ss73454

Last-modified: 2009-05-09 (土) 12:10:10

昼休憩、たまには屋上で風に当たりながら食べようと思い、屋上にやってきた
屋上の扉を開けると風が吹き込んでくる
 
――「風が強いなぁ。まぁ気持ち良いけど」
 
辺りを見回してみると、女の子が一人何やら遠くを見ている
俺は――
 
・話しかけてみる事にした
・気にせず弁当を食べる事にした
 
 
→話しかけてみる事にした
 
――「…やぁ」
??「あ…どうも…」
 
………………………
 
――「君、いつもここに居るの?」
??「はい…ここ、好きなんです…」
 
………………………
 
――「…風が強いね」
??「そうですね…」
 
………………………
 
――「お弁当、一緒に食べる?」
??「いえ…遠慮しておきます」
 
………………………
見事なまでに会話が続かない
その時彼女から話しかけてきた
 
??「あの…少しですけど…お話できて楽しかったです…」
――「あ、あぁ。うん」
??「…それでは、失礼しますね」
――「あ、名前聞いても良いかな」
??「…はい、ゆらゆらといいます」
――「俺、としあき。また話しような」
ゆらゆら「はい。また」
 
彼女の背中を見送った後、俺は弁当を食べる事にした
弁当箱を開けたその時、二人の女の子が屋上に上がってきた
??「でね、天子ちゃんったら気づかないまま電車に乗ったんだって」
??「そーなのかー」
??「あれ、もう先客が居るみたい」
??「気にしないのかー」
??「あ、向こうで食べよっ」
 
彼女たちは俺が食べている目の前を通過していく
その時突風が…
 
??「きゃっ」
 
スカートの下の白いものが否応無く目に入る
 
??「ちょっと君!今見たでしょ!」
――「見てないけど見えたな」
??「同じ事でしょ!」
――「だったらなんだって言うんだよ!」
??「ちょ、女の子のスカートの中見といてその態度は無いでしょ!」
――「見たくて見たんじゃねぇって!」
??「イトミちゃん、もうやめるのだ」
もう一人の子が止めに入る
イトミ「だって、スカート中覗かれたんだよ!」
――「覗かれたとか人聞きの悪い言い方するなよ!」
どう考えても俺は悪くない
文句は風に言ってくれと思ったが、口には出さずにおく
??「イトミちゃん、気にしすぎなのかー…」
イトミ「なのかは見られても平気なの!?」
なのか「平気じゃないけど、今のはこの人悪くないの…」
イトミ「むぅ~~~」
――「その子の言うとおりだぞ、不可抗力だ」
イトミ「…今度から気をつけてよね」
――「はいはい…」
イトミ「なのか、行こうっ」
なのか「あ、あの、この人と少しお話してみたいの…」
イトミ「ちょっと、本気で?」
なのか「ダメなのかー…?」
イトミ「いやぁ…ダメじゃないけど…この人も都合が…」
――「ん?俺は別に弁当食ってるだけだから何も問題ないぞ」
なのか「そーなのかー、ならご一緒するのかー」
 
結局3人で弁当を食べる事になった
 
なのか「あの、お名前聞いても良いのかー」
――「名前ね、俺はとしあき」
なのか「そーなのかー」
イトミ「ボクはイトミ」
――「そっちの子は?」
イトミ「何言ってんの、今言ったじゃない」
――「へ?」
さっぱり理解できない
――「言ってる意味が全くわからん」
なのか「そーなのかー」
――「で、君の名前は…?」
なのか「そーなのかー」
――「…まさかとは思うけど」
イトミ「そのまさか。この子の名前はそーなのかーって言うのよ。
    そのまま呼ぶのもアレだから、ボクはなのかって呼んでるけどね」
――「…そーなのかー…」
イトミ「意外とノリが良いね君」
 
この後しばらく他愛の無い会話が続いた
そして弁当も食べ終わり、昼休みの終わりのチャイムが鳴った
 
イトミ「あ、もう休憩終わりなのか」
なのか「なのかー」
イトミ「それじゃ、ボクたちはもういくね」
――「あぁ、また話しような」
なのか「また話するのかー」
 
その時再び突風が吹きスカートがめくれる
今度はモロに正面から見てしまった
 
その場に何となく気まずい空気が漂う
 
なのか「…イトミちゃん、気にしすぎなのかー…」
イトミ「う、うん…行こうか…」
なのか「いくのかー」
 
二人を見送った後俺もその場を後にした