M7 Priest

Last-modified: 2015-04-07 (火) 02:19:01

らぐなろく

 

史実ネタ

貼ってある画像の意味がよく分からないけど何もあげられるものないから史実ネタ書くよ。

 

M7プリースト(105mmHMC M7)はM3リーの砲塔を取り外し、オープントップ化することによって開発され、1942年4月から製造が開始された自走榴弾砲である。計3490両が生産された。

 

乗員は車長、操縦手、操砲要員5名の計7名。
搭載するM2A1 105mm榴弾砲(22口径/水平鎖栓式/分離薬莢式)は米陸軍師団砲兵(歩兵師団に配備される砲兵連隊)の主力装備として当時使用されていたものであり、本来最大射程は榴弾(HE M1 Shell)で11.1kmとなるが、本車両に搭載した場合最大仰角の制限により10.4kmとなっている。また本砲が発射可能なHEAT(HEAT M67 Shell)は102mmの装甲貫徹能力を持つ。そしてゲーム内で初期砲となっているM3 105mm榴弾砲(105mm Howitzer M3)は当時の米陸軍において歩兵連隊隷下の火砲中隊や空挺師団隷下の砲兵連隊向けに配備されたM2 105mm榴弾砲の短砲身・軽量版といえるものであるが、実際には本車両には搭載されず、搭載した試作型や搭載する計画も存在しない。砲弾の搭載数に関しては当初24発のみだったが途中から69発と大幅に増加した。
副武装としては車体右側にM2重機関銃を搭載する特徴的な車長用銃座を備えており、この銃座が教会の説教台に似ていることから本車両にはプリーストという愛称が付けられた。

 

装甲としては車体上部で0.5インチ(12.7mm)のものが施されており、小銃弾及び榴弾片を防ぎ得る。また車体下部はベースとなったM3リーそのままであるためより厚くなっている。
搭載するエンジンはM3と同じライトR975.EC2 4ストローク星形9気筒空冷ガソリンエンジン(出力400hp)であり、サスペンションもまたVVSS(垂直渦巻スプリングサスペンション)となっている。また1943年から製造されたM7B1と呼ばれる改良型ではベース車両がM4A3シャーマンとなっており、エンジンもフォードGAA 4ストロークV型8気筒空冷ガソリンエンジン(出力500hp)となっている。更にM7B2と呼ばれる改良型も存在するが、これは最大仰角を35度から65度まで増大させ、射程の延伸を図ったものである。

 

本車両の最初の実戦は北アフリカ戦線-第二次エルアラメインの戦いであり、ここで戦ったのは英軍に供与された車両であった。その後も第二次大戦を通して米陸軍機甲部隊における主力自走砲として使用され、最終的に朝鮮戦争にまで投入されている。

 

参考資料等:お金が無いから資料が大して買えないので、英語版wikipedia、American Fighting Vehicle Database、Military Factory、Military History Encyclopedia on the Web、OLIVE-DRAB.comあたりが出典です。他の史実ページもだいたいそんな感じが多いのだ。

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