Makefileのバックアップ
# cd /usr/src/linux-2.6.6-1.435/ # cp Makefile Makefile.org
Makefileの修正
Makefileを修正しておくと、修正前のカーネルと修正後のカーネルのどちらで起動するかをGRUBで選択できるようになる。 EXTRAVERSION = -1.435custom ↓ EXTRAVERSION = -1.435-LUNs
#export INSTALL_PATH=/boot ↓ export INSTALL_PATH=/boot
再構築環境の初期化
# make mrproper
設定ファイル
初期化が終わったら、設定ファイルを作成する。具体的には、/usr/src/バージョン/configsディレクトリに、 CPUタイプ別に用意されているデフォルトの設定ファイルを、.configというファイルにコピーする。
Celeronを搭載したPCの場合、kernel-2.6.6-i686.configをコピーする。
# cp configs/kernel-2.6.6-i686.config .config
カーネルパラメータの設定
# make menuconfig
make
設定が終わったら、以下のコマンドを実行してカーネルとモジュールのコンパイルを行う。
# make bzImage && make modules
install
- カーネルのインストールは、installkernelコマンドを利用する。
- installkernelコマンドのオプションとして、カーネルバージョン(例では「2.6.6」)とMakefileの「EXTRAVERSION =」に指定した名前(例では「-1.435-LUNs」)を指定する。
- これにより、GRUBのメニューに新カーネルが追加される。
# make modules_install ==> lib/modules/(カーネルバージョン)にインストール # installkernel 2.6.6-1.435-LUNs arch/i386/boot/bzImage System.map