※このSSには読んで不快感を感じる表現が若干含まれています。そういうの、ナシで。という方は読まれない方が精神衛生上良いかと思われます
※一部過去に書いたSSの設定を継承している箇所がありますが、過去作を読んでいなくても問題無いと思われます。気になる方はss93635を読んでね!
※何となく過剰な表現がありますが、ホスメモはフィクションです
以下本編。ゆっくり読んでいってね!
1.
……あの夜、あの悪魔を召喚してからことあるごとに体が疼く……
時々、ふと意識を失うことがあるような気がする
今もそうだ。子宮の奥辺りが熱くなって、全身を淫らな欲求が駆け巡る
圧殺「―――で―――が―――なって……って、くたくたさん…聞いてる?」
ふと、圧殺さんが私の顔を覗き込む。ハッとなって顔を上げると、心配そうに顔を曇らせるちろさんの姿もあった
ちろ「…大丈夫?くたちゃん。顔色悪いよ?」
くたくた「えっ…あっ……だ、大丈夫……。ごめんなさい、圧殺さん。ボーっとして聞いてなかった……」
圧殺「えー!また一から説明するの嫌よー?……まぁ、具合悪いなら……仕方ないけどさ……」
眉をしかめ、口を尖らせながら圧殺さんはそう言う。が、本気で怒っている訳では無いようで、少し安心した
ちろ「具合悪いなら69先生に診てもらったら?」
くたくた「……ホントに……大丈夫だから……心配しないで……というか具合が悪い訳じゃないの……」
圧殺「そうなの?何か悩み事とか?」
ちろ「私達で良かったら、相談に乗るよ?」
くたくた「え……あっ……えーと……」
…ど、どうしよう……まさか「体の疼きを鎮めて欲しい」とか、にんっさんや淫乱さんみたいなことも言えないし……
くたくた「あ、あのね……最近、夢を見るの……」
圧殺「ほう」
ちろ「夢とな。何何、どんな夢?怖い夢とか?」
くたくた「え、っと……その……エッチな夢……?」
……あながち間違いでも無い気がするけど……咄嗟に出たフレーズがこれか
…そこの二人、ニヤニヤするな!
圧殺「ふぅん…くたくたさんが、ねぇ…」
ちろ「淫夢と来ましたかー」
くたくた「な、何よ……イケナイの……?」
ちろ「いけないってことは無いけど……淫夢って確か欲求不満の表れとかだったような……」
くたくた「……なっ……!?」
圧殺「つまりくたくたさんは欲求不満、と……」
くたくた「…ち、違っ……!」
…な、なんということだろう……
そりゃまぁアレは白昼夢みたいなものだけど…面と向かって欲求不満なんですね分かります、みたいな顔されるのは流石に腹立たしい
ちろ「まぁ体調面でも、精神面でも、69先生に診てもらった方が手っ取り早いわね。69先生、カウンセリングもやってるし」
圧殺「あんまりアテにならないけどね」
くたくた「……もう……二人とも……」
二人がケタケタと笑う。呆れてつい頭を抱えてしまうが、体の疼きは収まった気がする
圧殺「まぁ、今日のところはお開きにしましょうか」
ちろ「そうね。じゃあまたね、くたちゃん」
くたくた「…うん。また……来世……」
理化準備室を後にする二人を見送って、私も今日のところは帰路につくことにした
―――筈だった
くたくた「……あ、れ……?何で……私……」
気付けば私は部活棟の方へと来ていた。校門とは全くの逆方向である
くたくた「……やだ……こんな夢遊病患者みたいじゃない……疲れてるのかな……?私…」
どうやら自分で思っているよりも症状は深刻なようだ……
やはり恥も外聞も捨てて69先生に相談してみようか…。話を聞けば、睡眠薬くらいは処方してくれるだろう
くたくた「……全く……夢も希望も、ってヤツね……」
頭を掻き毟りながら一つ溜息を吐き、改めて保健室へと歩を進めることにする。……69先生、まだ居るかな…?
