su146248

Last-modified: 2009-01-30 (金) 21:23:02

??「よーし!今夜はばっちりだね!」
??「それじゃあ夜に学校の屋上で」
二人の生徒が生徒会室の前で騒いでいた。

ゆむ「⑨さんは放送部の方もしっかりやってあげなさいね」
⑨「はーい。じゃ、今夜ねチル。」
チル「うん。また。」

――ゆむさん。何ですあれ?
ゆむ「ああ、としあきくん。天文部の二人だよ。今夜流星群の観測をしにくるそうだ。」
――ああ、それで施設使用の許可を貰いにきたわけですね。
ゆむ「そういうことだ……そうだ、せっかく通りかかったことだし君も参加してくれないか。」
――はぁ?何故です?
ゆむ「若い男女が深夜に二人きりだぞ?まあ、一応の監視だよ。」
――俺とさっきのチルって人が一緒になって襲う可能性…
ゆむ「としあき……それが君に出来るとは思えない……」
――ですよねー。でもそれならゆむさんが……
ゆむ「私は色々忙しいんだよ。鮭王君を叩きのめしたり万歳ちゃんを叩きのめしたり」
――はぁ
ゆむ「と言うわけで任せた。一緒になって星々のロマンを求めてきなさい」
――まあいいですけどね。分かりました

というわけで、ホイホイ夜の屋上にやってきたのだ。

チル「なるほど。僕らも意外に信用されてないなぁ」
⑨「監視するならレイパーのほうがいいのにね」

夜の学校は何とも言えず、暗く、寂しい雰囲気だ。
それが日常と異世界との境界のような気がして少し怖くなってくる。

⑨「それじゃ始めようか。2時間くらい観測してまとめでいいよね。」
チル「うん。あまり遅くなると皆心配するからね」
――結構本格的だなぁ。俺も観察させてもらってもいいかな?
チル「もちろん。今日は流星群が見られるかもしれないからそっちを見ててもいいよ」
⑨「あ!ほらほら!流れ星!いまキラッ☆っていったよ!キラッ☆て!」
――……

随分はしゃいでるなぁ
すっかり舞い上がってる。

――2時間後
チル「こんなところかな」
⑨「お疲れさまー」
――北極星と北斗七星くらいしか分からなかったぞ俺
⑨「ま、最初はそんなモンよ」
チル「これも勉強と、後は…慣れ?が必要だからね」
⑨「それじゃ機材を片付けてくるね」
――あ、俺も行きます
チル「頼んだ」

――⑨さん、確か放送部にも顔出してるんだっけ。
⑨「そうだよ。楽しそうなことは何でもやりたくなっちゃうんだ」
――ふーん

機材をカチャカチャならしながら廊下を歩く。
扉の横に小さく書かれた倉庫の文字が無ければただの空き部屋にしか思うまい

⑨「よっし、じゃあ本日の活動終わりー!お疲れさまっした!」

機材を片付け廊下に出るとピッと敬礼して走っていった。

――反省会とか何も無しか。まあなんと言うかきままでそれっぽいな
俺もさっさと帰る事にした。結局天文部の活動に首を突っ込んだだけだったな。

⑨「片付けてきたよー」
チル「ハイお疲れ様。としあき君は?」
⑨「一応お疲れ様って言ってきたしいいんじゃない?」
チル「それもそうだね。じゃあ僕も帰るとしよう。今日の結果は来週にはまとめよう。」
⑨「うぃーっす!」
――あれ?帰ってなかったんですか。
チル「ああ、今帰る所だよ。」
⑨「としあき君も風邪引かないように気をつけるんだゾ!」

――それじゃ、俺はここで

校門の前で別れることにした。
あまりついていっても迷惑だろうし、もう活動は終わったんだから一緒についていく理由も無い。

チル「気が向いたらまた来てもいいよ。部員はいつも不足してるからね。」
――あはは。まあ考えておきます…
⑨「待ってるねー☆」

空は暗く、でもかすかに暖かい空気を纏っていた。
雲一つ無い満天の夜空が笑いかけてくれるような気がしていた。

つづかない