J-AC TOP40  2023年9月16日付けチャート

Last-modified: 2023-09-16 (土) 22:16:06

2023年9月16日付けのチャートを振り返ります。


今週のチャート

20230916.png





 

ニューエントリー



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今週のニューエントリーは4曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は4曲中2曲でした。

各指標について
CD…CDシングルの売り上げ枚数(枚)、初週順位 SS…サブスク。Spotifyでの再生回数(万回)
OA…週間オンエア(土~金)◎3回~ 〇2回 △1回 ×なし REQ…リクエスト読み上げ ◎3人~ 〇2人 △1人 ×なし



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マジックアワー / 緑黄色社会                                                          

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初登場予想:×(まさかのカップリングがエントリー)


 

RELEASE9/6リリースのCDシングル(c/w)ドラマ挿入歌
ENTRY「サマータイムシンデレラ」以来2か月ぶり、今年3曲目、通算10曲目のエントリー
CD17位(+4,700)
SS100.9
OA-
REQ



 これはかなりサプライズなエントリーになりました。緑黄色社会が9月6日にリリースしたシングル「サマータイムシンデレラ」から、こちらはなんとカップリング曲。両A面シングルならともかく、カップリング曲が入ってくるのは相当珍しいことです。最近ではEveのEPから「虎狼来」というカップリング曲が入ったことがありましたが、それ以来ですかね?緑黄色社会のCDは「サマータイムシンデレラ」とこの曲の2曲入りですから、これでCDから全曲がエントリーという快挙になりました。この曲は、「サマータイムシンデレラ」が主題歌になっているドラマ「真夏のシンデレラ」の挿入歌に起用されています。そういう意味で、いわゆる「相乗効果」が発揮されたのかもしれません。ドラマは大きく話題になっており、Spotifyの再生回数を見ると、「サマータイムシンデレラ」の600万回台に対し、この曲も100万回以上再生されています。入ってくる資格のある、強いカップリング曲ということができるでしょう。
 作詞、作曲はギターの小林さん。暑く短い夏が過ぎても離れたくないという気持ちを綴ったラヴ・ソングになっているということです。「マジックアワー」というのは、日没後や日の出前に見られる薄明の時間帯のことで、青と赤が混ざり合い、金色の空が見られる非常に美しい時間帯ですね(MVにも写っています)。私は仕事終わりにランニングをすることがありますが、時間帯が合えばこのマジックアワーを拝めます。思わず足を止めてしまうような美しい景色で、日常の中にこんな瞬間があるのかと感動します。ほんの数十分しか見られないのですが、それがまた儚くていいんですよね。この曲は、そんな儚くも美しいマジックアワーに「夏の終わり」を重ねた見事な1曲だと思います。しっとりとした雰囲気はこれからの季節にぴったりで、あるいは今後「サマータイムシンデレラ」を上回ってくる展開はあるかもしれません(あちらはゴリゴリの夏ソングですから)。
 CDから2曲が入ったことは喜ばしいですが、「サマータイムシンデレラ」は今頃苦虫を噛み潰したような顔をしているでしょうね。10位台にとどめられ、なかなかトップ10に入れてもらえませんでした。CDがリリースされ、ようやく活躍できる!と思ったら、今度は背後からカップリング曲に襲われたわけですから、その不遇っぷりには同情してしまいます。この曲も応援していきたいのですが、「サマータイムシンデレラ」の今後はどうなるんですかねえ...。



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唱 / Ado                                                          

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初登場予想:〇


 

RELEASE9/6リリースの配信シングル ※USJコラボ曲
ENTRY「向日葵」以来2か月ぶり、今年4曲目、通算11曲目のエントリー
CD-
SS347.1
OA2
REQ2



