GR Crackthorn

Last-modified: 2018-05-04 (金) 06:17:09
 

https://www.faeria.com/the-hub/deck/2970-crackthorn-return-top-teir
原本リスト。オーソドックスな形としては2018/3/21時点最新

 

赤の除去と緑のバフの強さを押し付けて戦っていく、コンバットトリック、除去、AoE、ボードメイク等々基本を詰めに詰めこんだようなデッキ。
緑を使っていて除去が欲しくなったことはないだろうか?赤を使っていてスタッツに物足りなさを感じたことはないだろうか?
そんな貴方にもおすすめのデッキです。

 

閑話。クラックソーンビーストは4点スプリットダメージに4点スプリットバフを振り撒き、とやたらと4を推す3/3クリーチャーだが、
実は一度nerfされており、なんとスタッツもnerf前は4/4であった。nerfされてなおデッキの中核として採用され続けるその性能、推して知るべし。

 

概要

乱暴な言い方をすれば赤と緑のいいとこどりをしたデッキ。
優秀な軽量除去にクリーチャー、老木の抱擁も兼ね備えた上で、非常に高いカードパワーを持つクラックソーンビーストを運用する事が出来る。
基本いいとこどりデッキのため、火力の効きにくいMidrange Greenを除くと多くのミッドレンジに対して五分以上のゲームをすることが出来る。
攻撃と迎撃のタイミングがかみ合う結果、多色化したことによるデッキパワー差を思う存分押し付けやすい。

 

一方でサイズ差を押し付けられる展開に弱く、クリーチャーの機動力が低い上色土地の要求もそれなりにシビアなせいで相手に攻め入る速度が犠牲になってしまったのがこのデッキの弱点だ。
色土地を置くと相手への攻撃が遅れ、平地を使うと手札のカードが使えるようになるのが遅れるというジレンマを常に抱えることになる。

 

とはいえ基本的なポテンシャルは非常に高いため、苦手な相手とも十分以上に立ち回る柔軟性はある。
オーバースカイ以前から今に至るまで多くのプレイヤーに親しまれたデッキであり、プレイヤーが育てばそれだけデッキも応えてくれる優秀なアーキタイプだ。

使い方

マリガンでは、土地ひとつで召喚できるクリーチャーをキープする。それらが見つからない場合はすべてのカードをマリガンしてよいだろう。
既にそれらをキープできていて、相手が緑単でない場合には、グランドシェイカーや火力、バフといった色拘束2のカードをキープするのが良いだろう。

 

序盤は手札の色土地要求と相談しながら土地を展開する。火力から入りたいなら赤から、バフから入りたいなら緑から入るのが良い。
しかし早急にそれらを使う必要が無ければ、赤と緑を一つずつ置いて次の受けを広げておこう。
基本的には顔横に土地を作り、色土地1のカードで井戸を拾いやすくするのが良い。
その後は相手が単色系で先に仕掛けてくるなら相手と同方向に土地を伸ばして防御に回り、混色系でこちらより重い構成になっているなら片側1ラインを制圧して素早く攻勢に出たい。

 

木立訪問者の効果を活かすため、ゲーム中森の配置には十分配慮するようにしよう。
相手井戸横は斧を砥ぐもの用に3枚目の山、3枚目の森は相手の顔を直接攻撃出来る位置に置くイメージだ。
単色系デッキを愛用する方にはじれったいと感じる事もあるかもしれないが、基本的に平地は使わず、必要な色土地だけを置き続ける方が良い。

 

盤面の優勢を取って後は相手に攻撃を仕掛けるだけ、という段になったら平地を使って攻撃を仕掛けに行っても良いだろう。
または平地を使う事で相手の攻勢を遅延出来る場合も平地の使用が検討されるが、基本的にはレアケースなので、要求される色土地を置いていけば外れを掴まされることは少ない。

 