???「…あっ……あっ……ン……あっ……あん……」
くたくた「…!?」
校舎に向けて踵を返したところで、突然響くややくぐもった声に私は振り返る
???「んっ……あっ…は…ぁん……あっ、あっ……」
くたくた「(……これ……喘ぎ声……?何で……)」
息を潜め、気配を消して嬌声が響く方へと近付く。…どうやら目の前の草場の影に声の主が居るようだ
…別に誰が何処で何をしようと私には関係無いので無視すればいいのだが、その時は何故かその声の正体を突き止めなければならない気がした
気付かれないようそっと覗き込む。そこに居たのは、四つん這いになって艶かしく尻を突き出しながら性器を弄るイトミさんの姿があった
くたくた「(……!?い、イトミ…さん……?)」
驚きの余り声を上げそうになるのを、咄嗟に手で口元を覆うことで防ぐ
そんな私に気付かぬまま、イトミさんは指で激しく性器をかき回し、積極的に快感を貪っていた
イトミ「あっ…あぁん…!だ…め……なのにぃ……指……止まらないよぉぉぉ……」
快楽に酔いしれるイトミさんの指は止まらない。じゅぷじゅぷと卑猥な水音が辺りに響き、涎でも垂らすように愛液が流れ落ちる
……これは……とんでもないものを見てしまった……。幸い周囲に私以外の人は居ないようだが、こんなところを男子生徒にでも見られようものならレイパーで無くても即レイプしたくなるというものだ
止めるべきだろうか…?いや、しかし彼女の人としての尊厳とかそういうものを守るためにもこのまま見なかったことにして立ち去った方が……むぅ……
くたくた「(……うん、見なかったことにしよう。誰だって知られたくないのこと一つや二つあるでしょうし……)」
結局私は「何も見なかった」ことにした。…そうと決まれば長居は無用だ。そっとその場を立ち去ろうとした、その時だった…
ぱきり、と私の足元で小さな音が鳴ったちらりと目配せすると、小枝を踏んでしまったようだった
くたくた「(…!?こ、こんな時に…!?)」
ほんの些細な、それこそ風に揺れる木々のざわめきに掻き消されそうな小さな音。だが……
イトミ「……だ、誰……?誰かそこに居るの……?」
彼女の意識を、平常に戻すには十分すぎるものだったようだ
…これは……下手に逃げるよりも素直に弁明なり何なりした方がいいだろう…。そう考えて、恐る恐る彼女の前に姿を現す
イトミ「……く、くたくたさん……?」
くたくた「……ごめん、覗くつもりは無かったんだけど……その……」
イトミ「あ…あの……これは……その……えぇと……」
我に返ったイトミさんは顔を真っ赤に染めながら私と向き合う
しかし、お互いに言葉が続かない。覗くつもりが無かったと言っても覗いてしまったのは事実だし、イトミさんにしても弁解のしようも無いだろう
顔を見合わせながらも、沈黙が場を支配する
くたくた「……と、取り合えず……服、着たら……?」
目を逸らしながら、やっと捻り出した言葉がそれだった
2.
……最近、体がおかしい
体調が悪いとかそういうのではなく……何と言うか……所構わず発情してしまうとでも言うのか……
とにかく、何かにつけてはエッチな気分になってしまうのだ…
家に居る時ならばともかく、学校に居る間は本当に辛い。また今日も友人達にいらぬ心配をかけてしまったりもした
…きっと練習量が足りないんだ。邪念を振り払うために自主練をしようとした時、それは起こった
イトミ「あっ……や…だ……何……これぇ……」
普段以上の疼きが、体を襲った。まるでお漏らしでもするみたいに愛液が溢れ出て、体が火照り始める
足はガクガクと震え、立っているのもやっとの状態で、私は無意識の内に股間へと指を伸ばしていた
イトミ「(うぅ……ダメ……こん…な……)」
辛うじて残った理性を振り絞って、私は茂みの向こうへ隠れるように体を動かした
まともに自分を保てたのはそこまでで、後はひたすら体の疼きを鎮めるために指を性器に突き入れてかき回す
けれど、体の疼きは収まるどころか更に増していく。気持ちいい、もっと、もっと、と快楽を求めてしまう
……だが、その場にくたくたさんが現れたことで急速に私の意識は理性を取り戻した
くたくた「……あ、あの……そんなに落ち込まないで……。誰にも……言わないから……」
イトミ「……うぅ……ぐすっ……ホント……ですか……?」
くたくた「えぇ……私も……他人事じゃないしね……」
イトミ「えっ……?」
情けなく泣きじゃくり、力無くうな垂れる私にくたくたさんが神妙な顔付きで迫る
…聞けば、彼女もここ最近毎日のように体の淫らな疼きに悩まされているという
しかも……毎晩のように淫夢を見るのだ、と……
イトミ「わ、私もです!内容は…よく覚えてないですけど……すごく……エッチな夢だった、っていうのは覚えてて……」
くたくた「……貴女も……?妙な偶然ね……」
イトミ「そ、そうですね……」
くたくた「……調べてみた方が……いいかもね……」
イトミ「な、何を……ですか?」
くたくた「私達と同じようなことが起きてる人が他に居ないか、よ……」
イトミ「……は、はぁ……」
そう言ってくたくたさんは立ち上がり、「貴女も一緒に来る?」とだけ告げた
…何か心当たりでもあるのだろうか…?それは分からないけれど、そんなくたくたさんが妙に頼もしく見えて、私は彼女と行動を共にすることにした…
3.