 先日、「向日葵」が久しぶりにトップ10入りし、いいところを見せたAdo。あまり期間を置かず、早くも次なる新曲をリリースしてきました。これで今年4曲目のエントリーとなり勢いは十分です。
 本作は、9月6日にリリースされた配信シングルで、ユニバーサル・スタジオ・ジャンパンとのハロウィンイベント「ハロウィン・ホラー・ナイト」とのコラボ曲。エキゾチックなビートが特徴的なEDMとなっています。ヒット曲「踊」の制作に携わったGigaさんとTeddyLoidさんが作編曲に加わっているんですね。そう言われたら、確かに「踊」風味があります。タイトルも漢字1文字で共通していますし、あるいはこの曲は「踊」のペアソング的な楽曲になるのかもしれませんね。この曲のタイトル「唱」には、おそらく「SHOW」の意味もかけられているのでしょう。悲鳴とも叫び声とも取れるようなシャウトが組み込まれており、おどろおどろげな雰囲気を醸しつつも、非常にエキサイティングな楽曲です。USJのハロウィンイベントでこの曲が流れてきたらすごく楽しそうです。まあ、「向日葵」のような乙女チックな楽曲もそれはそれですごくよかったのですが、Adoといえばこういったギラギラとした感じが似合うと思いますね。本領発揮という感じがします。
 この曲と対になりそうな「踊」ですが、Adoにとってはこのチャートに初めてエントリーした楽曲であり、いきなりヒットを飛ばした縁起のよい作品です。「踊」に続けるかというところに注目しながら見てまいりましょう。



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Mainstream / BE:FIRST                                                         

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初登場予想:×(曲違い、かつ1週早い)


 

RELEASE9/13リリースのCDシングル
ENTRY「Smile Again」以来5か月ぶり、今年3曲目、通算7曲目のエントリー
CD未(来週)
SS148.4
OA11
REQ3



 BE:FIRST通算4枚目のシングルが入ってきました。今週9月13日にリリースされた「Mainstream」。私はSKY-HIとのコラボシングルを推していましたが、無事に無視笑 番組的には、彼らの単独名義でリリースされたこちらを本流、まさにメインストリームとみなしたのでしょう。2曲が下手に食い合うよりは、1曲に専念した方がいいに決まっています。今回はどうやらこの曲1曲に絞られそうで、とても喜ばしいことです。今週のα-stationでは11回のオンエアを稼いでおり、1週早いリリース週でのエントリーは文句なし。来週はここにCDのセールスが加算されますから、さらに大きく上げてくること間違いなしでしょう。
 この曲なんですが、コンセプトが本当にかっこいい。彼らは、メインストリームをただ追うだけでなく、それを「作り出す」ことが使命だというんですね。ちょっと公式サイトから引用してみましょうか。「気を衒うでも、逆張りをするでもなく、自分たちのスタイルを磨き続けたBE:FIRSTは、2023年にこれを王道として提示する。Mainstreamに乗っかるのではなくて、Mainstreamを作る存在として、BE:FIRSTは自分自身を定義し、証明する」。...あのお。ちょっとかっこよすぎるんですが笑 ここまで堂々とメインストリームを提示されると圧倒されますね。たしかな実力に裏打ちされており、決して大言壮語とは思いません。SKY-HIとディスカッションにディスカッションに重ね、練り上げた作品だそうです。デビューシングルの「Gifted.」の時も思いましたが、彼らは大衆に迎合するような音楽を出してきませんよねえ。クオリティーとパフォーマンスを追求し、それが支持されているというのがかっこいいところです。そうそう、BE:FIRSTといえば、今度「Mステ」に初出演することが発表されましたね。...これについては、これまでにいろいろな「忖度」があり、その足かせがなくなったということなのでしょうが、事情はともあれ、本当によかったです。彼らはいわば、「実力が高すぎる」ゆえにMステに出られなかったわけですが、そんなおかしな話もありません。今後は思う存分にパフォーマンスをしてほしいと思います。きっと、彼らの人気もさらに高まっていくでしょう。
 「Boom Boom Back」「Smile Again」と2作連続でトップ10ヒットを飛ばしているBE:FIRST。この曲で3曲連続となるかに注目です。



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SPECIALZ / King Gnu                                                          

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初登場予想:〇


 

RELEASE9/6リリースのCDシングル
ENTRY「Stardom」以来10か月ぶり、今年2曲目、通算13曲目のエントリー
CD4位(+32,000)
SS1,210.5
OA-
REQ3



