rpush/ht8

Last-modified: 2011-04-06 (水) 10:27:52

全くやる気の無かった現役時から現在に至るまでの私の勉強法や考え方の変遷を以下に記します

 
 
 
1.大学でやりたいことを定め、能動的な勉強ができるようにする

 これは、OC(オープンキャンバス)や、志望する大学のある所の環境に触れる等して、大学において自分が何をしたいのか、を明確に定めるべきだ、ということです。 

ー現役時、私の勉強法は受動的でした。
それというのは、私の中での大学像が、就職予備校や学歴ロンダのための機関という位置付けにすぎなかったからです。思えばあの頃は2ちゃんねる的なステレオタイプの価値観しか持ち合わせていなかったためです。
そして、この経験から言えるのは価値観や見識が狭ければ狭いほど、モチベーションを保つための根拠や、勉強の質は薄っぺらいものになってしまうということです。

そもそも、大学とは必ず行かなくてはならないものではありません。
大学は、人脈づくりや先進的・近代的な学問、豊かな教養の修得等、より多くの機会に触れることのできる『権利』を得るために行くものです。たとえば、東京大学に入ったからと言ってバラ色の人生が保証されるわけではないのです。実際、そこに入ることがゴールになってしまって、その後の勉強についていけなくなり、結果ニートになってしまう人も少なからずいるのです。

したがって、まずは何故そこに行かねばならぬのか、という理由を、(できればいくつか)自分の中でしっかりと確立することがまず大切だと考えるのです。

 
 
 
2.スケジュールを立てる あまり経験がないなら専門家に依頼したり関連した本を読む ピンとこなければ打ち込める趣味を作ってみる。

 目標が定まったとき、次に問題となるのがスケジュールの立て方です。いくら素晴らしい志を抱いていても、実行にあまりにも時間がかかってしまえば、それを成し終える前に旬を逃し、最悪、中途半端なまま人生が終わってしまうでしょう。
ですので、実はこの部分こそ、自分で全てを考えずに、専門家の意見や関連する本を読み込み、自分に適したスケジュールプランを日々模索していく必要があるのではないかと考えるのです。

具体的に、この事について考えるきっかけは、実は身近な部分に眠っています。(特に、打ち込んでいる趣味のある人にはある程度共感してもらえる部分があるのではないでしょうか)

実際に、私がこの事について深く考え始めたのは、当時嵌っていたオンラインゲームをプレイしている時でした。
その頃、所謂効率厨だった私は、オンラインゲーム内においては常に情報をチェックし、攻略サイトと実際の狩場での気づきを比較しつつ、より価値の高いアイテムを落とすモンスターを狩れるレベルにいち早く到達すべくゲームをしていました。
そして、少なからずゲームに飽きてきたある日、ふとオンラインゲームと勉強との類似性に考えが至ったのです。

すなわち、
○モンスター・ボス(=参考書・問題集)
・強すぎても弱すぎても効率が悪くなる。ボスは弱いモンスターなどでその職の効率の良い動きを追求していないとうまく進めることができない。

○狩場選択(=スケジュール組み)
・自分にあった物を選んで体系化する。職(=教科)が変わっても、基本的な部分に共通する点があるので、狩り(=勉強)が楽になる。

○市場(=模試や友人)
・自分の編み出した効率的な手段によって得られた対価を評価してくれる場所。自分が有名になれば、自分の商品も付加価値を以て注目される。

という風に、容易に置き換えることができた、ということです。
ですので、スケジュール組みの大切さもさることながら、自分の打ち込める趣味も容易に諦めたり抑制するのではなく、研究してみるのも、思わぬ発見があり面白いように思います。

 
 
 
3.英単語や古文単語、文法など、あえて退屈な物から勉強法を定める

 時間が無いと焦るときほど、疎かになりがちなものたちですが、実はこれの勉強法をしっかり確立させることに受験攻略の近道があるのではないか、ということです。
STGや格闘ゲームにこの傾向が顕著で、実際私がこれを考え始めたのもそれをプレイしているときでした。
例えば、ボスの特性や相手のプレイの癖に気づいた時、コマンドや安置について悩んでいては、せっかくの数少ない機を逃してしまうことでしょう。
大学受験についても同じことが言え、せっかく自分が見たことのあるパターンが出題されても、肝心な部分に何が書いてあるかわからなければ全てが水の泡です。
また、この勉強法の確立に最初に取り掛かるメリットとして、自信がつくことが挙げられます。
つまり、演習を繰り返していると、単語同士の相関性や、法則性が見え始めます。そうすると、記憶の定着も早くなり、自分の記憶力にも自信が出てくるという事です。

以上、8の勉強法でした。ここまでしっかりと確立すれば、(私がそうだったように)勉強が楽しく見えてくるんじゃないかなぁ、と思います。