プロデューサーさん、アタシの歌声、どうだった?キーとかアクセントも合ってたでしょ?最後のフレーズとか、そこそこ自身あったんだけど。
地元にいたころは、毎日欠かさずこっちのラジオを聞いて、標準語のイントネーションを特訓してたんだ。そのかいがあったかな。
そう……テレビやラジオから流れるアイドルの歌声は、とっても可愛くて、華やかで……子供だったアタシの憧れの存在だったんだ。
アタシもアイドルになって、華やかなテレビ番組や大きなステージに立って、みんなから歓声をもらいたい。それがアタシの夢の出発点なの。
だから歌は、譲りたくないし、譲れない。いまはまだまだでも、いつかすごいアイドルになってみせるから!見ててね、プロデューサー!