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オオアリクイ
そうか、ジャパまんに飽きてしまったか
アフリカオオコノハズク
キライになったわけではないのですが
少し新しい刺激が欲しかったところなのです
アフリカオオコノハズク
お前ならきっと
最高に美味しいものを知っているはず
アフリカオオコノハズク
私の聡明な頭脳が
そうささやいているのですよ
オオアリクイ
最高に…美味しいもの…………！
アフリカオオコノハズク
さあ、教えてもらうですよ
お前が思う最高に美味しいものを
オオアリクイ
…………………………………………
…………………………………………
アフリカオオコノハズク
？ どうしたのですか、オオアリクイ
オオアリクイ
なんと…
オオアリクイ
なんと難しい問題であろうか…！
アフリカオオコノハズク
は？
オオアリクイ
たしかに私はありとあらゆる美味しいものを
食べ歩いてきた…
オオアリクイ
飛び抜けて美味しいものはいくらでもある…
しかし…しかし最高に美味しいものとなると…
オオアリクイ
むむむむむ！
オオアリクイ
むむむむむ！
アフリカオオコノハズク
…お前が美味しいと思うものを
普通に教えてくれればいいだけなのですが…
ヒメアリクイ
こうなったら止まらないんですよぉ
オオアリクイさん
オオアリクイ
──よし、博士
オオアリクイ
探しに行くぞ！ 今から！
アフリカオオコノハズク
は？
オオアリクイ
パーク中の美食が集まっている場所を
知っているのだ そこへ行こう
オオアリクイ
そして見つけようではないか
最高に美味しいものを！
アフリカオオコノハズク
…………………………………………
オオアリクイ
案ずるでない…食についての知識なら
博士に負けずとも劣らずと自負している
オオアリクイ
分からぬことがあれば
何なりと訊くがよい
アフリカオオコノハズク
訊きたいことだらけなのですが
主にお前の頭の中について
オオアリクイ
知らないものを知りたいだけだ
胸に秘めた志はそなたと同じぞよ
アフリカオオコノハズク
私はお腹が減ってるだけなのです
オオアリクイ
ならばますます都合が良い
腹も満たせて知的好奇心も満たせる
オオアリクイ
そなたも気になるであろう？
最高に美味しいものは、果たして何なのか…
アフリカオオコノハズク
…まあ、気にならないといえば
ウソになるですね
アフリカオオコノハズク
いいでしょう
連れて行くですよ、その場所へ
オオアリクイ
決まりであるな
我ら３人いざ往かん、食の聖地へ…！
ヒメアリクイ
あのぉ…オオアリクイさん
オオアリクイ
む？ どうした、ヒメよ？
ヒメアリクイ
えっと、その…じつは私
このあと予定がありまして
オオアリクイ
むぅ…またか
私に隠れて一体何をしているのだ？
ヒメアリクイ
ご、ごめんなさい…
あの、チョコを…
オオアリクイ
ちょこ？
ヒメアリクイ
ああわわわ、違うんです、えっと、えっと
…ちょこっとだけ、まだナイショなので！
ヒメアリクイ
あの、ヒメはホントに大丈夫ですから！
心配しないでくだしゃい！
ヒメアリクイ
い、いざとなったら
かっこよくワイルドに──
ヒメアリクイ
おしょっちゃうじょう！！
ヒメアリクイ
って、できますから！
オオアリクイ
──そうか
オオアリクイ
危ないことに巻き込まれぬよう
注意するのだぞ
オオアリクイ
無論、セルリアンにもな
ヒメアリクイ
はいっ！ ありがとうございましゅ！！
ヒメアリクイ
あの、オオアリクイさんっ！
オオアリクイ
なんだ？
ヒメアリクイ
あ、あの…楽しみにしててくださいねっ！
オオアリクイ
よく分からぬが…
いいだろう、そうしておく
アフリカオオコノハズク
良いのですか？
あの子はどこへ？
オオアリクイ
私にも分からぬ…最近私に内緒で
どこかへ行っているようなのだが…
オオアリクイ
ヒメがあそこまでムキになるのも珍しい
何か理由があるのだろう
アフリカオオコノハズク
そうですか
ならばしかたありませんね
オオアリクイ
うむ、しかたない
そういうことだ
オオアリクイ
──待たせたな、コノハ博士
では、行こうか
オオアリクイ
食の都へ！