 大人気アニメ「呪術廻戦」第2期OP主題歌が入ってきました。担当するのはKing Gnuです。「呪術廻戦」といえば、第1期の主題歌であるキタニタツヤさんと崎山蒼志さんの楽曲が大ヒットし、ともに初エントリーながらトップ10入り、ブレイクを果たしました。まさに「呪術廻戦」旋風とでもいうべき快進撃でしたよね。そして今回、主題歌を担当したのがKing Gnu。「呪術廻戦」とKing Gnuといえば、大ヒットした劇場版に主題歌「一途/逆夢」を提供し、このうち「一途」は年間トップ10入りのメガヒットになりました。そんなKing Gnuが再び主題歌を歌うということで、ヒットはかなり高い確率で約束されています。9月6日にCDがリリースされると、初週3.2万枚を売り上げ4位を記録。初登場で10位台に入ってきたのは当然のことです。
 さてそんな今作ですが、アニメの映像と一緒に拝見させてもらいました。いやあ、かっこいいですね。地底を這うようなサウンドに乗せて、井口さんと常田さんのボーカルの辛みが抜群にいい。おどろおどろしげながら、調和と洗練を感じさせる世界観ですよね。今作が主題歌になっている「渋谷事変」編は、かつてない大規模な戦闘を描いているということですが、壮絶な戦闘にもマッチしそうな感じがします。これから始まる激動への予感をプンプン匂わせるような、OPとして最高の役割を果たしているように思いますね。
 エントリーは昨年11月の「Stardom」以来10か月ぶり。2021年10月の「BOY」からは5作連続でトップ10入り、2ケタエントリーという安定したヒットを飛ばしており、今作でもそれを継続する可能性は高いでしょう。来週はトップ10入りの有力候補となります。


今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

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地球儀米津玄師v79週目



 
 1位は米津玄師の「地球儀」。今週は髭男の「Chessboard」がリリース週で強敵でしたが、向こうはまさかの1ランクダウン。ということで、この曲が7連覇を達成いたしました。米津さんの7連覇は、代表曲である「Lemon」に並び第2位(1位は「馬と鹿」のv9)。「Lemon」に肩を並べたことは大きく、この曲も代表曲の1つとして語り継がれていくのでしょう。周囲には強敵が目白押しですが、「馬と鹿」の9連覇にどこまで迫れるのか注目です。
 さて、番組でも紹介されましたが、映画「君たちはどう生きるか」が北米で公開されることになりました。気になるタイトルでしたが、「THE BOY AND THE HERON(少年とサギ)」に決まったそうです。これまで使われてきた原作の訳「How Do You Live」ではなくなったということで、若干ネガティブな反応で話題になっています。
 どうしてタイトルが変更になったのか想像したのですが、...うーん、あの映画に「君たちはどう生きるか」要素は全くなかったからですかね笑(一応、原作は劇中に登場しますが、そこまで深い絡みではありません)。原作のタイトルのままだと、観客に混乱を生むという配慮があったのかもしれません。しかし、私の中ではあの作品は「君たちはどう生きるか」であり、眺めれば眺めるほど味のあるタイトルだと思っていたので、これが直截的な訳に変えられてしまったというのはちょっとだけ残念でしたね。



 



WELCOME TO TOP10

 
 



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生命体星野源↑34週目1年1か月ぶり14曲以上連続14曲以上
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 トップ10入りは3組。いずれも常連がずらりと名を連ねました。
 まずはこの方。常連中の常連、星野源さんです。TBSの世界陸上/アジア大会のテーマソングに起用されている「生命体」ですね。8月26日に22位で初登場すると、17位、12位と5ランクずつアップ。今週は3ランク上げ、エントリー4週目でのトップ10入りを決めてきました。配信限定ということでやや控えめな動きではありましたが、それでも着実にトップ10入りしてきたのはさすがですね。星野源さんのトップ10入りですが、2016年以降では「恋」以降14曲連続、14曲目。つまりトップ10入り率は100%です(それ以前もトップ10に入っていたでしょうから、もっと長い記録でしょう)。さすがとしか言いようがありませんね。今作でも無事に継続となり、まずはよかったです。配信曲ですが、ここからどこまで上位を目指していけるでしょうか。



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サマータイムシンデレラ緑黄色社会↑38週目9か月ぶり3曲連続5曲目
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 この夏最大の苦労人、緑黄色社会の「サマータイムシンデレラ」がついにトップ10入りを決めました。7月29日に39位で初登場。翌週は17ランクの特大アップで22位まで上昇。3週目には17位と順調すぎる伸びでしたが、ここから先で苦しみました。17→16→13→11→11位と10位台に5週もとどめられ、煮え湯を飲まされ続けたこの曲でしたが、エントリー8週目、ようやく今週トップ10入りを決めています。要因はCDのセールスポイントが加算されたことですね。CDセールスは17位とそこまで伸ばせませんでしたが、数字自体は4,000枚台とそこそこでした。これが加わって、ようやくのトップ10入りになったというところでしょう。
 今週は35位にこの曲のカップリングである「マジックアワー」がまさかのエントリー。「マジックアワー」がエントリーした時、まさかこの曲は11位からトップ10入りできないのではないか...という最悪な展開が頭をよぎりましたが、さすがにそこまで無慈悲なJ-ACチャートではありませんでした笑 とはいえ、来週以降はダブルエントリーで厳しくなりますから、この曲も全く安泰ではありません。来週以降の推移に注目です。
 なお、トップ10入りは3曲連続、5曲目。ここ最近はCDシングルで確実にトップ10入りを果たしており、紛れもない力を付けてきた印象です。この曲でも無事それが継続となりました。