…近頃どうも妙な相談が多い
いつもの先生とみやびん先生まで相談に来た時にはどうしたものかと思ったものだ。というか保健室は性相談の駆け込み寺ではないのだが…
そして……今もまた二人の女生徒が相談に訪れた。くたちゃんとイトミちゃんという、珍しい組み合わせだ
くたくた「――――と、いう訳なんですが……」
69「ふむ……また、か……」
彼女の話も今までの相談者達と大体同じ、体の疼きと淫夢だ
だが話を聞いた私の反応に、くたちゃんは食いつく
くたくた「また…って、私達の他にも同じ症状の人が…?」
69「…あぁ、居るね。君達と同じ内容の相談をされたよ」
イトミ「そ、その人達にはどういった対処を……?」
くたちゃんの横からひょっこりと興味津々といった顔でイトミちゃんが覗き込む
69「…正直何とも言えんからね……。取り合えず精神安定剤と睡眠薬を処方したさ」
くたくた「アテにならない対処ですね」
69「あんまりアテにされても困るねぇ。こちとらただの保険医だ」
イトミ「そんなぁ………」
余程期待されていたのか私の言葉にガックリと肩を落とすイトミちゃん
くたちゃんの方は「期待はしてなかった」と言わんばかりに小さな溜息をつく。なんて対照的な反応
くたくた「…じゃあその相談してきたって人、教えてもらえますか?一応話を聞きたいので…」
69「あぁ、そりゃ無理だ」
くたくた「何でですか?」
69「そりゃあね…内容が内容だし、あまり大っぴらにしないでほしいってお願いされてるのさ。あ、でも一人だけそういうの気にしないって子は居たなー」
くたくた「…誰ですか?」
69「ゆっくりフランちゃん」
くたくた「……分かりました、ありがとうございます。……イトミさん、行こ」
イトミ「あ…ま、待って~くたくたさーん。…し、失礼しましたー」
私から情報を聞き出したくたちゃんは、もう用は無いといった感じで足早に保健室を出て行く
そんなくたちゃんを、イトミちゃんが慌てて追いかける。忙しない子達だ。若さだねぇ
69「(しかしこうも立て続けに同じ症例に悩まされる人が出てくるとは……何か作為的…あるいは人為的なモノを感じるねぇ……
…まさかとは思うけど、婚約先生かぐるぐる先生辺りがスキマシステムで何かやってたり……いや、無いか。……まぁ、一応それとなく探りを入れてみるかな…)」
4.
