Introduction

Last-modified: 2008-03-22 (土) 01:08:15
 

イントロダクション

環境設定に関してはインストール方法を参照してください。
使い方に関しては実際に使ってもらうのが一番早いと思いますので、あまり細かい説明はしていません。個人的に分かりにくそうだと思う機能だけを選んで説明しています。
他にも説明が必要なものがあれば指摘してもらえると幸いです。

基本的なキーバインド

ステップ実行F7 キー
ステップオーバーF6 キー
ステップリターンF8 キー
一時中断Shift + Break キー
再スタートF5 キー
デバッグの終了Shift + F5 キー

InteractiveView(インタラクティブ)

現在実行中の関数コンテキストでLua命令を実行します。ビューに表示されるのはその戻り値となる変数(複数可)で、例えば

return 0, 1, 2

を実行すると

0
1
2

が表示されます。また簡便な方法として'$評価式'と入力すると、それは

return lldebug.tostring_detail(評価式)

と解釈され、その評価式の結果を表示します。'lldebug.tostring_detail'はオブジェクトを文字列に変換する関数です。

例1

まず、

$_G

とビューに入力し、Enterキーを押すかRun(実行)ボタンを押して見てください。なにか表示されたと思います。

「_Gはnilですよ」的なエラーが発生した場合

_Gというのはluaが標準関数の登録中に設定した、グローバルテーブルオブジェクトなのですが、これは標準関数が初期化されていないと使えません。なので、nilですよと出力された場合には、とりあえず標準ライブラリを読み込むか他のアクセス可能なテーブルか他のオブジェクトに名前を変更してください。

そして、テーブルの中身がちゃんと表示されたとしましょう。これは詳しい説明にもありますが、

$_G

return lldebug.tostring_detail(_G)

と解釈されます。もし、この表示形式を変更したい場合は、この関数の中身を置き換えればいいわけですね。試しにやってみましょう。
このビュー内で

lldebug.tostring_detail = tostring

を実行します。すると関数の内容が置き換わります。試しに'$_G'を実行してみましょう。今まではテーブル中のフィールドが表示されていましたが、今はテーブルのアドレス値のみの表示になっていると思います。
さらに関数を自前のものに変更したい場合は、例えば

lldebug.tostring_detail = function(obj) return "おっす。オラ '"..tostring(obj).."' !" end

を実行し'$_G'と打ってみましょう。また違った表示になると思います^^