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Snakeビッケブランカ↑93週目5か月ぶり16曲連続17曲目
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 トップ10入り3組目はビッケブランカ。今週は24週にわたりエントリーした「革命」がついにチャートアウトしましたが、そのタイミングですかさず新曲がトップ10入りしてくるあたり全く隙がありません。8月30日にリリースされた配信シングルの「Snake」。リリース週に24位で初登場すると、先週は13位まで急上昇。10位台にも全く壁はないようで、さらに9ランクの急上昇、一気に4位まで上げてきましたね。配信セールスに加え、圧倒的なリクエストがあり、相変わらず盤石の動きです。トップ10入りは16曲連続、17曲目。今後はよほどのことがない限り、記録は継続していくでしょう。
 この曲、異国情緒を感じさせてすごく好きですね。ちょっと今までとは毛色が違うというか、新たな雰囲気を見せてくれています。今のところ、「革命」より配信の伸びもよいです。こうなると、「革命」が成し遂げられなかった1位の可能性もそれなりにあるのではないでしょうか。米津、藤井風、髭男という錚々たる顔ぶれに囲まれていますが、そこを切り拓いていけるかに注目です。



最も順位を上げた曲

20位MoonPerfume↑103週目



 
最も順位を下げた曲

34位絆ノ奇跡MAN WITH A MISSION×milet↓822週目


最長エントリー

23週目6位愛の花あいみょん
22週目34位絆ノ奇跡MAN WITH A MISSION×milet↓8
22週目37位美しい鰭スピッツ↓6

 

トップ10落ち

11位Summer Riot~熱帯夜~THE RAMPAGE from EXILE TRIBE↓66週目4週
12位COCONUTNiziU↓211週目8週
13位崎山蒼志↓410週目5週

 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31歌えニッポンの空サザンオールスターズ↓36w
32悲しみはバスに乗ってマカロニえんぴつ↓34w
33ユートピアimase↑12w
34絆ノ奇跡MAN WITH A MISSION×milet↓822w
35マジックアワー緑黄色社会new1w
36HigherLIL LEAGUE from EXILE TRIBE↓47w
37美しい鰭スピッツ↓622w
38Hey Songmilet↓52w
39儚くないSUPER BEAVER↓112w
40たぶん、きっと、ぜったい竹内アンナ↓32w


31微減にとどめたが、力なく30位台へ。後からリリースされたのにもかかわらず、「盆ギリ恋歌」を下回り続ける体たらくだ
32アルバム曲とはいえ、早くも30位台に逆戻りでは元気がない。悲しみをたたえながら、バスは終着点へと向かっていく...
33エントリーがあまりにも遅く、勢いは未知数だったが、初登場から微上げ。即落ちを回避したのはよくやっている方だろう
34半年エントリーを目指したかったところ、痛すぎる大ダウン。あるいはmiletのアルバム曲に勢いを削がれたのかもしれない
36普通のダウンにとどめ、7週目のエントリー。最近のLDHは10位台まで行く曲がほとんどなので、最高21位はやや寂しかったか
37先週、今週と大きく下げ明らかに息切れ傾向だ。映画に歩調を合わせるかのように、この曲にもクロージングが迫ってきた
38アルバムからの楽曲があえなく即落ち。「Living In My Life」と合わせ、2曲入れたのは立派だが、どちらも空しく散りそうだ
39先週38位の崖っぷちからよく耐えてみせた。見事な残留で「グラデーション」に並ぶ12週に伸ばしたのは見事だ
403年ぶりのエントリーはあえなく即落ち。エントリーが遅れたこともあるが、40位に残すのが精いっぱいでは寂しい