中盤で生物のぶつかり合いが発生してからは、このデッキの本領発揮だ。
バフによって直接戦闘に強く、相手に有利トレードをされても火力によるリカバリーが効き、逆サイドの井戸取りも火力で干渉出来る上、クラックソーンビーストは強いため強い。

 

ぶつかり合いになった後は相手の顔を殴れる位置の井戸横土地を取れるとベストだ。
基本的なビートダウンデッキであるので、フェアリアを回収しながら敵へプレッシャーをガンガンかけていけるその土地は魅力的。
とはいえ、ぶつかり合いが発生したら基本的には盤面を優先する。
盤面が優勢になるから井戸横の土地を取るのであって、井戸横の土地を取るために盤面が破綻したら本末転倒だ。
豊富で強力な選択肢を次々と押し付けていき、相手の顔周りに強力なクリーチャーを並べ始めたらゲームの終わりも近い。

 

一方で守勢に回った際もバフや軽量除去を活用して強固な防衛線を張る事が出来る。
なるべく有利トレードが出来る択を取りつつ、隙があればサガミ族の戦士等の進軍持ちで急所の色土地を押さえてしまうのも有効だ。

 

攻めるであれ守るであれ、基本的にフェアリアが得するようなトレードを心がけ、井戸差を広げるようにすれば自然と勝ちが転がり込んでくる。要するに普通にFaeriaをすれば普通に勝つ。

 

有利トレードを行って盤面を取り、井戸差を付ける。この基本を押さえればあとはコントロールやRY Burnのような特殊な相手に対して経験を積むだけなので、手になじむようであれば是非使い込んであげて欲しい。

 

デッキカスタマイズ

汎用性が高く自由枠も多いデッキのため、下記のカード以外にも気になったものがあれば試してみる事をお勧めする。

  • バーダランの力
    • 環境に赤のデッキが多いのであれば採用候補に挙がる。初動バーダランの力は多くの場合Red Rushとの試合を優位に運んでくれるだろう。ミラーマッチでもサイズ差を作りやすい他、重量級のコントロールに対してもお祈りしながら速攻で叩き付けるという戦術が取れるため有効なカードだ。
    • 一方で青系や黄系の相手に対しては過剰サイズになりがちなので、メタを見て使い分けるのが良いだろう。
  • ファイアーストーム
    • 強いカードは使おうシリーズ。バーダランの力が赤系のメタで機能するのに対し、こちらは青系と黄系の相手に莫大な威力を発揮する。
    • 強力なのは間違いないが、スペル過多によるクリーチャー不足には気を付けよう。
  • ルーニンの導き
    • 老木の抱擁に比べるとバフ量に劣るが、ライフゲインのモードは赤や黄のラッシュデッキやRY Burnとのマッチアップで劇的な仕事をこなす。
    • 上記のマッチアップを苦手に感じるなら採用しても良いだろう。緑を濃くして老木の抱擁と併用するのもありだ。
  • 血の暴君 サイファー
    • サイファーをバフしてバフしたサイファーが戦ってでっかくなるととっても強い
    • バフとの親和性は非常に高いカードだが、色土地置きは赤2と緑2を早めに揃える展開にしたいため、これを速めに展開しようとすると他の手札とのかみ合いがちぐはぐになる可能性もある。もちろんさっさと叩き付ける展開もありえるが、採用する場合には「重めのパワーカード」という枠でカウントしよう。
  • 慈悲無き者 ルーニン
    • シナジーではなく個々のカードパワーで戦うデッキのためこのカードも十分以上の仕事をするだろうが、緑3な上最初のステータスは4/4と、仕事をし始めるタイミングは上記のサイファーより圧倒的に遅い。
    • 緑を軸にする構築になったら常に採用候補に挙がるカードだろう。メタ的にこれが刺さると読んだ場合も採用が検討される。
 

その他

 
 
 
  • 更新しましたがクラックソーンについては門外漢なため、使い込んだ方に書き直していただければ幸いです。 -- 2018-03-21 (水) 13:18:29
  • サラマンダーは良い仕事するな -- 2018-05-04 (金) 06:17:09