J-AC TOP40 2020年12月26日付けチャート

Last-modified: 2020-12-31 (木) 13:03:41

2020年12月26日付けJ-AC TOP40のチャートです。
2020年最終週、年間チャートの裏で発表されていたチャートになります。
今回は、ショートバージョンでお届けいたします。


今週のチャート

20201226.png




 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは5曲でした。


38位 えんとつ町のプペル / ロザリーナ     

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 キングコング西野さんの絵本「えんとつ町のプぺル」がアニメーション映画化。その主題歌となっているのがこの曲です。映画はクリスマスの25日に公開。主題歌となっているこちらの楽曲は、16日から先行配信がスタートしています。ロザリーナさんはソニー所属のシンガーソングライターで、おそらく初エントリーだと思います。この曲は、なんと西野さん自身が作詞・作曲を手掛けています。絵本作家だけでなく、楽曲制作までされるとは…!その多才ぶりには驚かされますね。西野さんが早くから惚れこんだ歌声ということで、期待の主題歌になるでしょう。

 「えんとつ町のプペル」といえば、今年の6月、西野さんがジャケットを手掛けたACIDMANの「灰色の街」(最高13位、6週)という曲もエントリーしていましたね。α-station的にも結構推していきたい映画なのかもしれません。

35位 ALMIGHTY~仮面の約束 feat.川上洋平 / 東京スカパラダイスオーケストラ     

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 スカパラがが約10か月ぶりのエントリー。いつもアーティストとの豪華なコラボが話題を呼ぶ彼らですが、10か月前は誰だったか覚えていますか?そう、aikoさんをゲストボーカルに迎えた「Good Morning~ブルー・デイジー~」で、この曲はトップ10入りもしていました(最高9位、10週)。そして、それに続く今回の新曲は、ゲストボーカルに[Alexandros]の川上洋平さんを迎えたこれまた豪華なコラボです。テレ朝系「仮面ライダーセイバー」の主題歌&エンディングテーマとして、23日にシングルがリリースされています。スカパラ×川上洋平...なかなかいいですね!川上洋平さんは27位にエントリーしているアレキの楽曲「風になって」とのダブルエントリー。バンドとしてはベストアルバムの発売も控えており、来年1月はかなり注目の存在になりそうです。

29位 泣き笑いのエピソード / 秦基博     

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 最強のタイアップ来たる。やはり入ってきましたね。朝ドラ「おちょやん」の主題歌となっている秦基博さんの主題歌が2020年の最終週に飛び込んできました。いうまでもありませんが、半年間放送される朝ドラの主題歌というのは数あるタイアップの中でも最強クラスのもので、朝ドラ主題歌は毎曲ほぼ必ず年間チャートの上位にエントリーしています。GReeeeNの「星影のエール」は20週で年間トップ10入り、その前のSuperfly「フレア」にいたっては、28週のエントリーであり、全て合わせれば年間1位レベルという強さでした。主題歌を担当する秦基博さんはJ-ACではかなりの強豪アーティストで、昨年の曲「Raspberry lover」も大ヒットしていたことは記憶に新しいですね。というわけで、まさに「鬼に金棒」状態。この曲も、20週以上は間違いなしのヒットになるでしょう。

 シングルのリリースは来年1月27日。普通に考えれば、セールスが入る2月の第1週でトップ10入り...といいたいところですが、この曲はかなり強いので、早めのトップ10入りも十分に想定されます。


24位 ハルカ / YOASOBI     

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 まずは、年間入りおめでとうございます!そして、紅白初出場おめでとうございます!今年を代表するアーティストになったYOASOBIの新曲がエントリーしてきました。年間入りを果たした「群青」もまだ33位に残っている中、ダブルエントリー、通算では3曲目のエントリーになります。

 12月18日に配信が開始された配信限定シングルで、鈴木おさむさんが書き下ろした小説「月王子」を原作に楽曲が制作されました。YOASOBIといえば、これまでCDをリリースしたことがないことで有名ですが、この度初めてのCDが発売されることになりました。来年1月6日に発売されるEP「THE BOOK」で、この曲や大ヒットした「夜に駆ける」、J-ACでエントリーした「たぶん」「群青」も収録した全9曲入り。非常に豪華な1枚になりそうですね。J-ACは、配信シングルは伸びにくいですが、CDシングルを出すと大きく伸びるチャートです。YOASOBIがついにCDを出す...これは相当楽しみですねえ。