21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21会いにいこうUA↓315w
22Tell MeFANTASTICS from EXILE TRIBE↓55w
23今この瞬間をLittle Glee Monster↑13w
24ROBOSEKAI NO OWARI↓43w
25Make It Out AliveONE OK ROCK↓33w
26盆ギリ恋歌サザンオールスターズ↓59w
27MainstreamBE:FIRSTnew1w
28PianistaGLAY↓52w
29Adonew1w
30怪獣のサイズback number↓56w


21トップ20落ちだが、堅調な推移は続く。このまま下りの列車で「各駅停車」を続ければ、年間でも上位を狙えそうだ
22あっけなく10位台からダウン。10位台に3週は近作より短く、早く入ってきた割には成績が伸びてこない
233週目はじりっと1ポイントアップ。新体制初のシングルだが、旧体制よりやや控えめの動きで、来週以降真価が問われそうだ
242週目でトップ20入りしたが、コロッとトップ20落ち。ダブルエントリーもないのにこの下げは不調と言わざるを得ない
252週目は大きく上げたが、跳ね返りのダウン。配信限定であり、あまり多くは望めないか。とはいえ早くも下げるのは寂しい
26やや大きめの下げだが、中位にはとどめた。2ケタは確実、新曲のエントリーが遅ければあるいはそれ以上も...
28やけに早く入ってきたかと思えば、いきなりの即落ち。27日のEPリリースまで、まずは耐え抜けるかどうかが問題だ
30トップ10入りを逃し、その後も力なくダウン。先週はオンエアも省略されるなど散々で、彼らにとっては黒歴史の楽曲だ


11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11Summer Riot~熱帯夜~THE RAMPAGE from EXILE TRIBE↓66w(4)
12COCONUTNiziU↓211w(8)
13崎山蒼志↓410w(5)
14SPECIALZKing Gnunew1w
15Gold~また逢う日まで~宇多田ヒカル↓17w
16青のすみかキタニタツヤ10w
17STARSB'z↓211w
18向日葵Ado↑19w
19Whatever ComesTM NETWORK↑82w
20MoonPerfume↑103w


11先週の5位から急落。CD特化型のアーティストであり、CDのセールスが減るとこうなる。とはいえ最高3位まで行ったのは見事
12全てトップ10の下位で8週も粘り続けたが、ついにお役御免。ここまでの見事な粘り、お疲れさまでした
13先々週の4位から急落でトップ10落ち。しかし、アニメのOP/EDも切り替わったタイミングであり、やむをえなかったか
1517時台後半のヒーリングミュージック。これで6週連続の10位台前半。トップ10がなかった分、10位台に鎮座する
16先週はまさかの大ダウンだったが、ショックを振り払いステイ。非常に大きな粘りで、年間入りに大きく前進だ
1710位台を堅持。ちなみにCDセールスはまだまだ50位内をキープしておりかなり強い。これが順位安定の秘訣だ
18なんとなんと、新曲が入ったタイミングで再浮上!まだまだ夏は終わらないといったところか。ロングエントリーの芽が出てきた
19煌びやかなサウンドは令和でも健在!映画の話題効果もあり、いつ以来か分からないトップ10入りの可能性が出てきた
20CDセールスを獲得し、2ケタ10ランクのジャンプアップ!「Flow」以来となるトップ10に向けまずはいい位置だ



トップ10


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順位曲名アーティスト推移IN(うちトップ10)予想結果
1地球儀米津玄師9w(8)1
2Workin' Hard藤井風↑23w(2)3
3ChessboardOfficial髭男dism↓15w(3)2
4Snakeビッケブランカ↑93w(1)6
5Sync Of Summer山下達郎↓27w(6)4
6愛の花あいみょん23w(22)7
7命日ちゃんみな5w(2)5
8サマータイムシンデレラ緑黄色社会↑38w(1)9
9生命体星野源↑34w(1)10
10アイドルYOASOBI↓221w(20)×


23週目で早くも2位まで上昇。めっちゃよう頑張っとるが、米津、髭男、ビッケと首位は最強の面子。さて、1位はなるか
3今週はリリース週だったがまさかの後退。「日常」とのOA割れもあったか。その「日常」が入ってくるようだと混沌としてくる...
5トップ3から後退。とはいえトップ5はキープ。来週もトップ10入りすれば、2015年以降最長タイの7週目となる
6悠々と6位をキープ。朝ドラ期間は揺るがなさそうか。ちなみに「第ゼロ感」のトップ10は23週で、来週で並ぶ
7トップ5入りはならずも、3曲入れ替わりのトップ10で7位を堅持。ドラマ「ハヤブサ消防団」は好評のまま最終回を終えた
10ギリギリでトップ10に残留。この残留は非常に大きく、トップ10は区切りの20週目。「超一流」の証と言えるだろう


