人外少女学園

長い年月のうちに意思を持った小学校があった
この山奥の学校が賑やかだったのは遠い昔の事
時代の波に呑まれ廃校となり、だがこの小学校は心霊スポットとして囁かれる事が多かった
荒らしに来る若者や、肝試しにきた好奇心ばかりの若造はちょっと脅かせば逃げてゆく
彼は孤独と疎外感を苦く噛み締めていた
しかしある日彼は、自分の声が聞こえる人間と出会った
久しぶりの感覚だった・・・薄れてゆく孤独感と広がる温もりに彼は泣いた
懐かしい感覚。かつてこの学校で学び、巣立っていった沢山の子供達。
その中に自分の声を聞き、会話も出来る子がいた。確かにいた。大きくなったものだ・・・。
3年後・・・彼は人外少女学園校舎となってうら若き乙女達を迎え入れる
06/11/04(土)23:13:14 No.7774264