夏休みの美術室

Last-modified: 2008-10-10 (金) 00:17:05

83 名前:('A`)
補習授業から帰ろうとしていたら、いきなり夕立が降り始めた。
しかたがないので、美術室で時間を潰す。
夏休みの美術室は誰もいない。
おれは暗い美術室から、校庭に激しく降る雨を見ていた。


校庭を走ってくる影が見えた。
ずぶ濡れで泣きそうな顔をした、後輩の女子生徒だ。
美術室まで一目散に走ってくる。
おれが校庭側の扉を開くと、彼女は
「いきなりこんなに降るなんて、聞いてないですよー!」とか言いながら
美術室に駆け込んでくる。


はぁはぁと荒い息をつきながら、彼女の雨に濡れた前髪から、しずくが零れる。
彼女の夏服が肌に張り付き、白いスポーツブラが透けて見える。
おれは「ずぶ濡れだな。ほれ、拭け」 彼女にタオルを渡す。
「あ、ありがとうございます♪」彼女はそう言って、髪をきゅ、きゅ、と絞るように拭く。


おれのすぐそばで、彼女が夏服のままで、身体をかるく拭う。
彼女の甘い香り、雨に濡れた熱帯の小さな花のような甘い香りが、おれの嗅覚をくすぐる。
彼女がわずかに動くたびに、濡れた彼女の肌の輝きを感じる。
「すごい雨ですねぇ…」彼女は窓のそとの豪雨を見て、あきれたように言う。


「ああ…」おれが肯いた瞬間、空が、カッ、と光った。
一瞬後、ガラガラガラッ!!と、落雷の音が、美術室をふるわせる。
同時に、
「…ぃやぁああぁああぁぁああぁあ!!!」
悲鳴をあげながら、おれの胸に、暖かくて柔らかな質感が飛び込んできた。
眼をきゅ、っと閉じた彼女を、おれは優しく抱き留める。


彼女はおれの腕の中でブルブル震えながら、
「…カミナリ…きらいなんです…」と、泣きそうな顔で耳をふさぐ。
また、空が光り、グヮシャーン!と雷が落ちた。
「ひ!」
彼女がおれの首筋を抱きしめる。


彼女があまりに脅えているので、おれは冗談めかして、
「雷に感謝しなきゃな。きみを抱きしめられるなんて、ラッキーだ」
彼女の耳元でささやく。


彼女は真っ赤な顔で
「カミナリはラッキーじゃないですよぉ!」
と、拗ねたようにふくれる。そして、おれの胸におでこをくっつけてきて、
「…でも、先輩に抱いてもらえるなら…ラッキー…かな」
そんな可愛らしいことを、つぶやいた。


 恋の稲妻が、美術室に落ちた。



96 名前:('A`)
>>83
待っていたぞ


100 名前:('A`)
>>83
もう帰ってこないんじゃないかって思ってました
でもずっと待っていました


103 名前:('A`)
>>83
レベル高すぎワロタ


104 名前:('A`)
そういや前スレのはじめの方は>>83の恥ずかしいオチが読みたくてこのスレみてたのを思い出した


109 名前:自演は如月千早のおっぱい吸いたい ◆D0eMWVQi46
>>83
久しぶりじゃん
前にも何度か見たネタだけど、書いた文章貯めておいてんの?
エルフの奴とか女軍曹シリーズみたいなのあったよね。


105 名前:('A`)
恋の原価計算が終わらない


106 名前:('A`)
世界の半分よりも素敵な唇に夢中



110 名前:('A`)
>>109
エルフシリーズは4本ほど。軍曹と伍長は12本ほどございます。



111 名前:自演は如月千早のおっぱい吸いたい ◆D0eMWVQi46
あ~そんなにあったっけ?
あんたの妄想大好きだよ俺。
いつか何か一緒にやってみたい。妄想リレー小説みたいなのとか。