ss82249

Last-modified: 2009-07-05 (日) 13:26:57
 
 

1.

 

???「おぉ、オレオではないか。久しいのぅ」
オレオ「……!?だ、誰です……?」

廊下を歩いていたらいきなりダンボールに話しかけられてマジビビル俺
ダンボールに知り合いは居ないんですか…

???「ワシじゃよ。PNGじゃ」
オレオ「……へっ?あぁ…何だ老師か……。何ですか…?その格好……」
PNG「これはじゃの……今ボディをメンテ中でな。仕方なく旧式ボディにメモリーデータを移して活動しておるのじゃ」
オレオ「そーなのかー」

旧式……旧式ねぇ……
てかこのダンボールに四肢が付いたとしか思えないボディから美少女デザインのボディとか、どんな技術革新が……?

???「あれー?老師。何で旧型ボディなんですか?メンテ?」
PNG「…むっ…?おぉ、ふまれか。そうなんじゃよ。メンテ中じゃ」
オレオ「オィッス、ふまれさん」
ふまれ「あぁ、オレオも一緒なんだ。そういえばオレオは初めてなんじゃない?老師の旧型ボディ見るの」
オレオ「……正直、知らない方が良かった……」
ふまれ「でしょうね」
PNG「なんじゃお主ら……言いたい放題言いおって……」
オレオ「……うっ、すみません……」
PNG「まぁよいわ。そろそろメンテも終わる頃じゃろうし……またの、二人とも」

そう言ってダンボール……もとい老師は去っていった
……やっぱりシュールな絵面だ……

ふまれ「ねぇオレオ、私達も行かない?」
オレオ「……何処へ……?」
ふまれ「…この流れでそれを聞く…?まぁ、オレオらしいけどさ……。ラボよ、ラボ。くるるさんの」
オレオ「くるるさんの?」
ふまれ「そう、正直興味あるのよねー。一体どんな研究してるのか…」
オレオ「はぁ」

含み笑いをしながら言うふまれさん。世間一般では、それを死亡フラグって言うんですよ?
とはいえ俺も興味があるのは確か
好奇心は猫をも殺すらしいが……さて、鬼が出るか蛇が出るか……

 
 

2.

 

PNG「何じゃお主ら、付いてきたのか」
ふまれ「まぁまぁ、いいじゃないですか。邪魔はしませんよ」
オレオ「そうそう。……ところでこの森、こんな抜け道があったんだなぁ……」

老師が向かおうとしていたのは科研部の別荘だった
そして今、トラップだらけの森ではなく、ふまれさんと老師が示した抜け道を通っている
……以前、巫女巫女先輩と一緒に数々のトラップを強引に潜り抜けて別荘まで行ったのがアホらしくなってきた

ふまれ「あれ?オレオ知らなかったの?」
オレオ「いえ、全然」
PNG「くるるのことじゃ、さとりに近づきそうな男にこの抜け道を教えるハズも無いじゃろう」
ふまれ「くるるさん、さとりん命だからねー」
オレオ「……まぁ、嫌われることはあっても好かれるようなことはしてないしなぁ…」

巫女巫女先輩との一件で顔覚えられたから、過剰に敵視されていてもおかしくないんだよな、俺の場合
……やべ、来ない方が良かったかな…?
なんて思いながら歩いている内に目的地である科研部別荘へと辿り着いた

ふまれ「くるるさんは中かしら?」
PNG「そのようじゃの」
オレオ「……うーん、俺入っても大丈夫かな……?」
ふまれ「別に今日は何かした訳じゃないんだし、いいでしょ。ホラ、行くわよ」
オレオ「お、おう!」

恐る恐る中へと入る俺。…とはいえ、別荘の中にまで罠の類は無いのだが
そのまま老師とふまれさんに導かれるまま地下室へ。てか地下室まであるのか、ここ……
長い階段を下って行った先にあったのは、まさしく「研究所」とでも言うべき場所
薬品棚にはいくつものホルマリン漬けの瓶が並んでいたり、蛸足配線なんてレベルじゃない程様々なケーブルが床を埋め尽くしている
…というか学生でありながらこんな研究施設持っちゃうくるるさんも色々謎が多いよなぁ…

PNG「おぉーい、くるるや。メンテの方は終わったかのぅ?」
くるる「……んー?……あぁ、老師。ちょうど良かった。ついさっき終わったところです」
PNG「いつもすまんのぅ」
くるる「いえいえ、私は日々の研究を形にしてるだけですから。……ん?」

老師と談笑し合うくるるさんが、不意に俺を見て露骨に眉を顰めた。畜生、予想通りすぎる反応だ…

くるる「……オレオ……だっけ?キミにここへ立ち入る許可をあげた覚えは無いんだけど…?」

うわ、睨んでる。めっちゃ睨んでる。やっぱ来なきゃ良かったかも……

オレオ「……きょ、今日は別にさとりさんに何かする気は無いですから……」
くるる「当たり前よ。さとりんに何かしたら八つ裂きにして死ぬまでモルモットよ。…てかさとりんのこと気安く呼ぶんじゃないわよ!」
ふまれ「ま、まぁまぁくるるさん……連れてきたのは私ですから、何かあった時は私が責任を持って粛清しますから……」
オレオ「うぅ……ふまれさんまで……。大体あの時は巫女巫女先輩が……」
???「誰ー?お客さん?」

くるるさんとふまれさんの嫌味攻撃の最中、奥の部屋から一人の女生徒が出てくる
……彼女は……確かnavi先輩だっけか。ダンレボが趣味の

PNG「おぉnavi、お主も来ておったか」
navi「あ、老師。メンテ終わってるよー。ゆっくりフランちゃんも手伝ってくれたから、以外と早く終わったわ」
PNG「ゆフランも来ておるのか?」
navi「もう帰っちゃったけどね。さ、早くどうぞー。いいでしょ?くるるさん」
くるる「……えっ…?あ、うん。後はメモリーデータを移すだけだから」
PNG「では手早く済ませようかのぅ」

