LPIC/101/デバイスとファイルシステム/ディレクトリ

Last-modified: 2007-01-15 (月) 22:34:00

FHS

ファイルシステム階層標準

ディレクトリ名内容
/Linuxのディレクトリ階層の最上位
/bin,/sbin,/etc,/lib,/devが必ず必要
/bin管理に必須なコマンド
/sbin管理に必須なコマンド、su用
/etc設定情報、スクリプトファイル
/lib共有ライブラリ(/bin,/sbin用)、カーネルモジュール(modules)
/devデバイスファイル
/mnt
/opt
/procカーネルとのインターフェース
/boot8G/1024シリンダ制限を受けないように
/rootrootのホームディレクトリ。FHSではオプション
/home一般ユーザのホームディレクトリ。FHSではオプション
/tmp
/var
/var/cacheキャッシュ
/var/lockロック用
/var/logログ
/var/run現在の状態
/var/spoolcron,atなどの設定ファイル、lpd,mail,mqueueなどのキュー
/var/librpmのdb用
/usrユーザ用いろいろ
/usr/bin一般コマンド
/usr/sbin管理者むけ一般コマンド
/usr/libライブラリ
/usr/localbin , sbin など追加コマンド、src
/usr/shareman , doc
/usr/srcソース linuxはカーネルソース
/usr/X11R6Xwindows

【解説】
/home ディレクトリは、一般ユーザーのホーム・ディレクトリを配置するためのディレクトリです。Linux/UNIX マシンが多数存在する環境では、/home ディレクトリを 1台のマシンだけに作成し、他のマシンから NFS マウントして共有します。したがって、個々のマシンに /home ディレクトリが存在する必要がないのです。

【問題】LPIC Level 1
FHS 2.2 でオプション扱いとなっているディレクトリを以下から選択しなさい。

find

検索内容
-name <ファイル名>ファイル名で検索
-atime +-<日時>最終accessタイム
-mtime +-<日時>最終modifyタイム
-permpermision
-size <size>size
-type (fd)file / directory
-user <user>user
アクション内容
-print表示(デフォルト)
-exec <command> {} \;コマンド実行

locate

updatedb

locate用dbの構築
(通常はcronで周期的に実行されている)

which

パスからコマンドを探して、そのフルパスのみを出力する

type

パスからコマンドを探して表示する

$ which who
/usr/bin/who
$ type who
who is /usr/bin/who

whereis

  • 以下の場所を表示する
    • バイナリファイル (-b:binaryファイルのみ出力)
    • ソースコード (-s:sourceディレクトリのみ出力)
    • マニュアルファイル (-m:manualディレクトリのみ出力)