<諸注意>
・ss79560の続編というか後日談というか
・やっぱりとしあきは出てきません。百合好きでごめんね!
・side さとり、くるるになって出てくる「―」はどちらかの思考です。
主にside さとりならさとりの、side くるるならくるるの思考となっています。
・読みにくかったらごめんなさい。
では本編
1. prologue
くるる「さとりーん!」
さとり「…ぅ、ん…?ぁ…おはよう、くるるちゃん」
ここは私たちの別荘
周りからは通称風雲くるる城と呼ばれているところだ。
建物自体は大したことない、ただの平屋である。
しかしここにたどり着くためには数々のトラップを超えないといけない(一部の人のみ裏道の存在が知られている)
しかもその罠の危険度は高く、時に命すら危ぶまれるものすらある。
ゆえに付いた名が"城"というわけだ。
くるる「ん、おはよっ、でさでさ、これ見てくれない?」
さとり「うん?これは…温泉?」
くるる「うん!安くていいところ見つけたの!明日から連休だし行かない?」
さとり「行く行くー!」
くるる「そ、それでさ…、その…せっかくだから新しいの買いに行かない…?」
一瞬の間があったが、彼女はすぐにその意味を理解した
さとり「いつものところね…?」
くるる「うん…」
かくして二人は"いつもの"場所にやってきた。
――玩具店、いわゆる大人のオモチャ屋だ
店員も明らかに未成年かつ同性である彼女たちに戸惑っていたようだが
今では一、お得意様として扱っている。
(当初はお断りしようとしたらしいが、そのべたつきっぷりに言い出せなかったらしい)
???「あれー?さとりさんとくるるさん?」
くるさと「―!?」
びくっとのけぞる二人をよそに近づいてくる少女
彼女もまた、このお店のお得意様の…
くるる「…にんっさん…?どうしてここに…?」
にん「どうしてって…それはここがどういう場所だかわかっての発言?」
くるる「ですよね…さすがです」
にん「ちょっと!何、その憐れむような視線は!それに、あなた達だってここに何をしにきたわけ?」
くるる「う…それは…その…ちょっと…ね、さとりん?」
さとり「うん…ちょっと…」
二人の薬指に光る指輪(前ss参照)
それを見た淫乱…失礼、にんっじんっは全てを悟った
にん「ふぅん…あなた達、怪しいとは思っていたけどそういうカンケイなんだ?」
くるさと「なっ!」
にん「図星のようね~♪しかしまぁ、これが表ざたになったらファンが泣くわよ?」
くるさと「…ふぁん?」
にん「あら、知らない?二人ともファンクラブあるのよ?しかも結構大きいの」
くるる「ま、まさかぁ」
さとり「私に限ってそんなのことは…」
にん「嘘だと思うなら調べてみなさいな。ま、バレないように仲良くしなさいね~」
そう言うと、にんっじんっはひらひらと手を振りつつ店を後にした
にん「いやしかし、丼もそれはそれでいいような…うふふふふふ」
くるる「今なんか聞こえなかった…?」
さとり「…聞かなかったことにしよっか…」
くるる「そうだね…」
2. side くるる
くるる「んー、結構お金使っちゃったなー」
くるる「でも明日は…ふふ…っていけない!明日のプラン立てなきゃ!」
急いで布団の上においてある○るぶやらじゃ○んをめくる作業に移る
昨日は見ながら寝てしまったので今決めるしかない
―ちょっと集中しようかな…
そう思い、携帯のある機能をONにし、無造作に"布団の上"に放った。
ある機能といっても、ただの着信サイレントなのだが、普通と少しだけ違う
さとりからの電話の時のみ自動通話となっているのであちらが呼びかければ気づくという寸法だ。
普段から研究のために論文を読む機会が多いので使っている機能
いつもなら机なのですぐ横に携帯があるのだが…
3. side さとり
さとり「ふぅ…」
あれから気を取り直してあれこれと品定めをしていたらいつのまにか日も暮れていた。
そしてやっと帰宅し、一息ついたところである。
さとり「明日はあれをくるるちゃんに…うふふふ…」
―ここだけ見ると絶対危ない人に見えるだろうな…
自分でもそう思いつつ、しかし顔がにやけてしまう
今までも何回か二人だけの旅行はしたことがあった。
けど、今回はこのカンケイになってから初めての旅行である。
楽しみでないはずがない。
―そういえば…にんっさんが言ってた…
さとり「ふぁん…くらぶ?」
手元のPCの電源を入れ、確認してみる
さとり「本当にあった…しかも結構居るんだ…」
予想のはるか上を行く会員数に驚きを隠せなかった。
試しに会員の掲示板を覗いてみることにする
会員No,0013「今日さとり様の寝顔見ちゃった!」
会員No,0248「まじで!!写メは!?」
会員No,0013「撮った。けど見せない」
会員No,0119「おい!見せろよ!」
―…不毛な争いね…もう少し見てみようかしら…
会員No,0005「さとりんレイプしたい」
さとり「…」
無言でブラウザを閉じた。
きっとあの人だ…
これはもう本気で警戒しないといけないかもしれない
さとり「くるるちゃんの方はどうなのかな」
