このゲームの戦闘はふつうのJRPGと違う部分が多くあり、困惑するひとも多いかもしれません。
1、武器や防具の概念がない
2、アイテムの概念もない
3、味方を操作できない
これらの違いがどのように作用するかといえば
まず武器と防具がないためキャラクターのビルドに幅が出せません。
攻撃力の高いキャラにゴツい大剣を持たせて攻撃力を更に上げよう、などの工夫ができないという意味です。
このボスは物理防御が高いから魔法で戦おう、などもありません。
戦闘で使える消費型のアイテムという概念もない(試練の勾玉が唯一アイテムと言えるかも)ので
戦闘中にアイテムを使って戦況を有利にする、ということもできません。
味方の操作もできないのでキャラクター同士のシナジーを考慮する必要もあまりありません。
逆に言えばそれらの要素を勘案しなくてもボスとの戦闘を突破できるということです。
総じて、戦闘中に悩みながら戦うことはあまりなく、黄泉比良坂突入までにどれだけ準備できたかで結果が決まると言ってよいでしょう。
LOOP8の戦闘で考慮すべき要素はあまり多くないので
それらを把握して適切に行動すればボスを倒すことはそう難しくありません。
以下に戦闘に関連する要素をひとつづつ解説します。
■感情値■
感情値とはゲーム内でも確認できる数値で、各キャラクターが他のキャラクターに対して友情、愛情、嫌悪をどれくらい感じているかを数値にしたもの。
戦闘において特に重要となるのは「ボスから他キャラクターへの感情値」です。
黄泉比良坂で待ち構えているボスには使ってくるスキルが異なる3つのパターンがあります。
それぞれ愛情型、友情型、嫌悪型と呼びます。
どの型も見た目こそ変わりませんが使ってくる技がそれぞれ異なり、特に嫌悪型は強力なスキルを使ってくるように設定されています。
ケガイに取り憑かれてボス化したキャラクターは戦闘開始時点の感情値によって型が決定します。
正確には「ボスからボス戦へ突入したパーティメンバー全員への感情値値の合計値」で型が決まります。
例として
ニニ、サル、ホオリの3人パーティで黄泉比良坂へ挑み
ミッチからニニ、サル、ホオリへの感情値を合計した値が 嫌悪>友情>愛情 だった場合
黄泉比良坂で戦うククノチは嫌悪型として登場します。
戦闘を有利にするために、ボスになるキャラクターとは積極的に仲良くしておいたり
あの人と仲良くして、のコマンドを使って自分以外のパーティメンバーへの友情、愛情を上げておくなどしておくと
嫌悪型を避けて戦うことができるため、非常に有利に戦闘をすることができます。
また、ゲームの仕様として「感情値とステータスは前ループまで上げた値まで2倍の速度で上がる」というものがあるので、前のループで愛情、友情を1000まで上げておけば1度の提案で上げられる数値が増えるので、短時間で仲良くなれるでしょう。
■ステータス■
武器防具などの装備がないためキャラクターのステータスはより重要です。
より上位の技を習得するためにも必要になるので戦闘前にしっかりとステータスを上げておきましょう。
ニニが特に重視したいステータスは攻撃技の「天翔一閃」の威力を上げる剛力ですが
ゲームを始めて間もなく、疾風二段や疾風二段零式を使っている場合は敏捷を上げるのも良いでしょう。
ステータスを上げるために訓練できる場所は以下の表の通りです。
時間によっては行えない(19時以降は学校に入れないので剛力訓練ができない等)訓練もあるので注意してください。
| 能力 | 場所 | 訓練可能な時間 |
| 剛力 | 学校(校庭)の鉄棒 | 0600~1900(学校が閉まる) |
| 敏捷 | 海岸の積まれたタイヤ | いつでも可 |
| 学力 | 1-A教室のニニの机 | 0600~1900(学校が閉まる) |
| 技術 | 商店街の駄菓子屋のゲーム機 | 1000~1900(お店が開いてない) |
| 神通 | 神社の竹ぼうき | いつでも可 |
| 社会地位 | 学校の1-B教室の日本地図 | 0600~1900(学校が閉まる) |
| 魅力 | 商店街の本屋の棚 | 1000~1900(お店が開いてない) |
また、ゲーム中にも説明されていますが、技の威力は魅力や技術などでも上がるので、メインで使う技のステータスを上げ終わった後に上げてみるのもいいでしょう。
各ステータスの詳細な効果は
ゲーム内のメニュー画面→キャラクター情報→Xボタン で見ることができます。
■加護■
ステータスに関連する要素として加護があります。
加護は一度獲得するとステータスや感情値を底上げできるうえにループしても持ち越されるので、集めておけば戦闘においては損がありません。
加護の獲得についてはいくつか法則がありますが
以下のリンク先ページにまとめてあります。