さよならトップ40



goodbye.png

 


先週40位「Raise」Chilli Beans. 
IN【3】TOP10【0】HIGH【27】



 昨年、スマッシュブレイクに起用された「School」で初エントリーしたChilli Beans.。今年に入ってから、Vaundyとのコラボ曲「rose」で2曲目のエントリー、そしてこの曲で3曲目のエントリーとなりました。
 「ONE PIECE」のEDテーマというこれ以上ない好タイアップに恵まれ、ヒットが期待されましたが、残念ながら結果は伴いませんでした。8月26日に27位で初登場。それなりにいい順位であり、10位台以上を期待しましたが、翌週はなんと34位まで即落ち。2週目でいきなり大ダウン寸前の7ランクダウンを喫してはもうどうしようもありません。先週は40位に何とか残すのが精いっぱい。27→34→40位という即落ち真っ逆さまの3週に終わってしまい、「School」を下回る自己最低成績となってしまいました。
 3曲目のエントリーを記録し、常連化へのたしかな足掛かりを作ったことは大きいですが、結果が伴わなかったことは残念です(最高のタイアップだっただけになおさら...)。私は唯一無二のガールズバンドだと評価していますから、4曲目以降のエントリー、そして将来のブレイクを願ってやみません。



先週39位「革命」ビッケブランカ 
IN【24】TOP10【15】HIGH【2】



 ビッケブランカが3月29日にリリースした配信シングル。特に大きなタイアップもない配信限定シングルですが、それでもべらぼうに強い。何というか、呆然としてしまうくらい強かったですね。
 リリース週の4月1日に18位でエントリー。通常より1週早いタイミングでかつ18位ですから、抜群の好スタートです。翌週は12ランクのアップで6位まで上昇。通常エントリーしてくるタイミングで早くも6位にいるのですから、もう笑ってしまうような強さでした。3週目にはトップ3入りし、以降は6週にわたりトップ3をキープ。しかし、配信限定ということで1位には縁がなく、2位と3位が3回ずつでした。トップ3から外れた後は、今度は4位と5位を2回ずつ記録。つまり、2ケタ10週にわたり2~5位を記録したことになります。徹底して1位にはしてもらえませんでしたが、それでも抜群の強さでした。トップ10の下位に下げてからはさらに4週粘り、この結果トップ10は15週という記録になりました。ビッケブランカの楽曲では「ポニーテイル」(24週)「北斗七星」「This Kiss」(18週)に次ぐ4位の長さで、「Changes」から3曲連続でトップ10内2ケタエントリーと勢いが止まりません。現在のJ-AC最強アーティストは間違いなく彼でしょうね。他に米津さんやback numberが候補に上がりますが、米津さんは「月を見ていた」、back numberは「怪獣のサイズ」と最近の曲でコケています。安定して好成績を飛ばし続けるビッケブランカが総合では最強ということになると思いますね。2019年の「Ca Va?」以来トップ10入りを継続しており、非の打ちどころがありません。
 トップ10落ち後は10位台に3週、20位台に3週と普通に粘っていましたが、最後は新曲「Snake」が入ってきたことによりさすがに急落。トータルは24週となりましたが、新曲が入ってこなかったからどこまで伸ばしたんだろうという強さでした。トータル24週は、先程挙げた3曲に続くこちらも自己4位の記録ですね。このレベルで4番目のヒットというのはちょっと信じられないですね。「黄金期」はまだまだ続きそうです。