緋想天学園大図書館。幻想世界と繋がっていてそこから絶えず何かしらの本が供給されているとまことしなやかに囁かれている不思議な図書館
眉唾モノの噂だが、時折私やNaviちゃん、老師ですら所在を知らない本がいつの間にか紛れ込んでいたりするので、一概にただの噂とは言い切れない
それはさて置き、この図書館の最奥には比較的開けたスペースがある
そこは実質私の読書スペースとなっており、私と同じ図書委員であるNaviちゃんや老師以外の人が訪れることはまず無い
だが、何事にも例外は存在するもので。ごく稀に此処を訪れる人も居る。大概私に用のある人だ
…そう、このくたくたさんとイトミさんのように……
くたくた「――――と、いう訳なの」
ゆフラン「……ふぅん……私の他にもアレに悩まされている人が居たのね……。しかも……内容までほぼ同じなんて、ね…」
イトミ「…他の69先生に相談に来たって人達も…同じような内容の夢なんでしょうか…?」
ゆフラン「それは判らないけど、その可能性は高いわね…」
二人が見た夢……何人もの男と性交を行うというその夢を、私もここ最近毎晩のように見る
偶然にしても、出来すぎている…
イトミ「ま、まさか誰かの陰謀……!?」
くたくた「……そんなことして、一体誰が得するのよ……」
イトミ「…ですよね……」
ゆフラン「もう少し夢の内容を整理してみましょう。共通するのは複数の男と性交することと、妙に生々しい感触……ってところかしら…?他に何か…皆で思い出してみましょう」
私の提案に二人は頷き、夢の中の記憶を辿り始める
二人に続き、私も同じように夢の内容を反芻し、記憶の糸を辿る。…だが記憶の中の情景は薄暗い闇の中、嬌声が響くばかりでそれ以外のことはおぼろげにしか思い出せない
イトミ「あっ…!そういえば……」
くたくた「…何か……思い出せた?」
イトミ「あの場所……何処かで見覚えがあるような気がして……」
くたくた「…もしかして、この学園の校舎じゃない?」
イトミ「……ッ!そ、そう!そうです!それです!」
イトミさんが電球でも灯ったかのような明るい顔でピッとくたくたさんを指指す。よく表情の変わる人だ
イトミ「アレ…?でもどうして…判ったんですか?」
くたくた「何となく見覚えがあったってだけ…。これじゃあ……確証には至らない……」
イトミ「…うっ……そ、そうですよね……。あーもういっそ婚約先生かぐるぐる先生辺りがスキマシステムを使ってどうのこうのとかだったら話が早いのに…」
イトミさんがガクリと肩を落とす。そう、断片的な情報ばかりではダメなのだ…
ゆフラン「……校舎……か……。そういえば最近旧校舎にまつわる妙な噂があるらしいわね…」
イトミ「えっ…?ど、どんな噂なんですか?」
私の話の内容にイトミさんが早速食い付く。見てて飽き無い人だ
ゆフラン「それが詳しいことは分からないの。…男子の間だけで広まってるってくらいしか…」
くたくた「…その話、私も聞いたことある……。細かい内容は私も知らないけれど…」
イトミ「……何だか……とっても怪しいですね……」
ゆフラン「……そうね……」
どう考えても怪しいのだが同時に眉唾物の噂でもある。単なる不良の溜まり場とかかもしれない
しばしの沈黙の後、くたくたさんが意を決した様子で顔を上げ、
くたくた「…探りを入れてみましょうか……?」
私達を一瞥して静かにそう言った
彼女の提案に、私とイトミさんはコクリと頷く。腹は決まったようだ
5.
旧校舎……。現在の特別カリキュラムが組まれる以前に使われていたというその建物は、科研部へと続く森林道より更に奥地に今もひっそりと残っているという
何故そんな旧時代(大袈裟)の遺物が今も尚残っているのかは分からない。何かで使うためなのか、単に忘れ去られているだけなのか……
