J-AC TOP40 2021年1月9日付けチャート

Last-modified: 2021-01-14 (木) 00:11:50

2021年1月9日付けチャートを振り返っていきます。


今週のチャート

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ニューエントリー

今週のニューエントリーは6曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中したのは6曲中3曲でした。


37位 As a route of ray / 西川貴教      

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 昨年6月の「天秤-Libra-」以来約7か月ぶりのエントリー。「天秤」は最高25位、6週という成績でした。スマホアプリ「アズールレーン」CMソングとして書き下ろされた新曲で、昨年12月30日から配信がスタートしています。疾走感溢れるロックナンバーに仕上がっていますね。YouTubeのサムネにも表示されていますが、西川さんが登場キャラを熱演しているCMも話題となっています。



35位 Fall in Love Again feat.三浦大知 / KREVA      

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 KREVA25枚目となるシングルで、昨年12月23日のリリース。「盟友」である三浦大知さんとの5度目(!)となるコラボで、キレッキレの仕上がりです。KREVAはこのチャートにはほとんどチャートインしないのですが、フィーチャー相手の三浦大知さんはJ-ACでもおなじみのアーティストということで、この度見事エントリーを果たしました。ちなみに、東京のチャートでは非常に強く、J-WAVEの「tokio hot 100」では年末年始に2週連続となる1位を獲得しています。向こうでも、KREVAが1位を獲得するのは初めてとのこと。最強のコラボソングが、かっちりとハマった感じがしますね。

 お互いにライブが延期になる中、コロナ禍を乗り越えてまた集まろうという思いを込め、絆を歌ったラブソングになっています。



34位 evergreen / MAN WITH A MISSION      

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 マンウィズ3か月連続配信リリースの第3弾で、12月29日リリース。第1弾の「Telescope」第2弾の「All you Need」ときて3曲連続となるエントリーを決めてきたのはさすがです。しかし、前の2曲は短期間連続リリースの影響もあったのか全く振るいませんでした(トータル3~4週)。この曲は最後となる第3弾ですから、終わりよければ全てよしとしたいところ。前の2曲の分まで上位に食い込んで欲しいところですね。

 東洋水産「赤いきつねと緑のたぬき」CMソング。オオカミバンドが「きつねとたぬき」とは随分面白いですね。 このCMもYouTUbeで公開されており、武田鉄矢さんと濱田岳さんが赤いきつねと緑のたぬきで合戦を行うという内容になっています。ちなみに、聞かれてもいませんが、私は赤いきつねのほうが好きです笑 皆さんはいかがでしょうか。



32位 風を待って / 小田和正      

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 2021年1月1日リリース、小田和正さん初となる配信限定シングルです。今日は2021年第2週目のチャートですが、2021年にリリースされた曲がエントリーしたのはこれが初めて。というわけで、この曲が真の意味で2021年の「1曲目」となります。

 小田和正さんは2018年に年間10位を獲得した「会いに行く」以来のエントリー。「会いに行く」はたしかトータル17週、うちトップ10が10週という大ヒットでしたね。小田和正さんのことですから、配信曲であっても変わらず強いでしょう。おなじみとなった「明治安田生命」のCMソングであり、この度テレ朝系ドラマ「遺留捜査」(第6シーズン)の主題歌に起用されることも発表されました。遺留捜査は第3シーズンからずっと小田さんが主題歌を務めていて、今回も鉄板のコラボとなりましたね。バックコーラスはいつものメンバーで、根本要(スターダスト・レビュー)、和田唱(TRICERATOPS)、JUJU、松たか子、大橋卓弥(スキマスイッチ)、矢井田瞳、熊木杏里、水野良樹(いきものがかり)と非常に豪華な顔ぶれが並んでいます。



27位 Universe / Official髭男dism      

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 早い。この人たち、早すぎますわ。

 この曲は、来週の初登場曲に挙げるつもりでした。1月9日配信リリースの新曲です。1月9日とは、今日です。配信当日にエントリー。こんなことは見たことがありませんし、予想ができません。セールスポイントはまだ入らないはずですが、おそらくオンエアポイントとプッシュポイントにより、異例の早期エントリーとなりました。

 『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』主題歌。ドラえもんの主題歌というのは非常に強力なタイアップで、2019年は平井大の「THE GIFT」が年間入り。昨年2020年はミスチルの「Birthday」が年間2位まで行ったかと思えば、菅田将暉の「虹」は自身初となるトップ3入りなどとにかく強い。そんな最強のタイアップを、令和最強のこのバンドが担当したら...。一体どんな強さになるのか想像もできませんね。CDのリリースは2月24日とまだまだ先で、ピークは3月になるものと思われます。1月9日から早くもエントリーしてきたので、それはもう、とてつもない成績になるでしょうね。