そう言ってnavi先輩と共に奥の部屋へと入っていく老師
くるるさんも、俺なんかに構っていられないとばかりに踵を返し、ふまれさんと俺はそれに続いていく
奥の部屋には、椅子に座ってぐったりとした女性の体に、何本ものケーブルが繋がれていた
首が下方向に向かって「く」の字に折れ曲がり、中の機械がむき出しになっている
…改めて老師がロボットであることを思い知った

くるる「じゃあ老師、そっちの椅子にどうぞ」
PNG「うむ」

くるるさんに促され、美少女ボディと隣り合わせの椅子に座る老師
…椅子に座るダンボール……シュールすぎる
そしていくつかのケーブルをダンボー……旧型ボディに付けていくくるるさん
繋ぎ終えると、今度はケーブルの先にある妙な装置を操作する。うーん、何してるのかさっぱりだ

さとり「お茶でもどうぞ」

ぼけーっとくるるさんの作業を見ていると、さとりさんがニッコリ微笑んでお茶を差し出してくれた
うん、癒される笑顔だ。何かくるるさんの方からすごい殺気を感じるけど、気のせいだろう
お茶を飲みながら待つこと数分。ブオーンと駆動音を響かせて例の装置が動き始めた
上部の液晶パネルに「作業中」の文字と後何%という数字が浮かび上がる
液晶パネルの数字が100%になったところで「COMPLETE」の文字が表示される。どうやらデータ移植作業は終わったようだ

くるる「お疲れ様老師。無事終了しましたよ」
PNG「…そのようじゃの……よっ…」

作業終了の報を聞いた老師が立ち上がり、太極拳のような滑らかな動きを披露する
勿論、あのダンボールボディではなく美少女ボディで

PNG「うむ、何だか体が軽いわい。流石くるる。よい仕事をするのぅ」
くるる「恐縮です」
PNG「ふふふ…これで後10年は戦えそうじゃ………むっ!?」
くるる「どうしました?」
PNG「い、いや……エネルギー残量が……むぅ……」
くるる「あーしまった……灯油補充するの忘れてました……。さとりーん、予備の灯油ってまだあった?」
さとり「もう残ってるのは無いよー?」
くるる「あちゃー……どうしよ……?」
PNG「……案ずることは無い。こんな時のために、あの機能を付けたのじゃろう?」
くるる「………あー、アレですか……。まぁ、幸いちょうどいい男子が居ますしね…」

そう言ってチラッと俺に目配せするくるるさん。一体何です?

くるる「という訳でオレオ、協力してくれる?」
オレオ「……な、何をでしょうか…?」
PNG「実はの、何らかの事情で灯油をすぐに補給出来ない場合の救済措置として、精液をエネルギーに変える機能を取り付けたのじゃ」
オレオ「はぁ……精液………って、精液ぃ!!?」
PNG「うむ。……あー、単に搾取するだけではないから安心せい。にんっじんっの性技データをインプット済みじゃからのぅ」
オレオ「そ、それって……?」
PNG「…つまり……こういうことじゃ!」

言いながらいきなり俺を押し倒し、ズボンとパンツをずり下ろす老師

オレオ「えっ……ちょ!?……はぅ!」
PNG「ふふ……楽にせい……気持ちよーくしてやるからのぅ………んっ……んぷっ……んんっ……」

問答無用で俺のペニスを弄び、フェラチオを開始する老師
……こ、これが……くるるん脅威のメカニズムだと言うのか!?き、気持ちいい……ぶっちゃけ生の口内の感触となんら変わらないぞ?

くるる「じゃあ私達は今の内に灯油調達してこようか?」
さとり「…そうね、お邪魔しちゃ悪いものね…」
navi「も、もう老師ったら……こんなところで……」
ふまれ「良かったね、オレオ。また一つ大人の階段上れるわよ」
オレオ「……ちょ!見てないで助け………おふぅ…!」

性交に興じる俺達を尻目に、くるるさん達はさっさと部屋を退室してしまう。は、薄情者どもめ……

PNG「……んんっ……もうこんなにビンビンではないか……。これなら大丈夫そうじゃのぅ…」

そう言って老師は俺に跨り、女性器をペニスにあてがい、そのまま腰を下ろしていく

PNG「……んっ…くっ……ふふ……入ったぞ…?では、精液を提供してもらおうかのぅ……」

根元までずっぽりと繋がるのを確認して、そのまま腰を動かす老師
……何この……蠢く肉壁、締め付ける膣内……マジで本物……?ホントにロボットかよ……?

オレオ「……うっ……あっ……あぁ………」
PNG「……は…ぁ……オレオも遠慮せず突き上げてよい…ぞ?ワシも……その方が……いいからの……」
オレオ「うぅ……分かりました……」

老師に促され、腰を突き上げ始める俺
……ちなみにくるるさん達が戻ってくるまでに、俺は精液を三回程搾取されましたとさ……

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

※ちょっとしたおまけ

 

navi「く、くるるさん……あんな機能、何時付けたんですか……?」
くるる「えっ……?私は老師の要望に応えただけですよ?」
navi「だ、だからってあんな……」
ふまれ「というかにんっさんの性技データとか、どうやって取ったんですか……?」
くるる「にんっさんに協力を申し出たら、喜んで協力してくれたよ?実演付きで。ちなみにとしあきに犠牲になってもらいました」
ふまれ「………くるるさんって、意外と外道よね……」

 
 
 
 

終われ