21位 履歴書 / フラワーカンパニーズ     

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 今週最も高い位置に初登場したのは大ベテランのフラワーカンパニーズ。8月の無観客配信ライブで初披露され、10月に完全生産限定盤としてリリースされたのがこの曲です。シングルリリース時はエントリーしませんでしたが、12月23日に18枚目のアルバム「36.2℃」をリリース。今回アルバムリリースによるオンエアポイントなどを稼いでエントリーとなったようです。21位と、上位も狙えるいい位置に付けています。

 フラカンといえば、名曲「深夜高速」が有名ですね。私も大好きな曲で、どれだけ勇気をもらえたことか、数え知れません。今もこうやってエントリーしてくれることは本当にうれしいですね。



今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

LiSAv49週目



 



WELCOME TO TOP10

トップ10の顔触れは変わらず、トップ10入りの曲はありません。




最も順位を上げた曲

12位Dear My Friend deat. PentatonixLittle Glee Monster↑104週目


最も順位を下げた曲

37位大きな愛の木の下でMISIA↓145週目



 これについては、クリスマスソングの宿命であり、仕方ないとしかいいようがありません。


最長エントリー

17週目33位群青YOASOBI↓4
12週目16位奏(かなで)JUJU↓1
12週目30位アカシアBUMP OF CHICKEN↓6



 

トップ10落ち

トップ10の顔触れは変わらず、トップ10落ちの曲はありませんでした。





さよならトップ40


先週40位「mother」マカロニえんぴつ  
IN【7】TOP10【0】HIGH【16】



 11月のスマッシュブレイクが、2020年の最終週を待たずにチャートを去りました。チャートイン7週の最高16位。スマッシュブレイクとしては平均的な成績ですが、マカロニえんぴつの場合は先にエントリーしていた「溶けない」が最高13位まで行っていますので、それを上回らないようでは残念といえるでしょう。通算3曲目のエントリー。個人的には、この曲で初のトップ10入りを期待しましたが、煮え切らない結果に終わりました。とはいえ、メジャーデビューしたばかりのバンドで、前途は洋々です。

先週39位「P.S. I love you」宮本浩次  
IN【21】TOP10【7】HIGH【2】



 20週を超える超ロングヒットで、年間チャートでも10位台にエントリー。宮本浩次さんソロでは初の年間入り、しかも「ハレルヤ」と合わせて2曲が年間入りですから、今年は大成功の年になりましたね。8月1日にエントリー。2週目の21位をピークに下がっていき、6週目には37位まで下落しますが、シングルリリースにより再浮上。うなぎ上りでチャートを駆け上がり、最高2位まで記録したのは胸が熱くなるような展開でしたね。トータルでも20週超えの大ヒット。非常に内容の濃い、印象に残るチャートインでした。

先週38位「NO MONEY DANCE」ヤバいTシャツ屋さん  
IN【11】TOP10【0】HIGH【12】



 9月30日にリリースされたアルバム「You need the Tank-top」からのリード曲。アルバムはキャリア初のデイリー1位を獲得し、好セールスを記録しました。コロナ禍への戸惑いを率直に吐露しつつも、これまでと変わらずやっていくとい彼らなりの決意表明。個人的には、これまでのアルバムの中でも最高の仕上がりと感じました。J-ACでは、アルバムのセールスを受け17位で初登場。3週目と4週目に12位を記録するものの、アルバム曲ということもありトップ10には届きませんでした。とはいえ、トータルを2桁に乗せているのはさすが。10位台が多く、内容的にもそこそこよかったですね。

先週36位「青のID」東京事変  
IN【6】TOP10【0】HIGH【20】



 11月6日、13日に相次いで新曲をリリースした東京事変でしたが、2曲とも年内にチャートアウトしてしまうという振るわない結果に終わりました。こちらは映画『さくら』の主題歌で11月6日リリース。最高位は20位とトップ20に辛うじて食い込んだのみで、上位争いには絡めませんでした。もう1曲の「命の帳」も3週に終わり、典型的な共倒れとなっています。

先週34位「冬の予感」平井大  
IN【2】TOP10【0】HIGH【34】



 年間チャートの裏で、またこの方が散々な扱いを受けていますね...。今年5曲目の平井大さんですが、またしても30位台を脱出できず、わずか2週でのチャートアウト。5曲エントリーしながら、最高エントリーが4週で最高位が30位。20位台にすら行けないというあまりにもかわいそうな結果になりました。2週間に1回の新曲というハイペースなリリースでエントリーを量産しましたが、多作ぶりはチャート的には仇となってしまいました。


