今日は雛山さんと一緒にゲームセンターで対戦をする為ゲームセンターを訪れていた
が、しかし…
雛山「だから嫌だって言ってるじゃない」
不良A「いいじゃねぇか、悪いようにはしねぇからよぉ」
不良B「な、俺らと遊ぼうぜ?」
雛山「いい加減にしてくれない?私は用事があるの!」
不良C「用事なんかまた今度でいいじゃねぇかよぉ」
雛山さんが不良に絡まれてる
雛山さんに話しかけようにも声を掛けづらい
その時向こうが俺に気づいた
雛山「あ、としあきくん、やっと来たね」
――「あ、うん。ごめんちょっと遅れた」
不良A「なんだぁ?俺らこの子と話してんの、邪魔しないでくれる?」
不良B「ほら、さっさとどっかいけよ」
よく見るとこの不良、したらば高校の生徒のようだ
そして胸のバッジ…Phクラスだ…
雛山「私はとしあきくんに用事があるの。君たちこそどっかいってくれる?」
不良C「他人が優しくしてりゃつけあがりやがって…おい、力ずくで連れて行くぞ」
まずい、完全に怒らせてる
不良の一人が俺にしかけてくる
早い…防御するのが精一杯だ…
その時
雛山「きゃぁっ!」
二人を相手にしていた雛山さん地面に倒れ足蹴にされている
俺はとっさに助けに行こうとした。が――
ドスッ
腹部に鋭い一撃がクリーンヒットする
――「が…」
息が出来ない
全身に力が入らない
不良B「ふん…大した事無かったな」
不良A「さっさとこいつ連れて行こうぜ」
その時
??「待ちなさい!」
不良C「今度は誰だぁ?」
変な仮面をつけた少女が不良に絡んでいる
??「その子を開放しなさい!」
不良A「お嬢ちゃん、いい子だからさっさとどっかいけよ…」
??「放さないなら実力行使させてもらうよ!」
少女が飛んだかと思うと次の瞬間不良Aが地面に伏せていた
不良B&C「てめぇ!」
不良が二人掛かりで少女に襲い掛かる
しかし…
??「甘いよお前ら!」
再び少女が飛び跳ねる
今度は不良が天井近くまで吹っ飛ばされる
いや、バウンドして天井近くまで飛んでいる…
そして少女が胸の前で指を組むとそこから赤い鎖が伸びていき、不良たちを貫く
??「ふん…」
――「あ…ありがとう…」
辛うじて口を開く
雛山「凄い…あの不良たちをあっという間に…」
??「例には及ばないよ」
あれ…この声はどこかで聞いた事のある気がする
着ている制服はうちのものだ
そうか…この人ゆむさんだ…
――「いえ、本当にありがとうございますゆむ先輩」
雛山「先輩、ありがとうございます」
??「わ、私はゆむではない…マスクドゆむだ!」
――「だから、ゆむ先輩でしょ?」
??「ち、違う、マ・ス・ク・ド・ゆむだ!それでは君たち、気をつけるんだよ」
そして少女はあっという間に去っていった
その後ゲームで雛山さんにフルボッコにされたのは言うまでも無い