TIPS/LinuxKernel/再構築方法

Last-modified: 2007-09-14 (金) 00:48:40

Makefileのバックアップ

# cd /usr/src/linux-2.6.6-1.435/
# cp Makefile Makefile.org

Makefileの修正

Makefileを修正しておくと、修正前のカーネルと修正後のカーネルのどちらで起動するかをGRUBで選択できるようになる。
EXTRAVERSION = -1.435custom
         ↓
EXTRAVERSION = -1.435-LUNs
#export  INSTALL_PATH=/boot
         ↓
export  INSTALL_PATH=/boot

再構築環境の初期化

# make mrproper

設定ファイル

初期化が終わったら、設定ファイルを作成する。具体的には、/usr/src/バージョン/configsディレクトリに、 CPUタイプ別に用意されているデフォルトの設定ファイルを、.configというファイルにコピーする。

Celeronを搭載したPCの場合、kernel-2.6.6-i686.configをコピーする。

# cp configs/kernel-2.6.6-i686.config .config

カーネルパラメータの設定

# make menuconfig

make

設定が終わったら、以下のコマンドを実行してカーネルとモジュールのコンパイルを行う。

# make bzImage && make modules

install

  • カーネルのインストールは、installkernelコマンドを利用する。
    • installkernelコマンドのオプションとして、カーネルバージョン(例では「2.6.6」)とMakefileの「EXTRAVERSION =」に指定した名前(例では「-1.435-LUNs」)を指定する。
    • これにより、GRUBのメニューに新カーネルが追加される。
      # make modules_install ==> lib/modules/(カーネルバージョン)にインストール
      # installkernel 2.6.6-1.435-LUNs arch/i386/boot/bzImage System.map