いつもの「握手先生…ごめんなさい」
握手「え…???」
いつもの先生に唐突に謝られたが、何の事だかまったくわからない
いつもの「その…私、親の都合である企業の偉い方と婚約させられてしまったんです…」
握手「な…」
そんな馬鹿な
いつもの「私は握手先生と結婚したかったのに…こんな事になってしまって…」
握手「……」
気まずい空気が漂う
いつもの「本当に、ごめんなさい!」
そういうといつもの先生は走り去ってしまった
僕はただ呆然と立ち尽くすしかなかった
みやびん「おい、あんさん何ぼーっとしとるんや」
握手「……」
みやびん「…はぁ…世話ないなぁ。今日は何月何日?」
握手「今日…4月1日…」
みやびん「もうわかるな~?」
握手「え…どういう…あっ!」
そこで気がついた
今日はエイプリルフールだった
くそう、いつもの先生がまさか仕掛けてくるとは思いもしなかった…
みやびん「せやけどさっきの話、どこからどこまでが嘘やったんかなぁ?」
そうだ…どこまでが嘘だったんだろう
まさか全部が嘘なんて事は…
みやびん「まぁ、この時間に仕掛けてきた辺り、いつもの先生も中々計算高いなぁ」
みやびん先生はそういうとニヤニヤしながら去っていった
僕はその意味がよくわからなかった
その日の夕方の部活で
にんっ「握手先生、どうしたの?」
握手「うん?いや、どうもしないけど」
にんっ「そうは見えなかったわよ?何か悩みでもあるのかしら?たとえば…」
握手「そんな悩みじゃないぞ、断じて」
にんっ「なーんだ。それじゃ何の悩みかしら?」
握手「…あー、うん。まぁいいか。実はだね――」
お昼の事を話してみた。正直彼女に話すのは(彼女の性格上)不安もあったが
にんっ「ところで握手先生、その話は何時ごろの事だったの?」
握手「ちょうどお昼頃だったかな」
にんっ「ふーん…なるほどね。握手先生、いい事を教えてあげましょう」
握手「うん?なんだい?」
にんっ「エイプリルフールはね、正午までなのよ」
握手「な…」
なんだってー!
握手「僕は一日中だと思ってたぞ」
にんっ「残念でした、一日中じゃなくて。まぁ後は、いつもの先生の性格を考えれば答えは出るんじゃない?」
握手「…そうか…なるほど、ありがとう。にんっくん」
そういうと僕はいつもの先生を探して職員室へと向かった
にんっ「あ、先生、部活…ま、いっか」
まで考えた