su178107

Last-modified: 2009-04-28 (火) 14:49:07

exe「……よし、ここで……こうか、ん? ああ、よし……」
プロA「ふんふん~♪ふんふ~ん♪」
 
ふまれ「ちわーっす。ちょっとネット貸してー」
――「すいません、失礼します」
 
コンピュータ室は静かだ
二人の部員と思しき女の子がパソコンを操作して何事かやっている
 
exe「っ!? だ、誰?」
 
と思ったらコートの女の子がすぐに顔を隠してしまった
 
ふまれ「あれ? 来たこと無かったっけ? 転入生のとしあきだよ」
プロA「ああ、あの有名な……部長のことは気にしなくていいよ。初対面だと大体こうだから」
 
有名なのか…まあ無理も無いかな……
 
「あ、あの……自由に使ってかまいませんので……」
 
チラチラとこちらを見ている視線は感じる
一体なんだと言うんだ…
 
――じゃ、じゃあお借りします
プロA「はいどうぞ」
 
すぐに顔を隠されたからよくは見えなかったが中々可愛い子だった…
もったいない
 
踏まれ「で、何だっけ?」
――とりあえずコピペで終わりそうな文章を探そう
踏まれ「あいっさー。としあきもワルよのう」
 
山札先生に通じるかどうか……
まあ細かい文章をちょくちょく変えて、なおかつ文章の順番を変えたりして……
 
踏まれ「おぉ、この文章いただき!」
――いや、ちょっと待ってくれ、ここにこっちの文章を持ってきて……こうしたらよくね?
踏まれ「んー?それだと結局仮説のまま終わらない?」
――いいんだよ。そうしておけば何か質問されても『今後の研究課題とさせていただきます』ですむだろ?
踏まれ「あー、なるほどね」
 
exe「……」
プロA「何というか……せめてもう少しこそこそ会話したらいいのでは?」
 
そんな声が聞こえたけど気にしない
この昼休み中に提出しないと再試験だってヴァ
 
踏まれ「よっしゃ終了!完成!」
――長い道のりだった……早速印刷して提出だ!
プロA「あ、ここ第二コンピュータ室なんでプリンタありませんよ?」
 
……
え?
 
――じゃ、じゃあ、どうすればいいんだってばよ!?
プロA「そんなこといわれても……ほら、図書館とかで」
――データ持っていけないじゃないっすか!
exe「あの……先輩、なつかしのフロッピーなら準備室に大量にしまってありますけど……」
 
フロッピー……あれか
ちょっと前は必須のアイテムだったのにいつの間にか無くなってしまった
 
踏まれ「図書室のパソコンでもフロッピーは使える……! それしかないよ!」
――ビッグアイディア!頼む、貸してくれ!
exe「は、はい!」
 
数枚のフロッピーにファイルを即保存して……よし、何とか間に合いそうだ。
 
――ありがとう、助かった……えと……
プロA「二年のプロファイルAです。こっちは部長の.exe」
――知ってるかもしれないけれど、としあきです。よろしく……ん?部長?
exe「一年ですけど部長です……ごめんなさい」
――いや、謝らなくてもいいけれど
プロA「部長がいないとうちの愛好会は動かないので……」
 
なるほど……exeだけに、か
 
――ふーん、でも何というかその服装はちょっと……怪しいんじゃないか? ほら、こうした方がいいよ
 
コートだけでも怪しいのに、フードまで被ってたら怪しさ爆発だ
俺はそっとフードを取ってやった
 
exe「わにゃっ」
 
変な悲鳴を上げて慌てるexeちゃん
顔はそこそこ整ってるのに、もったいないことだ
あわててフードを被りなおす仕草はちょっと可愛いと思った。
 
踏まれ「としあき! 早くしないと昼休み終わるよ!」
――あ、ごめん。とにかく助かったよ。ありがとう!
 
とりあえず山札先生に提出しなくては。
俺達は走って図書室に向かった。
 
exe「あうあう」
プロA「いやはや、噂通り嵐のような方々だ」
exe「……」
プロA「部長? あれ? おーい、顔を見られただけなのに……あーダメだ、完璧にフリーズしちゃったか」
 
結局科学の再試験は免れたけど、提出したレポートはすでに研究結果が出ているらしく、あまりいい結果は得られなかった。
 
山札「うーむ、このレポート、矛盾しているような、どこかで見たような……まあいい、提出期限を守っただけよくやったよ」
 
とのこと