LPIC/101/インストールとパッケージ管理/liloとgrub

Last-modified: 2007-01-15 (月) 12:38:07

lilo

/sbin/lilo

/sbin/liloコマンドでインストール
/sbin/lilo [オプション]

オプション内容
-C(Config file)設定ファイルを指定 (-C /etc/lilo.conf)
-rルートディレクトリを指定 (-r /)
-R次回の再起動時に適用するコマンドラインパラメータを指定
-V(Version)
-qquery(現在のマップファイルの内容表示)
-t(test)テストのみ
-u(uninstall)LILOを削除する
-vverbose
-I現在のカーネルのパス名を表示
-Aパーティションをアクティブにする / アクティブなパーティションを表示する
-M [-z]デバイスのマスタブートレコードを書き込む - またはデバイスシリアル番号を消去する
-T指定したトピックについて詳細を表示する

1st-stageインストール先

  • ハードディスクのMBR
  • ハードディスクのLinuxルートパーティション

/etc/lilo.conf

  • liloの設定ファイル
  • /sbin/liloコマンドで設定が反映される

grub

grub-install

grubのインストールコマンド
grub-install <デバイス名>

grub-install /dev/hda

liloと違い、直接ファイルシステムを参照できるため
mapファイルを作成する必要がない(liloは/sbin/liloコマンドで作成する必要がある)

/boot/grub/grub.conf

grubの設定

  • /etc/grub.confと/boot/grub/menu.lstからシンボリックリンクされる

/etc/lilo.conf /boot/grub/grub.conf比較

  • 全体設定
    lilo.confパラメータgrub.confパラメータ内容
    boot=/dev/hdaブートセクタのデバイス名
    timeout=30timeout 3promptを表示する時間=3秒
    prompt-promptを表示する
    -hiddenmenu選択メニュー画面を表示しない
    default=linuxdefault=0defaultで起動する内容(liloはラベル名、grubはエントリのn番目)
    map=/boot/map-マップファイルの位置(grubは必要なし)
    install=/boot/boot.b-ブートローダのファイル位置(grubは必要なし)
  • 個々の設定
    lilo.confパラメータgrub.confパラメータ内容
    label=linuxtitle linuxラベル名(grubはtitle名)
    image=/boot/vmlinuz-2.4.18kernel /vmlinuz-2.4.18 ro root=/dev/hda1カーネルイメージ位置(grubはカーネルオプション指定)
    read-only(kernel行のro)read-onlyでマウント(grubではkernel行)
    append="mem=128M"(kernel行に追記)カーネル起動時に指定するコマンドラインパラメータ。mem=が多い。
    initrd=/boot/initrd-2.4.18initrd /initrd-2.4.18初期RAMディスク位置
    root=/dev/hda1root (hd0,0)ルートファイルシステム指定

grubの覚え方 : title root kernel initrd(タイトル ルート カーネル イニットRD)