吾妻 琳(あづま りん)

　金沢美術工芸大学(洋画専攻)在学中、山本萌(YAMAMOTO, Moe)に舞踏を学ぶ。90年より自身の舞台活動を開始。93年多彩なキャリアを持つメンバーが参加する「天游館」を設立。以後、吾妻琳演出、構成、振付のカンパニー公演とソロ活動を平行して行う。これまでに数十作の振付作品を創作、身体と日常の関係を詩的に表現する。
　03、05年「宝島(Treasure Island)」日韓ダンスコンタクト参加(ソウル、東京)、05年「相性レッスン(Affinity Lesson)」ソロ×デュオコンペティション(群舞部門/横浜)出場、06年「ダイアグラム(DiAgRaM)」(大阪)、07年「幽霊スポット」 (大阪)など。

　舞踏によってつちかわれた身体性と都会生まれのリアリティを前提に、現代性を取り入れた独自の世界観を表現する。何気ない仕草や動きから「濃い」世界に引き込むアヅマダンス。ミュージシャンや映像作家とのコラボレーション、セッションなどの活動を展開中。

　自身のソロダンス、天游館ダンスパフォーマンスの構成、振付に加えて、ミュージシャン、映像作家など、他ジャンルのアーティストとの活動を活発に行う。また、関西圏内にとどまらず、国内外で作品を上演できる機会を持ちたい。