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Last-modified: 2014-11-27 (木) 00:36:18

私は"超高校級の探偵"霧切響子。
クラスメイトの苗木誠君と遊園地に遊びに行って、黒ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃した。
取引を見るのに夢中になっていた私は、背後から近づいてくるもう一人の仲間に気付かなかった。
私はその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら……

 
 

  身体が縮んでしまっていた!!

 
 

霧切響子が生きていると奴らにバレたら、また命を狙われ周りの人間にも危害(中略)

 

たった一つの真実見抜く迷宮無しの名探偵! その名は―――

 
 

霧切(ロリ)「という訳で縮んでしまったわ」

 

苗木「そんなこと言われても……まずボクと霧切さんは遊園地に行ってないよね。
   学園内に閉じ込められてるんだから行けないし……」

 

霧切「……」

 

苗木「霧切さん?」

 

霧切「正体を隠すことにした私は、苗木君に事情を聞かれて咄嗟にロリ切響子と名乗り、
   奴らの情報を掴むために苗木君の部屋に転がり込んだ」

 

苗木「無視して話進めないでよ。そもそも正体隠す気無いじゃないか」

 

霧切「細かいことはいいのよ。とにかく、元に戻る方法が分かるまではあなたの部屋で厄介になるから。いいわね?」

 

苗木「部屋隣なんだから別に……」

 

霧切「  い  い  わ  ね  ?」

 

苗木「う、うん……」

 

苗木(小さくなっても強気は同じなのか……)

 

霧切「けれど……寝る時も食事の時も健やかなる時も病める時も一緒だなんて、困ったわね」

 

苗木「えっ、そ、そうなの……?」

 

霧切「ええ。毎日の生活の全てを共にする私とあなたは、"超高級の夫婦"。そう呼べるんじゃないかしら?」

 

苗木「いや……それはどうかな」

 

霧切「奴らの正体は一体……。長い戦いになりそうね。黒ずくめの組織、絶対に許さないわ。
   この事件、きっと私が解決してみせる……霧切の名にかけてっ」 キリギリッ

 

苗木(霧切さん、ボクの気の所為かとっても楽しそうに見えるんだけど……)