 曲の方は、壮大な宇宙を感じさせる、非常にワクワクさせる仕上がりです。「ドラえもん」ということが非常に意識されていると思います。このキャッチーさとオシャレさはさすが髭男だと改めて思いました。曲の方も抜群にいいと感じましたので、やはり大ヒットは間違いないでしょう。普通はシングルのリリースに向けて上げていくものですが、この曲に関しては早めのトップ10入りも十分に考えられます。



21位 ふしぎなふしぎな生きもの feat.トータス松本 / 岡崎体育      

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 先週アルバム特集で特集された1枚から見事にエントリー。昨年ビッケブランカとのコラボ曲「化かし HOUR NIGHT」で初の1位を獲得した岡崎体育さん。今度はボーカルにウルフルズのトータス松本さんを引き連れてのエントリーとなりました。

 自身も「ポケモン世代」として育った岡崎さんが、劇場版ポケモン最新作、「ポケットモンスターココ」の劇中音楽を担当。何曲か曲を提供しているのですが、こちらはトータス松本さんをボーカルに迎えたメインテーマで、トータスさんの力強い歌声が存分に生かされたミディアムバラード。大人も感動すると評判の映画を飾るにふさわしい主題歌となっています。「化かし HOUR NIGHT」の大ヒットでJ-ACでのポジションもグッと高まってきた気がします。岡崎体育さんにとっては、この曲で連続ヒットを狙っていきたいところです!




今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

LiSAv611週目


 「炎」が首位をキープ。これで、昨年12月第1週から怒涛の6連覇となりました。昨年6連覇以上を達成したのはあいみょんの「裸の心」(V7、年間1位)、Official髭男dismの「パラボラ」(V6、年間10位)の2曲のみ。どちらも非常に勢いのある令和を代表するアーティストですが、LiSAもそこに肩を並べました。最近の勢いを考えれば十分頷ける成績だと思います。

 菅田将暉の「虹」は2位をキープ。3週連続の3位の後、2週連続の2位と絶好調です。5週連続のトップ3は堂々たる成績で、年をまたいでいなければ年間チャートの上位を狙える曲になっていたでしょう。ここまで来たら1位を取りたいところですが、やや厳しいと言わざるを得ないでしょうか。1位のLiSA、2位の菅田将暉を一気に抜き去ろうかという曲が今週3位までやってきたからです。詳細は1つ下のコーナーにて。
 


WELCOME TO TOP10

3位泣き笑いのエピソード秦基博↑93週目
6位ハルカYOASOBI↑103週目
10位白春夢My Hair is Bad↑112週目



 秦基博の「泣き笑いのエピソード」が3位といきなりのトップ3入り。昨年最終週に29位で初登場しましたが、29位→12位→3位と驚異的な伸びで、あっという間のトップ3入りです。「これが朝ドラ砲か...!」そう思いました。どうやら事前の予想もはるかに上回る勢いのようで、これで一気に来週は1位候補に躍り出たといえるでしょう。朝ドラ「おちょやん」は、通常なら10月スタートのところ、前作「エール」が後ろにずれ込んだ影響で11月30日スタートとなりました。放送期間も未定で、主題歌のこの曲にとってはかなりの逆風だったと思いますが、ほとんど関係がなかったようですね。
 こちらも非常に絶好調。YOASOBIの「ハルカ」は10ランクアップの6位とトップ10入り。秦さんと同じく、エントリー3週目で早々とトップ10入りを果たしています。これまで、YOASOBIの最高位は「群青」で記録した8位でしたが、この曲はいとも簡単にそれを上回っていきました。もちろん、このまま6位が最高位になると思っている人は誰もいないでしょう。来週以降、どこまで行くのか。今年のYOASOBIの勢いを測るような1曲になりそうです。
 次に10位ですが、これはビックリではないでしょうか。My Hair is Badの「白春夢」が10位に飛び込んできました。先週初登場21位からのジャンプアップで、エントリー2週目でのトップ10入りを決めています。マイヘアは先週この曲と「味方」でダブルエントリーを果たしました。ダブルエントリーなので、チャート的には不利になりそうなところ。それをものともせず、11ランクのジャンプアップですからこれは大したものです。「快挙」といってもよいでしょう。sumikaの「本音」を抑えてのトップ10入りは予想がつきませんでした。このように、堅実に頑張っているバンドがトップ10まで行くのはうれしい。本当におめでとうございます!



