ss80168

Last-modified: 2009-05-01 (金) 07:45:23

握手先生が女になって数日が経ったある日―
 
山札「握手先生お疲れ様です。 …どうですか、女性の身体には慣れましたか?」
握手「あぁ、山札先生。 どうにも勝手が違う事が多くて…今すぐ戻れるんなら戻りたいもんです。」
山札「ふふふ…災難だったでしょうが、これも貴重な体験でしょう。 
   くるるも頑張っているようだし、時が来るまでいっそ楽しんでみては?」
握手「はぁ…」
山札「ところで、差し当たって困っていることはあります?
   生徒には言いにくいこともあるでしょう…」
握手「いえ、特には。 着る物に関してもジャージがありますし。
   …強いて言えばうちの部のにんっ君が何か企んでいるらしいという事くらいですね。」
山札「…ま、まぁ、彼女は彼女なりに握手先生を励まそうとしてるんじゃないかと…多分。」
握手「言っちゃなんですが、あのにんっ君に限ってそんな…」
山札「…」
握手「…」
 
 
さらに数日後―
 
山札「ところで握手先生?」
握手「あーはい、なんでしょう?」
山札「服はジャージで間に合わせているようですが下着はお持ちではないでしょう?」
握手「え、えぇ…流石にその、心はまだ男なもので。」
山札「ふふ、そう思って…これ、良ければ使ってください。」
握手「…え!?」
山札「あぁ、ちなみに未使用です。 TVの影響で買ったはいいものの、結局穿かずじまいで。」
握手「そそ、そうなんですか!」
山札「そうなんです。」
握手「あー…あ、ありがたくちょうだいしますっ! どどどうもごしんせつにっ!」
 
 
翌日―
 
握手(山札先生からプレゼントだと浮かれてしまった…まさか中身がこんなものだとは…)
  「トランクス全部洗濯中だしなぁ…うぅむ…」
にん「せんせー! ナニ悩んでるんですかー? それっ!!」
握手「あぁ、にんっ君か…ん、どうかしたか?」
にん「…先生」
握手「なんだ?」
にん「先生もなかなか…可愛いの持ってるじゃないですか」
握手「っ!!!!?!!?!?!!!?」
なべ「またもやスクープなの。 明日の一面はこれできまりなの。」
握手「な、なべ君? 君は今何を…」
なべ「悪いけどこれ、部活なのよねなの。 であえー、であえー。」
握手「待ってぇぇぇぇぇ!! それだけは、それだけはぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 
 
次の日の朝、新聞の一面に握手先生の女性用ふんどしを穿いた姿が掲載されていたのだった。
 
おしまい。