ともあれ、私達は鬱蒼と聳え立つ旧校舎を見上げる。すでに日が傾いて、もうすぐ夜の帳が下りてきそうな時刻のため、古びた校舎は得体の知れない不気味さを醸し出している
イトミ「……い、如何にも何か出そうな雰囲気ですね……」
旧校舎を眼前に捉えたイトミちゃんが少し萎縮してそう呟く
くたくた「…怖いなら……帰ってもいいのよ?」
イトミ「い、いえ!そんな!怖いだなんて……。た、確かに怖いですが、乗りかかった船です!私も行きますよ!」
ゆフラン「頼もしい限りね。じゃあイトミさんが先頭で」
イトミ「えっ…?さ、流石にそれは……」
イトミさんの意気込みを買ったゆフランさんが「どうぞ」と手を差し出して先頭を譲ろうとする
だがしどろもどろで「いえ遠慮します」と一歩引いて断るイトミさん。…何してるんだか
くたくた「……先頭は私が行くから……日が完全に落ちる前にさっさと終わらせましょう……」
何だかこのまま延々とやっていそうな気がするので二人のやり取りをサクッと断ち切る
助かった、と胸を撫で下ろすイトミさんに対してゆフランさんは少し頬を膨らませて不満そうだ
そうして漸く旧校舎に足を踏み入れようとした、その時だった
くたくた「(えっ……?)」
昇降口に入ろうとした途端に、ぐにゃりと視界が歪んだ
足元も立っていられない程にふらふらとおぼつかない
くたくた「(何……?これ……)」
強烈な眩暈に襲われた私はそのままがくり、と地に膝をつく
不意に後ろを振り返ってみると、イトミさんとゆフランさんも同じようにへたり込んでいた
くたくた「……うっ……く…ぅ……」
何とか立とうとするも足に上手く力が入らず、結局倒れる羽目になってしまう
???「あら、三人一緒なんて珍しいわね」
???「いいんじゃない?探す手間も呼び出す手間も省ける訳だし」
地に伏せる私達の頭上で、突如何者かの声が響く
声質からして女。……それも二人組のようだ
くたくた「(……だ……れ……?)」
顔を確認しようと必死で上体を上げようとしたが、視界がぼやけてよく判らない……
そのまま、私の意識は闇へと閉ざされていった……
……声が……聞こえる。……女の……喘ぎ声だ。それも複数……。男の息遣いも混じっている……?
……だめだ、思考がイマイチ働かない……。それに……何だか下腹部が熱い。でも……キモチイイ……
くたくた「(……ッ!?な…に……これ……?)」
混濁する意識の中で、私はハッキリと目にした。性的に絡み合う男女と、それに群がる順番待ちであろう男達の姿を
くたくた「(……う…そ……?一体……どういう……こ…と……?)」
犯されている女性達は、誰も彼もが私の良く見知った女性達だった
いや、犯されているというのは正しくないだろう…。何故なら、皆一様に恍惚の表情を浮かべて男のイチモツを受け入れて、快楽に身を委ねていうのだから…
くたくた「(…あそこに居るの……いつもの…先生?向こうには……みやびん先生……あっちに居るのは……さとりさん……?)」
微かな明かりが室内……おそらく旧校舎内の何処かの教室だろう……。その薄闇の中で、乱れる肢体
いつもの「あっ、あっ…あぁん!イイ…!もっとぉ!もっと激しく突いてぇ!」
みやびん「…ふぁぁ…あっ、あっ、あぁぁ!ウチのお腹……いっぱいやわぁ…」
さとり「あ…ん……んっ…あっ…あぁ……オチンチンすごいのぉ…!キモチイイよぅ……」
…信じられない光景が広がっていた……
あの堅物だけど面倒見が良くて、皆に慕われているいつもの先生が…
子供先生として皆にイジられつつも、怒ると怖いみやびん先生が…
くるるさん一筋、正直見てるこっちが恥ずかしくなるようなイチャイチャ振りをくるるさんと展開するさとりさんが…
男の欲望を、ただひたすらに受け止めていた
くたくた「(……そうだ……イトミさんとゆフランさんは……?)」
あの時……二人も私と同じようにあそこで倒れた。…もしかしたら、彼女達と同じように慰み物になっているのか…?