最も順位を上げた曲

16位ALMIGHTY~仮面の約束~feat.川上洋平東京スカパラダイスオーケストラ↑12週目


 「仮面ライダーセイバー」の主題歌であるこの曲が先週から12ランクの大ジャンプアップ!見事最大アップを勝ち取りました。CDは12月23日リリースでしたので、セールスが反映されるのは普通なら1月2日付けです。しかし、年末年始も挟んだので、どうやら1週遅れてセールスポイントが加算されたようです。ドッカンとポイントが乗っかり、12ランクのジャンプアップとなりました。スカパラとしては、昨年の「Good morning~ブルー・デイジー~」(最高9位、10週)が目標になるでしょうか。強敵も多いですが、まずはトップ10入りを目指したいところです。
 カップリングには、「仮面ライダーセイバー」のエンディングテーマも収録。こちらもスカパラの楽曲で、ドラムスの茂木さんが歌っています。豪華なゲストボーカルの1曲と、安定の茂木さんによる1曲。ぜひ両方を楽しんでみてください。



注目曲

15位スーパーガールあいみょん↑92週目
20位コトコトことでん(feat.畳野彩加)くるり↑112週目



 あいみょんの「スーパーガール」は2週目で15位の好位置。順調な上げ方で、来週にもトップ10を狙っていけそうです。AmazonMusic限定配信という類を見ないリリースでしたが、ほかのチャートでも軒並み好調。この後も普通に上がっていけそうですね。この曲のおかげでAmazonMusicもよく聴くようになり、新たな出会いに感謝しています。今後もこういった面白いリリースが増えていくといいですね。
 20位まで勢いよく伸ばしてきたのはくるりのシングル「コトコトことでん」です。同じく京都のバンド、Homecomingsの畳野さんをフューチャー。京都の2人によるコラボということで、やはりいい伸びを見せてきましたね。昨年の12月25日リリースで、こちらもセールスポイントを稼いだ形でしょう。くるりは過去に「赤い電車」というシングルを発表していて、今回これがカップリングに収録されています。「赤い電車」は京浜急行電鉄とのコラボソングだったんですね。ということで、今回は鉄道尽くしの面白いシングルとなっています。来週はさらなる上昇を期待しましょう。


最も順位を下げた曲

36位アカツキHakubi↓147週目



 2週連続で18位を獲得するなど健闘していたこの曲ですが、今週その反動が来てしまいました。14ランクの特大ダウンで一気に土俵際まで追い込まれています。今週は残念な結果となったHakubiですが、3曲目のエントリーとなるこの曲まで、成績は右肩上がりで来ています。今週で7週目、そして最高位の18位、どちらも最高記録であり、順調に支持を伸ばしていると言えるでしょう。


最長エントリー

14週目29位奏(かなで)JUJU↓6
13週目23位化かし HOUR NIGHTビッケブランカvs岡崎体育↓8
13週目24位エメラルドback number↓7
13週目25位ハニーメモリーaiko↓6



 先週まで18週エントリーだったYOASOBIの「群青」と13週エントリーだったBUMP OF CHICKENの「アカシア」がチャートアウト。長きにわたり、お疲れさまでした。ということで、代わりに1位となったのはJUJUの「奏」。いやあ、この曲がついにロングエントリーの1位になったんですね。6ランクのダウンとやや崩れているものの、堂々の14週目。最長エントリーまでいったことに最大級の賛辞を贈りたいと思います。
 2番手に上げてきたのは3曲。昨年の10月17日初登場組で、今週が13週目となる3曲です(3曲も残っているのはすごい。この週は大当たりでしたね)。そして、この3曲、成績も大変似通っています。23位に「化かし HOUR NIGHT」24位に「エメラルド」25位に「ハニーメモリー」となんと3曲がお団子状態になっています。JUJUを1週差で追う3組が大接戦ということで、大変面白くなってきましたね。どの曲もまだ20位台。来週以降、最も粘れるのはどの曲でしょうか。

トップ10落ち

12位silentSEKAI NO OWARI↓611週目5週
13位BETTERTWICE↓57週目5週
14位Dear My Friend feat.PentatonixLittle Glee Monster↓46週目1週



