さとる暦200年、中原国の首都付近の盆地にて中原軍三万と拓也軍二人が衝突した戦い
当初、一人と一匹程度なら簡単に捕縛できるだろうと内心高を括っていた中原軍であったが、凸モリサマーやフライ・ド・かぼちゃの敗走、竜軍エースのぶたさん・Awnの乱入など相次ぐ異常事態に、侍など実力ある武将や約半数の兵力を失った。
軍師の青海苔は小説王を呼び、拓也を古書に封印し戦争は終結した
しかしこの『拓也の書』を巡って後々、南方の大帝国と揉めることになる
【経緯】
さとる暦200年、ホムリリィによって追放された拓也が中原国に侵入した。
紅州の太守であった釣られ校生は陳銅関にてこれを迎え撃ったが惨敗、討ち死にする。
拓也の侵攻を聞いた中原は三万の兵からなる討伐隊を編成、首都より20kmほど南にある盆地で決戦を始める。
この時すでに竜国にも拓也侵攻の報は伝わっており、竜は漁夫の利を得るためぶたさんとAwnに出撃を命じた。
もちろん彼らを起用した効果は絶大で、ぶたさんは後方より中原軍を切り崩し、Awnは中原軍の主力であるフライ・ド・かぼちゃを撤退させるに至った。
当初は軍隊を二つに分け、凸モリサマーとハブられ田中が盆地の縁を沿うように迂回して、拓也を囲い込みその退路を断つ作戦であった。
しかし、先鋒を務める凸モリサマーが命令に背いて正面からの突撃を行ったので、一旦陣形は崩れる。
後から来たハブられ田中と秀吉の尽力で、拓也同等に恐れられていた虎の討伐に成功。
秀吉は負傷した凸モリサマーを連れて撤退する。
ハブられ田中は青海苔の援軍要請に応じて駆けつけた小説王と協力して、拓也を封印する。
その際、ローブの男がハブられ田中の潜在能力を覚醒させ、奥義【青龍献爪槍】が強制的に発動。
ぶたさんによって3000人の名無しを率いる名将・侍が討たれる。
紫マカロンの援護によってぶたさんを撤退させる(厳密にはまだ撤退しておらず、手薄な城を先に占拠する方へと作戦を変更したものと思われる)
紫マカロンは自軍の兵7500を中原に預け、Awnを撃破する。
一方、中原は15000に膨れ上がった軍を率いて青海苔の密書通り、城門前へ移動。
これが功を奏して、城門前に飛び出したぶたさんを無事に撃破した。
【戦後】
小説王の力によって拓也は本の中に封印された。
しかし中原軍の出した死者は15000にも上り、完全な大勝とは言えない。
拓也という駒を手に入れた中原国は今後、竜や茶の注目を更に浴びることとなる。
【戦争における小説王の存在】
なぜ青海苔が一介の作家である小説王に援軍を要請したのか。
それは彼女の能力【無機物なら全て召喚可能】という点に尽きる。
その気になれば、戦闘機や核兵器をいくらでも戦場に投入することができたのである。
青海苔の考えからすれば30000の軍勢は拓也を足止めするための『肉の壁』であり、本来は小説王が一人いれば事足りる話であった。
【参戦人物】
◆中原国
・中原
・俺2000
・秀吉
・凸モリサマー
・ハブられ田中
・紫マカロン
・小説王
・侍
◆竜国
・ぶたさん
・Awn
◆その他
・拓也
・虎
・フードの男