「あー、荒木君?錦糸町でマルM事案だ。例によって例の如くポピンズ君といってきてくれたまえ」
「また魔法少女どもですか……全く。あいつらと来たらこっちの苦労に知らぬ顔だ!」
「そうカッカしなさんな。おかげで僕らはオマンマありつけてるんだから。
どうでもいいけど街中で行き成り変身しないでよ?苦情処理係も今の対魔課にはいないんだから」
「事案に対して圧倒的な人員不足ですなぁ……」
「事件にして解決するよりは土建会社に儲けさせた方がお偉方は都合がいいんだろうさ。
ま、人員の方は僕が今必死にけしかけてる最中だから心配はいらないよ」
「けしかけてる……?」
「荒木君。君はたった一人の境遇だからつらいと思うんだよ。木を隠すなら森の中さ」
「警部ー!こっちは準備できましたよ!マジカルデカを寄こしてください!」
「と、言う訳さ。苦虫かみつぶしてないでとっとと行った行った」
「警部ー!今日もマジカルデカは不機嫌そうですねー!私は魔法少女でこんなにうれしいのに!」
「ハハハ、蓼食う虫も好き好き、というやつさ」
11/09/26(月)01:13:47 No.7147172