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Last-modified: 2014-10-23 (木) 22:42:55

彼と私は未だに友達以上恋人未満の関係である。
私は間違いなく彼が好きなのだけれど、彼はどう思っているのかしら?

 

私の推理によれば…多少主観が入っていることを差し引いても、彼も私を好きなはず。

 

だというのに後一歩を彼が踏み出してくれない。もどかしい……

 
 

この前、遊園地に出かけた時も人混みではぐれないように――なんて理由を付けてしか手を握ってくれなかった。

 

そりゃ手を握ってくれたのは嬉しいけれど……。

 

私が求めているのはそうではない。

 

最後に乗った観覧車でもそう、折角夕日が差し込んで来ていい雰囲気になっていたのに

 

わざと私がバランスを崩して、彼にもたれ掛かったのにも関わらず

 

彼はキスするどころか、抱き締めもしてくれなかった。

 

彼の言い分はおそらく、まだ付き合ってもいないし――だろう。

 

でも私達が付き合っているの周知の事だ。

 

だって私が他の子を牽制するために、わざと彼らに尾行させていたもの。

 

いくら超高校級の才能の持ち主でも、高校生であることに変わりはない。

 

他人の恋愛に興味を持つのも仕方がない―特にクラスの皆に人気の苗木君の恋愛は。

 

だから何かにつけては見せつけている、私と腕を組んでいるところや

 

ご飯を食べさせあっているところを……

 

もっともコレは不二咲に頼んで作ってもらった合成写真だが……

 
 

現状を打破するために、私は朝比奈さんにあるお願いをした。

 

「苗木、霧切ちゃんみたいな女の子は案外押しに弱いんだよ」

 

これで良し。後は彼をその気にさせるようなことをすれば……

 
 
 
 

「……苗木君、責任とってちょうだいね」

 

―――――