チャート振り返りと来週の展望


 今週はショートバージョンですのでさらっと振り返っていきましょう。年末は動きが少なく、今年もそうだろうと思っていましたが、思いのほか初登場曲が多く、5曲も入れ替わっていましたね。しかし、トップ10には1曲も入れ替わりがなく、そういった意味では静かなチャートでもありました。

 上位陣はほぼ無風で、1位はLiSAの「炎」が4連覇!これで、12月のチャートを完全制覇したことになります。4週連続の1位により、計160ポイントを12月に稼ぎ、ついには年間チャートにまで到達してしまいましたね。今年終盤のチャートを凄まじい勢いで駆け抜けていった、本当にすごい曲でした。4連覇&年間入り、本当におめでとうございます!(レコード大賞も、おめでとうございます!)
 2位にはセカオワの「silent」。セールスポイントが加算され予想通りの上昇です。来週以降は1位を目指したいところですが、クリスマスが過ぎてしまったのでどうなるか。1位を取れるとすれば来週のチャートが最大のチャンスでしょう。久しぶりの1位をかけて炎に挑みます。菅田将暉は堅調に3位をキープ。3週連続の3位と足踏みしていますが、トップ3を維持しているのは立派です。そして4位にはmilet。先週自身初のトップ10入りを決めましたが、今週はさらに2ランクアップ。ついに4位まで持ってきました。大みそかの紅白でさらに知名度を上げるでしょうし、まだまだ上がり目のありそうな曲です。来週はこの4組による首位争いとなりそうですね。なお、8位には藤井風が再浮上していますが、これはおそらく11日に「青春病」がEPでリリースされたことによるものです。「青春病」のほか、計4曲が収録された素晴らしい1枚のようですね。これでこの曲は5週目のトップ10。前の曲「優しさ」を上回り、トップ10の最高記録となりました。藤井風さん、J-ACでも非常に伸びてきており、ますます注目の存在ですね。

 トップ10の入れ替わりはありませんでしたが、12位にはリトグリの「Dear My Friend」が10ランクのアップ!セカオワと同じく、セールスが加算された形ですね。これでリトグリはおそらく自身最高位を更新。来週はさすがにトップ10の入れ替わりがあるでしょうから、初のトップ10入りに向けては大チャンス。この曲が1番手といえるでしょう。LiSA×Uruのコラボ曲「再会」は堅調に伸ばし15位。まだ2組ともトップ10にいますが、何分勢いが凄いですから、この曲もトップ10入りの有力候補です。ちなみに、赤い公園の「オレンジ」はアップしたものの11位。ファンの私は、「あと一つ!」とラジオの前で叫んでしまいましたね。14位→14位→11位とあと一歩の悔しい推移。トップ10に入るのは本当に大変なことです。厳しくはなってきましたが、新年一発目も精一杯祈りたいと思います。

 その他では、12月スマッシュブレイクの羊文学と瑛人がそれぞれ7ランクアップで23位と26位。来週はさらに上げられるかといったところですが、瑛人に関しては1月にアルバム&特番が控えているのでまだまだ上げてくるでしょう。羊文学の「あいまいでいいよ」も非常に素晴らしいのでぜひもうひと伸びを期待したいところです。スマッシュブレイクといえば、来年1月のスマッシュブレイクは誰なんでしょうか。こちらも非常に楽しみですね。


1年間ありがとうございました!


 「J-AC TOP40」2020年チャートの発表が全て終了。7月にこのwikiを開設し、最初は個人の記録用と思って書いていましたが、アクセスが増えていくのが楽しく、だんだんと分量も多くなっていきました。いつも訪問いただいている皆様、本当にありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。そして、一緒に「J-AC TOP40」のチャートを楽しんでいただけたらと思います。

 私事で恐縮ですが、1月~3月は仕事が多忙になり、更新が遅くなると思われます。土曜に出勤することも多く、リアルタイムの更新が難しい週もありますが、放送は「radiko」で後追いし、マイペースに更新していきたいと思います。やる気自体は持続しておりますので、更新が遅くなっても気長にお待ちいただけると幸いです。

 新型コロナウイルスが猛威を振るっております。皆様、くれぐれもお体にはお気を付けてお過ごしください。それでは、来年1月2日のレギュラーチャートでまたお会いしましょう!よいお年を!