――俺達が、会長だー!
天子「私がガンダムだ!」
――ちょっと待てー!!!
オレオ「…何だアレ…?」
放課後、下校時間。校門付近で夫婦漫才を披露する妙な二人に俺は眉をしかめる
ちー「あれは…としあきと…一年の天子ちゃんだな」
オレオ「へぇ。一年の娘なんてよく知ってるな。もしかして有名?」
ちー「まーある意味有名かな。それとは関係なく、この前レイポゥしようとしたら『私レイプされちゃう?レイプされちゃう?』って妙に嬉しそうだったから止めた」
オレオ「レイプしようとすんなよ…」
この学園危険人物多すぎだろ。誰か警察呼べよ
オレオ「てかあいつ等何やってるんだ?マジで…」
もう一度あの二人に視線を戻す。傍目には漫才芸人の路上ライブに見えなくもない
ちー「もうすぐ生徒会選挙だからな。演説だろ?天子ちゃん、立候補してたし」
オレオ「へぇ。明らかに色々足りてないと思うがな」
ちー「あぁ。胸とか胸とか胸とか」
オレオ「エロから離れろ。…ったく…」
演説とは言うがとても演説しているようには見えない。何か口論始まったし
オレオ「…まぁ俺には関係ないな…」
周囲の視線など気にせず口論する二人を尻目に俺とちーすけは校門を出る。さて、ゲーセンでKINGが待ってるだろうから少し急ぐか…