苗木「はい、霧切さん、クリスマスプレゼント」
霧切「…手袋?」
苗木「その、さ。そのいつもの手袋もカッコいいと思うけど、たまにはオシャレしてもいいんじゃないかなって」
霧切(ピンク色の手袋…)
霧切「私には似合うかしら?」
苗木「似合うよ。僕がつけてあげるよ」
霧切「え、ちょっと待ちなさい!」
苗木「…手のこと気にしてる?」
霧切「当たり前じゃない。幾らみんなのまえで手袋を外したからって、
気にしてないわけがないじゃない…」
苗木「確かに酷い火傷だったね」
霧切「……!」
苗木「でも、さ。僕は、それも苗木さんの魅力のひとつだと思う」
霧切「何を言っているの?お世辞にもならないわ、私には皮肉にしか聞こえない…」
苗木「それは違うよっ!
だって、それって霧切さんが探偵の仕事をしていたときに負った怪我でしょ?
僕は、それが霧切さんがその仕事を一生懸命に頑張った証拠だと思うんだ」
霧切「……苗木くんの癖に、生意気よ」
苗木「僕は気にしない。むしろ、僕とふたりきりの時は隠さないで欲しいんだ。
だって、霧切さんは僕の……ええと、大切な相棒だから」
霧切(相棒、か)
「分かったわ、相棒なら隠し事も恥ずかしがることもないということ?」
苗木「そう、これが僕の答えだよ」
霧切「……ばか」