<トップ10落ち>
ビッケブランカ(9)



1位争い

1YOASOBI(1)80%
2MAN WITH A MISSION×milet(3)10%
3あいみょん(2)10%

 YOASOBIの「アイドル」が鉄板だと思います。配信セールスに加え、CDセールスも手にしたこの曲に死角は見当たりません。通算5週目の1位が濃厚です。
 とはいえ、2位のあいみょん、3位のマンウィズ×miletもCDシングル曲ですから、全く可能性がないことはないでしょう。10%ずつを付けましたが、虎視眈々と1位を狙いました。



トップ10入り

1SUPER BEAVER(15)70%
2ターコイズ(16)30%
3imase(12)10%

 トップ10の入れ替わりは0~1枠でしょうか。狭き門ということになりそうです。
 最有力ですが、これは今週最大アップを獲得したSUPER BEAVERの「儚くない」でしょう。先週33位から18ランクアップという素晴らしい上昇を見せ、トップ10入りへの視界が一気に開けました。ちなみに、CDセールスの反映週に15位というのは「グラデーション」と全く同じです(あちらは初登場、こちらは1週早かったため2週目ですが)。「グラデーション」がトップ10入りできたのならこの曲も、と思いますね。
 2番手はセカオワの「ターコイズ」。こちらも今週CDセールスが反映され10ランクのジャンプアップでした。トップ10入りの有力候補ですが、すでに7週目とかなり時間が経っているのはやや気になるところ。「slash」「W●RK」のようにトップ10入りを逃すことにならないか心配です。遅咲きでもしっかりとトップ10に食い込んだ「絆ノ奇跡」コースに乗りたいところですね。 



その他
 
 その他トップ10も見どころ盛りだくさんです。驚異の遅咲き曲、「絆ノ奇跡」はさらに上昇できるか。あいみょんの「愛の花」よりもCDが売れているのが好材料で、私は1ランクアップの2位を予想です。そして、過去最高位が4位のミセス。今週5位まで上昇した「Magic」はどこまで行けるでしょうか。一気に3位!と予想したいところですが、上位が強いため、私は4位を予想します(またこの展開...?)私の予想を覆してトップ3入りすれば最高です。
 そして、今週14ランクアップで一気にトップ10入りした米津さんの「月を見ていた」。曲の勢い、過去の実績を見るに少なくともトップ5は堅いでしょう。ミセスとの4~5位争いになるかと思われ、私は5位を予想します。


初登場曲予想(7/15)


「In Your Life」くるり6/28リリースの配信シングルOA◎14
「飛天」Ayase×R-指定7/6リリースの配信シングル
「マーメイド」水曜日のカンパネラ7/5リリースの配信シングルOA△1
「ぎゅっとして、」YUTORI-SEDAI7/7リリースの配信シングル 7月のスマッシュブレイクOA◎8
「ナントカ流星群」SHO-SENSEI!!7/12リリースの配信シングルOA◎10



 1番手は今週なぜかエントリーできなかったくるりの「In Your Life」。相変わらず圧倒的なオンエア回数を誇っており、これが報われてほしいと思います。
 配信シングルからはAyase×R-指定(Creepy Nuts)と水曜日のカンパネラ。ともに2曲目のエントリーを目指します。「アイドル」で一世を風靡しているYOASOBIのAyaseさんですが、今回はソロ曲をリリース。「るろ剣」のアニメ主題歌ということで、かなりいいタイアップです。前回「赤ずきん」でそれなりに盛り上げてくれた水カンにも期待です。
 最後の2組は今月のスマッシュブレイクであるYUTORI-SEDAIとSHO-SENSEI!!来週は7月3週目なので、そろそろエントリーを決めたいところです。ということで、くるり以外は非常にフレッシュな顔ぶれとなりました。来週はフレッシュな週になることを期待したいと思います。