一抹の不安に駆られながらも辺りを見回すと、すぐに二人の姿は見つかった。……だが、
イトミ「ん…あっ……あぁ…あっ、あっ、あっ……はぁん!あっ…あぁん!」
ゆフラン「…んっ…ちゅ……んぷっ…んん……んはぁ……あっ…あっ…あぁ……あん……あっ…あぁん…!」
他の三人と同じように、イトミさんとゆフランさんも快楽の虜となっていた
※「うぉぉ……出る……膣内に……出すぜぇ…!」
※「あー、俺もイクわー。いっぱい掛けてやるからなー」
※「ゆフランちゃんのロリまんこハァハァ……」
※「…俺も……出る…!ゆフランちゃんのお口でごーくごーくさせてあげるよぉ!」
二人を犯す男達が、それぞれ勝手なことをほざいて絶頂が近いことを宣言する
イトミ「あぁ……出してぇ……精液……ドロドロの精液ぃ…いっぱい…下さぁい…」
ゆフラン「ん…んん……出して……濃い精液……沢山飲ませて……んっ…んちゅ…ちゅぱ…ちゅぽ……」
だが、二人が返したのは悦びの声
程なくして、男達の欲望の証が二人を汚した
子宮の奥まで精液を注がれ、体中を白く染め上げ、ジュースでも飲むかのように白濁液で喉を潤すイトミさんとゆフランさん
くたくた「(……あぁぁ……そんな……嘘…でしょ……?)」
目の前の光景が、未だに信じられない……夢なら早く覚めてほしい……
だが、その願いも空しくイトミさんとゆフランさんは次なる男達のモノをうけいれようとしていた…
とても、満ち足りた顔で……
※「くたちゃ~ん。さっきから手止まってるよー?早く扱いてよー」
※「お、俺のも咥えて、ペロペロしてほしいなー」
※「くたちゃ~ん、いつもみたいにいやらしく腰動かしてー」
二人の変わり果てた姿に絶望していた私に、男達の下卑た要求が木霊した
そこで、漸く私は気付いた。騎上位でギッチリ根元までペニスを咥え込んで跨る自分の姿と、口元につき付けられたペニス
両手にも、硬くそそり立つペニスが添えられている。……というよりはしっかりと握り締めていた
くたくた「…ッ!?い、いやぁ!!!」
私は反射的に両手のペニスを離し、首を振って口元のペニスを払う
その様子に、周りの男達が一瞬ギョっとする
※「あ、あれ…?何かいつもと違くね?」
※「も、もしかしてそういうプレイ…とか?」
※「……いや、これはもしかすると……おーい!にんっさーん!!!」
最初は私の様子に戸惑った男達だったが、すぐに落ち着きを取り戻し、声を張り上げてある人物の名を口にした
その声に反応して、一人の全裸の女性が近付いてくる
重力に反して跳ね上がったリボンが特徴的な、緋学のエロ兎こと、にんっじんさんである
にん「どうしたのー?何かあった?」
※「あぁ…にんっさん……実はくたちゃんが……」
男に目配せされたにんっさんは、すぐ様私に視線を移す
じろじろと観察するように私を見つめる彼女を、キッと睨みつける
にん「……うーん、暗示が解けてるみたいね。効きが甘かったのかな?」
肩を竦めて、おどけるようににんっさんはそう言った。……暗示……?何のことだろう……?
くたくた「……一体……どういうことなの……?何で……こんな……」
恐らくにんっさんがこのいかがわしい宴の首謀者なのだろう。聞きだしたいことは山程あれど、口から出たのはありふれた疑問の問いかけだった
にん「…話すと長くなるんだけどねー。此処は、元々私と淫乱さんの『遊び場』だったのよ。こうして男の子達を集めて、セックスを楽しむの
けど、口コミで噂が広まっちゃったみたいでね。私と淫乱さんだけじゃ対応しきれなくなってきちゃったのよ。……あぁ、勿論時間さえ許せば、私と淫乱さんで何人でもお相手してあげられるんだけどねぇ
でも折角だから……皆に聞いてみたのよ。自分の思いの丈をぶつけたい娘は誰か、ってね…
……で、皆の要望のあった娘さん達一人一人に、催眠による暗示を掛けたのよ…。私のこの『ルナティック・パープル・アイズ』でね
結果、皆こうしてセックスを楽しんでる訳。……あー、でも暗示による後遺症なのかは分からないけど、此処での出来事と夢の出来事を混同しちゃってるみたいね、暗示を掛けた人達は…」
くたくた「……じゃあ、最近見るあの淫夢は……」
にん「私の暗示の所為みたいねぇ。…まぁ、回数を重ねて完全な催眠状態になれば無意識のまま此処に来て、男に股開くようになるわよ」
くたくた「…ッ!?い、嫌……そんなの嫌よ!」
にん「んー…でもねぇ……私が掛けてる暗示って、内に秘められた欲求を開放するモノだから……あの五人も、望んでこうなってると言えなくもないのよ?
