ss74071

Last-modified: 2009-05-09 (土) 13:42:52

     ――ねぇとしくん、私のペットにならない?

 

放課後、帰ろうとした俺を呼び止め、さとりさんがそう言った。いつも一緒に居るくるるさんは、別の用事があるのか今は居ない

 

――えーと、冗談ですよね?さとりさん

 

流石に冗談にしか思えない。何処の世界にペットになってと言われて「はい、解りました」と応じる人間が居るのだろう

 

さとり「うぅん、本気。…でも突然そんなこと言われても訳分からないし嫌だよね?だから……これから私と緋想天ファイトして、私が勝ったら……私のペットになってくれる?」

 

上目遣いで覗き込みながら「お願い」と手を合わせるさとりさん。何だろう、そういうプレイか罰ゲーム的な何かなのか。とにかく冗談だと信じて疑わなかった俺はよく考えもせず「いいですよ、勝ったらの話ですけど」と応じてしまった
そう、承諾してしまったのだ

 

     ――負けたらペットという名の奴隷になる、と

 

そして、負けた俺を待っていたのは、冗談でも何でも無い、本気の行為だった……

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

???「……んっ……ちゅ……はぁ…」
???「う……っく……あ…ぁ……お願いぃ…さとりん……もう…イカせてぇ…」
さとり「クスクス…ダメですよくるるちゃん。まだダーメ」
くるる「ひ……う……あぁ…!!」

 

月明かりがうっすらと照らす、明かりの消えた部屋で嬌声が響く
一糸纏わぬ二人の少女の情事が、そこで行われていた

 

さとり「ふふ…。ほら見てくるるちゃん。としあきったらあんなにオチンチン勃起させてるよ…」

 

二人の視線が、としあきと呼ばれた男の方へ向けられる。二人と同じように全裸で、椅子に座り二人の情事を見ている
……いや、見ているというのは正しくない。何故なら目隠しをされ、更に両手両足を拘束されて椅子に座らされているからだ。猿轡を噛まされてはいないものの、声を発することを禁じられているため、彼に出来るのは二人の情事を聞くだけだ
だが、何時から二人の交わる声を聞かされていたのだろうか…?ペニスはガチガチに勃起し、有頂天を目指さんとばかりに怒張している。生殺しもいいところだ
それでも、彼は欲望のままに勝手に動くことは許されていない。彼はさとりの…忠実なる奴隷‐ペット-なのだから。ペットがご主人様の許しもなく、勝手な真似は許される訳もない

 

さとり「私達がシてる声を聞いて、興奮してるのね……。としあき可愛い」

 

全てを曝け出すとしあきの前にさとりが近づき、ゆっくりとペニスをしごきながら言う。先走り汁が亀頭を中心に満遍なく塗られ、にちゃにちゃと音を卑猥な音を立てる

 

――うぅ……っ!

 

滑らかな指の動きに、思わす声が漏れるとしあき。ペニスはびくびくと震え、何時射精してもおかしくない状態だ

 

さとり「うふふ……イキたいの?としあき……」
――………ッ!!!

 

淫猥な笑みを浮かべながらさとりは問う。だがとしあきは答えない。許可なく答えてはいけないから。さとりは手の動きを止め、耳元で囁く

 

さとり「正直に言ってごらんなさい…」
――………たい…です
さとり「何?聞こえないわ」
――い、イキたいです!
さとり「チンポ汁ぶちまけたい?思いっきり射精したい?」
――し、したいです!射精したいです!
さとり「素直ね、としあきは…。でもまだダメよ…」
――そ、そんな……
さとり「ふふ……慌てないで……。『まだ』と言ったでしょう?」

 

そう言ってさとりはとしあきの目隠しを外し、手足の拘束を解く。そしてさとりに導かれるまま、くるるの前に連れて来られた

 

さとり「ねぇくるるちゃん。としあきのオチンチン、欲しい?」
くるる「………ほし、い。もう…何でもいいからイカせてぇ…」

 

幾度となく絶頂寸前まで弄ばれ、抗う力も自身の手で慰める程の力さえも残っていないくるるが懇願する。そこに、常にさとりに寄り添い彼女を護る『騎士』は居なかった

 

さとり「だって。さぁどうぞ、としあき」

 

スッと手を差し出し、としあきを導くさとり。最初は戸惑いを隠せなかったとしあきだが、主人の『許し』を得たことに気付くとくるるへにじり寄る

 

さとり「…コラ、違うでしょう、としあき……」

 

いざ挿入しようとした時、不意にさとりがとしあきを咎めた。何が違うというのだろう…。としあきは何故彼女の機嫌を損ねたのか、解らなかった

 

さとり「ペットならペットらしく、後ろから獣のように交わるのが普通でしょう」

 

その言葉を聞いて漸くとしあきは理解した。つまり、後背位でしろ、とそう言いたいのだ、彼女は
早速としあきは散々おあずけを喰らってぐったりしているくるるの体を起こし、四つん這いの体勢を取らせる

 

――くるるさん、もう少し…お尻を上げてもらえますか…?
くるる「……こう……?」

 

言われて、秘部と菊座が丸見えになる位置までお尻を上げるくるる。これほど従順な彼女を、としあきは初めて目にしていた

 

――えぇ……そうです…。じゃあ…行きますよ……
くるる「はや…く……!もう…待ちきれないの…」

 

自分でヴァギナを広げて急かすくるるに、としあきはゴクリと息を一飲みし……
くるるの膣内を、貫いた

 

くるる「ふあぁぁぁぁ!!!き…たぁ……太くて硬いのきたぁ!!!」

 

愛液でグショグショに濡れたヴァギナはすんなりとしあきのイチモツを受け入れる。絡みつくようにぴったりと張り付いてくるヒダとキツめの締め付けに、としあきはすぐにでも達しそうになる
だがすぐに絶頂に達しようものならくるるとさとり、両名からお叱りを受けることだろう。としあきは達しそうになるのを必死で堪え、しばしくるるの膣内の感触を味わった

 

くるる「…としあきぃ、動いてよぅ…」
――す、すみません…

 

挿入したというのに全く動かないとしあきに業を煮やしたくるるが尻をくねらせて『お願い』する
としあき自身ももう我慢の限界だったので、それならばと言わんばかりに注送を開始する

 

――う…ぁ……く、くるるさんの中…キモチイイ……
くるる「あぁ…ん…はぁ……としあきの…奥まで届いてる……もっと…激しくしてぇ…」
――く、くるるさん……!

 

言われるがままに注送のスピードを速めるとしあき。そんな文字通り獣のように激しく腰を振るとしあきをさとりは満足そうに見ていた

 

さとり「うふふ…としあきもくるるちゃんもよっぽどシたかったのね…クスクス」

 

そんな限界寸前まで追い込んだのはさとり自身なのだが、それは彼女にとって問題では無い

 

さとり「ふふ、じゃあいい子にしてたとしくんにはご褒美あげなきゃね……」

 

言いながらさとりは自身の股間にディルドーを装着し、満遍なくローションを塗りたくっていく。そして夢中で腰を振るとしあきのアナルにディルドーの先端を宛がい……

 

――……!!!?あぁぁぁぁ!!!??

 

叩きつけるようにねじ込む。不意の一撃にとしあきは思わす動きを止め、悲鳴にも似た声を上げる

 

さとり「どうしたの?としあき…そんな声だして……。別にアナルは初めてじゃないでしょう?何度も何度も浣腸して排泄物を捻り出して、極太バイブで拡張してあげたじゃない。もう忘れちゃった?」

 

としあきのアナルに激しく注送しながらさとりは言う。「そうだけど、不意打ちなんて卑怯だ…」ととしあきは言いたかったが呻き声が上がるだけで上手く言葉にならない

 

さとり「感じてるの?感じてるのね、としあき!尻穴を犯されて感じてるのね!?この変態!言って御覧なさい!『私は尻穴を犯されて感じてしまう尻穴奴隷です』って」
――わ、私は……尻穴を…犯され、て……感じてしまう……尻穴…奴隷です……
さとり「ふん!本当に変態ね!この駄犬!!ホラ、腰が止まってるわよ!ちゃんとくるるちゃんも感じさせてあげなさい!」

 

パァン!と、さとりがとしあきの尻を叩く。としあきは慌てて腰を振るのを再開する。さとりも、としあきの動きに合わせるように腰を振り、合間合間にまた尻を引っ叩く

 

くるる「あぁぁ…!そ、そんなに…激しくされたら……わ、私…イッちゃう……イッちゃうのぉ!!!」
さとり「うふふ…イクのね…。イクのね、くるるちゃん……ホラとしあき!くるるちゃんをイカせてあげなさい!」
――は、はい…!

 

くるるととしあきが、更なる快楽を求めて互いに激しく動く。そして―――

 

くるる「ひあぁぁぁぁ!イク!イクぅ!……イッちゃうぅぅぅぅぅぅ!!!!」
――お、俺も……も、う………
くるる「ふあぁぁっ!あ!あぁ!あはああぁぁぁぁぁぁっ……!!!」
――うっく、あぁ、うぅ……!っ

 

同時に、絶頂に達した

 

――はぁ、はぁ、はぁ……
くるる「……はぁ……っ……あっ……」

 

荒い息のままペニスをくるるの膣内から引き抜くとしあき。引き抜いた途端、糸の切れた人形のようにへたり込むくるる。股間からは膣内に収まり切らなかった精液がコポっと音を立てて零れ落ちていた
二人の様子を見て、さとりもとしあきのアナルからディルドーを抜き、外す。そして脱力するとしあきを優しく抱きとめた

 

さとり「うふふ…キモチ良かった?としあき……」
――は……はい……
さとり「そう……でもね、私はまだ満足してないの…」
――……えっ……?

 

さとりのその言葉に振り向こうとしたとしあきは、そのまま床に倒され……同時にさとりがとしあきに跨った

 

――さ、さとりさん……?
さとり「さとり様、でしょう?駄犬」
――す、すみません!
さとり「ふん、まぁいいわ……。さっきも言った通り、私はまだ満足してないの。解るでしょう?」
――は…はい…
さとり「いい子ね。聞き分けのいい子は好き。……んっ……」

 

愛おしげにとしあきの頬を撫で、そっと口付けするとさとりは、所謂『マグロ』状態のとしあきの、一度射精したにも関わらずまだ怒張を保ったままのペニスに指を掛け、

 

さとり「…あっ……んんっ………!」

 

自身のヴァギナへ導き、深く腰を下ろした

 

さとり「…はぁ……入っ、た……。ふふ…さぁとしあき、今度はご主人様を満足させてみなさい……」

 
 
 

夜はまだ、終わらない……

 
 
 
 
 
 

――あー、太陽が黄色い…

 

あれから幾度と無く行為に及んだ
さとり様とくるるさんに代わる代わる奉仕し、あるいは求められた。四回から先は数えなかった。否、数える余裕なんて無かった
……自分、意外と絶倫だったんだなぁ、などとぼんやり考えていると、

 

???「ようとしあき!どうしたー!?何かすげーやつれてるぞ?」

 

肩をトン、と叩かれ声を掛けられた。声の主はちーすけだ

 

――あぁ、ちーの字か……おはよ
ちーすけ「何だ何だどうしたー?元気ねーぞ?」
――いやね、昨晩はお楽しみでしたね、とでも言うべきか…
ちーすけ「何だ女か?何時の間にニャンニャンするような彼女作ったんだ?」
――いや、彼女と言うか何と言うか……まぁ、その辺の事情は聞かないでくれ
ちーすけ「……?何だそれ?まぁいいけどさ。で、相手は誰だ?お前以外と女友達多いからなぁ……。天子ちゃんとか?」
――何でそこであんな破天荒娘が出て来るんだよ………俺にだって選ぶ権利はある
ちーすけ「それもそーか。…マジ誰よ?紹介しろって。レイプするから」
――するな!…それに、お前も知ってる娘だよ
ちーすけ「なにぃ?マジで誰だぁ!?」

 

大げさに驚くちーすけ。その時、携帯の着信音が鳴り響く。これは…俺の携帯だ
だが俺はその着信に応じない。この着信音はメールの物で、相手も誰か解ってるからだ。着信音は数回ループした後自然に止まる

 

ちーすけ「出なくていいのか?」
――あぁ…これメールだし。それに……多分、用件は決まってる
ちーすけ「ふぅん……。ソーシソーアイってヤツ?」
――そんなんじゃないさ……

 

自嘲気味に笑って、少しだけ歩みを速める。ちーすけもそれ以上聞いても意味がないと悟ったのか、この件を更に追求することは無かった
察しのいい友人を持って幸せだ。メールは後で確認すればいい。…まぁ多分何時ものように「おいで」と一言綴られているだけだろう……
わが主様は、ペットを呼び出すのにあれこれ飾った言葉は使わない

 

――(………全く、俺Mっ気は無いと思ってたんだけどなぁ)
ちーすけ「んー?何か言ったか?」
――いや、何も
ちーすけ「そーか」

 

ならば別にいいと言わんばかりにまた並んで歩くちーすけ

 

今日もまた、一日が始まる……