NPC/キリネ/旅行日誌

Last-modified: 2010-01-26 (火) 18:43:47

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ふふっ…ここに来たがる気持もわからなくはないけれどね。
『プレイヤー』…こんなに頻繁に来るなんて
何か下心でも抱いているんじゃないだろうね? 

個人的な話

心に傷を負い
絶壁の奥底まで堕ちたなら
誰しも、またそこから這い上がってくるしかないだろう?


岩や…木々枝で皮膚が裂け、傷だらけになったとしても
信じた愛に、希望に全てをかけた時間は
決して無駄じゃないのさ。


私はね、自分で言うのもなんだけれど
何でも悲観的に捕らえがちでね。


…まあ、こういうものは得てして相対的なものだから
おまえたちが私の何倍も…何十倍も
憂鬱で…絶望的なら、私も笑っていられるんだけどね。


…おまえたちの苦痛と痛みが、雪の上に1滴ずつ
染み込み…その白く儚く…そして脆い宝石を
どす黒く染め上げるのを見るたびに、
このムネが喜びで満たされるのさ…。


幼い頃から私は、母を見ながら
絶対に彼女のようには生きはしないと、
常に思っていたものさ。


自分が特別に綺麗だとは思わないけれど、
自分は特別な存在だ、誰よりも強く…勇敢で、
自信あふれる存在であるべきだと
心に決めて生きてきた。


その想いが今の私、
このキリネを造り上げたのさ。


昔から、隣の家のドアを叩けば
ひょいっと顔を出すような
そんな普通の子供だった事は一度もない。


他人とは違う自分…特別な存在…
私はそれを神に感謝した。


私はね。伝説になりたいのさ。


他の誰でもない、今の自分が主人公の伝説…。


この世界が果ているまで…
ピシスの万年雪が解けて泥水になっても
永遠に終わらない…そんな伝説だよ。


「初めて」なんてものは1度きり。
その瞬間が過ぎれば、水割りの酒のように
全てのものが単調になってしまうもんさ。


…そうして、また滅の刺激を求めて、
人はさまよい始める…ふふふっ…ははははは…。


ときどき自分でもわからない
幻影を視ることがある…。


ピシスの母として…そして
クリューグのたった一人の王妃として
もしかしたら…私は何でもできるのかもしれない。


けれど、眠りから覚めて…鏡を見ると、
奇妙な影がちらつくのさ…。


残酷なほど正直な鏡は
私にいつもささやく…。
「老いて醜いキリネ」とね…。


もういつの頃だったか思い出せないけれど…
クリューグと激しく愛し合った頃もあったものさ。


今思えば、あの時に一気に燃え上がりすぎたんだろうね。
今じゃ、ただ短い陽の光と、夜明けの見えない退屈な夜…
そんなピシスの冬のようになっちまったよ。


神は沈鬱なピシスの雪原に
キリネという絶えることのない
光をお隠しになった…。


どれだけの時間だろうね…。
ずいぶんと長いこと、運命の日を迎えるまで
準備をしてきた気がするよ…。


凍てつく氷の下で光を求めて耐えていた
小さな新芽が、ついに茎を伸ばして
花を咲かせることができのたさ。


多くの者たちがこのキリネを呪う…。
ふふふっ…けれど、どんなことはどうでもいい。


クリューグと私は、夫婦の絆で結ばれてはいるけれど
クリューグのために私が存在するんじゃないんだよ。
あくまでも、クリューグが私を尊重し…
ただ私だけを愛するから、ともに生きているだけなのさ…。