大丈夫大丈夫。別段痛いことする訳じゃないし。…じゃ男子諸君、くたちゃんが逃げないように押さえてー。…まぁ、ズッポリちんぽハメ込んでるから、逃げられないだろうけどね」
にんっさんの合図と共に、周りにいた男達が私の腕と体を逃げられないようガッチリと押さえつける
くたくた「や…止めて……嫌ぁ……」
にん「うーん、その怯える表情、グッドよくたちゃん。貴女のそんな顔、滅多に見れるモンじゃないしねー。……さて、と…」
押さえられて逃げることも叶わない私ににんっさんの瞳が迫る
うっすらと紫色の光を放つ瞳……。その輝きは徐々に強さを増していき―――
にん「眠れ。しばし現とお別れよ」
にんっさんのその一言と同時に、強烈な光を放った
その光に包まれた私の視界は、旧校舎に踏み込もうとした時のようにぐにゃりと歪み、
私のセカイを、変えた
……声が、聞こえる……。女の歓喜に満ちた嬌声
ハッキリと、鮮明に聞こえ、理解出来る。……何故なら、その声を上げているのは……他でもない自分自身なのだから……
くたくた「あ…ん…突いてぇ……子宮の奥までグチョグチョにぃ……あっ…あぁん!」
※「うおぉ……くたちゃんのオマンコ……すげぇ締め付けて……くあぁ……」
※「く、くたちゃん!俺のちんぽも扱いてくれよ!」
くたくた「あっ……ん……いいよ……その代わり…沢山精液出してね…?濃厚オチンポ汁で私を汚してぇ…」
※「あぁぁ…我慢できねぇ!この尻穴にちんこぶち込んでやっからな!」
くたくた「んあぁ……来てぇ…私のお尻に極太チンポぶち込んでぇ!お腹の中いっぱいにしてぇぇ!!!」
※「ハァ…ハァ…く、くたちゃん……そのお口で…お、俺のしゃぶってくんないかなぁ?」
くたくた「あぁん…ガチガチチンポ咥えてほしいの…?特濃ザーメン飲ませてくれないと許さないんだからね…?
んっ……んん……ちゅ…ちゅぱ…ぢゅぷ…ぢゅぽ…ぢゅぱ……」
蕩けるような甘い声を出して、だらしなく愛液を零す花弁で男を誘って、手も口もお尻の穴も、考えうるあらゆる手段で男の精を搾り取ろうとする
…私は……コレを望んでいたというのだろうか…?男の慰み物になって、快楽を貪る淫魔のような所業を望んでいたのか……?
判らない……
ただ一つ確かなことは……男と交わって悦んでいる自分が、其処に居るということだけ
くたくた「ん…あぁ……こんなんじゃ全然足りないのぉ……。もっと…もっとオチンチンズボズボしてぇ…!ザーメンいっぱいちょうだぁい…!」
※「へへ…言われなくてもお望み通り犯してやるぜ!」
※「セックス狂いのくたちゃんハァハァ…!」
※「心配しなくてもにんっさん印の精力剤で、俺ら萎え知らずだから。いっぱい精液飲ませてあげるよ」
※「子宮にも沢山注いであげるよ!良かったねくたちゃん!」
くたくた「あぁ…!嬉しい…!ドスケベ肉便器のくたくたを…いっぱい使ってねぇぇ…!」
そう、私は肉便器…。女としての悦びをこの上なく味わう……ただの肉便器……
にん「……人参畑にようこそ、くたちゃん」
男の欲望を全て受け止める私を見ながら、にんっさんが満面の笑みでそう呟いた
6.
