伏神

伏と呼ばれている集団の神と崇めらる存在であり、代々血液に獣の死霊を宿しその力を使う。
伏神は生まれついた瞬間から伏の山々を守護する神と宿命づけられており、第82代目たる彼女も例外ではない。
11歳になる82代目も伏神の宿命として山で鹿の毛皮を羽織って狩猟をしながら生活している。
扱う道具は爪牙や刃のみならず、猟銃やワイヤーも巧みに操る。
伏神の血を受け継ぐ彼女は五感も含め卓一した身体能力を持ち、更に死霊を操ることで体臭を消したり強くしたりできる。
また、その体液を塗られた武器は凡ゆる魔を食いちぎる退魔の性質を与えられる。
それらを駆使して、自らが暮らす山々の歪みを矯正するのが彼女の仕事であるため、山にちょっかいを出されない限りは敵対も何もしない。
伏に養護されていた時期に食べた木苺のすっぱい味が忘れられず、度々伏の山で栽培するように嗾けている。
しかし、いざ栽培され始めたもののまったく手をつけていない。現在は風の噂で聞いたドリアンの栽培を嗾けている。
達筆な字を書くが、内容は年相応であり、文体も幼い。
16/06/06(月)09:07:54 No.13036168