世の中に偶然なんてものはありゃしないよ。
些細なことでも全て、運命に繋がっているのさ。


『プレイヤー』と私が、こうして近くで
顔を見合わせる…この短く…秘められた時間さえも
すでに予定されていた運命なのさ。


『プレイヤー』くらいの歳ならわかるだろうけれど、
人生なんてものは、絶対
おまえが望む通りにはいかないものさ。


希望?…はははっ。
一度くらいなら、
そんな物を持ってみるのも悪くないだろう。


けれど、おまえが枕元で夢見ていた思い通りに
人生上手くいくなんて思うもんじゃないよ。


私の可愛いクリューグ…。
時どき私を灼熱の炎に焼かれるかのように
熱くさせる子…。


けれど、その程度で
私を満足させることはできないよ…。
私は見た目以上に欲深い女なのさ…。


ときどき自分が誰なのか
よくわからない時があるんだよ…。


私の内なる声が、ひとつの物語を語ってね…。


その声に耳を傾けていると
いつの間にか自分自身を見失ってしまうのさ…。
ピシスの深い深い雪の中で
永遠に覚めない眠りに付くような…そんな気分だよ。


おまえたちが私のことを
影で「氷の女王」と
呼びはやしていることは知っているさ。


もちろん、そう呼んでるやつらをひとりひとり探し出して
可愛いシュナベールの午後のおやつに
してやることもできるけれど…


ピシスジャイアントの女王としての立場もあるからね。
仕方なく、我慢しているのさ。


…ふふっ。「ジャイアントは記憶する」って言う諺が
どうしてできたか知っているかい?


そうさ…私は全て知っているんだよ…。
そうして、ただ時が満ちるのを待っているだけなのさ…。

近所の噂

…昔、私がタウネスに望んだことは
ヴァッシュバール王家への盲目的な忠誠心なんかじゃない。
…生きている存在としての単純な感情だったんだよ。


日が沈み…闇が広がり始める頃、
ふと漏れる軽い笑い声や…戦場での傷の痛みを
一緒に感じて欲しかっただけなのさ。


結局…やつは私を拒否して去って行ったけれど…
今となってはそれもどうでもいいことさ。
皆、それぞれの人生を生きていくんだろうからね。


イリアの地面に描かれている
巨大模様があるだろう?
私はね、あれは何かの結界じゃないかと思っているんだよ。
微弱だが…あれから何か得体の知れない力を感じるのさ。


ジャイアントの私でさえ感じるんだ。
小さな刺激に敏感な野生動物へは
もっと深刻な影響が出ているかもしれないね。


タウネス…。
民は皆、ピシスの偉大なる英雄と称えるけれど…


ふふっ…別に、やつへの嫉妬なんかじゃないさ…
もちろん、愛してもないよ。
ただ、明るすぎる月は、その光で
周りの星を消し去っちまうもんなのさ。


私は折々、やつを排除すべきだとクリューグに言ったけれど…
クリューグはいつもタウネスを庇ってばかりで、
やつの本性を見ようとしなかった…。


今でも、やつにまとわりついている
不吉な影は消えてはいないというのに…。


どうしてピシスのジャイアントともあろう者が
人間なんかに助けてもらわなきゃならないような
状況になっちまったのかは知らないけれど、
私から見れば、エルフも人間もどっちもどっちさ。


小人みたいに小さな人間の動きに
いちいち踊らされているのなんて、
老いて臆病者のバイデじいさんくらいだよ。


そうそう…最近、この私の興味を
引くような人間の噂がひとつあるのさ。
血のように赤い髪を持った人間の話…
おまえは聞いたことないかい?


普段、あまり料理はしないけれど、
毒キノコシチューだけはよく作るよ。
クリューグは見ての通り、せっかちな性格でね、
ポーション中毒によくかかるのさ。


だから、戦場から帰ってくるたびに作って食べさせているんだよ。
キリネ特性の毒キノコシチュー…
一度味わったら、死ぬまで忘れられない味だよ…ふふふっ。


悪魔に類する種族が
今…この瞬間も絶えず
この地に増え続けていることは知っているかい?


やつらを滅ぼす…その強い意志さえあれば、
それは案外難しいことじゃないかもしれない。
けれど…塔を経てようとする者がいれば
また、壊そうとする者もいる。


たったひとりの盲目的な行動でも
世界を変えられる可能性はある…。
…この全ての不安を抱いたまま
再び戦争を始めることができるだろうか…?


ある時、知らない声に導かれシルバ森をさ迷った。


耳元で繰り返されるささやき…
容赦なく足を飲み込む雪…
どこから来たのかわからない…
どうしようもない衝動が、私の呼吸を乱した…。


ふと前を見ると、大剣を持った見知らぬ男が、
闇の向こうを睨んでいてね。
白い息を乱しながら、何もない空に向かって
休むことなく剣を振り回していたのさ…。

スキルについて

スキルねぇ…。
いいかい?覚えたいスキルがあったら
できる限り若いうちに覚えておくんだよ?
年を取ってからじゃ、覚えるのも面倒になるからね。

アルバイトについて

時間内

今日も来たのかい、『プレイヤー』。
ん?あぁ…仕事を頼むんだ。名前くらいは覚えてやるさ。

時間外

いいかい?時にはタイミングってのも重要だよ。
今は仕事が無いんだ。悪いね。

授業と修練について

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