先週36位「心得」Uru 
IN【18】TOP10【11】HIGH【3】



 Uruが6月7日にリリースした両A面シングル「心得/紙一重」より、こちらはドラマ「教場0」主題歌。この2曲ですが、先にエントリーしてきたのはアニメEDの「紙一重」でした。4月22日にエントリーし、20位台まで伸ばしていましたが、5月13日にこの曲がエントリー。J-ACでは、両A面シングルの場合、先に記載されている楽曲がメインとして扱われる傾向にあります。今回も法則どおりとなりました。先にエントリーしていた「紙一重」はダブルエントリー後に力なく下げ、トータル6週どまり。一方のこの曲は上昇し、メイン楽曲の道を歩みました。
 初登場25位から翌週は10ランク上げ、3週目に10位でトップ10入り。この時、まだCDはリリースされておらず、かなり早いタイミングでのトップ10入りは見事です。翌週からはじりじりと上げていき、6週目に4位を記録。このあたりではCDセールスが乗っかっていますね。2週連続で記録した後、さらに上げて8週目には3位を記録しました。いったん4位に下げますが、翌週はすぐさま3位に復帰。3位と4位を6週にわたりエントリーしていました(3位2回、4位4回)。Uruの自己最高位は3位で、この曲ではまたしても3位止まりということになりました。とはいえ、トップ5で安定した推移を続けたのは立派で、実にUruらしかったですね。安心と信頼のUruクオリティーは今作でも盤石だったように思います。トップ10には11週もエントリーしており、これは「それを愛と呼ぶなら」(9週)「あなたがいることで」(10週)を上回り、なんと自己最長記録。いつもは5位前後で安定するUruですが、今回は3位と4位を往復しており、トップ10も自己最長ということで、実は地味ながらかなりヒットしていたんですね。地味すぎて私はよく把握していませんでしたよ笑 それはさておき、見事なヒットでした。
 トップ10落ち後ですが、これはかなり早く、5週しかエントリーしていません。2週連続で7ランクダウンするなど、息切れが顕著でしたね。この結果、トータルは18週で、トップ10が抜群に長かった割には伸び切りませんでした。前述の2曲は、10位台に入ってからも非常に強く、いずれもトータル24週にわたりエントリーしています。この曲は息切れが痛く、トータルでは過去のヒット2作に水を空けられました。とはいえ、大ヒットには違いなく、年間入りは間違いありません。今年はレベルが非常に高く、年間トップ10はやや厳しそうな情勢ですが(この成績で!?)、10位台は大いに狙えそうな好成績です。



先週35位「自由のショート」ハク。 
IN【4】TOP10【0】HIGH【30】



 大阪発、平均年齢20歳のガールズバンド、ハク。この曲は先月リリースされたフルアルバムに収録され、KPM(Hello! KYOTO POWER MUSIC)に起用されました。KPMといえば、6月にimaseの「Nagisa」がトータル2ケタのスマッシュヒットを飛ばしたことは記憶に新しいですが、あれはレア中のレアケース。通常は駆け出しのアーティストが起用されることがほとんどであり、オンエア以外のポイントに乏しいため成績は控えめとなります。この曲は、そういった意味で「通常運転」。最高は30位で、トータル4週でした。
 8月19日に38位で初登場。翌週は大きく上げて32位。さらに上げ、3週目は30位で20位台に食い込みました。月が変わったことでオンエアが激減。4週目は35位に下げ、ここで圏外という推移です。テンプレート的な動きなので特に取り立てて書くことはありませんが、一瞬とはいえ20位台に食い込んだことは1つの収穫になりました。
 洋楽をベースにした洗練されたサウンドにエモーショナルなボーカルが乗っかり、個人的にはとてもお気に入りの楽曲でしたね。平均年齢20歳ということですから、ここから先、無限の可能性が広がっています。今回できたチャートへのご縁を、ぜひ次回作につなげてもらいたいものです。 



来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1ChessboardOfficial髭男dism↑2
2地球儀米津玄師↓1
3Snakeビッケブランカ↑1
4Workin' Hard藤井風↓2
5SPECIALZKing Gnu↑9
6命日ちゃんみな↑1
7Sync Of Summer山下達郎↓2
8愛の花あいみょん↓2
9生命体星野源
10サマータイムシンデレラ緑黄色社会↓2

<トップ10落ち>
YOASOBI(10)



1位争い

1Official髭男dism(3)50%
2米津玄師(1)20%
3ビッケブランカ(4)15%
4藤井風(2)15%

 シングルセールスポイントが加算される髭男の「Chessboard」が有利だとは思いますが、両A面のもう1曲「日常」が入ってくる可能性があり、そうなると不安材料です。一応、髭男を1番手にしますが、そんなに高い数字は付けられないですね(50%)。髭男がコケた場合は引き続き米津さんがキープする可能性もあります。後は配信曲である藤井風とビッケブランカです。それぞれ、配信でも1位獲得経験がありますから、可能性はそれなりにありそう。どちらもすごい勢いで上位まで来ており(3週目で2位&4位)、勢いは甲乙つけがたいですね。1位の可能性はそれぞれ15%ずつを付けます。
 