 トップ10落ちは3曲と多めになっています。トップ10も2021年仕様に様変わりといったところですね。まず12位にはセカオワの「silent」。先々週は2位でしたから、わずか2週での大崩れとなってしまいました。おそらく歌詞に「クリスマス」が含まれ、季節外れになってしまったことが影響していると思われます。12月26日に、セールスポイントも加算されたタイミングで1位を獲得できなかったのが痛かったですね。しかし、トップ10は5週でトータルも11週と、総合的に見れば健闘しています。
 TWICEの「BETTER」はこちらも手痛い5ランクのダウン。トップ10落ちとなり、連続トップ10は5週となりました。前の曲「Fanfare」のトップ10は7週でしたから、やや下げているものの、この曲も年間レベルの成績にはなりそうです。最後にLittle Glee Monsterの「Dear My Friend」もトップ10落ち。こちらは10位が1週のみと、いわゆる「思い出トップ10」に終わってしまいました。しかし、有力曲が多く上がってきて強かったので、仕方なかった面もあるでしょう。何より、トップ10に入ると入らないでは全く違います。先週トップ10に食い込んだのは、非常に意味のある躍進でした。今後の粘りに期待したいと思います。


さよならトップ40


先週40位「群青」YOASOBI 
IN【18】TOP10【3】HIGH【8】



 昨年の年間チャート24位、年をまたいで18週もエントリーしたYOASOBIのこの曲がついにチャートを去りました。この曲の詳細は他の場所で書いているのでここでは繰り返しませんが、本当に大・大・大健闘でしたね。今週はアルバム特集のコーナーでYOASOBIのEP「THE BOOK」の特集があり、そして新曲「ハルカ」は一気に6位まで上昇していましたね。この動きを見て、勘のいいリスナーの皆様は気付かれたと思いますが、J-AC TOP40、今年はYOASOBIをかなり推していくつもりですね。昨年のヨルシカのように、大活躍になる予感がします。


先週39位「笑えばいい」和紗 
IN【3】TOP10【0】HIGH【32】



 地元京都のアーティストで年間入りの実績もある和紗さんですが、今作は全く振るわず。2019年にエントリーした「Power of love」(最高8位、10週)から大きく大きく下げ、悔しすぎる結果に終わりました。


先週38位「心音」福山雅治 
IN【8】TOP10【0】HIGH【16】



 この曲の停滞には驚きました。トップ10、そして年間チャートの常連である福山雅治さんですが、まさかのトップ10入りすらできない成績に終わりました。昨年は30周年のメモリアルイヤーで、この曲も収録されたアルバム「AKIRA」をリリース。話題性は十分で、私の読みでは12月にトップ10に定着していくと予想していました。トップ10入りすらできないという結果を予想できた人は少ないでしょう。ヨルシカやYOASOBIなどの新興勢力が台頭してきた影響で、実力十分のベテランアーティストでも厳しい成績になることが目立ってきました。福山さんにとっては、大変厳しい結果を突き付けられたことになります。次曲での復活を期待したいところですが、果たして...。



先週37位「スーパースター」ケツメイシ 
IN【8】TOP10【0】HIGH【12】



 こちらも福山さんと同じパターンですね。かつては上位、年間入りの常連だったケツメイシが、トップ10にすら届きませんでした。「クレヨンしんちゃん」のアニメ主題歌という好タイアップにもかかわらず、最高12位の8週というのはあまりにも寂しい成績です。昨年11月14日に初登場。2週目に勢いよく12位まで上げた時はそのままトップ10に入るものと思っていましたが、3週目に早くも15位に下げてしまい、そこからはズルズルと後退していきました。近年エントリーがほとんどなかったので、その間にパワーを落としてしまったのかもしれません。

先週35位「アカシア」BUMP OF CHICKEN 
IN【13】TOP10【7】HIGH【3】



 こちらは全く衰えないレジェンドアーティスト。昨年2020年の年間チャートでも27位にランクインしたこの曲「アカシア」はトータル13週、トップ10内7週と堂々のヒットになりました。前の曲「Gravity」がすでに上位に入っているという不利な条件の中、いきなり12位に飛び込んできたのはさすがでしたね。一気に3位まで上昇し、その後は上位に定着。途中再浮上もあり、内容面でも大変よいチャートアクションでした。ポケモンとのコラボソングということで、従来とは違うファン層も獲得できたのではないでしょうか。充実の成績で、2年ぶりの年間入り。本当におめでとうございました。


先週34位「Antelope」三浦大知 
IN【6】TOP10【0】HIGH【18】



 昨年11月11日にリリースされた27枚目のシングル。普通ならば11月21日付けチャートに入ってくるはずですが、この曲が入ったのは28日付けと1週出遅れた形になりました。入ってくるのが遅かった曲というのは、やはりその後も伸び悩む傾向があり、この曲も残念ながらそのようになっています。最高位は2週目に記録した18位。その後2週連続で19位と踏みとどまりましたが、再浮上をつかむことはできず、年明けと共に力尽きてしまった格好です。



