少年A「や~い!悔しかったらここまでおいで~!」
少年達「あははははははは…」
いつもの「どうして…どうしてみんないじめるの…?私何か悪い事したの…?」
皆は私をからかい、悪口を言い、悪戯をする
なんで…?どうして…?
――――――――――――
ざばあああぁぁぁぁぁ…
私は突然後ろから水を掛けられた
少女「あははははっ水も滴るいい女ってこの事かしら?」
少年「言えてるぜ!あはははははっ」
いつもの「…」
??「こらぁぁぁぁぁぁ!」
少年達「やべ、先生だ!逃げろ!」
先生「全く…いつものさん、大丈夫?皆ひどい事するわね…」
いつもの「あ…あの…」
先生「ん?どうしたの?」
いつもの「あの…ありがとう…ございます…」
先生「いいのよ。人として当然の事をしただけだから」
――――――――――――――
私は家に帰ろうと、上履きを靴に履き替える
が――
いつもの「痛っ!」
靴の中には画鋲が貼られていた
私は泣きながら先生の所へと向かう
先生「またあの子達…本当どうしてこんな事をするのかしら…ほら、泣かないで。可愛い顔が台無しよ」
いつもの「私…もうやだ…学校なんて…来たくない…」
先生「そうね…どうしてもダメだったら、無理しなくてもいいわ。
でも、私は出来るだけ頑張って学校に来て欲しいの。
逃げてしまうのは簡単だけど、そうすると逃げ癖が付いてしまうわ。
だから、やれるところまではやって、それでもダメだったら違う方法を考えましょう
私はいつでもあなたの味方だからね」
いつもの「…うん…もう少しだけ…頑張ってみる…」
―――――――――――――
その日もいつもの様に学校に来た
いつもの様に校門の所で先生が待っていてくれる
先生と一緒に下駄箱へと向かう
が、校舎へと近づいたその時――
先生「危ない!」
先生がどんっと私の体を押し出す
その直後――
ガシャンっ
一瞬何が起きたのかわからなかった
目の前には割れた花瓶にまみれて先生が倒れている
いつもの「……せん…せい…??」
返事はない
いつもの「せんせい…先生?…先生!?」
声を掛け体を揺さぶるが、やはり返事はない
いつもの「どうしよう…先生が…先生が…」
どうしていいのかわからない
ただ傍で先生の事を呼ぶしか出来なかった
その時――
先生「…いつもの…さん…」
いつもの「先生!?良かった!先生…」
先生「いつものさん…負けないで…私は…いつでも……………………」
いつもの「先生!?先生!!私負けないから…強くなるから…!だからしっかりして…!先生!!先生!!!」
――――――――――――
……
――「ん…う~ん…」
気が付くと私は自分の部屋にいた
朝日が眩しい
――「…そっか…夢だったのね…」
不意に涙が溢れてきた
――「…先生…私は頑張ってますよ…一人でも不幸な子を出さないために…そして先生との約束を守るために…」
少し思いに耽った後、私は涙を拭う
――「さぁ、今日も一日頑張りましょう」
そう、今は亡き恩師との約束を守り続けるために
終わり