トップ10入り

1King Gnu(14)90%
2TM NETWORK(19)20%
3Perfume(20)10%
3BE:FIRST(27)10%

 トップ10入りは1組を予想しました。今週14位に初登場したKing Gnuの「SPECIALZ」のトップ10入りはほぼ間違いありません。ここ2週、藤井風、ビッケブランカが一気にトップ5まで伸ばしており、トップ10の動きが大きめになっています。King Gnuも一気に上位まで来るかもしれませんね。私の予想は5位です。
 2番手から4番手はいずれもCDシングルです(というか、King Gnu含め全てCDシングルです)。10位台まで上げてきたTM NETWORK、Perfumeは有力候補。常連組のPerfumeはともかく、令和になって甦ったTM NETWORKは全くもって読めないですね。勢いが想定以上なら、一気にトップ10という可能性はあるかもしれません。オンエアも多く、非常に不気味な存在ですね。後は今週27位初登場のBE:FIRST。来週はセールス反映週で、2ケタ以上のアップが有力。さすがにいきなりトップ10の可能性は薄いでしょうが、10位台前半まで来る可能性はありそうです。



その他
 
 今週の上位4曲は相当強く、顔触れは変わらなさそう。こうなると焦点はトップ5最後の一枠、5位ですが、これはKing Gnuとちゃんみなの争いではないかと思います。2週連続7位のちゃんみなは、ここから上げるか下げるかの勝負所を迎えました。私は、オンエアもよく、期待できると思いますね。さすがにKing Gnuが有利とみますが、ちゃんみなも1ランクアップの予想としました。
 今週のトップ10入り組ですが、まず緑黄色社会の「サマータイムシンデレラ」は、今週カップリングが入ってきたことにより厳しくなると思います。私が思うに、セカオワの「ターコイズ」パターンの可能性があると思いますね(遅咲きのトップ10→不発)。厳しめの予想ですが、トップ10内即落ちの10位としました。もう1組、星野源さんはどうでしょうか。最強格のアーティストですが、今作は配信限定であり、17位→12位と伸びが鈍い。これは8~9位で止まるタイプの配信曲ではないかと思いますね。私の予想はステイの9位ですが、最高で5位まではあると思います。どこでコールされるか、非常に読みにくい曲です。

 


初登場曲予想(9/23)


「心音」中島みゆき9/13リリースのCDシングル ※映画主題歌
「うれしくて」いきものがかり9/13リリースのCDシングル ※映画主題歌
「日常」Official髭男dism9/13リリースのCDシングルより ※ニュース番組テーマ曲OA〇2
「夏暁」WANIMA9/7リリースの配信シングル※ネトフリアニメ主題歌OA◎11
「自由」Dios9/6リリースのアルバムより※9月のスマッシュブレイクOA◎9
「ケモノミチ」Mr.Children10/4リリースのアルバムより9/16先行配信



 来週は有力曲が多く、6曲予想とします。下位の曲はごっそり入れ替わる可能性があります。
 CDシングルからは、中島みゆきさんといきものがかり。それぞれアニメ映画主題歌で、中島みゆきさんは初のアニメ映画主題歌、そしていきものがかりはプリキュアの主題歌です。特に、昨年12月にシングル「倶に」で大ヒットを飛ばした中島みゆきさんには連続ヒットがかかりますね。さらには髭男の両A面シングルから今週の「ほっかほか」でもオンエアされた「日常」。「NEWS ZERO」のテーマソングですね。緑黄色社会がカップリングで入れてくるくらいですから、髭男の両A面は入るべきでは?そう思ってリスト入りさせました。
 4曲目は配信のWANIMA。久しぶりの新曲ですね。今作はネトフリ配信の作品「ガメラ」の主題歌(ガメラ!)。久しぶりの新曲、そして好タイアップということで大きな注目を集めています。今週は11回の大量オンエアがあり、エントリーを期待します。5曲目は今月スマッシュブレイクのDios、引き続きの予想です。
 さあ、そして最後はミスチルです。10月4日に待望のニューアルバムをリリース。そこからの新曲「ケモノミチ」が先行配信リリースされています(ほっかほかでも早速オンエアされました)。アルバムを待たず、入ってくる可能性が大きいでしょう。それにしても、この新曲、今日からさっそくサブスクでも聴けるんですね(ミスチルは解禁を遅らせることが多い)。これはうれしい。ありがたく聞き倒したいと思います。そしてエントリーも期待です!