ネメメル【1】
| 「そこのあなた!よそ見せず、進んでください。」 天国の門を守護するネメメルは時間管理の鬼。その日に天国へと向かうひとりひとりのスケジュールがすべて入っているのだ。 |
ネメメル【2】
| 「少し遅れが出始めましたね。原因は……あいつか……。」 ネメメルはスケジュールを乱されることが、死ぬほど嫌いなのだ。例え天国へ行くことが決まった者であっても隊列を乱し遅れを出せば罪とされ地獄の門へ送られる。 |
ネメメル【3】
| 「天国行が決まっている?甘いですね。私のスケジュールを1分、1秒でも狂わせたのは罪です。さぁ、地獄へお行きなさい!」 ネメメルに声をかけられたものは誰もが背中をひきつらせる。自分が罪を犯したのではないかと彼女を怒らせたのではないかと恐怖する。 |
ネメメル【4】
| 「スケジュール通りですね。みなさ~ん!あと少しで天国です。頑張って進みましょ~う。」 ネメメルは自身が立てたスケジュール通りに進行するだけで、とても機嫌が良い。天国へ行く者の試練はこのネメメルの笑顔に見とれないよう、努力することだろう。 |



