su145902

Last-modified: 2009-01-30 (金) 21:22:51

――じゃあな鮭王。また明日
鮭「あいよー気をつけて帰れよ」
放課後のアンニュイなひと時に別れを告げ歩き出す。
今日は踏まれさんもやかましい天子ちゃんもいない。
もちろん捜査のプロやレイパーもいない。
俺は自由を手に入れた!

――ん?

廊下の隅で一人の女の子が腹を抱えてふらふらしていた

??「ああ…うぅ…」
――お、おい!大丈夫か!?
??「はぁん……?だ、誰?」
――いや、俺のことよりもあんた!大丈夫か!?
??「だ、大丈夫だから……私のことより……こ、これを……生徒会長に……」
――生徒会長?あ、ああ!わ、分かった……けど、あんたは?
??「いいから……は、早く行って!」
――あ、ああ、すぐ戻ってくるから!
俺は生徒会室に向かって走り出した

??「ハイ、どうぞ」

非常時にも一応ノックを忘れない。
なぜなら俺は紳士だからな…

――すいません。これを生徒会長に渡して欲しいって頼まれたんですが。
??「会長?分かりました。そこに置いててください」
――あの、それよりも急病人がいるんです!すぐに…ん?

後ろに気配を感じて振り向くとさっきの女の子が何食わぬ顔で立っていた

??「届けてくれてありがと。転校生ちゃん。君、見た目はともかく中身はそこそこいい男じゃない」
――な、な、な、あ、あれ?だ、大丈夫なの?
??「ああ、淫乱さんお疲れ様です。放送部設立の件ですか?」
淫乱「うん、うん、あるるんだと話が早くて助かるわー」
あるる「生徒会室は誰にでも開いてますよ。気軽に入ってきても構いませんが」
淫乱「巫女巫女ちゃんの相方と二人っきりになっちゃったら怖いじゃない。」

な、何だ?この二人知り合いなのか?
完全に俺は置いて行かれてしまってる
――えー、話が見えないんですが
淫乱「大丈夫って言ったじゃん?女の子は色々大変なのよ。」
――あ?ああ、そう
淫乱「んふふー何想像してるのかなー?このスケベ!
――ち、ちがっ何も言ってないだろ!
淫乱「あっはっは。そんなに真っ赤になることないじゃん?かわいー」

ひょっとしてからかわれた?
この人、きっとからかうのが好きなんだろうな…

あるる「ゴホン!では、以後実況配信同盟は正式に放送部として認めます。ギリギリでしたね。」
淫乱「あと10分遅かったらアウトか…ゆっくりした結果がこれよ!」
――……本当に大丈夫なんだよな?人騒がせな……
淫乱「ごめんごめん。お詫びにあたしが後であぁぁん(はぁと)な事してあげるから期待してるんだゾ!」
――……はいはい
あるる「校内で不順異性交遊は認めませんよ。」
淫乱「冗談に決まってるよ。あるるん」
あるる「はいはい、分かってますよ」

――放送部設立するの?
淫乱「ん?そうよ。これでいっぱい部費がもらえてめっさ儲かってうっはうはかな?参っちゃうねー」
――何それ?
淫乱「ノリが悪いなぁ。」
――それはすまんかった
淫乱「それじゃ帰るわ。じゃねー」
――うん
淫乱「そういえば転校生ちゃんの名前、聞いてなかったね。」
――ああ、としあきだ。よろしく。
淫乱「あいよ。あたしは……」
――淫乱さんだろ?さっき生徒会の人と話してたじゃないか。
淫乱「それもそうねー。じゃ、またねとしあき君」
――じゃあね。……そういえばさっき言ってあぁん(はぁと)なことは…
淫乱「バカジャネーノ」
――……
俺は深い悲しみに包まれた。