にん「んー……やっぱりちょっと間を置くべきかな…?」
昼下がりの廊下で、手帳とにらめっこしながらにんっじんっが呟く
にん「何か69先生に相談とかしてたみたいだしなぁ……。一応秘密厳守は徹底させてるけど……火の無いところに煙は立たないってね……」
手帳片手にブツブツと呟きながらにんっじんっは人通りのまばらな廊下を歩く
ふと、目の前の一団に気付き歩を止めるにんっじんっ。その中の、一際背の低い少女に目を向ける
にん「(……ゆむさんと……知らない子達だ。一年かな?)」
一見小学生かと見間違えそうなその少女…ゆむが一年生と思しき少女二人と何事かを話しているようだが、にんっじんっの居る距離からでは何を話しているのかは聞き取れない
やがて話が終わったのか、彼女達と別れたゆむがにんっじんっに近付いてくる形で歩きだす
にん「ゆむさん、おは緋想天!」
こんなナリをしてはいるが一応三年生である彼女に、にんっじんっはいつもの挨拶をする
それを聞いたゆむがキョトンとした顔でにんっじんっを見上げる。その表情は、何処か浮かない
ゆむ「あぁ…にんっか、おは緋想天。…まぁ、もうおはようって時間じゃないけどね」
にん「それは言いっこ無しですよー。…で、どうしたんですか?何だか元気無いみたいですけど…」
ゆむ「んっ…?そうか?」
にん「えぇ。いつもの覇気が無いような気がします。……そういえばさっき何か話しをしてましたね」
ゆむ「何だ…見てたのか。別に大したことじゃないよ」
にん「そう言わずに。何かお役に立てるかもしれませんよ?」
そう言ってにしし、と笑うにんっじんっを見て、やや億劫な顔をしながら頭を掻き毟るゆむ
ゆむ「……旧校舎がね、最近不良共の溜まり場になってるらしくてね……色々聞いて回ってるんだが、成果無しさ」
にん「…はぁ、旧校舎……」
そういうことになっているのか、とにんっじんっは心の中で呟く
あの場所については男子の間でしか伝わらない。あそこで「遊ぶ」男達にはそれを厳守させているからだ
が、事情を何も知らない女生徒にしてみれば何人もの男子生徒が屯している=不良の溜まり場、という図式が出来上がってもおかしくは無い、と…
にん「(…参ったなぁ……ゆむさんが乗り込んできたりしたら色々台無しじゃないの……)」
ゆむはこう見えても緋学ではかなりの実力者である。そして全く容赦が無いことでも知られている
そんな彼女がにんっじんっと淫乱の「人参畑」の詳細を知れば、即壊滅に乗り出すだろう
にん「(非常にマズイわ……。予定よりも大幅に早いけれど……ゆむさんには『犠牲』になってもらうしかないわね……)」
はぁ、と溜息を吐くゆむを尻目に、にんっじんっは意を決して口を開く
にん「旧校舎のことなら……いいネタがありますよ?ゆむさん…」
やや前屈気味の体勢でゆむに顔を近付け、内緒話だと言わんばかりにヒソヒソ声で言うにんっじんっ
ゆむ「…本当?その話、詳しく聞かせて頂戴!」
当然、喉から手が出る程情報の欲しいゆむはその話に食い付く
そんなゆむを見て、にんっじんっは心の中でほくそ笑む。ちょろいものだ、と…
にん「勿論です。…あ、その前に……」
ゆむ「何?何か交換条件でもある訳?」
にん「いえいえ。ちょっとトイレに……」
ゆむ「…あ、そ。じゃあここで待ってるから、早くしなさい」
にん「分かりました。では失礼して……」
一旦ゆむと別れ、にんっじんっは即座に女子トイレの個室に飛び込み、ドアを閉めて鍵を掛ける
そのまま懐から携帯電話を取り出し、登録済みのある番号へとダイヤルする
にん「………あ、淫乱さん?私、にんっですけど……。ちょーっと力の強そうな男の子を5、6人集めてもらえます?
……えぇ、そうです。ちょっと『調教』したい人が居まして。………はい、はい、そうです。誘導はこっちで上手くやるんで、淫乱さんはいつもの所で準備だけしておいて下さい
………分かってますって。そんなヘマしませんよ。……それじゃあまた後で……」
通話を終了したにんっじんっはすぐ様トイレから弾かれるように飛び出し、ゆむの元で戻る。元々尿意など無かったのだから当然だ
にん「お待たせしましたー」
ゆむ「遅い。私を待たせるなんていい度胸してるわね。……まぁいいわ。で、そのいいネタって?」
にん「ゆむさんはせっかちだなぁ。立ち話もアレですし、何処かで座ってお茶でもしながら話しましょう」
ゆむ「…いや……そんな暇は……」
にん「あぁ…!何てつれないお返事!……私話したくなくなってきたなぁ……」
ゆむ「うっ……わ、分かったわよ!勝手にしなさい!」
にん「そうそう。心にゆとりを持たないと……。では、行きましょう!」
元気良く先導するにんっじんっに、ゆむは渋々ながらも付いて行く
……これから己の身に待ちうける罠と陰謀も知らずに………
続…く?
了