同じく掲示板を覗く
ぱっと見さきほどと同じような感じだ
そう考えると結構日常から見られてるんだなと思った
そんな中で、ひときわレス数の多いものが…
会員No,0021「くるるんレイプしたいわー」
会員No,0210「オレアナルね」
会員No,0022「じゃあオレ口かな」
会員No,0307「お前らバカだな、あの艶やかな髪でしごくとか最高だろ」
さとり「私なんかより…もっと酷い…」
私のはレスがないだけマシだったかもしれない
賛同者がこれだけいるといつか本当に襲われてしまうのではないかと不安になってきた
さとり「…強くならないと…」
せめて自分の身を守れる程度には
ここでふと、明日の待ち合わせ場所や時間、宿代などまったく聞いてないことに気がついた
さとり「くるるちゃんって、そういうところが抜けてるのよね…」
そういうところがまた可愛い
苦笑しつつ、電話をかけることにした
さとり「…出ない。お風呂かなぁ」
コール音は続き、もう切ろうかというところで繋がった
さとり「あ、もしもしくるるちゃん?…くーるーるーちゃーん?」
………反応がない
やっぱりお風呂なのだろうか
―けどこの機能を使ってるってことは何かしてるってことだからそれはないと思うんだけど…
確信があった
くるるは一度集中モードに入ると、それが終わるか、区切りのいいところまで行かない限りぶっ続けで作業するからである
区切りがついた時は、サイレントを切っているはずなのだ
耳を澄ましてみる
もし寝てたら明日の朝にでも聞けばいい。そう思っていた。
…だが実際は違った
くるる「ぁ…んぅっ…」
さとり「!?」
聞こえてきた声はいつもの声と違った
そう…あの時の声…
くるる「んっ…はぁ…私…あっ…何やってる…んだろ…くぅっ…」
さとり「…」
くるる「はっ…やぁん…く、予定…きめな…あっ…いと…」
頭ではわかっていても身体がそれを許さなかった
くるる「ふぁ…ら…めぇ…止まらないよぉ…さとりぃん…」
さとり「!」
いくら親しい仲とはいえ、イケナイところを覗いてる気がしてならなかった
でも、切れない…
私のことを思ってシテくれてるんだと思うと、ちょっと恥ずかしい
―けど、嬉しいな…
くるる「あっ…んっ…んぅ…!」
物思いに耽っている間にくるるちゃんの自慰行為は確実にクライマックスへと昇っていた
―でも
くるる「くっ…ひゃっ!あっんっ!」
― 一人で先にイっちゃうなんでダメだよ?くるるちゃん?
普段大声なんて絶対に出さない
否、出せない
それでも渾身の力で叫んだ
さとり「くるるちゃん!!」
くるる「ひぃやぁぁ!!」
すごい間抜けな声が聞こえてきました
…可愛い
いけない、そうじゃない私、しっかりしなさい
さとり「もー!明日の連絡とか何にもないから心配したじゃない!」
くるる「あぅ…あぅ…あの、えっと、ぁーごめんっ」
いきなり呼ばれたせいでかなり頭が混乱しているようだ
とにかく落ち着くのを待ってから再度聞くことにした
さとり「それで、明日は何時にどこにいればいいかな?」
くるる「…うん、えと、私がさとりんの家に行くから待っててくれないかな?時間は…9時でいい?」
さとり「うん」
くるる「わかった。あと宿代だけど――」
全てを話し終えるのに15分ほどかかった
さとり「うん、わかった!それじゃ明日9時ねっ」
くるる「うん!…あと、聞いてた…?」
ぽそっと独り言のようにくるるちゃんは訪ねてきた
もちろん、聞いてました
とは言いにくい…
さとり「ん?なんのこと?」
くるる「あ…いやわからないならいいの!ごめんね、変なこと聞いて」
さとり「んーん、いいよ。それじゃ明日早いから今日はもう寝ましょうか」
くるる「そだね~おやすみさとりん」
さとり「おやすみくるるちゃん。本とか読まないで、"何もしないで"寝るのよー?」
くるる「は~い」
さとり「うふふ、わかればよろしい。それじゃおやすみっ」
4. epilogue
くるる「おっはよ~!」
さとり「おはよ~」
くるる「晴れてよかったね~」
さとり「ねっ、いいお天気…」
くるる「それじゃ、いきますか!まずはここまで行って――」
今日のプランを一通り話し終え、二人は出発した
昨日の話は、していない
しなくてもいい、今日も夜は来るのだから…
――あれ、ちゃんと忘れずに持ってきた?
――うんっ…
通話時間[00:53:12]
<あとがき>
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は、さとりんとの情事を妄想してしまい、我慢しきれなくなるくるるんを書いてみました。
もうこれでしばらくはさとくるはかかないかと。次のネタは一応出てるので暇があったら書きたいですね。
あと、通話時間の内訳として、15分説明、15分だべり+α、残りがさとりんがくるるんのオナニーを聞いてた時間です
携帯も布団の上にあったので、さとりんの声は布団で遮断されて聞こえなかったということになってます。
わかりづらいですよね。表現下手ですいません…
次あたり普通のssでも書こうかな
2009/5/26
<過去作品>
ss79560