来週の展望



 今週は更新が遅くなり申し訳ありませんでした。大雪で連休中に急きょ出勤することになり、疲れ果てておりました。今日は久しぶりにパソコンを開いたところです(私の職業については察してください...)。
 さて、来週は1月16日付けチャートになります。まず1位予想ですが、映画のランキングに目を向けると、今週劇場版「鬼滅の刃」がついに週間動員ランキング1位から陥落していましたね(V12だったらしい。凄すぎますよ)。というわけで、このチャートの方も、そろそろ首位交代の雰囲気が漂ってきたのではないでしょうか。LiSAの「炎」を脅かすのは秦基博の「泣き笑いのエピソード」です。すごい勢いで3位まで上げてきており、首位を取るだけの勢いは十分。この曲は遅かれ早かれ間違いなく1位を獲得するとは思いますが、最速では来週ということになりそうです。「泣き笑いのエピソード」がエントリー4週目であっという間に頂点にたどり着けるか、それとも「炎」がもう1週首位を死守するか、この争いになるでしょう。2位の菅田将暉「虹」は昨年11月の曲ということで、ここからもうひと伸びはやや厳しいでしょうか。4位のmilet「Who I am」、5位のKing Gnu「三文小説」も明らかにピークは過ぎていますから、もしかすると上位が大きく動いてくるかもしれません。今週6位まで上げてきたYOASOBI「ハルカ」はセールスポイントが加わるため、初のトップ5入りが確実です。1位を目指すためにも、まずはトップ3までは行きたいところ。昨年末の紅白から非常にいい流れで来ており、トップ3入りの可能性は大とみています。
 続いてはトップ10入りを予想していきます。入れ替わりは2~3曲でしょう。まず今週11位に付けたsumikaの「本音」は確実。YOAOSOBIと同じく、セールスポイントが加算されるため、順位を下げる理由はありません。上位があまり強くないため、いきなりのトップ5も十分に狙えそうです。今週15位のあいみょん「スーパーガール」も確実。なんたって、昨年年間1位を取ったまさに「スーパーガール」ですから、順当にトップ10入りをしてくるかと思います。今週早くも27位に飛び込んできたOfficial髭男dismの「Universe」はジャンプアップが見込まれ、いきなりのトップ10入りの可能性も考えられます(配信当日にいきなり27位に飛び込んでくるわけですから、1週間分が集計される来週のチャートは大きく上げてくるでしょう)。この曲については、秦基博さんと同じく、遅かれ早かれ1位まで行くことはほぼ間違いありません。どれくらいのペースで上げていくか、まずは来週その勢いに注目したいと思います。

初登場曲予想(1/16)


「轍~Wadachi~」SPYAIR1/6リリースのEP
「愛を米て」米米CLUB1/6リリースのシングル
「Loving Out Loud」ゴスペラーズ1/5リリースの配信シングル
「RISING SUN TO THE WORLD」EXILE1/1リリースのシングル

 今週のチャート下位を見たところ、来週の初登場曲は4曲と予想します!というわけで、今回はピタリ賞を狙って、4曲を予想してみましょう(絶対当たらないよ...)。
 劇場版「鬼滅の刃」が動員ランキング首位から陥落したことを紹介しましたが、その鬼滅を止めたのが劇場版「銀魂 FINAL」です。主題歌となっているのは、SPYAIRの「轍~Wadachi~」。鬼滅と「炎」を引きずり下ろした曲ということで話題性は十分。1月6日にリリースされており、来週セールスポイントが反映されるものと思われます。
 35周年を迎えた米米CLUBはシングル「愛を米て」をリリース。映画「大コメ騒動」の主題歌です。米騒動を題材にした映画で、主題歌が米米CLUBですか。たしかに、主題歌を依頼するならこの人たちしかいないといったところ笑 J-ACが好みそうなアダルト・コンテンポラリーな1曲ですし、エントリーは期待できそうです。
 ゴスペラーズの「Loving Out Loud」は5か月連続リリースの第4弾。これまで、第1弾から第3弾は入ってきておらず、やや寂しいところ。J-ACでは常連のゴスペラーズなので、そろそろ1曲くらいは送り込みたいところで、年始でリリースも少なかったため、チャンスはありそうです。もう1曲には今週入ってこなかったEXILEのシングル「RISING SUN TO THE WORLD」を予想。昔はこのチャートでも常連だったEXILEですが、最近はほとんどエントリーしてきません。しかし、昨年THE RAMPAGEがエントリーしており、全くエントリーしないというわけでもなさそうです。セールスポイントを稼いでくれば、十分にチャンスはあるでしょう。
 1月初週はリリースが少なく、予想が難しかったです。誰が入ってくるか、楽しみに聴きたいと思います。
 
 それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう!