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Last-modified: 2015-02-02 (月) 00:52:25

「そういえばクリスマス、霧切さんはどうするの?」
「……そうね、特には決まって……いえ、一つ決まってたわね。」
「へえ、いったいなにをするの?」
「……食べるのよ。」
「食べるって、七面鳥とか?用意するの大変そうだね。」
「……そうでもないわ、きっと自分からネギしょって来てくれるでしょうし」
「ネギって、鴨じゃないんだから。」

 
 

……そんな会話があったのは一昨日だったっけ。
そもそも、なんで僕は縛られてるんだろう。
夕方、学園で開かれるクリスマスパーティに行くための待ち合わせで
霧切さんの部屋の扉を開けたことまでは覚えてる。
……そして気づくと縛られてベットに横たわっていた。

 

超能力とか超スピードとかそんなちゃちなもんじゃねぇ、
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったみたいだ。

 

というかなんで目の前にいる霧切さんは
嬉しそうに服脱ぎだしてるの!、僕何されるの!?

 

「あ、あの霧切さん、これはいったい?」
「あら、忘れたの苗木君?食べるって言ったでしょ。」
「えっと、そのナニを食べるんでしょう?」
「……クリスマスに男と女、後は分かるわね?苗木君」

 

……そうか、食べられるのは僕だったのか…………