――「なぁ、みんな心に残ってる映画とか何かある?」
ちろ「映画?そうね、アルマゲドンとかかな」
鮭「俺はやっぱジョーズだな」
のま「やっぱり酔拳かにゃー」
納豆「私はタイタニックかな。あの船の先頭で両手広げてるシーンとか、憧れるわねー」
淫乱「じゃやってみたら?」
納豆「え…?やるって…」
淫乱「ここでやってみたらいいじゃないの」
納豆「急にそんなこと言われても…」
ちー「ほらほら、遠慮すんなよ」
淫乱「別に減るもんじゃないでしょ」
納豆「うーん…それじゃ、としあきくん、ちょっとやってもらっていいかな」
――「マジか。てか何故俺」
納豆「だって、としあきくんが一番変なことしそうにないし」
ちー「あ、そりゃそうだな」
――「なるほどねぇ」
のま「いけーいけー」
鮭「まぶたに焼き付けて置かないとな」
納豆「な、なんだか凄く恥ずかしいんだけど…」
淫乱「ほらほら、早く」
納豆「う、うん」
後ろを向いて手を広げる納豆
ちー(なぁ、としあき、ちょっと代わってもらっていいか?)
――(代わってどうするんだ?)
ちー(ちょっとしたドッキリだよ、ドッキリ)
――(…まぁいいか)
ちー(さんきゅ!)
みんなにそれとなく伝えながら納豆に近寄るちーすけ
そして納豆の体に手を回し…
……もみもみもみもみ
まぁ予想はしてたけど
納豆「ひぁっ!?としあきくん!?」
びっくりして声を上げながら振り返る納豆
ちー「じゃ~ん、俺でした~」
納豆「え!?な、ちーすけくん!?なんで…え!?」
すっかりパニック状態になってしまった
ちー「下の方も触った方が良かったか?」
納豆「そんなわけないでしょ!」
淫乱「しかし可愛い声してたねぇ」
鮭「アレに反応しない男は居ないな」
納豆「今はそんなの関係なくて!ていうか何でとしあきくんじゃないの!?」
――「それはほら、アレだ」
ちー「ドッキリ大成功ってやつだな」
のま「大成功だにゃー」
納豆「どっきり…?」
――「そう言う事」
納豆「そ、そう…」
納豆さんも何とか落ち着いた様子
ちー「ま、そう言う事だ。悪かったな」
納豆「本当そういうのはもう止めてよね」
ちー「是非またやりたいもんだ」
――「冗談に聞こえない所がさすがだ」
淫乱「カリスマってやつよね」
きーんこーんかーんこーん
鮭「おっと、授業が始まるな」
ちー「早く行かないと怒られるぞ」
――「そうだ、次の授業いつもの先生だったな。遅れたらまた白黒付けられるしな」
みんな急いで教室に戻っていく
納豆(…はぁ…どうせならとしあきくんにやってもらいたかったな…)