隊長の休日/~四神襲来!~ ゲンブ編 ふつう その1 バトル1

Last-modified: 2021-08-30 (月) 09:41:52

 
 ~リョコウバトからのダイレクトメール~

 アテンションプリ~ズ!

 隊長様に、
 エキサイティングな旅のご案内♪

 四神の御朱印集めツアーは
 おかげ様で大ブーム!

 噂が噂を呼び、
 5つ目の幻の御朱印がある、なんて話も…?

 まあ、それは置いておいて…
 最高の休暇を思う存分満喫しましょう!

 それでは…
 ハブ ア ナイス ホリデイ!
 

クジャク
 た、隊長さーん!!
 待ってくださーい!!

>「この声は…」

クジャク
 はぁ、はぁ…
 よかった、私の声…届いたんですね…

>「クジャク、どうしたの?」

クジャク
 隊長さん、今日はお休みの日でしたよね?

クジャク
 どこかへお出かけに行くみたいでしたけど、
 もしかして…!

クジャク
 御朱印をもらいに行こうとしていたのでは
 ありませんか!?

>「その通り」
>「よく分かったね」

クジャク
 じ、実は私も…
 御朱印集めをしてみようと思ってたんです!

クジャク
 今日はさっそく、お慕いしている
 スザクさんの御朱印をいただこうと思って

クジャク
 それで、この道を歩いてたんです
 そうしたらスタッフカーが見えたので…

クジャク
 思い切って声をかけちゃいました♪
 えへへ…ご一緒してもいいですか?

>「もちろん!」
>「旅は道連れ、だよね」

クジャク
 やったー!
 それじゃあ、さっそく行きましょう!
 

<???>

クジャク
 この時間なら、スザクさんはこの辺りで
 鍛錬をしているはずなんですけど…

>「とっても暑い…」

クジャク
 あ、暑いですね…! こんな場所で鍛錬を
 するなんてさすがスザクさん、ですけど…

クジャク
 あの美しい羽が…
 砂で汚れてしまいます…!!

クジャク
 …あーっ!?

クジャク
 こ、これ…
 ここに落ちている羽、見てください!

>「とても綺麗な羽だね…」

クジャク
 これはスザクさんの羽なんです!
 ああ、こんなに砂まみれになって…

クジャク
 きっとしばらくお手入れをしてないんですね
 あちこちに羽が落ちてますし!

スザク
 …クジャク?
 おぬし、どうしてこんなところにいるの?

クジャク
 スザクさん!

>「こんにちは、スザク」

スザク
 うむ、いい挨拶だね
 こんにちは、【プレーヤー名】

>「突然ですが、御朱印をください」

スザク
 御朱印…はぁ、おぬしもか

クジャク
 おぬし『も』…?

スザク
 ここ最近、みんな御朱印が欲しいって
 我のところを訪ねてくるんだ

スザク
 我と手合わせをして、いい結果を出せたら
 御朱印をあげることにしてるんだけど…

クジャク
 ス、スザクさんと手合わせ…!?

スザク
 申し訳ないけど、
 我は今から用事があるんだよね

スザク
 だから、今すぐにあげることはできないんだ

クジャク
 ガーン…

スザク
 これ以上待たせるわけにもいかないし
 我はそろそろ行くけど…

スザク
 …そうだ、いいことを思い付いた!

スザク
 ふたりとも、我についておいでよ

>「ついていっていいの?」

スザク
 うん、もちろんだよ
 あの者もその方が喜ぶだろう

スザク
 ビャッコの化身とおぬしの戦いを見て以来、
 心の炎が燃え上がっているようだからね!

クジャク
 あの者…?
 うーん、どなたのことでしょう…?

ゲンブ
 ~~~♪

ゲンブ
 …ふふ、今日は調子がいいな
 プリンセスの歌声には劣るが──

ゲンブ
 む…来たか、スザク

スザク
 待たせたね、ゲンブ!

ゲンブ
 いいや、約束していた刻ちょうどだ
 それよりも…

ゲンブ
 【プレーヤー名】とクジャクではないか
 まさか、そなたらも共に来るとはな

スザク
 我の予想通り、嬉しそうな顔!
 ふたりを連れてきて正解だったよ

クジャク
 ス、スザクさんに…ゲンブさん…!?
 あの、これはいったい…?

スザク
 そうだ、説明を忘れていたね!

スザク
 今日は我とゲンブで手合わせをする
 約束をしていたんだけど…

スザク
 予定を変更して、おぬしたちと
 ゲンブに手合わせをしてもらおうと思って!

ゲンブ
 正確には、我の『化身』…だ

ゲンブ
 以前、ビャッコのそれを見てな
 それ以来我の心が高鳴り続けている

ゲンブ
 そして、この高鳴りをぶつけるのならば…

ゲンブ
 【プレーヤー名】、
 そなたが最も相応しいと思っていた

>「身に余る光栄です」

クジャク
 け、けしん…? てあわせ…?
 私も、ですか?

クジャク
 よく分かりませんけど…
 もしかして、これは…!

クジャク
 ゲンブさんの御朱印をゲットする
 チャンス…なのでしょうか!?

クジャク
 スザクさんの居場所なら分かりますけど、
 ゲンブさんにはなかなか会えませんし…!

クジャク
 お手合わせ、させてもらえるんですか?
 そして、御朱印もいただけますかっ?

ゲンブ
 ふむ…御朱印か
 手合わせの結果によっては考えてやろう

クジャク
 わあっ…!
 ありがとうございます!

スザク
 おお…意外や意外!
 おぬしは遠慮してしまいそうと思ってたけど

スザク
 どうやら我の見立てよりも
 ずっと成長していたようだね、クジャク

クジャク
 えへへ…そうだ、スザクさん!
 もしもゲンブさんに認めてもらえたら…

クジャク
 今日の羽のお手入れは、じーっくり
 私の気が済むまでやらせてもらいますよ!

スザク
 えぇ~…そんなぁ…
 我の羽なんて適当でいいのに

スザク
 まあ、今日くらいは好きにさせてあげよう
 満足のいく勝負を見せてくれたらね!

クジャク
 はいっ!!

ゲンブ
 ふふ…面白いではないか! スザクの
 世話をしているばかりと思っていたが

ゲンブ
 四神の威厳に臆することなく向かっていく
 そのたくましき心…

ゲンブ
 今日だけは、我に向けてもらおうか

スザク
 【プレーヤー名】、
 今日のゲンブは一味違うよ

スザク
 こんなに熱く燃え滾るゲンブの瞳、
 我も初めて見るかもしれない!

ゲンブ
 …顕現せよ、我が純粋なる力

ゲンブ
 我が力のすべてをぶつけよう

ゲンブ
 斗・牛・女・虚・危・室・壁…!!

クジャク
 こ、これは…!!

スザク
 …なるほど、これはすごい
 ゲンブがここまで熱くなるのも分かるかも

スザク
 我の心も高鳴っていくのを感じるよ
 でも、今はこの炎を鎮めないとね

スザク
 せっかくのゲンブの独壇場、
 我が台無しにしてしまうわけにはいかない

ゲンブ
 ふふ…そなたもじきに
 その胸の高鳴りを抑えられなくなるであろう

クジャク
 隊長さん…
 な、なんだか緊張してきました…!!

クジャク
 でも、どうしてでしょう…
 この胸のドキドキ、不思議と怖くありません

スザク
 うんうん…いいね
 クジャクの成長した姿、我に見せておくれ

 
 ──────!!!!

ゲンブ
 では、始めよう

ゲンブ
 北方四神の力、存分に味わえ!